45 / 47
2章、勇者の国、ヤマシタ皇国
トーヤとアンナ
しおりを挟む
まずは説明せねばなるまい!
ゴーラン様、サリオン様とは?
ゴーランとは嘗ての勇者を支えた剣聖の血筋であり、ヤマシタ皇国の誇る三大公族の一つであり、武のゴーラン家とも言われている。
そしてサリオンとは大魔道士の血筋であり、コチラも公族の一つであり、魔法のサリオン家と言われている。
尚、ここには居ないが三大公族残りの一つは大賢者の血筋で、知のホンジャス家と言われている。
「大丈夫かトーヤ?何かブツブツ言ってるけど」
「ん?カイト、あー、ただの頭の整理だ」
「それで整理は出来たか?」
「理解は出来た!理解だけはな!」
「取り敢えずは理解出来てれば良いじゃろ」
何時の間にか隣に少女いた。
「改めて自己紹介をしようかの!私はアンナ=サリオンじゃ」
「へぇー、アンナさん・・・様?ですか。
大魔道士様と同じ名前なんですね!」
「ククク、そうじゃな!同じ名じゃな」
なんすか?その意味有り気な言い方は!
「それよりもじゃ!トーヤと言ったの!お前の魔法が見たい!」
「え?俺の魔法ですか?どうして?」
「カイトから聞いたぞ、お前は変わった魔法を使うらしいな!しかも授業で鑑定した時は属性が無かったとも聞いておる」
「カイトー!」
ギロリと睨みつける。
約束したのに!言いふらさないでくれって頼んだのに!
「だ、だって、仕方無いだろ!説明しなきゃなんないし!それにアンナさんは警備兵からの報告書も呼んでんだからな!」
「まぁ、カイトを余りに責めてやらんでくれ!別にお前をどうこうしようって思うてはおらん!
それにの、お前が考える以上に面倒事になりかけておるぞ!その為にも私らを味方に付けて置くのも手ではあるぞ!」
「・・・・」
「まぁ、その辺に関しては帰ってからゲイにでも相談すれば良かろう」
え?ゲイ?
「ゲイ父さんを知ってるのですか?」
「なんじゃ、ゲイはそんな事も話して居らんのか!」
えー、聞いて無いよー!
「トーヤ、ゲイさんはな・・・」
カイトの話によると、ゲイ父さんのSランク昇格試験の相手をしたのがカイトの親父さんらしい。
それ以来たまにゲイ父さんと親父さんは稽古をしているとか!
その関係でアンナさんとも面識があるらしい。
聞いてねーよー!
「ほれ、そう言う事で魔法を見せろ!」
「はぁ、分かりました。それでどんな魔法を見せれば良いのですか?」
「どんな?出来る事を見せれば良かろう?」
「いや、そんな漠然と言われても・・・では取り敢えず火で良いですか?」
「うむ、見せて見よ」
「はあ、では『火』」
掌に拳大の火を作った。
「ふむ、そんな物か?」
なに?なんかイラってする!
「不満ですか?」
「まぁ、期待外れではあるかの」
な、何、この少女は!何でも良いから見せろって言うから見せたのにこの言い方!
「へぇー、期待外れですか!そうですか!じゃあどんなのを見せれば期待に応えられますかねー!」
「なんじゃ、プライドでも傷付けたかの?」
「全然!そんな事無いしー!期待に応えて上げるだけだしー!」
「ククク、この程度で腹を立てるとはやっぱりガキじゃの」
「ガ、ガキって変わんねーじゃん!」
「あん?何じゃと!貴様、私を子供扱いするのか?」
「ば、バカ!止めろトーヤ!殺されるぞ」
「だけどよカイト!この子、俺達と変わんない癖によー!」
「ち、違う!違うんだトーヤ!この人は・・・」
「ク、ククク、ククク、ハーハハハ!良いだろう!私を子供扱いした罪、万死に値する!喰らうが良い」
『煉獄の焔よ』
アンナの頭上に直径5m程の火球が顕現する。
『消えろ』
それは俺の一声で霧散した。
「な、何じゃと!私の魔法が・・・グヌヌ!
