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第5話
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今日は安全日だったので、ゴムは着けなかった。
直人にはいつも避妊をさせていた。
その可能性はまだ十分にあったからだ。
子供が出来ないのは夫に原因があったからで、瑠璃子が妊娠するわけにはいかなかった。
ゴムだったり、フィルムだったり、あるいは膣外射精を守らせていた。
ピルも考えたが、万が一、それを夫に見つかった時には言い訳が出来ないので辞めた。
そもそもスキンは好きではなかった。
そのまま中で射精を迎えるのが理想の快感だったからだ。
妊活の時には射精を終えた後に、精液が漏れて来ることがあった。
下着についた精液が愛おしかった。
直人とそれを実践したことは一度もない。
だが何故か今日はそれを実行してみたくなった。
いわゆる「中出し」を。
夫との性行為が殆ど無くなっていたこともあり、瑠璃子はイラついていた。
行為も既に第四コーナーを回り、直線に向いた時、瑠璃子は叫んだ。
「そのまま! そのまま中に! 中に、あう、はうっ・・・、出して!」
「いいんですか? はあはあ、瑠璃子さん・・・? はあはあ・・・」
「ごちゃごちゃ、言って、ないで、はや、く、中に、出し、なさい! 今日は、大丈夫なの! あっ・・・」
女が「イクっ」なんて言うのは、フェイクである場合が多い。
エクスタシーの極限にいると、擬音や喘ぎ声で言葉があまり出なくなる。
そんな余裕が無くなるからだ。
そして本当に感じているかどうかは、足のつま先に表れる。
その時が来ると全身が突っ張り、より快感を得ようとつま先に力を入れるからだ。
瑠璃子の中で、直人はその要求に忠実に従った。
(瑠璃子さんがいいというのだから・・・)
いつもとは違う絶頂が、瑠璃子の全身を貫いた。
瑠璃子はさらに快感を得ようと、爪先を内側に曲げ、足の付け根に神経を集中させた。
頭が真っ白になった。
痙攣が止まらない。
直人のそれが脈を打ち、精子をドクンドクンと規則正しく瑠璃子の膣に送り出しているのがわかる。
そんな直人がかわいらしく、瑠璃子は彼を強く抱きしめた。
やっと強烈なオルガスムスから解放されたふたりが体を離すと、瑠璃子のそこから白い乳液のような液体が流れ、お尻を伝い、シーツに落ちた。
「瑠璃子さん、感動しました。
瑠璃子さんの中にやっと・・・」
瑠璃子は直人の口をキスで塞いだ。
瑠璃子は口数の多い男は好みではない。
「瑠璃子さんのソコ、記念に写メを撮ってもいいですか?」
瑠璃子は黙って膝を立て、それに応じてやった。
「すごい、すごくきれいです。
ボクのが流れているのが見える」
「ばか・・・」
帰りのクルマの中で、膣の中にまだ残っていた精液が漏れ出た感触があった。
「さっきのが、まだ残っていたみたい・・・。
今、出て来たわ」
「えっ、本当ですか? でも大丈夫ですか? 赤ちゃんとか?」
「心配しなくても大丈夫よ」
瑠璃子の家の近くで直人はクルマを停めた。
「気を付けて帰るのよ。おやすみ直人」
「おやすみなさい、瑠璃子さん」
そう言って瑠璃子は直人にキスをして、クルマを降りた。
瑠璃子は何事も無かったかのように、家の玄関を開けた。
「ただいまー、美紗が中々離してくれなくてさー。
ああー、疲れたー。
レイン、おりこうさんにしていましたかー? ママでちゅよー」
レインを抱きしめる瑠璃子。
レインはちぎれるくらいに尻尾を振っていた。
「食事はして来たのか?」
「当たり前でしょう? お食事に行ったんだから。少しお酒も飲んだけどねー。
お風呂に入って来るね?」
「ああ」
その時私は、妻が男に抱かれて来たと直感した。
瑠璃子は脱衣場で下着を脱ぐと、さっき、クルマの中でパンティーについた自分の愛液とザーメンを指でなぞり、匂いを嗅いだ。
今日の行為が思い出され、またそこが潤んでしまった。
私は洗濯籠の奥に隠された、妻の下着を見つけた。
そこに鼻を近づけると、あの淫らな栗の花の匂いがした。
精液の匂いだった。
私は何事もなかったように、瑠璃子の下着を元に戻した。
生理が遅れていた。
いつもはきちんと来ていた生理が今回は遅れている。
(まさかね?)
