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#21 プリンス襲来
21-1 プリンス襲来
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直矢は疾走していた。
デート待ち合わせの10分前には到着しておくという紳士の掟を、最近は破ってばかりだ。
急遽出番が早まったとはいえ、それもこれも仮交際から真剣交際に至った年下の恋人と、母国へ年越し旅行に発った同僚のせいで。大晦日の夜さえも米国本社と連携を図るための労働力として甘んじて搾取されたが、もはや仕事にしか人生9割の意義を見出せない自分を嘲笑するしかなかった。
急ぎの作業が一区切りついたところで、テレビ夕日のけやき坂スタジオを目指す。クラクションが怒号する環状三号線は、タクシーに乗っても年末年始の渋滞で、牛歩の歩みでしか進まない。
筋肉がプロテインを欲するように、直矢の中で激しい枯渇感が募っていた。
聖夜の奇跡が起きてから一週間。浴室とベッド、そして朝食を用意するキッチンでどれだけふれあっても、会えない間の空白を完全に埋めることはできなかった。NY出張、そして別離の期間で禁欲を強いられたせいか知らないが、とてもじゃないが物足りなかった。
そんなもどかしさを燻ぶらせていた中で舞い込んだ、一通のメッセージ。
次いで届いた関係者用観覧Eチケットを手に、カップルが蔓延る庭園を駆け抜け、スタジオビルの屋上へ急いだ。
おめざめ生パフォーマンスに終わらず、華々しい年末特番への出演は、実力派アーティストとして世間に認知されつつある証だ。期待と誇らしさで、直矢の胸は鷹揚と躍動していた。
そして、彼らは易々と期待の斜め上を越えた。
観覧席に滑り込んだと同時に繰り出された、天使のウィンク。
メンズアイドル史を塗り替えるほど暴力的な愛らしさ、かつ危険な色香を兼ね備え、目撃しても呼吸数・脈拍・血圧・血中酸素飽和濃度が上昇しない者は、もはや人間ではないだろう。
目の前の群衆が足元から崩れ落ちる中、直矢はデスクワーク中も下半身を鍛えられるエクササイズ≪シーテッド・カーフ・レイズ≫を怠らなかったおかげで事なきを得た。この淘汰により、残り2分18秒でも高みの見物を果たすことができた。
まず、特筆すべきは衣装。
目の覚めるようなピーコックグリーンの主役級ファーコートが、主張の強すぎる六本木の夜景をバックにしても負けない魅力を光らせている。その下に仕込まれた白のブラウスは、なびく夜風でリボンタイが揺れるという好演出だ。おめざめ出演時の衣装のリボンタイも素晴らしかったが、自然風という特例要素が加わったことで、さらに優雅さと神秘性を醸し出している。いずれにしても、リボンタイが似合う人類は地球上で彼だけだろう。そして、ブラックのスキニーパンツが驚異的な足の長さと、華奢な腰からヒップの膨らみにかけての曲線美を引き出している。何よりXO脚、X脚、膝下O脚、股関節O脚およびその複合型に生じやすい、膝周りの不格好なたるみもない。つまり、骨格まで完璧だということだ。その紛れもない事実は、何度もじかに触れた直矢自身が最もよく知ることだ。最後に、ステップが華麗な足先を彩るのは、ドレッシーなレザーショートブーツ。本革に繊細なドレープ加工を施し、細部まで抜かりない。撮影班よ、頼むからそんなにローアングルで撮らないでくれ――と、直矢は肝を冷やしていた。全国津々浦々に潜む、革フェチ変態マゾ犬男どもの性癖を覚醒させてしまう。
視覚的情報に気を取られ過ぎた直矢は、次に生歌初披露の≪Naughty Blue≫の分析に至る。いつ噛みやしないか見守り必須のトークが地上の音波に乗った、ラジオ冠番組のテーマソングにして100曲目の集大成。特に港区に数多く生息するしたたか計算系女子を彷彿とさせる歌詞だが、今最も世間を騒がせている紫音の第一称号【小悪魔系アイドル】に多大なインスピレーションをを受けていると言っていい。Naughty [形] =”やんちゃな” ”わんぱくな”を表すが、ムーディーなシーンでは”みだらな”意味合いを持つ。つまり、いよいよセクシー路線で売り出すことが決定したに違いなかった。さらに1番Bメロの『不器用なシンデレラ』は、番組名≪Cinderella Nights Radio≫に関連付けていると見せかけているが、20XX年12月31日時点で橘 紫音こそが世界No.1シンデレラストーリーの主人公だ。海外セレブもこぞって愛用するDigor新作リップの全世界売上、CM10本分の契約料、15刷重版した写真集の印税、そして再々々々々々販したグッズ収益。この一か月足らずで、どれだけ国内外の経済が動いたことだろう?加えて、曲の中盤から参戦したにもかかわらず、紫音がセンターに躍り出ること5回。振付動画はまだ公開されていないが、センター平均滞在時間9.82秒と史上最多かつ最長であり、やはり彼のために書き下ろされた楽曲だと直矢は確信した。
「SPLASHの皆さん、ありがとうございました!」
こじつけがましい考察が終わった頃、近くの機材からスタジオの重鎮司会者によるコメントが漏れ聞こえた。
「いやぁ、最近の子は歌もダンスも上手いうえに、スタイル抜群だね。
びっくりするほど足が長いなぁ。同じ人間とは思えないよ」
(いや……ヤモリよ、脚フェチまで増やしてどうする?)
