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四章 英雄の花嫁
41:結婚式の支度
しおりを挟むメルクロニア城での生活も数日が経過した。
早朝、アメリアはオリオンに連れられて崖の上に行き、黄金城の絵を描く。そして時間を見て、その場で朝食を摂るのが日課になっていた。彼がアメリアの懸念を考慮してくれたため、メルクロニア城の人間は、オリオンが絵を描く趣味に目覚め、若い婚約者はそれにつき合っているのだと認識されている。
結婚式を控えていることもあり、どちらの予定も詰まっていた。しかしふたりが仲睦まじく過ごしていると思っている外野は、アメリアたちの朝の日課を邪魔したり、苦言を呈したりすることはない。
レグの絵具屋で購入した絵の具は、キャンバスに乗せると美しさを増した。思う通りに馴染むだけでなく、自然の光を表現するのに過不足がない。時間が許せば何時間でも……否、何日でも描き続けるだろう。とはいえ、そういうわけにもいかないことはアメリアも理解していた。理性を総動員して筆を置き、食事をして城へ戻り、結婚式の支度を行う――。
「アメリア様、今日は式用のドレスを合わせましょう」
式の支度を手伝ってくれているのは、ホワイトディア辺境伯夫人のテリーザだ。姉妹のように仲良くなりたかったと言っていた彼女は、その言葉通り、親身になって手を貸してくれた。
日当たりのいい明るい部屋の中には、いくつもの型のドレスが並び、台にはさまざまな形の宝飾品が置かれている。着替えを手伝う侍女たちは壁際に控えており、ホワイトディア家御用達の仕立屋だという妙齢の女性は、にこやかな笑みを浮かべてテリーザの傍にいた。
この部屋の中で誰よりも目を輝かせ、活き活きしているのは主役の片割れであるアメリア、ではない。少女のように頬を上気させ、楽しそうに微笑んでいるのは、テリーザ=ホワイトディア、その人だった。
「ホワイトディアの花嫁には決まった基本のドレスがあるわ。基本は白だけれど、透けるほど薄い金糸を編んだ布を組み合わせて、まばゆく輝かせるの! わたくしもそのドレスを着て、アークトゥルスと結婚したのよ」
テリーザは声を弾ませる。彼女の傍らに控えていた仕立屋の女性は満足そうな表情を浮かべていた。おそらくテリーザの婚礼衣装を仕立てのは彼女なのだろう。自信と自負が滲んだ面差しだ。
たおやかな指が柔らかそうな布地に触れていた。どことなくはしゃいだ様子の辺境伯夫人は、並べられたドレスを一着ずつ示しながら言葉を紡いでいく。
「決まった基本のドレスはあるけれど、そこから、時代の流行や好みに合わせて調整しないといけないわ」
「流行、ですか……申しわけありません。正直に申しますと、その手のことはよくわからないのですが……」
「ふふふ、あんまり難しく考えなくてもいいのよ。北の地における時代の流行っていうのはね、ホワイトディアの名を冠する女性が作っていくものなの。だから、アメリア様が身に纏ったドレスが次の主流になるわ。気楽に、好みのデザインのドレスを着たらいいのよ!」
テリーザは安心させようと思って言ってくれているのだろうが、アメリアにしてみればプレッシャーに他ならない。
社交界どころか、対人関係を築くことすら縁遠い人生を送ってきたアメリアには、ドレスや装飾品に対する関心はなかった。流行など知らず、好みなどもない。着られればいい。強いて言えば付着した絵の具が目立たない色で――程度のこだわりしかないのだ。
苦手な分野の話である。どうしたものだろうと眉を寄せそうになるが、礼儀作法を教えてくれる子爵夫人の言葉を思い出し、負の気持ちを表に出すのをやめた。
「アメリア様がメルクロニアにいらっしゃるのは、春になってからだと聞いていたから、わたくしたちで進められるところは進めておいたの。ね、マダム!」
「ドレスのサイズは、婚約式の時に計測なさった採寸表を参考にさせていただきました。不躾ながらこうして拝見いたしますと――」
マダムと呼ばれた仕立屋の女性が、アメリアを見てにこりと笑う。
「少々、お直しが必要なようです。今日改めて採寸させていただいてもよろしいでしょうか?」
「はあ、お願いします」
