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2章、勇者の国、ヤマシタ皇国
トーヤとアンナ
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まずは説明せねばなるまい!
ゴーラン様、サリオン様とは?
ゴーランとは嘗ての勇者を支えた剣聖の血筋であり、ヤマシタ皇国の誇る三大公族の一つであり、武のゴーラン家とも言われている。
そしてサリオンとは大魔道士の血筋であり、コチラも公族の一つであり、魔法のサリオン家と言われている。
尚、ここには居ないが三大公族残りの一つは大賢者の血筋で、知のホンジャス家と言われている。
「大丈夫かトーヤ?何かブツブツ言ってるけど」
「ん?カイト、あー、ただの頭の整理だ」
「それで整理は出来たか?」
「理解は出来た!理解だけはな!」
「取り敢えずは理解出来てれば良いじゃろ」
何時の間にか隣に少女いた。
「改めて自己紹介をしようかの!私はアンナ=サリオンじゃ」
「へぇー、アンナさん・・・様?ですか。
大魔道士様と同じ名前なんですね!」
「ククク、そうじゃな!同じ名じゃな」
なんすか?その意味有り気な言い方は!
「それよりもじゃ!トーヤと言ったの!お前の魔法が見たい!」
「え?俺の魔法ですか?どうして?」
「カイトから聞いたぞ、お前は変わった魔法を使うらしいな!しかも授業で鑑定した時は属性が無かったとも聞いておる」
「カイトー!」
ギロリと睨みつける。
約束したのに!言いふらさないでくれって頼んだのに!
「だ、だって、仕方無いだろ!説明しなきゃなんないし!それにアンナさんは警備兵からの報告書も呼んでんだからな!」
「まぁ、カイトを余りに責めてやらんでくれ!別にお前をどうこうしようって思うてはおらん!
それにの、お前が考える以上に面倒事になりかけておるぞ!その為にも私らを味方に付けて置くのも手ではあるぞ!」
「・・・・」
「まぁ、その辺に関しては帰ってからゲイにでも相談すれば良かろう」
え?ゲイ?
「ゲイ父さんを知ってるのですか?」
「なんじゃ、ゲイはそんな事も話して居らんのか!」
えー、聞いて無いよー!
「トーヤ、ゲイさんはな・・・」
カイトの話によると、ゲイ父さんのSランク昇格試験の相手をしたのがカイトの親父さんらしい。
それ以来たまにゲイ父さんと親父さんは稽古をしているとか!
その関係でアンナさんとも面識があるらしい。
聞いてねーよー!
「ほれ、そう言う事で魔法を見せろ!」
「はぁ、分かりました。それでどんな魔法を見せれば良いのですか?」
「どんな?出来る事を見せれば良かろう?」
「いや、そんな漠然と言われても・・・では取り敢えず火で良いですか?」
「うむ、見せて見よ」
「はあ、では『火』」
掌に拳大の火を作った。
「ふむ、そんな物か?」
なに?なんかイラってする!
「不満ですか?」
「まぁ、期待外れではあるかの」
な、何、この少女は!何でも良いから見せろって言うから見せたのにこの言い方!
「へぇー、期待外れですか!そうですか!じゃあどんなのを見せれば期待に応えられますかねー!」
「なんじゃ、プライドでも傷付けたかの?」
「全然!そんな事無いしー!期待に応えて上げるだけだしー!」
「ククク、この程度で腹を立てるとはやっぱりガキじゃの」
「ガ、ガキって変わんねーじゃん!」
「あん?何じゃと!貴様、私を子供扱いするのか?」
「ば、バカ!止めろトーヤ!殺されるぞ」
「だけどよカイト!この子、俺達と変わんない癖によー!」
「ち、違う!違うんだトーヤ!この人は・・・」
「ク、ククク、ククク、ハーハハハ!良いだろう!私を子供扱いした罪、万死に値する!喰らうが良い」
『煉獄の焔よ』
アンナの頭上に直径5m程の火球が顕現する。
『消えろ』
それは俺の一声で霧散した。
「な、何じゃと!私の魔法が・・・グヌヌ!
