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没落への一歩
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今私は目の前いる王子を小突きたいと思っています。前世では男性に余裕でど突いたりしていたが、今世でしたら死刑まっしぐらだ。
礼儀あれば憂いなしという言葉でも作ろう。
今アルバート様は私を誘った、パーティーイベントは主人公が参加する試験後のイベントになる。主人公の行動により才色兼備か頭脳明晰、スポーツマン、画才、才はなくとも愛されるルート
プレイヤーにより何にでもなれる、主人公は、今は自分の意思でいろんな殿方と会話ができるし無限のルートが用意されている。
サナバート様が主人公を誘えば、頭脳明晰への第一歩と共にサナバートルートで私から残酷にいじめられるのもほぼ決定する。
私のお酒ライフがなくなる
のがゲームでの私。
強制力が働けば、私はまさに真先に没落コースなんだが、アルバート様から誘われるのは予想外のルート
主人公ならなのだが、ん?
よく考えれば私主人公じゃないわ。
アルバート様が攻略云々は関係なかったはず。
もう一度ノートに書き出す必要があるわね
淑女の鏡と言われているのにとんだ間違いを今までしていたわ。
アナスタシア自身は主人公ではない。
今までプレイヤーで主人公目線からのアナスタシアと主人公のルートをアナスタシアのルートとして入れていたから少しおかしな解説を繰り広げてしまったんだわ。
「アナスタシア様百面相されてどうされたのだ?」
アルバート様の顔が目と鼻の先にあり飛び跳ねようとしてしまったが一瞬の理性によりそんなことはしなかった。
思考をこの男は良く遮りものだ。
なんでもいいが今日帰ったらやることは決まった。
まだ入学してひとときもたってもいないのに私の間違いに気付けたのは美味しいわ。
扇があれが口元を隠しおーほほほほと笑ってしまいたい。
「では案内の続きをお願いいたしますわ」
「?了解した」
百面相への質問はスルーした。
後者を探索して気づいたのは広すぎること
こんなに広かったら休み時間の移動教室が辛い。五分休憩であるため、要を足したら休憩は終わると思ってもいい。
乙女ゲームは1週間の行動がまとめてされる。例えが週初めが月曜日だとすると、月曜日に選択した勉強が1週間まるまる勉強漬け。休息を選択すれば1週間何もしないがストレスはなくなり、次週の行動の効率が⒈5倍ほどになる。
細かな描写は彼とのデートや途中に挟んでくる舞踏会や小さなパーティーやらスチルイベントなどで、その日の行動をまるまる見れるわけではない。
こんな細かい設定がされているのは梅雨ほども知らず
校内は日本ではありえないような宮殿を学校として使っている
世界遺産に毎日来るようなイメージだ
「魔法について詳しく聞いてもいいだろうか?」
アルバート様がルンルンとした感じで私に質問した。
私は親の遺伝により魔力は微量ながらある。
作中でもアナスタシアが魔力を使うシーンがたくさん出てくるのだが実際使用してみるとほとんどできることは限られていた。
花属性であるアナスタシアは春になればなので今の時期はとても魔力に溢れている
今も垂れ流ししているようなものだ。
だが冬はほとんど役に立たない。ほどないのだ。
季節に左右される。おまけに精霊の恵みをもらえる主人公に対して私は悪さをするため聖霊は動いてくれないはず。
主人公には最後コテンパンにやられてしまう。
「私が使用できる魔力はひとつ花です。樹や風をしようされる劣化版と捉えてください。先ほどは恵みを受けていると申しましたが、花咲く時期に魔力が増えるだけで元々は弱いものなのです」
「なるほど梅雨時期になると私の水属性が暴走するようなものか」
暴走…
そこまではないのだが、聞き流そう