婚約式のドレスを作ったのは、男爵家を出てバラリオス城に入り、まだ間もない頃だ。それまでの生活と、絵を描くこと以外への興味の薄さから、アメリアの肢体は線が細く頼りのないものだった。
しかしその後から今に至るまでのおよそ半年、アメリアの生活は大きく変化している。一日一食、絵に集中している時は数日抜くこともザラだった食生活は、オリオンによって健全なものへと変えられた。飛竜に乗るための身体作りとして散歩などを始め、今でもきちんと続けている。そういったことにより、不健康に痩せていた肢体は改善の兆しを見せつつあった。
(さすが辺境伯家御用達だわ)
ドレスの上から見ただけでマダムはそれに気づいたのだろう。アメリアは辺境伯夫人の隣に立っても物怖じせず、自分の仕事をする職人に内心で感心した。
「じゃあ、具体的に詰めていきましょう! アメリア様はどんなデザインがお好みかしら? 膨らんだシルエットと、流れるようなスラッとしたシルエットだったらどちらがいい?」
テリーザがぐいぐい詰め寄ってくる。
「宝飾品は辺境伯家に伝わる物と、新しく用意する物、両方使いましょうね。髪や瞳の色と合わせて、差し色になるような宝石なんて素敵だと思わない? ふふ、アメリア様の真っ赤な御髪(おぐし)に合わせるのも、翡翠の瞳に合わせるのも、どちらも綺麗だわ!」
アメリアが口を挟む隙もないくらい、テリーザは楽しそうに――それでいて真剣に婚礼衣装について考えてくれていた。ホワイトディア家の女性に伝わる宝飾品をひとつずつ示しながら、石のカット、宝飾品にまつわる逸話、デザインが流行した当時の話など説明してくれる。
あたたかく、和やかな空気だ。部屋の壁際に控えた侍女たちも、仕立屋のマダムも微笑ましげにアメリアたちを見つめている。
(どうしてここまで……)
アメリアに親身になってくれるのかわからない。テリーザと出会ったのはつい数日前のことで、辺境伯家の財産である宝飾品を惜しげもなく出してくれたり、結婚式の準備を積極的に手伝ってくれたり、満面の笑顔を向けてくれたりする理由が思いつかなかった。
それゆえにアメリアは困惑し、申しわけなさを覚える。与えてくれる分に対して何も返せない。いくら説明されても、ドレスのデザインの好みや宝飾品の希望などは彼女の中に存在していなかった。
「テリーザ様」
「はぁい?」
「お恥ずかしい話ですが、わたしは、こういったことには疎いのです。差し色もデザインも、辺境伯家の慣例やしきたりに沿ったものにしていただければ……」
「宝飾品も?」
「はい。夫人のほうで選んでいただけますと幸いです」
「それは、アメリア様はどんなドレスや宝飾品でもいいってこと?」
「……明け透けに申しますと、なんでも、かまいませ――」
「そんなのダメよ!」
アメリアの言葉を遮ってテリーザが声を上げる。そして同時に彼女は距離をぐっと縮めてきて、アメリアの手を両手で握った。痛くはないが、白く、たおやかな指からは思いもよらないほどに力が強い。
不意のできごとに驚いていると、夫人は柳眉を寄せて目を合わせてきた。真剣な眼差しで、碧の目にはほんの少しだけ、怒りが滲んでいる。真正面から見据えられ、テリーザの迫力にアメリアは息を呑んだ。
「アメリア様の夫になられる方は、ホワイトディアにとって大切な人なの。わたくしたち、ホワイトディア家の人間にとっても、このホワイトディアの領地に住まう人たちにとっても、よ」
「はい。存じ上げて、います」
「そんな御方の結婚式はとても大事な式典なの。領地の民を喜ばせるためであり、わたくしたちホワイトディア家の繁栄を象徴するためのものであり、領内の経済を回すためでもあり、慶事の祭りとして楽しみを見い出すためという側面もあるわ」
ドレスのデザインについて話していた時の、年齢を忘れさせる、天真爛漫な少女のような空気は鳴りを潜めている。聞きやすい声音としっかりとした口調で紡がれる言葉には重みがあった。けれど非難されているとは感じない。そうではなく、まるで何も知らない子供に言い聞かせているかのような、厳しさと温かさが混ざり合った響きの言葉だった。
「でもね、アメリア様――」
アメリアが目を逸らせずにいると、テリーザの目が柔らかく細められる。相手を丸ごと包み込んでしまいそうな慈愛に溢れた瞳だった。
「いろいろな建て前があるとしても、何より結婚式は、夫婦になるふたりのためにするものよ」
