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104:ヘタレ騎士の後悔と喜びと
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やってしまった!
俺は心の中で叫んでしまった。
エレミアスに閨事の説明をしてしまった。
だが何かは伝えておかないと、
エレミアスがこのまま周囲に
「閨事って何?」という質問を
し続ける可能性がある。
それだけは避けたかった。
それに周囲にいる
エレミアスの友人たちも
バーンズ侯爵家のことを
考えると本当のことを
言えるはずがないのだから
感謝されることだとは思う。
ただ、伝え方がまずかった。
裸のエレミアスが刺激的すぎて
我慢ができなくなったのだ。
触れたくて仕方がなくて、
エレミアスの足に触れてみた。
小さな足は、やわらかくて、
確かにこれでは、
長時間歩くのは無理だと
納得する可愛さだった。
何せ人間は歩くことで
つちふまずが生まれる。
赤ん坊の足が
平らなのはそのせいだ。
エレミアスの足は
赤ん坊と同じだとは言えないが、
それでも、やわやわで
ずっと触れていたいぐらいだった。
その愛らしさに
思わず足の指まで
舐めてしまったが、
その時はまだ、
すぐに我に返ることができた。
誤魔化すように、
未発達のつちふまずに
唇を落として小さな体を
解放することができた。
だが。
その後のエレミアスの
一生懸命な告白に
俺の理性のタガが外れた。
エレミアスの主張はもっともだ。
家族に守られ、
屋敷の中で大切に育てられたのだろう。
自分の気持ちを察する者たちに
囲まれて生きてきたのだ。
言葉にする前に
全てが整い、
望みが叶うのだ。
誰もが自分のことを
知っていると勘違いするだろう。
だが、エレミアスは
そうじゃないと気が付いた。
そして俺のことを知りたいし、
自分のことを知ってほしい、と
そう言ってくれたのだ。
浮かれないわけがない。
そして極めつけが、
休憩場での仕草だ。
体を隠すことを知らないエレミアスが
俺の前で肌をさらし、
みだらに水を飲んだのだ。
興奮しても仕方がないだろう。
俺はなんとか欲望を押さえて
エレミアスのもとに行く。
休憩場は火照った体を
冷やすためにわざと
段差がある場所に作った。
その方が風が良く体に当たるからだ。
そんな俺の前で、
エレミアスは俺に水を差しだしてくる。
しゃがんで俺に水を差し出す姿に、
俺の視線はエレミアスの下半身に向けられた。
白い肌に、可愛らしい……
ダメだ。
これ以上見たら
理性が吹き飛ぶ。
そう思ってエレミアスを
段差に座らせたのだが
それがまたまずかった。
エレミアスの足が
俺の下半身に当たるのだ。
タオルで隠しているとはいえ
俺の欲棒は見事に勃ちあがっている。
俺はエレミアスに
触れたい欲を止めることができなかった。
何度もエレミアスに口づける。
小さな唇を蹂躙し、
苦し気に開いた口の中に
舌を差し込んだ。
戸惑うエレミアスの
舌を吸い、口内をむさぼる。
興奮しすぎて、
頭がおかしくなっていた。
それは間違いない。
なにせ俺はエレミアスに
激しく口づけながら
片手で欲棒をしごいていた。
夢中で自慰をしながら
愛しいエレミアスを
むさぼるように口づける。
正気の沙汰ではない。
ただ俺は興奮して、
ひたすらエレミアスを求めた。
何度も何度も。
食らいつくような俺を
エレミアスは最後まで受け止めた。
射精感が高まり、
俺は精液を吐き出す瞬間、
エレミアスの腰を掴んで
自分の体に引き寄せた。
エレミアスの下半身が
俺の腹と密着する。
その感触に胸が熱くなり、
俺はタオルの中に欲望の液を放った。
その途端、
俺は浮かされていた熱が
一気に下がった。
熱を放出した脱力感と、後悔と。
どうしていいかわからずに、
俺はエレミアスの顔を
見ることができなかった。
それでも触れていたくて、
弱弱しくエレミアスの
肩に額を当てた。
汚らわしいと、
罵られても仕方がない行為だった。
いくら段差で隠していたとはいえ、
エレミアスの前で俺は
なんということを……
後悔でうなだれる俺を、
エレミアスはそっと
両手で俺を抱きしめた。
俺の頭を撫でるように
髪を梳き、大好き、という。
俺は驚いた。
本当かと問い詰めたくもなった。
だが俺は動けない。
愛らしい腕で優しく抱きしめられているというのに
動けるわけがない。
「僕はね、
ガイが僕に何をしても
嫌いにならないし、
大丈夫だよ」
天使か?