つ、次じゃ!」
『我に従え土塊の戦士』
アンナの周りに20体の土ゴーレムが出現する。
『爆散!』
また俺の一声で全てのゴーレムが吹き飛んだ。
「な、そんなバカな!2度までも・・・」
「もう終わりですか?期待外れですね」
ニヤリ!ニヒルな笑みを贈る俺。
「く、こうなったら」
『我の呼び掛けに応えよ、黒龍』
バカか、この人は!建物の中でこんなバカデカイ龍を召喚しやがって!
「ア、アンナさん!無茶だこんな所で!」
ほらカイトもビビっちゃてるよ!
「黒龍よ!このガキを懲らしめてやるのじゃ」
Gyaoooo!
おいおい、お前が動いたら建物が崩壊するじゃ無いか!
『伏せ』
ズズズーーーン!
よーしよしよし、そのまま伏せてな!
「何じゃ!おい黒龍!何をしておる!」
「無駄ですよ!」
「・・・・・」
「どうしました?」
何やら俯いて黙ってしまった。
「もしもし・・・」
「・・・・・」
「あの、アンナさん?」
「・・・・・」
「ど、どうしようカイト!アンナさんが固まっちゃったよ!」
「・・・・・」
おやー!コチラもフリーズ!
あ、そう言えばカイトの親父さんも居たっけ!
えっと?仁王立ち!この人はずっとこんなのだからどっちか分からないや!
「うーん、良し逃げるか!!」
「何故じゃ!バカ者!」
あれ?起きちゃった!
「えー、何と言いますか・・・」
「良い、私も少し大人気なかったわ!」
「じゃあお互い様って事で」
「ふむ、良かろう」
こうして二人の強者は今戦いの幕を閉じたのだった。
青く晴れ渡った空が彼らを祝福していた。
(ここは室内です)
「そうそう、お前の魔法じゃが、チート魔法じゃな!うむ間違い無い」
ゴーラン様、サリオン様とは?
ゴーランとは嘗ての勇者を支えた剣聖の血筋であり、ヤマシタ皇国の誇る三大公族の一つであり、武のゴーラン家とも言われている。
そしてサリオンとは大魔道士の血筋であり、コチラも公族の一つであり、魔法のサリオン家と言われている。
尚、ここには居ないが三大公族残りの一つは大賢者の血筋で、知のホンジャス家と言われている。
「大丈夫かトーヤ?何かブツブツ言ってるけど」
「ん?カイト、あー、ただの頭の整理だ」
「それで整理は出来たか?」
「理解は出来た!理解だけはな!」
「取り敢えずは理解出来てれば良いじゃろ」
何時の間にか隣に少女いた。
「改めて自己紹介をしようかの!私はアンナ=サリオンじゃ」
「へぇー、アンナさん・・・様?ですか。
大魔道士様と同じ名前なんですね!」
「ククク、そうじゃな!同じ名じゃな」
なんすか?その意味有り気な言い方は!
「それよりもじゃ!トーヤと言ったの!お前の魔法が見たい!」
「え?俺の魔法ですか?どうして?」
「カイトから聞いたぞ、お前は変わった魔法を使うらしいな!しかも授業で鑑定した時は属性が無かったとも聞いておる」
「カイトー!」
ギロリと睨みつける。
約束したのに!言いふらさないでくれって頼んだのに!
「だ、だって、仕方無いだろ!説明しなきゃなんないし!それにアンナさんは警備兵からの報告書も呼んでんだからな!」
「まぁ、カイトを余りに責めてやらんでくれ!別にお前をどうこうしようって思うてはおらん!
それにの、お前が考える以上に面倒事になりかけておるぞ!その為にも私らを味方に付けて置くのも手ではあるぞ!」
「・・・・」
「まぁ、その辺に関しては帰ってからゲイにでも相談すれば良かろう」
え?ゲイ?