「え……」
「あなたとオリオン様のためにあって、結婚式の日は、ふたりが誰よりも幸せを感じる一日にならなくちゃいけないわ。もちろん、望まない結婚をする夫婦もいるでしょう。貴族であれば特にそう。家のため、利権のために結ばれる婚姻も少なくない。物語になるような恋をして、結婚にまで至ったわたくしでも、そのくらいのことはわかっています」
基本的に貴族の婚姻は感情によって結ばれるものではない。北の辺境伯家に負けず劣らずの力を持つ南の辺境伯家に生まれたテリーザはの口から出た言葉は、アメリアに届いた分以上の重さを持っている気がした。
アメリア=ローズハートとオリオン=ホワイトディアの結婚は、政略に基づいたものではない。かといって、恋や愛などの感情によって結ばれたものでもない。もっとも近い言い方をするのなら、契約に基づく結婚だ。それも、オリオンにとってはなんの利益もなく、言ってしまえば、締結する必要のなかった契約である。
利権が絡む婚姻でも、感情による婚姻でもない。それでも結婚式は、当事者のふたりが誰よりも幸せを感じる一日でなければならないのだろうか。
混乱しているアメリアは何も言えない。ただ静かに、テリーザの碧の目を見つめていた。長い睫毛に縁取られた目には光が宿っている。知的で、理性的な光だ。はしゃいでいた姿が仮初めだとは思わないが、それはあくまでも彼女の一面に過ぎないのだろう。
高位貴族として生まれ育ったテリーザは当然、その地位や家格に相応しい教育を受け、それに合った思想を持っている。幸福や愛を語るだけでは貴族として生きていけないことをわかっていながらも、堂々と幸福や愛を語るだけの懐の広さと、強さと、そしてほんの少しの狡さを持った女性なのだ。
テリーザ=ホワイトディアが微笑む。
「この結婚式はオリオン様の、そしてあなたのための結婚式よ。これでいいやって妥協するのも、投げやりになるのも、わからないからって手や口を出さないのもいけないわ」
なんでもかまわないと、言おうとしたからだろう。アメリアのその言葉をテリーザは受け入れられないに違いない。それは全て、彼女の夫が敬愛し、慕う、オリオン=ホワイトディアのためだと、そう結論付けるのは容易かった。
「申しわけ、ありませんでした。わたしも、きちんと考えますので、ご助言いただけますでしょうか?」
アメリアは謝罪と願いを口にする。テリーザは「もちろんよ!」と花の蕾が綻ぶように、甘く柔く、愛らしい笑みを浮かべたのだった――。
その日の夜――。
明日の朝も早く起きる予定だというのに、アメリアはなかなか寝付けずにいた。部屋の明かりを落とし、広いベッドに横になっていたが睡魔は一向に訪れない。彼女は静かにベッドを降りると、上着を羽織ってバルコニーへと足を向けた。
ティーテーブルを置いてもまだ余裕がある広さのバルコニーは、白い手摺りに囲まれており、明るい時間帯であれば、手入れの行き届いた庭園を見ることができる。風は吹いていないが、つい身震いをしてしまうほど空気が冷えていた。だがその分、夜空は澄んで、星の明かりがよく見える。
(あれは……)
星がまたたく空を切るように、影が飛んでいるのが見えた。遠くではっきりとは認識できないが、月と星の光で浮かぶシルエットは、クィーンとオリオンのようだ。彼女の白銀の翼が羽ばたくたびに、月光を反射させていた。
彼にとって、メルクロニアは故郷だ。辺境伯だった頃も、そうなる以前も、この地で過ごしていた。およそ五十年の長きに渡り在住していた地――オリオンを慕う人間はバラリオス以上にいるのかもしれない。それは、オリオン=ホワイトディアの結婚式を楽しみにしている人が、数えきれないほどいるということだ。
テリーザに言われた通り、もうひとりの当事者であるアメリアが、式の支度を妥協するのも、投げやりになるのも、許されないことなのだろう。そしてアメリアが苦手なこと、わからないことだと足踏みをしていても、刻一刻と結婚式の日取りは迫ってくる。
「……――」
アメリアの口から言葉にならない音が漏れた。白い息を吐いて身を翻すと、彼女は部屋の中へと戻って行った――。
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