つ、次じゃ!」
『我に従え土塊の戦士』
アンナの周りに20体の土ゴーレムが出現する。
『爆散!』
また俺の一声で全てのゴーレムが吹き飛んだ。
「な、そんなバカな!2度までも・・・」
「もう終わりですか?期待外れですね」
ニヤリ!ニヒルな笑みを贈る俺。
「く、こうなったら」
『我の呼び掛けに応えよ、黒龍』
バカか、この人は!建物の中でこんなバカデカイ龍を召喚しやがって!
「ア、アンナさん!無茶だこんな所で!」
ほらカイトもビビっちゃてるよ!
「黒龍よ!このガキを懲らしめてやるのじゃ」
Gyaoooo!
おいおい、お前が動いたら建物が崩壊するじゃ無いか!
『伏せ』
ズズズーーーン!
よーしよしよし、そのまま伏せてな!
「何じゃ!おい黒龍!何をしておる!」
「無駄ですよ!」
「・・・・・」
「どうしました?」
何やら俯いて黙ってしまった。
「もしもし・・・」
「・・・・・」
「あの、アンナさん?」
「・・・・・」
「ど、どうしようカイト!アンナさんが固まっちゃったよ!」
「・・・・・」
おやー!コチラもフリーズ!
あ、そう言えばカイトの親父さんも居たっけ!
えっと?仁王立ち!この人はずっとこんなのだからどっちか分からないや!
「うーん、良し逃げるか!!」
「何故じゃ!バカ者!」
あれ?起きちゃった!
「えー、何と言いますか・・・」
「良い、私も少し大人気なかったわ!」
「じゃあお互い様って事で」
「ふむ、良かろう」
こうして二人の強者は今戦いの幕を閉じたのだった。
青く晴れ渡った空が彼らを祝福していた。
(ここは室内です)
「そうそう、お前の魔法じゃが、チート魔法じゃな!うむ間違い無い」
ゴーラン様、サリオン様とは?
ゴーランとは嘗ての勇者を支えた剣聖の血筋であり、ヤマシタ皇国の誇る三大公族の一つであり、武のゴーラン家とも言われている。
そしてサリオンとは大魔道士の血筋であり、コチラも公族の一つであり、魔法のサリオン家と言われている。
尚、ここには居ないが三大公族残りの一つは大賢者の血筋で、知のホンジャス家と言われている。
「大丈夫かトーヤ?何かブツブツ言ってるけど」
「ん?カイト、あー、ただの頭の整理だ」
「それで整理は出来たか?」
「理解は出来た!理解だけはな!」
「取り敢えずは理解出来てれば良いじゃろ」
何時の間にか隣に少女いた。
「改めて自己紹介をしようかの!私はアンナ=サリオンじゃ」
「へぇー、アンナさん・・・様?ですか。
大魔道士様と同じ名前なんですね!」
「ククク、そうじゃな!同じ名じゃな」
なんすか?その意味有り気な言い方は!
「それよりもじゃ!トーヤと言ったの!お前の魔法が見たい!」
「え?俺の魔法ですか?どうして?」
「カイトから聞いたぞ、お前は変わった魔法を使うらしいな!しかも授業で鑑定した時は属性が無かったとも聞いておる」
「カイトー!」
ギロリと睨みつける。
約束したのに!言いふらさないでくれって頼んだのに!
「だ、だって、仕方無いだろ!説明しなきゃなんないし!それにアンナさんは警備兵からの報告書も呼んでんだからな!」
「まぁ、カイトを余りに責めてやらんでくれ!別にお前をどうこうしようって思うてはおらん!
それにの、お前が考える以上に面倒事になりかけておるぞ!その為にも私らを味方に付けて置くのも手ではあるぞ!」
「・・・・」
「まぁ、その辺に関しては帰ってからゲイにでも相談すれば良かろう」
え?ゲイ?
