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Mission 10*主導権
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しおりを挟む翌朝。
私は圭の腕の中で目を覚ました。
昨夜は……。
ゆっくりと記憶を辿り、理解した。
圭に抱かれながら気を失って……。
思い出し、恥ずかしさに顔がだらしなくニヤける。
あんなセックス初めてだ――。
すーっと気持ち良さそうな寝息に、顔を上げる。
避妊しなかったことなんて、なかったのに……。
『ずっと……こうしていような……?』
圭の言葉を思い出す。
私も、ずっとこうしていたい――。
彼の胸にキスをした。
瞬間、脚の間に硬いモノが挟まる感触がした。
「圭……起きてるでしょ」
「お前に起こされたんだよ」
私を抱く圭の腕に力がこもり、脚の間に押し付けられる。
「圭!」
「寝てるお前に悪さはしなかったんだから、褒めろよ?」
「え?」
圭は布団に潜り、私の胸にキスし始めた。先端を避けて、触れるだけの優しいキスを何度も。
首筋に圭の髪が揺れ、くすぐったい。
私は、彼の頭をギュッと抱き締めた。
腰を抱いていた手が、お尻に下りて、脚の間を弄る。
「ん……」
くちゅくちゅと水音がし始める。
「あ……」
グイッと片足を持ち上げられると、あっと言う間に圭が挿入ってきた。
「んんんっ――!」
緩んだ腕から、圭が顔を出す。
「あーーー。やべ……」
はぁ、と圭が息を吐く。そして、激しく腰を振り始めた。
「はっ――! ん……。んん……っ」
「伊織、締めんな。すぐ……イキそ……」
「ふぇ……」
「ダメだって……。ゴム……してないから……」
そう言いながら、圭は動くことをやめない。ダメだと思うのに、圭と私の間に隔てるものがないと思うと、嬉しくて、気持ち良かった。
「ちょ……マジで……」
「じゃ……止ま……って」
「ムリ」
圭がグイッと私を抱き起した。挿入ったまま。
「圭?」
「すげぇ……気持ちいい――」
腰を掴まれ、突き上げられる。
「圭! ダメ!」
これじゃ――。
「このまま出していい――?」
え……?
私の答えを拒否するように、圭が私の唇を塞ぐ。
「んんんっ――」
私の口の中を舐め上げる。
身体の痺れが思考を鈍らせる。
ダメ……なのに……。
この体制では、外に出せない。わかっているのに、圭は私を放さないし、私も圭を放せない。
「圭……は……」
「ん……?」
「いいの……?」
「何……が……?」
お互いに息が浅く、かろうじて聞き取れるような声を発するのが精いっぱい。
「赤ちゃん……出来て……も……」
「出来たら…………。んっ――!」
答えを聞くより先に、圭の我慢が底をついた。
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