「ゲイ父さんを知ってるのですか?」
「なんじゃ、ゲイはそんな事も話して居らんのか!」
えー、聞いて無いよー!
「トーヤ、ゲイさんはな・・・」
カイトの話によると、ゲイ父さんのSランク昇格試験の相手をしたのがカイトの親父さんらしい。
それ以来たまにゲイ父さんと親父さんは稽古をしているとか!
その関係でアンナさんとも面識があるらしい。
聞いてねーよー!
「ほれ、そう言う事で魔法を見せろ!」
「はぁ、分かりました。それでどんな魔法を見せれば良いのですか?」
「どんな?出来る事を見せれば良かろう?」
「いや、そんな漠然と言われても・・・では取り敢えず火で良いですか?」
「うむ、見せて見よ」
「はあ、では『火』」
掌に拳大の火を作った。
「ふむ、そんな物か?」
なに?なんかイラってする!
「不満ですか?」
「まぁ、期待外れではあるかの」
な、何、この少女は!何でも良いから見せろって言うから見せたのにこの言い方!
「へぇー、期待外れですか!そうですか!じゃあどんなのを見せれば期待に応えられますかねー!」
「なんじゃ、プライドでも傷付けたかの?」
「全然!そんな事無いしー!期待に応えて上げるだけだしー!」
「ククク、この程度で腹を立てるとはやっぱりガキじゃの」
「ガ、ガキって変わんねーじゃん!」
「あん?何じゃと!貴様、私を子供扱いするのか?」
「ば、バカ!止めろトーヤ!殺されるぞ」
「だけどよカイト!この子、俺達と変わんない癖によー!」
「ち、違う!違うんだトーヤ!この人は・・・」
「ク、ククク、ククク、ハーハハハ!良いだろう!私を子供扱いした罪、万死に値する!喰らうが良い」
『煉獄の焔よ』
アンナの頭上に直径5m程の火球が顕現する。
『消えろ』
それは俺の一声で霧散した。
「な、何じゃと!私の魔法が・・・グヌヌ!
つ、次じゃ!」
『我に従え土塊の戦士』
アンナの周りに20体の土ゴーレムが出現する。
『爆散!』
また俺の一声で全てのゴーレムが吹き飛んだ。
「な、そんなバカな!2度までも・・・」
「もう終わりですか?期待外れですね」
ニヤリ!ニヒルな笑みを贈る俺。
「く、こうなったら」
『我の呼び掛けに応えよ、黒龍』
バカか、この人は!建物の中でこんなバカデカイ龍を召喚しやがって!
「ア、アンナさん!無茶だこんな所で!」
ほらカイトもビビっちゃてるよ!
「黒龍よ!このガキを懲らしめてやるのじゃ」
Gyaoooo!
おいおい、お前が動いたら建物が崩壊するじゃ無いか!
『伏せ』
ズズズーーーン!
よーしよしよし、そのまま伏せてな!
「何じゃ!おい黒龍!何をしておる!」
「無駄ですよ!」
「・・・・・」
「どうしました?」
何やら俯いて黙ってしまった。
「もしもし・・・」
「・・・・・」
「あの、アンナさん?」
「・・・・・」
「ど、どうしようカイト!アンナさんが固まっちゃったよ!」
「・・・・・」
おやー!コチラもフリーズ!
あ、そう言えばカイトの親父さんも居たっけ!
えっと?仁王立ち!この人はずっとこんなのだからどっちか分からないや!
「うーん、良し逃げるか!!」
「何故じゃ!バカ者!」
あれ?起きちゃった!
「えー、何と言いますか・・・」
「良い、私も少し大人気なかったわ!」
「じゃあお互い様って事で」
「ふむ、良かろう」
こうして二人の強者は今戦いの幕を閉じたのだった。
青く晴れ渡った空が彼らを祝福していた。
(ここは室内です)
「そうそう、お前の魔法じゃが、チート魔法じゃな!うむ間違い無い」
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