しかし、10日が過ぎてもその兆候すらなかった。
瑠璃子は万が一を考え、ドラッグストアから妊娠検査キットを購入し、試してみた。
結果は陽性だった。
瑠璃子は頭の中が真っ白になってしまい、全身からみるみる血の気が引いて行くのが分かった。
直人にはいつも避妊をさせていた。
その可能性はまだ十分にあったからだ。
子供が出来ないのは夫に原因があったからで、瑠璃子が妊娠するわけにはいかなかった。
ゴムだったり、フィルムだったり、あるいは膣外射精を守らせていた。
ピルも考えたが、万が一、それを夫に見つかった時には言い訳が出来ないので辞めた。
そもそもスキンは好きではなかった。
そのまま中で射精を迎えるのが理想の快感だったからだ。
妊活の時には射精を終えた後に、精液が漏れて来ることがあった。
下着についた精液が愛おしかった。
直人とそれを実践したことは一度もない。
だが何故か今日はそれを実行してみたくなった。
いわゆる「中出し」を。
夫との性行為が殆ど無くなっていたこともあり、瑠璃子はイラついていた。
行為も既に第四コーナーを回り、直線に向いた時、瑠璃子は叫んだ。
「そのまま! そのまま中に! 中に、あう、はうっ・・・、出して!」
「いいんですか? はあはあ、瑠璃子さん・・・? はあはあ・・・」
「ごちゃごちゃ、言って、ないで、はや、く、中に、出し、なさい! 今日は、大丈夫なの! あっ・・・」
女が「イクっ」なんて言うのは、フェイクである場合が多い。
エクスタシーの極限にいると、擬音や喘ぎ声で言葉があまり出なくなる。
そんな余裕が無くなるからだ。
そして本当に感じているかどうかは、足のつま先に表れる。
その時が来ると全身が突っ張り、より快感を得ようとつま先に力を入れるからだ。
瑠璃子の中で、直人はその要求に忠実に従った。
(瑠璃子さんがいいというのだから・・・)
いつもとは違う絶頂が、瑠璃子の全身を貫いた。
瑠璃子はさらに快感を得ようと、爪先を内側に曲げ、足の付け根に神経を集中させた。
頭が真っ白になった。
痙攣が止まらない。
直人のそれが脈を打ち、精子をドクンドクンと規則正しく瑠璃子の膣に送り出しているのがわかる。
そんな直人がかわいらしく、瑠璃子は彼を強く抱きしめた。
やっと強烈なオルガスムスから解放されたふたりが体を離すと、瑠璃子のそこから白い乳液のような液体が流れ、お尻を伝い、シーツに落ちた。
「瑠璃子さん、感動しました。
瑠璃子さんの中にやっと・・・」
瑠璃子は直人の口をキスで塞いだ。
瑠璃子は口数の多い男は好みではない。
「瑠璃子さんのソコ、記念に写メを撮ってもいいですか?」
瑠璃子は黙って膝を立て、それに応じてやった。
「すごい、すごくきれいです。
ボクのが流れているのが見える」
「ばか・・・」
帰りのクルマの中で、膣の中にまだ残っていた精液が漏れ出た感触があった。
「さっきのが、まだ残っていたみたい・・・。
今、出て来たわ」
「えっ、本当ですか? でも大丈夫ですか? 赤ちゃんとか?」
「心配しなくても大丈夫よ」
瑠璃子の家の近くで直人はクルマを停めた。
「気を付けて帰るのよ。おやすみ直人」
「おやすみなさい、瑠璃子さん」
そう言って瑠璃子は直人にキスをして、クルマを降りた。
瑠璃子は何事も無かったかのように、家の玄関を開けた。
「ただいまー、美紗が中々離してくれなくてさー。
ああー、疲れたー。
レイン、おりこうさんにしていましたかー? ママでちゅよー」
レインを抱きしめる瑠璃子。
レインはちぎれるくらいに尻尾を振っていた。
「食事はして来たのか?」
「当たり前でしょう? お食事に行ったんだから。少しお酒も飲んだけどねー。
お風呂に入って来るね?」
「ああ」
その時私は、妻が男に抱かれて来たと直感した。
瑠璃子は脱衣場で下着を脱ぐと、さっき、クルマの中でパンティーについた自分の愛液とザーメンを指でなぞり、匂いを嗅いだ。
今日の行為が思い出され、またそこが潤んでしまった。
私は洗濯籠の奥に隠された、妻の下着を見つけた。
そこに鼻を近づけると、あの淫らな栗の花の匂いがした。
精液の匂いだった。
私は何事もなかったように、瑠璃子の下着を元に戻した。
生理が遅れていた。
いつもはきちんと来ていた生理が今回は遅れている。
(まさかね?)
しかし、10日が過ぎてもその兆候すらなかった。
瑠璃子は万が一を考え、ドラッグストアから妊娠検査キットを購入し、試してみた。
結果は陽性だった。
瑠璃子は頭の中が真っ白になってしまい、全身からみるみる血の気が引いて行くのが分かった。
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