天使でしかないだろう。
やはりエレミアスは天使だった。
それしかない。
俺がこんな暴挙にでたというのに
それを受けとめ、
好きだと言ってくれるなんて。
俺がおそるおそる
顔を上げてエレミアスを見ると、
その頬は赤くなっている。
だが嘘ではないことはわかった。
美しい瞳が真摯に
俺を見つめていてくれたから。
「だって僕、
ガイのこと大好きだもん」
少し甘えた声に、
俺は涙が浮かぶ。
俺があんなことをしても
こうしてエレミアスは
変わらず俺を慕ってくれる。
甘えた声も、仕草も
いつもと同じだ。
そのことに俺が
どれだけ安堵したのかなど
エレミアスにはわからないだろう。
俺はたまらず、
またエレミアスにキスをした。
今度はできるだけ優しく、
けれども、俺の愛が伝わるように。
エレミアスはもちろん、
嫌がることもなく
俺を受け入れてくれる。
こんなに幸せで良いのだろうか。
しかもエレミアスは
俺が何をしても
大好きだと言っている。
それはつまり……
自分の良いように
解釈をしてしまうが、
うぬぼれではないと思いたい。
もちろん、エレミアスは
まだ体は成長しきってないし、
子どもだ。
デビュタントも早まったとはいえ
まだこれからだし、
性交などして良いはずがない。
だが。
少しづつ教えるのは
良いのではないだろうか。
例えば、触れ合うことや、
キス……だってそうだ。
いや、もっと深く
触れることだってできるだろう。
もしエレミアスに
触れ合うことや、
それにともなう快感を
教えることができたら……?
たとえまだ成長してない
体であったとしても、
キモチイイという感覚はあるはずだ。
ゆっくり、教えていけばいい。
そのうち、精通がやってきたら
本当の意味で、性に伴う
キモチイイがわかってくるだろう。
その日が来るまでに
俺が教え込めば……
俺のよからぬ欲望など
全く知らない様子で、
エレミアスが笑う。
俺は体を起こし、
吐き出した精液をタオルで隠して
シャワーを浴びた。
エレミアスには
改めて冷たい水を入れてもらい、
その隙に証拠隠滅をしたのだ。
自分が放ったものを処分して
冷たい水を飲んだら、
ずいぶんと思考が覚めてきた。
やばい思考だった。
団長に知られたら、
一言の弁解もなく
切り捨てられるぐらいだったと思う。
だが、エレミアスと
触れ合いたい欲が消えるわけではない。
ようはバレなければいいのだ。
そしてエレミアスが
俺と触れ合うことを望めば
さすがの団長であっても
排除できないだろう。
そこまで俺が考えていた時、
エレミアスが休憩場から
階段を下りて俺のそばにきた。
「ちょっと冷えちゃったね」
「そうだな。
少しぬくもってから出るか」
そろそろアンナが 俺たちがいないことに
気が付く頃だろう。
領の騎士たちや
あのパン屋の娘を
屋敷に招待したのも、
感謝を示すためではあったが、
アンナの意識をエレミアスから
反らすためでもあった。
こうでもしないと、
エレミアスの周囲は
守りが固くて、
些細な触れ合いさえできない。
今回は、予想以上に
エレミアスと触れ合えたので
作戦は大成功だったと言える。
俺はエレミアスを連れ、
滝がある露天風呂に入った。
ふう。癒される。
可愛い体が俺の膝に乗るが、
さっき欲望を吐き出したばかりだ。
さすがに余裕はある。
俺は小さな体を
背中から抱きしめる。
もう、この可愛い体は
俺のものだ。
俺以外、誰も触れさせない。
「エレ、愛してる」
肩に唇を寄せて俺はつぶやく。
「僕も。
僕もアイシテルよ」
って聞こえたのは、
気のせいじゃなかったと思う。
俺は心の中で叫んでしまった。
エレミアスに閨事の説明をしてしまった。
だが何かは伝えておかないと、
エレミアスがこのまま周囲に
「閨事って何?」という質問を
し続ける可能性がある。
それだけは避けたかった。
それに周囲にいる
エレミアスの友人たちも
バーンズ侯爵家のことを
考えると本当のことを
言えるはずがないのだから
感謝されることだとは思う。
ただ、伝え方がまずかった。
裸のエレミアスが刺激的すぎて
我慢ができなくなったのだ。
触れたくて仕方がなくて、
エレミアスの足に触れてみた。
小さな足は、やわらかくて、
確かにこれでは、
長時間歩くのは無理だと
納得する可愛さだった。
何せ人間は歩くことで
つちふまずが生まれる。
赤ん坊の足が
平らなのはそのせいだ。
エレミアスの足は
赤ん坊と同じだとは言えないが、
それでも、やわやわで
ずっと触れていたいぐらいだった。
その愛らしさに
思わず足の指まで
舐めてしまったが、
その時はまだ、
すぐに我に返ることができた。
誤魔化すように、
未発達のつちふまずに
唇を落として小さな体を
解放することができた。
だが。
その後のエレミアスの
一生懸命な告白に
俺の理性のタガが外れた。
エレミアスの主張はもっともだ。
家族に守られ、
屋敷の中で大切に育てられたのだろう。
自分の気持ちを察する者たちに
囲まれて生きてきたのだ。
言葉にする前に
全てが整い、
望みが叶うのだ。
誰もが自分のことを
知っていると勘違いするだろう。
だが、エレミアスは
そうじゃないと気が付いた。
そして俺のことを知りたいし、
自分のことを知ってほしい、と
そう言ってくれたのだ。
浮かれないわけがない。
そして極めつけが、
休憩場での仕草だ。
体を隠すことを知らないエレミアスが
俺の前で肌をさらし、
みだらに水を飲んだのだ。
興奮しても仕方がないだろう。
俺はなんとか欲望を押さえて
エレミアスのもとに行く。
休憩場は火照った体を
冷やすためにわざと
段差がある場所に作った。
その方が風が良く体に当たるからだ。
そんな俺の前で、
エレミアスは俺に水を差しだしてくる。
しゃがんで俺に水を差し出す姿に、
俺の視線はエレミアスの下半身に向けられた。
白い肌に、可愛らしい……
ダメだ。
これ以上見たら
理性が吹き飛ぶ。
そう思ってエレミアスを
段差に座らせたのだが
それがまたまずかった。
エレミアスの足が
俺の下半身に当たるのだ。
タオルで隠しているとはいえ
俺の欲棒は見事に勃ちあがっている。
俺はエレミアスに
触れたい欲を止めることができなかった。
何度もエレミアスに口づける。
小さな唇を蹂躙し、
苦し気に開いた口の中に
舌を差し込んだ。
戸惑うエレミアスの
舌を吸い、口内をむさぼる。
興奮しすぎて、
頭がおかしくなっていた。
それは間違いない。
なにせ俺はエレミアスに
激しく口づけながら
片手で欲棒をしごいていた。
夢中で自慰をしながら
愛しいエレミアスを
むさぼるように口づける。
正気の沙汰ではない。
ただ俺は興奮して、
ひたすらエレミアスを求めた。
何度も何度も。
食らいつくような俺を
エレミアスは最後まで受け止めた。
射精感が高まり、
俺は精液を吐き出す瞬間、
エレミアスの腰を掴んで
自分の体に引き寄せた。
エレミアスの下半身が
俺の腹と密着する。
その感触に胸が熱くなり、
俺はタオルの中に欲望の液を放った。
その途端、
俺は浮かされていた熱が
一気に下がった。
熱を放出した脱力感と、後悔と。
どうしていいかわからずに、
俺はエレミアスの顔を
見ることができなかった。
それでも触れていたくて、
弱弱しくエレミアスの
肩に額を当てた。
汚らわしいと、
罵られても仕方がない行為だった。
いくら段差で隠していたとはいえ、
エレミアスの前で俺は
なんということを……
後悔でうなだれる俺を、
エレミアスはそっと
両手で俺を抱きしめた。
俺の頭を撫でるように
髪を梳き、大好き、という。
俺は驚いた。
本当かと問い詰めたくもなった。
だが俺は動けない。
愛らしい腕で優しく抱きしめられているというのに
動けるわけがない。
「僕はね、
ガイが僕に何をしても
嫌いにならないし、
大丈夫だよ」
天使か?
天使でしかないだろう。
やはりエレミアスは天使だった。
それしかない。
俺がこんな暴挙にでたというのに
それを受けとめ、
好きだと言ってくれるなんて。
俺がおそるおそる
顔を上げてエレミアスを見ると、
その頬は赤くなっている。
だが嘘ではないことはわかった。
美しい瞳が真摯に
俺を見つめていてくれたから。
「だって僕、
ガイのこと大好きだもん」
少し甘えた声に、
俺は涙が浮かぶ。
俺があんなことをしても
こうしてエレミアスは
変わらず俺を慕ってくれる。
甘えた声も、仕草も
いつもと同じだ。
そのことに俺が
どれだけ安堵したのかなど
エレミアスにはわからないだろう。
俺はたまらず、
またエレミアスにキスをした。
今度はできるだけ優しく、
けれども、俺の愛が伝わるように。
エレミアスはもちろん、
嫌がることもなく
俺を受け入れてくれる。
こんなに幸せで良いのだろうか。
しかもエレミアスは
俺が何をしても
大好きだと言っている。
それはつまり……
自分の良いように
解釈をしてしまうが、
うぬぼれではないと思いたい。
もちろん、エレミアスは
まだ体は成長しきってないし、
子どもだ。
デビュタントも早まったとはいえ
まだこれからだし、
性交などして良いはずがない。
だが。
少しづつ教えるのは
良いのではないだろうか。
例えば、触れ合うことや、
キス……だってそうだ。
いや、もっと深く
触れることだってできるだろう。
もしエレミアスに
触れ合うことや、
それにともなう快感を
教えることができたら……?
たとえまだ成長してない
体であったとしても、
キモチイイという感覚はあるはずだ。
ゆっくり、教えていけばいい。
そのうち、精通がやってきたら
本当の意味で、性に伴う
キモチイイがわかってくるだろう。
その日が来るまでに
俺が教え込めば……
俺のよからぬ欲望など
全く知らない様子で、
エレミアスが笑う。
俺は体を起こし、
吐き出した精液をタオルで隠して
シャワーを浴びた。
エレミアスには
改めて冷たい水を入れてもらい、
その隙に証拠隠滅をしたのだ。
自分が放ったものを処分して
冷たい水を飲んだら、
ずいぶんと思考が覚めてきた。
やばい思考だった。
団長に知られたら、
一言の弁解もなく
切り捨てられるぐらいだったと思う。
だが、エレミアスと
触れ合いたい欲が消えるわけではない。
ようはバレなければいいのだ。
そしてエレミアスが
俺と触れ合うことを望めば
さすがの団長であっても
排除できないだろう。
そこまで俺が考えていた時、
エレミアスが休憩場から
階段を下りて俺のそばにきた。
「ちょっと冷えちゃったね」
「そうだな。
少しぬくもってから出るか」
そろそろアンナが 俺たちがいないことに
気が付く頃だろう。
領の騎士たちや
あのパン屋の娘を
屋敷に招待したのも、
感謝を示すためではあったが、
アンナの意識をエレミアスから
反らすためでもあった。
こうでもしないと、
エレミアスの周囲は
守りが固くて、
些細な触れ合いさえできない。
今回は、予想以上に
エレミアスと触れ合えたので
作戦は大成功だったと言える。
俺はエレミアスを連れ、
滝がある露天風呂に入った。
ふう。癒される。
可愛い体が俺の膝に乗るが、
さっき欲望を吐き出したばかりだ。
さすがに余裕はある。
俺は小さな体を
背中から抱きしめる。
もう、この可愛い体は
俺のものだ。
俺以外、誰も触れさせない。
「エレ、愛してる」
肩に唇を寄せて俺はつぶやく。
「僕も。
僕もアイシテルよ」
って聞こえたのは、
気のせいじゃなかったと思う。
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