「そ、そういうことです。特別な力などは存在しませんよ。」
アルバート様は首を傾げる。
何かを言いたそうに。だがクスクスと笑いだす
「そうかなら君の周りにぷよぷよ浮いている精霊には挨拶不要かな?それに花属性の魔力なんて聞いたことないですよ。あるのは知っていましたが使える方がいらっしゃるのは珍しい」
私には理解しがたい単語が2つ並んでいた。
「精霊様が私の周りにいるのですか?」
「それもかなり珍しい樹の精霊だ。私にアナスタシアと話させろと訴えてくるのだが見えていないか?」
「アルバート様の魔力が私と精霊より上なのでしょう…モヤのようなものも確認できません。」
私が精霊への信仰があるわけではないが幼心から憧れはあり文献を手にして特徴などを見たことがある。
例えば10ある魔力をアルバート様がお持ちで
私が5ぐらい
精霊は基本持っていないと考えて良い
そうすると精霊は魔力が大きい人に引っ張られる傾向がある。私に姿を見せたくても上のものがいるとその方に離れてもらわなければならない。
姿を見せたいものに恵みをあげると、精霊が姿出しをしたいときにいつでも見れるようになる。
火の精霊は火を持つものに好かれ恵みや恩恵を与える。
水の精霊は水 または海が近くにあれば精霊はいると言われている。
このような感じだ。
花属性は珍しいと言われたがそれは樹になりえない魔力だから数少ないだけなのだが庶民にはたくさんいる…はずと思いたい。
魔力勉強は精霊ほどしていない。
ほとんどできないと言ってもいい。これは今から習っていく教養である。
「気づいていなかったのだな。では少し離れよう。恵みを貰えたら声かけてくれ」
アルバート様はおかしいのか多分目の前にいる精霊を小突いている。
私が今アルバート様にしたかったことなのに…
少し離れるとアルバート様が言っていた精霊が次々と見え始めた。
花や樹をモチーフにしているのだろうカラフルなのだが、緑色が多い。
小さい鈴のような声で一斉に話しかけてくる。昔の私であればうるさいと思っていたかもしれない(仕事のストレス)
だが今は心地い音色に聞こえる
『アーシャ!アーシャ!』
呂律が回らないようでアナスタシアが言えないのかかわいい声で私を呼んでいた
「ずっと私を見ていたの?」
精霊たちはウンウンと頷く
『でも屋敷には入れない。貴女のパパとママは火を扱う。近寄れない。でも今は水の仲間と私たちしかいない!やっと話せた!』
元気よく動き回る精霊たち
たしかに父と母は火を扱う。
それでサナバート様とは相性がいいと謳われるシーンもたしかにあった嫉妬シーンだったと思う。
両親は精霊たちから恵みをもらっていたということになるのか全然気づかなかった。
『アーシャこれもらって~』
差し出してきたのは恵みというものだろう小さな指輪。ピンクゴールドの白い花形をしたダイヤモンドの小さいカラットがついていた。
『こころの近くにつけてねー、いつでも王子を跳ね飛ばせるから』
不吉なことを精霊の口から聞いた気がしたが笑顔でスルーしよう
「恵みはもらえたようだね」
まだ合図は出していないはずなのに近づいてきたアルバート様
『邪魔!邪魔!』
精霊たちが口々に文句を言っている
私もできればあと少しコミュニケーションをお取りしたかった。
「さ、そろそろ案内も終わる頃だ。帰る準備をしよう」
『アル!大人気ない!』
「精霊様の方がうんと年上のはずです」
なぜか今まで無視を決めていたのに、応戦し、精霊たちと争い始めた。
『やっと城から出てきたと思ったアーシャを、独り占めした罪でかい!』
「君たちの行動はお昼にしかできないと知っていますよ。」
だから夜の舞踏会日は精霊たちに会えなかったのか。
屋敷は火の精霊がいるのだろう
弟も妹も火を扱うためきっと屋敷内は居心地の良いものなんだろう。
『今日ずっとアーシャの近くに居た!アル邪魔だった!』
拙い言葉で反撃する精霊たち
大人気ないアルバート様
とてもかわいい争いが繰り広げられている
精霊たちの見方をしようと前に出た。アルバート様も精霊もこちらを見る
「アル様?精霊様たちに無礼ですよ?」
私が呼びかけるとそれは嬉しそうにこちらを覗き込んで手を握ってきた
精霊たちもなぜか顔をほんのり赤らめている
「アル様とお呼びくださいね?」
なんのことだろう?と思い記憶を遡ると頭から湯気が出るように暑くなってきた
「ち、違いますよ?精霊様たちに引っ張られただけですぅ」
最後は言葉にならなかった。
アルバート様はにこやかに笑い私をエスコートしている際に精霊たちにお礼を言って決着がついたようだ。周りには精霊たちがニコニコとついてくる。
きっとアルバート様の周りにも水の精霊がいるのだろう。
大観衆の中恥を晒してしまった。
だんだんと朝行った入学式会場に近づいていくと精霊たちが嬉しそうに周りの木々に飛んで行った。
「アルバート様本日は有り難うございました」
「アーシャまたデートに誘いますね」
強調を強調で返してきた。いい性格をなされている
だが心臓はドキドキと鳴り止まない。
精霊様たちから受け取った指輪を眺めるがどの指にも入らない
足の小指にはまる程度なんだが
心臓の近くで装備しなければいけない。
ネックレスにするしかないかな
帰りにジュエリーショップに寄るように伝えて馬車に乗った。
ネックレスを下げ初めての登校に学生の気分が戻りドキドキが出現中だ。
皮の鞄を持ちみんなお揃いの制服に身を包んで周りから挨拶が飛んできてそれに一礼する
一年生である私は白いプリーツワンピースに黒いリボンとピンクのネクタイ(どちらも着用可)そして儀式用のワインレッドネクタイを用意されている
一つ学年が上がると黒の制服に変わり
上級生になるとズボン着用可となる
アナスタシアは最後まで登場するキャラで黒いリボンを愛用していた。
上級生になるとピンクのネクタイ。
なので逆で行こうと思う
ピンクのネクタイに白い制服。前世ではロリータ調と言われるような服装であるが、周りに同じ格好されている方はたくさんいるため気にはならなかった。
むしろ長いふわふわのスカートは女子心がある私は高揚感がある。
すごく嬉しい。女の子になれた気分。前世ではミニスカートが流行っていたが圧倒的に長いスカートは好きだったので、履きやすいしパンツが見える心配も入らなかった。
母が手掛けた白いリボンで編み込みをし下の方でリボンを作っている。ショートカットにしているためこれまたリボンが目立つ。
なぜこれを着用したかというと、母が一生懸命作っているのを見てしまったからだ。
作中のアナスタシアも着用していたがハーフアップにしていたので今回は逃れられたでしょうと思いたい。
クラス案内は上級生であるアイト様である
ここでもまさかの出会いイベント
わたしの後ろになぜか陣取りしているカタリーナ様
でもたしかにここで上級生のアイトとの出会いイベントであるので静かにしておこう。
主人公はアイトに話しかけて、アイトが同じ庶民であることから気にかけていくシーンなのだが、なかなかのスチルが出てこない。
発動させたが良いのか悩みどころだが、アイト様ルートに私の没落ルートはなかった。
ここは積極的に話しかけてもらった方がいいかもしれない。
「ヨーク様…」
「アナスタシア様ー」
いざ話しかけようとするとカタリーナのもっと後ろから声がする
人混みをかき分けてやってきたのはもちろんアルバート様
なぜ邪魔しにきた。キッと睨みつけたがにへらと笑っている。気が抜ける…
「どうされたのですか殿下」
アイトが話しかける。
この2人は繋がりがなかったはずだが
「おーアイトが案内してくれていたのか。私はアナスタシアの隣を歩きたくて。」
「「きゃー素敵ー」」
いつ味方につけたのか知らないが御令嬢たちがアルバート様に憂い帯びていた
悔しいとかではなく素敵なの?
素敵ではなく私からしたら迷惑ですが女子の目線が痛くなりそうなので言わない。
「邪魔です。」
私の心を読んだのかアイト様が辛辣な言葉をすぱりと言った。
一応殿下でいらっしゃる方にそのようなことを申して大丈夫なのかハラハラしたが
「相変わらずアイトは言葉が悪いなぁ。」
大丈夫だった。
案内されて私と主人公とアルバート様サナバート様レイラ様ウェルト様とトーマス様が学ぶⅢ組にやってきた成績ともにスポーツそして魔力に長けたものが集う。
私は今は春のため魔力が存分にあるのでこのクラスだ。
ニコニコと隣を歩くアルバート様はいかにも一緒になれて嬉しいですと言っていた。
残りのクラスの方はアイト様に連れられて先を急いでいた。
ここではモブと言っておこう方たちと主要メンバーに入る私たちとの人間への作り込みは大して変わらない。イケメンだし美女であるが、なぜかオーラがない。
攻略キャラとライバルキャラのオーラはキラキラとしているのに何故。まーわかりやすく神様が調整してくれているのだろう。
「席順は決まっているようですね。」
レイラ様の声が綺麗に響いた。各々座り出した。名簿順ではなく生まれた順のようで、私は春生まれであるため一番端の真ん中の席になった。
20名クラスであるため5人列の三番目だ
目立たないところでよかったあ
前世は前の席をとにかく嫌っていた私
真ん中はありがたい。ザ目立たない
アルバート様とサナバート様の近くには夏生まれの主人公とレイラ様
秋生まれのトーマス様たちが真ん中の席を埋めている。
冬生まれで一番最後の席をとっているのはウェルト様。
私の周りにはモブたち
私が話しかけると驚いたように答えてくれた。
「よろしく。私はアナスタシアよ」
少し傲慢であると思うが私は公爵家のため下手にしたから行くとダメなのだ。
「よろしくお願いします。私伯爵ミリターラ家の次女エリカと申します。」
「ではエリとお呼びしても?」
「もちろんです。憧れております。私はなんとお呼びすれば?」
「そうねー、アナスタシアかアーシャでいいわ」
アルバート様に考えてもらった愛称呼びはかなり気に入っているのが本音。殿方に呼ばれるのは恥ずかしいが女子同士であるならば前世では憧れに近いものがあったから是非呼んでほしい
恐れ多いとでも言ったように首をぶんぶんと振り始めたエリ。
「遠慮はいらないわ。」
「ファーストネームでお呼びするなんてよろしいのですか?…ではアナスタシア様」
意を決したように言うエリが可愛くてニコニコしてしまう。
エリは私の笑顔を見て安心したのか、ホッとしていた。
あっ思い出した。
この子私が侍らせていた悪役の1人だ。
このなんとも悪役ですと言うような縦巻きロールの赤髪に長い睫毛を施すキリッとした瞳に薄い唇に 私は運動ができまーすと言うのを主張する体つき。ビボデイだ
イを大きくしたのはもちろんわざと。
私は学園生活に浮かれていたのだ。破滅への一歩が近づく。何しているんだよううう
少し涙目になったが顔を赤らめるだけで終わったエリに感謝をしておちつく。
挨拶したのだからもう知り合い程度にはなったし相性呼びまでしてしまったため取り巻き候補だ。仕方ないエリは面倒をみよう。
礼儀あれば憂いなしという言葉でも作ろう。
今アルバート様は私を誘った、パーティーイベントは主人公が参加する試験後のイベントになる。主人公の行動により才色兼備か頭脳明晰、スポーツマン、画才、才はなくとも愛されるルート
プレイヤーにより何にでもなれる、主人公は、今は自分の意思でいろんな殿方と会話ができるし無限のルートが用意されている。
サナバート様が主人公を誘えば、頭脳明晰への第一歩と共にサナバートルートで私から残酷にいじめられるのもほぼ決定する。
私のお酒ライフがなくなる
のがゲームでの私。
強制力が働けば、私はまさに真先に没落コースなんだが、アルバート様から誘われるのは予想外のルート
主人公ならなのだが、ん?
よく考えれば私主人公じゃないわ。
アルバート様が攻略云々は関係なかったはず。
もう一度ノートに書き出す必要があるわね
淑女の鏡と言われているのにとんだ間違いを今までしていたわ。
アナスタシア自身は主人公ではない。
今までプレイヤーで主人公目線からのアナスタシアと主人公のルートをアナスタシアのルートとして入れていたから少しおかしな解説を繰り広げてしまったんだわ。
「アナスタシア様百面相されてどうされたのだ?」
アルバート様の顔が目と鼻の先にあり飛び跳ねようとしてしまったが一瞬の理性によりそんなことはしなかった。
思考をこの男は良く遮りものだ。
なんでもいいが今日帰ったらやることは決まった。
まだ入学してひとときもたってもいないのに私の間違いに気付けたのは美味しいわ。
扇があれが口元を隠しおーほほほほと笑ってしまいたい。
「では案内の続きをお願いいたしますわ」
「?了解した」
百面相への質問はスルーした。
後者を探索して気づいたのは広すぎること
こんなに広かったら休み時間の移動教室が辛い。五分休憩であるため、要を足したら休憩は終わると思ってもいい。
乙女ゲームは1週間の行動がまとめてされる。例えが週初めが月曜日だとすると、月曜日に選択した勉強が1週間まるまる勉強漬け。休息を選択すれば1週間何もしないがストレスはなくなり、次週の行動の効率が⒈5倍ほどになる。
細かな描写は彼とのデートや途中に挟んでくる舞踏会や小さなパーティーやらスチルイベントなどで、その日の行動をまるまる見れるわけではない。
こんな細かい設定がされているのは梅雨ほども知らず
校内は日本ではありえないような宮殿を学校として使っている
世界遺産に毎日来るようなイメージだ
「魔法について詳しく聞いてもいいだろうか?」
アルバート様がルンルンとした感じで私に質問した。
私は親の遺伝により魔力は微量ながらある。
作中でもアナスタシアが魔力を使うシーンがたくさん出てくるのだが実際使用してみるとほとんどできることは限られていた。
花属性であるアナスタシアは春になればなので今の時期はとても魔力に溢れている
今も垂れ流ししているようなものだ。
だが冬はほとんど役に立たない。ほどないのだ。
季節に左右される。おまけに精霊の恵みをもらえる主人公に対して私は悪さをするため聖霊は動いてくれないはず。
主人公には最後コテンパンにやられてしまう。
「私が使用できる魔力はひとつ花です。樹や風をしようされる劣化版と捉えてください。先ほどは恵みを受けていると申しましたが、花咲く時期に魔力が増えるだけで元々は弱いものなのです」
「なるほど梅雨時期になると私の水属性が暴走するようなものか」
暴走…
そこまではないのだが、聞き流そう
「そ、そういうことです。特別な力などは存在しませんよ。」
アルバート様は首を傾げる。
何かを言いたそうに。だがクスクスと笑いだす
「そうかなら君の周りにぷよぷよ浮いている精霊には挨拶不要かな?それに花属性の魔力なんて聞いたことないですよ。あるのは知っていましたが使える方がいらっしゃるのは珍しい」
私には理解しがたい単語が2つ並んでいた。
「精霊様が私の周りにいるのですか?」
「それもかなり珍しい樹の精霊だ。私にアナスタシアと話させろと訴えてくるのだが見えていないか?」
「アルバート様の魔力が私と精霊より上なのでしょう…モヤのようなものも確認できません。」
私が精霊への信仰があるわけではないが幼心から憧れはあり文献を手にして特徴などを見たことがある。
例えば10ある魔力をアルバート様がお持ちで
私が5ぐらい
精霊は基本持っていないと考えて良い
そうすると精霊は魔力が大きい人に引っ張られる傾向がある。私に姿を見せたくても上のものがいるとその方に離れてもらわなければならない。
姿を見せたいものに恵みをあげると、精霊が姿出しをしたいときにいつでも見れるようになる。
火の精霊は火を持つものに好かれ恵みや恩恵を与える。
水の精霊は水 または海が近くにあれば精霊はいると言われている。
このような感じだ。
花属性は珍しいと言われたがそれは樹になりえない魔力だから数少ないだけなのだが庶民にはたくさんいる…はずと思いたい。
魔力勉強は精霊ほどしていない。
ほとんどできないと言ってもいい。これは今から習っていく教養である。
「気づいていなかったのだな。では少し離れよう。恵みを貰えたら声かけてくれ」
アルバート様はおかしいのか多分目の前にいる精霊を小突いている。
私が今アルバート様にしたかったことなのに…
少し離れるとアルバート様が言っていた精霊が次々と見え始めた。
花や樹をモチーフにしているのだろうカラフルなのだが、緑色が多い。
小さい鈴のような声で一斉に話しかけてくる。昔の私であればうるさいと思っていたかもしれない(仕事のストレス)
だが今は心地い音色に聞こえる
『アーシャ!アーシャ!』
呂律が回らないようでアナスタシアが言えないのかかわいい声で私を呼んでいた
「ずっと私を見ていたの?」
精霊たちはウンウンと頷く
『でも屋敷には入れない。貴女のパパとママは火を扱う。近寄れない。でも今は水の仲間と私たちしかいない!やっと話せた!』
元気よく動き回る精霊たち
たしかに父と母は火を扱う。
それでサナバート様とは相性がいいと謳われるシーンもたしかにあった嫉妬シーンだったと思う。
両親は精霊たちから恵みをもらっていたということになるのか全然気づかなかった。
『アーシャこれもらって~』
差し出してきたのは恵みというものだろう小さな指輪。ピンクゴールドの白い花形をしたダイヤモンドの小さいカラットがついていた。
『こころの近くにつけてねー、いつでも王子を跳ね飛ばせるから』
不吉なことを精霊の口から聞いた気がしたが笑顔でスルーしよう
「恵みはもらえたようだね」
まだ合図は出していないはずなのに近づいてきたアルバート様
『邪魔!邪魔!』
精霊たちが口々に文句を言っている
私もできればあと少しコミュニケーションをお取りしたかった。
「さ、そろそろ案内も終わる頃だ。帰る準備をしよう」
『アル!大人気ない!』
「精霊様の方がうんと年上のはずです」
なぜか今まで無視を決めていたのに、応戦し、精霊たちと争い始めた。
『やっと城から出てきたと思ったアーシャを、独り占めした罪でかい!』
「君たちの行動はお昼にしかできないと知っていますよ。」
だから夜の舞踏会日は精霊たちに会えなかったのか。
屋敷は火の精霊がいるのだろう
弟も妹も火を扱うためきっと屋敷内は居心地の良いものなんだろう。
『今日ずっとアーシャの近くに居た!アル邪魔だった!』
拙い言葉で反撃する精霊たち
大人気ないアルバート様
とてもかわいい争いが繰り広げられている
精霊たちの見方をしようと前に出た。アルバート様も精霊もこちらを見る
「アル様?精霊様たちに無礼ですよ?」
私が呼びかけるとそれは嬉しそうにこちらを覗き込んで手を握ってきた
精霊たちもなぜか顔をほんのり赤らめている
「アル様とお呼びくださいね?」
なんのことだろう?と思い記憶を遡ると頭から湯気が出るように暑くなってきた
「ち、違いますよ?精霊様たちに引っ張られただけですぅ」
最後は言葉にならなかった。
アルバート様はにこやかに笑い私をエスコートしている際に精霊たちにお礼を言って決着がついたようだ。周りには精霊たちがニコニコとついてくる。
きっとアルバート様の周りにも水の精霊がいるのだろう。
大観衆の中恥を晒してしまった。
だんだんと朝行った入学式会場に近づいていくと精霊たちが嬉しそうに周りの木々に飛んで行った。
「アルバート様本日は有り難うございました」
「アーシャまたデートに誘いますね」
強調を強調で返してきた。いい性格をなされている
だが心臓はドキドキと鳴り止まない。
精霊様たちから受け取った指輪を眺めるがどの指にも入らない
足の小指にはまる程度なんだが
心臓の近くで装備しなければいけない。
ネックレスにするしかないかな
帰りにジュエリーショップに寄るように伝えて馬車に乗った。
ネックレスを下げ初めての登校に学生の気分が戻りドキドキが出現中だ。
皮の鞄を持ちみんなお揃いの制服に身を包んで周りから挨拶が飛んできてそれに一礼する
一年生である私は白いプリーツワンピースに黒いリボンとピンクのネクタイ(どちらも着用可)そして儀式用のワインレッドネクタイを用意されている
一つ学年が上がると黒の制服に変わり
上級生になるとズボン着用可となる
アナスタシアは最後まで登場するキャラで黒いリボンを愛用していた。
上級生になるとピンクのネクタイ。
なので逆で行こうと思う
ピンクのネクタイに白い制服。前世ではロリータ調と言われるような服装であるが、周りに同じ格好されている方はたくさんいるため気にはならなかった。
むしろ長いふわふわのスカートは女子心がある私は高揚感がある。
すごく嬉しい。女の子になれた気分。前世ではミニスカートが流行っていたが圧倒的に長いスカートは好きだったので、履きやすいしパンツが見える心配も入らなかった。
母が手掛けた白いリボンで編み込みをし下の方でリボンを作っている。ショートカットにしているためこれまたリボンが目立つ。
なぜこれを着用したかというと、母が一生懸命作っているのを見てしまったからだ。
作中のアナスタシアも着用していたがハーフアップにしていたので今回は逃れられたでしょうと思いたい。
クラス案内は上級生であるアイト様である
ここでもまさかの出会いイベント
わたしの後ろになぜか陣取りしているカタリーナ様
でもたしかにここで上級生のアイトとの出会いイベントであるので静かにしておこう。
主人公はアイトに話しかけて、アイトが同じ庶民であることから気にかけていくシーンなのだが、なかなかのスチルが出てこない。
発動させたが良いのか悩みどころだが、アイト様ルートに私の没落ルートはなかった。
ここは積極的に話しかけてもらった方がいいかもしれない。
「ヨーク様…」
「アナスタシア様ー」
いざ話しかけようとするとカタリーナのもっと後ろから声がする
人混みをかき分けてやってきたのはもちろんアルバート様
なぜ邪魔しにきた。キッと睨みつけたがにへらと笑っている。気が抜ける…
「どうされたのですか殿下」
アイトが話しかける。
この2人は繋がりがなかったはずだが
「おーアイトが案内してくれていたのか。私はアナスタシアの隣を歩きたくて。」
「「きゃー素敵ー」」
いつ味方につけたのか知らないが御令嬢たちがアルバート様に憂い帯びていた
悔しいとかではなく素敵なの?
素敵ではなく私からしたら迷惑ですが女子の目線が痛くなりそうなので言わない。
「邪魔です。」
私の心を読んだのかアイト様が辛辣な言葉をすぱりと言った。
一応殿下でいらっしゃる方にそのようなことを申して大丈夫なのかハラハラしたが
「相変わらずアイトは言葉が悪いなぁ。」
大丈夫だった。
案内されて私と主人公とアルバート様サナバート様レイラ様ウェルト様とトーマス様が学ぶⅢ組にやってきた成績ともにスポーツそして魔力に長けたものが集う。
私は今は春のため魔力が存分にあるのでこのクラスだ。
ニコニコと隣を歩くアルバート様はいかにも一緒になれて嬉しいですと言っていた。
残りのクラスの方はアイト様に連れられて先を急いでいた。
ここではモブと言っておこう方たちと主要メンバーに入る私たちとの人間への作り込みは大して変わらない。イケメンだし美女であるが、なぜかオーラがない。
攻略キャラとライバルキャラのオーラはキラキラとしているのに何故。まーわかりやすく神様が調整してくれているのだろう。
「席順は決まっているようですね。」
レイラ様の声が綺麗に響いた。各々座り出した。名簿順ではなく生まれた順のようで、私は春生まれであるため一番端の真ん中の席になった。
20名クラスであるため5人列の三番目だ
目立たないところでよかったあ
前世は前の席をとにかく嫌っていた私
真ん中はありがたい。ザ目立たない
アルバート様とサナバート様の近くには夏生まれの主人公とレイラ様
秋生まれのトーマス様たちが真ん中の席を埋めている。
冬生まれで一番最後の席をとっているのはウェルト様。
私の周りにはモブたち
私が話しかけると驚いたように答えてくれた。
「よろしく。私はアナスタシアよ」
少し傲慢であると思うが私は公爵家のため下手にしたから行くとダメなのだ。
「よろしくお願いします。私伯爵ミリターラ家の次女エリカと申します。」
「ではエリとお呼びしても?」
「もちろんです。憧れております。私はなんとお呼びすれば?」
「そうねー、アナスタシアかアーシャでいいわ」
アルバート様に考えてもらった愛称呼びはかなり気に入っているのが本音。殿方に呼ばれるのは恥ずかしいが女子同士であるならば前世では憧れに近いものがあったから是非呼んでほしい
恐れ多いとでも言ったように首をぶんぶんと振り始めたエリ。
「遠慮はいらないわ。」
「ファーストネームでお呼びするなんてよろしいのですか?…ではアナスタシア様」
意を決したように言うエリが可愛くてニコニコしてしまう。
エリは私の笑顔を見て安心したのか、ホッとしていた。
あっ思い出した。
この子私が侍らせていた悪役の1人だ。
このなんとも悪役ですと言うような縦巻きロールの赤髪に長い睫毛を施すキリッとした瞳に薄い唇に 私は運動ができまーすと言うのを主張する体つき。ビボデイだ
イを大きくしたのはもちろんわざと。
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しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
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他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
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