「ゲイ父さんを知ってるのですか?」
「なんじゃ、ゲイはそんな事も話して居らんのか!」
えー、聞いて無いよー!
「トーヤ、ゲイさんはな・・・」
カイトの話によると、ゲイ父さんのSランク昇格試験の相手をしたのがカイトの親父さんらしい。
それ以来たまにゲイ父さんと親父さんは稽古をしているとか!
その関係でアンナさんとも面識があるらしい。
聞いてねーよー!
「ほれ、そう言う事で魔法を見せろ!」
「はぁ、分かりました。それでどんな魔法を見せれば良いのですか?」
「どんな?出来る事を見せれば良かろう?」
「いや、そんな漠然と言われても・・・では取り敢えず火で良いですか?」
「うむ、見せて見よ」
「はあ、では『火』」
掌に拳大の火を作った。
「ふむ、そんな物か?」
なに?なんかイラってする!
「不満ですか?」
「まぁ、期待外れではあるかの」
な、何、この少女は!何でも良いから見せろって言うから見せたのにこの言い方!
「へぇー、期待外れですか!そうですか!じゃあどんなのを見せれば期待に応えられますかねー!」
「なんじゃ、プライドでも傷付けたかの?」
「全然!そんな事無いしー!期待に応えて上げるだけだしー!」
「ククク、この程度で腹を立てるとはやっぱりガキじゃの」
「ガ、ガキって変わんねーじゃん!」
「あん?何じゃと!貴様、私を子供扱いするのか?」
「ば、バカ!止めろトーヤ!殺されるぞ」
「だけどよカイト!この子、俺達と変わんない癖によー!」
「ち、違う!違うんだトーヤ!この人は・・・」
「ク、ククク、ククク、ハーハハハ!良いだろう!私を子供扱いした罪、万死に値する!喰らうが良い」
『煉獄の焔よ』
アンナの頭上に直径5m程の火球が顕現する。
『消えろ』
それは俺の一声で霧散した。
「な、何じゃと!私の魔法が・・・グヌヌ!
つ、次じゃ!」
『我に従え土塊の戦士』
アンナの周りに20体の土ゴーレムが出現する。
『爆散!』
また俺の一声で全てのゴーレムが吹き飛んだ。
「な、そんなバカな!2度までも・・・」
「もう終わりですか?期待外れですね」
ニヤリ!ニヒルな笑みを贈る俺。
「く、こうなったら」
『我の呼び掛けに応えよ、黒龍』
バカか、この人は!建物の中でこんなバカデカイ龍を召喚しやがって!
「ア、アンナさん!無茶だこんな所で!」
ほらカイトもビビっちゃてるよ!
「黒龍よ!このガキを懲らしめてやるのじゃ」
Gyaoooo!
おいおい、お前が動いたら建物が崩壊するじゃ無いか!
『伏せ』
ズズズーーーン!
よーしよしよし、そのまま伏せてな!
「何じゃ!おい黒龍!何をしておる!」
「無駄ですよ!」
「・・・・・」
「どうしました?」
何やら俯いて黙ってしまった。
「もしもし・・・」
「・・・・・」
「あの、アンナさん?」
「・・・・・」
「ど、どうしようカイト!アンナさんが固まっちゃったよ!」
「・・・・・」
おやー!コチラもフリーズ!
あ、そう言えばカイトの親父さんも居たっけ!
えっと?仁王立ち!この人はずっとこんなのだからどっちか分からないや!
「うーん、良し逃げるか!!」
「何故じゃ!バカ者!」
あれ?起きちゃった!
「えー、何と言いますか・・・」
「良い、私も少し大人気なかったわ!」
「じゃあお互い様って事で」
「ふむ、良かろう」
こうして二人の強者は今戦いの幕を閉じたのだった。
青く晴れ渡った空が彼らを祝福していた。
(ここは室内です)
「そうそう、お前の魔法じゃが、チート魔法じゃな!うむ間違い無い」
2
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる