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第79話 やばい4強
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夏が始まった頃、リツカが4強に選ばれた。
リツカ以外の4強は全員斥候術持ちの女性で、4強が全員女性になるのは珍しいらしい。
パーティーで食堂に行きランチを食べる。
「やっと皆に合流できるよ」
「アキラは結局目立ってましたね」
「そこまでじゃないだろ」
錬金術師の女子生徒が笑顔で手を振って歩いて行った。
「いつもありがとねー」
「ほら、ある意味4強より目立っているわよ」
「それを言うならメイとマナだって魔石を納品すれば4強になれただろ?」
「嫌よ、アキラのパーティーだったおかげで4強になるだけだもの。実力も無いのに4強になりたくないわ」
「メイは」
「私もアキラが4強じゃないのに4強になるのは嫌です」
「アキラは裏4強と呼ばれてるよ」
「はあ!」
「知らなかったの?」
「知らないのは本人だけです☆」
「本当の討伐数はアキラが突出しているし、錬金術師に毎日サモンモンスターを使った事でみんなを味方につけているよね? それに1年生の初期成長にも貢献したから1年生はアキラに頭が上がらないよ?」
「ゲームのクラック君みたいに裏の勢力っぽく行くのもいいと思います☆」
「大げさだ」
男子生徒3人組の錬金術師が俺の前に来て礼をした。
「「アキラさん! お疲れ様です!」」
「何かあれば協力しますんで、言ってください!」
「色々作れますんで、アキラさんの為なら、僕何でも作ります!」
「アキラさんのおかげで、俺成長出来ました。何かあればぜひ言ってください。失礼しました!」
「「失礼しました!!」」
3人が去っていった。
「「裏4強」」
「違う! 所で、皆は気づいていないのか?」
「なにがよ?」
「私は気づいたよ」
「きゅ!」
「きゅうも気づいたか」
「上だよね?」
上を見ると3人の女子生徒がロープからテーブルの上にするすると下りてきた。
くノ一・タイツのようなレザー装備・ぴっちりマント装備
いかにも潜伏していそうな装備の3人が無言で俺を見つめる。
食堂にいる生徒の視線が集まっているが気にしていないようだ。
露出が多いの為特に男子生徒はちらちらと3人を見ている。
「……普通に歩いて来てくれ」
「いえ、斥候術を鍛える為に人がやらない事をやっています」
「一旦降りようか」
3人がジャンプしてシュタッと着地した。
この3人は全員斥候術持ちでリツカと共に4強だ。
きゅうが身を乗り出してロープを見た。
「隙アリ!」
くノ一がきゅうを掴もうとするがすっと回避する。
「そこ!」
タイツが避けたきゅうを掴もうとするがそれも華麗に回避する。
「きゅうを掴もうとするな!」
「「きゅうを撮らせてください」」
「掴もうとせず普通に言ってくれ! 撮るのはいいけど」
3人がパシャパシャときゅうを撮影していく。
「「アキラと自撮り撮影をさせてください」」
「いいんだけど」
3人が並んで俺とくっ付いて写真を撮影していく。
距離が近すぎる。
忍んで来たりくっついたりこの3人はよく分からない。
きゅうはロープが気になるようでロープを見つめていた。
そしてロープに登ってから下に降りてフルーツを掴もうとするがうまく行かないようだ。
「すぐにロープを長くします!」
ロープの長さが調整されるときゅうが一番上まで上がった。
そしてロープを掴んでスーッと降りて来てブランブランと揺れる。
フルーツをキャッチすると頬に詰め込んで上に登っていく。
そしてまた降りて同じことを繰り返す。
きゅうは飛べるからロープにつかまる意味はない。
楽しいんだろう。
パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ!
3人がきゅうを撮影したり写真を撮ったりする。
「そろそろいいんじゃないか? 俺達は食事中だ」
「お気になさらず」
「気になるんだ」
3人がロープに掴まって逆さになったまま俺に話しかける。
「「アキラさん、私達のパーティーに入ってください!」」
「い、いやいや、今この4人でパーティーを組んでいる、それに斥候術を全員持っているのは意味がないだろ?」
先生がコツコツと足音を響かせた歩いてくる。
「こら! またいつもの3人ね! ぶら下がるのはやめなさい!」
「見つかったか!」
「逃げよう!」
「ドロンします!」
シュタタタ!
「こら! 待ちなさい!」
「やっと行ったか。食事を続けよう」
「あの3人とうまくやっていけるのは凄いよ」
「上手くやれていないぞ。それよりも、そろそろゲートの奥に行こう、兄さんたちと連絡は取り合ってきてもらえる事も決まっているから」
「私は準備が出来ました☆」
「私も出来てるよ」
「う~ん、ショップに行きたいわ。アキラ、着いて来てよ」
「1人でショップに行くと男の人に声をかけられるんだよな?」
「皆で行こう!」
こうしてショップに行く話をして食事が終わった。
廊下を歩くと逃げた3人が先生に掴まり説教を受けていた。
「斥候術の練習はゲートでやりなさい! それと、何度も言うけど、どうして斥候術を使える3人が同じパーティーをやっているの! パーティーは多様性が大事なの! 斥候術を同じパーティー全員が持っていても意味がないでしょ! それとね、3人が一緒にいると碌な事にならないわ!」
3人が黙って説教を受けていた。
いくら言っても聞かないだろうな。
男子生徒が通るたびに3人に視線が集まる。
みんな見た目はいい、黙っていれば美人だ。
それに装備も体のラインが見えたり、露出が多いのだ。
俺はルート変更をして回り道をして教室に戻った。
リツカ以外の4強は全員斥候術持ちの女性で、4強が全員女性になるのは珍しいらしい。
パーティーで食堂に行きランチを食べる。
「やっと皆に合流できるよ」
「アキラは結局目立ってましたね」
「そこまでじゃないだろ」
錬金術師の女子生徒が笑顔で手を振って歩いて行った。
「いつもありがとねー」
「ほら、ある意味4強より目立っているわよ」
「それを言うならメイとマナだって魔石を納品すれば4強になれただろ?」
「嫌よ、アキラのパーティーだったおかげで4強になるだけだもの。実力も無いのに4強になりたくないわ」
「メイは」
「私もアキラが4強じゃないのに4強になるのは嫌です」
「アキラは裏4強と呼ばれてるよ」
「はあ!」
「知らなかったの?」
「知らないのは本人だけです☆」
「本当の討伐数はアキラが突出しているし、錬金術師に毎日サモンモンスターを使った事でみんなを味方につけているよね? それに1年生の初期成長にも貢献したから1年生はアキラに頭が上がらないよ?」
「ゲームのクラック君みたいに裏の勢力っぽく行くのもいいと思います☆」
「大げさだ」
男子生徒3人組の錬金術師が俺の前に来て礼をした。
「「アキラさん! お疲れ様です!」」
「何かあれば協力しますんで、言ってください!」
「色々作れますんで、アキラさんの為なら、僕何でも作ります!」
「アキラさんのおかげで、俺成長出来ました。何かあればぜひ言ってください。失礼しました!」
「「失礼しました!!」」
3人が去っていった。
「「裏4強」」
「違う! 所で、皆は気づいていないのか?」
「なにがよ?」
「私は気づいたよ」
「きゅ!」
「きゅうも気づいたか」
「上だよね?」
上を見ると3人の女子生徒がロープからテーブルの上にするすると下りてきた。
くノ一・タイツのようなレザー装備・ぴっちりマント装備
いかにも潜伏していそうな装備の3人が無言で俺を見つめる。
食堂にいる生徒の視線が集まっているが気にしていないようだ。
露出が多いの為特に男子生徒はちらちらと3人を見ている。
「……普通に歩いて来てくれ」
「いえ、斥候術を鍛える為に人がやらない事をやっています」
「一旦降りようか」
3人がジャンプしてシュタッと着地した。
この3人は全員斥候術持ちでリツカと共に4強だ。
きゅうが身を乗り出してロープを見た。
「隙アリ!」
くノ一がきゅうを掴もうとするがすっと回避する。
「そこ!」
タイツが避けたきゅうを掴もうとするがそれも華麗に回避する。
「きゅうを掴もうとするな!」
「「きゅうを撮らせてください」」
「掴もうとせず普通に言ってくれ! 撮るのはいいけど」
3人がパシャパシャときゅうを撮影していく。
「「アキラと自撮り撮影をさせてください」」
「いいんだけど」
3人が並んで俺とくっ付いて写真を撮影していく。
距離が近すぎる。
忍んで来たりくっついたりこの3人はよく分からない。
きゅうはロープが気になるようでロープを見つめていた。
そしてロープに登ってから下に降りてフルーツを掴もうとするがうまく行かないようだ。
「すぐにロープを長くします!」
ロープの長さが調整されるときゅうが一番上まで上がった。
そしてロープを掴んでスーッと降りて来てブランブランと揺れる。
フルーツをキャッチすると頬に詰め込んで上に登っていく。
そしてまた降りて同じことを繰り返す。
きゅうは飛べるからロープにつかまる意味はない。
楽しいんだろう。
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「そろそろいいんじゃないか? 俺達は食事中だ」
「お気になさらず」
「気になるんだ」
3人がロープに掴まって逆さになったまま俺に話しかける。
「「アキラさん、私達のパーティーに入ってください!」」
「い、いやいや、今この4人でパーティーを組んでいる、それに斥候術を全員持っているのは意味がないだろ?」
先生がコツコツと足音を響かせた歩いてくる。
「こら! またいつもの3人ね! ぶら下がるのはやめなさい!」
「見つかったか!」
「逃げよう!」
「ドロンします!」
シュタタタ!
「こら! 待ちなさい!」
「やっと行ったか。食事を続けよう」
「あの3人とうまくやっていけるのは凄いよ」
「上手くやれていないぞ。それよりも、そろそろゲートの奥に行こう、兄さんたちと連絡は取り合ってきてもらえる事も決まっているから」
「私は準備が出来ました☆」
「私も出来てるよ」
「う~ん、ショップに行きたいわ。アキラ、着いて来てよ」
「1人でショップに行くと男の人に声をかけられるんだよな?」
「皆で行こう!」
こうしてショップに行く話をして食事が終わった。
廊下を歩くと逃げた3人が先生に掴まり説教を受けていた。
「斥候術の練習はゲートでやりなさい! それと、何度も言うけど、どうして斥候術を使える3人が同じパーティーをやっているの! パーティーは多様性が大事なの! 斥候術を同じパーティー全員が持っていても意味がないでしょ! それとね、3人が一緒にいると碌な事にならないわ!」
3人が黙って説教を受けていた。
いくら言っても聞かないだろうな。
男子生徒が通るたびに3人に視線が集まる。
みんな見た目はいい、黙っていれば美人だ。
それに装備も体のラインが見えたり、露出が多いのだ。
俺はルート変更をして回り道をして教室に戻った。
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