直矢は内心で喝破しながらも、濃厚な2分18秒を過ごした後の充足感に浸っていた。
歩み寄って労いたかったが、以前のように握手券さえ積めば気軽に会えるアイドルではない。今はオペラグラスが必要な距離から、遠巻きに眺めることしかできない。彼は特別な高みで輝きを放つ、真のトップアイドルなのだから。
膝立ちのラストポーズを決めた大地と櫂人が立ち上がり、スタッフがオールアップの花束をそそくさと用意し始める。拍手喝采の中で、それは一瞬の出来事だった。直矢は明らかに、天使からの一瞥を感じ取ったのである。
「きゃああああっ!一体何!?」
そこへ突然、上空からの猛烈な重圧に襲われた。
小学生の頃に防犯センター見学で体験した、台風の風速30m/sよりも凄まじい。観客はまだウィンクの余波から回復できず、警備員の指示で匍匐前進で移動している。
演出かと勘ぐったが、それにしては事前退避の誘導もなく、スタッフたちの狐につままれたような様子もおかしい。
「くっ……カメラを止めるな!」
五人のアイドルたちもまた、耐えきれずに片膝をついた。
会場全体を月白の閃光が包み込み、視界一面が眩む。空気を切り裂く金属音とバタバタと翼が旋回する轟音が鼓膜を劈いた。
直矢は強靭な足腰で何とか持ちこたえ、瞑っていた両目を少しずつ開く。異様な光景だった。上空に姿を潜めていた一機のヘリが、スカイステージ後方に降り立ったばかりである。
(畜生……!何なんだよ……!?)
辺りには、書類や小道具が散らばっている。五人分のブーケから、無残に千切れ落ちた花びらまで。混乱を招いた機体から、一つのシルエットが蜃気楼のように現れた。
長身の人物は、颯爽とした足取りで近づいてくる。
威風堂々と歩くその人は、しかし後ろ手に何か隠し持っているようだ。
誘拐犯か、熱烈なストーカーか。身構えた直矢は、すばやく周囲を見渡して武器を探す。
倒れていた三角コーンを咄嗟に掴み、無我夢中で地面を蹴った。
ヘリのヘッドライトがようやく消え、機材の照明が人物の輪郭を捉える。
男だ。それも利発そうな瞳が鮮烈な、目を見張る美貌であった、
緩やかなパーマがかかったミディアムウルフを夜風に揺らし。フォーマルなジャケットパンツをラフに着こなしている。艶のある微笑を口元に携えた佇まいは、六人目のメンバーと紹介されても納得がいくだろう。圧倒的なビジュアルを目の当たりにして、直矢は判断に迷った。だが、この一瞬の迷いを後悔することになる。
やがて男は、呆然と尻もちをつく紫音に片手を差し伸べ、不敵に宣言してみせた。
「迎えに来たよ。俺のプリンセス」
そこへ、直矢のスタンディングスタートを凌駕し、弾丸のような速さで飛び出した影があった。
フェンスに繋がれていたリードを噛みちぎり、高らかに跳躍した番犬のチワワだ。鬼気迫る形相のプリンは、華麗に登場した美青年に襲い掛かった。
デート待ち合わせの10分前には到着しておくという紳士の掟を、最近は破ってばかりだ。
急遽出番が早まったとはいえ、それもこれも仮交際から真剣交際に至った年下の恋人と、母国へ年越し旅行に発った同僚のせいで。大晦日の夜さえも米国本社と連携を図るための労働力として甘んじて搾取されたが、もはや仕事にしか人生9割の意義を見出せない自分を嘲笑するしかなかった。
急ぎの作業が一区切りついたところで、テレビ夕日のけやき坂スタジオを目指す。クラクションが怒号する環状三号線は、タクシーに乗っても年末年始の渋滞で、牛歩の歩みでしか進まない。
筋肉がプロテインを欲するように、直矢の中で激しい枯渇感が募っていた。
聖夜の奇跡が起きてから一週間。浴室とベッド、そして朝食を用意するキッチンでどれだけふれあっても、会えない間の空白を完全に埋めることはできなかった。NY出張、そして別離の期間で禁欲を強いられたせいか知らないが、とてもじゃないが物足りなかった。
そんなもどかしさを燻ぶらせていた中で舞い込んだ、一通のメッセージ。
次いで届いた関係者用観覧Eチケットを手に、カップルが蔓延る庭園を駆け抜け、スタジオビルの屋上へ急いだ。
おめざめ生パフォーマンスに終わらず、華々しい年末特番への出演は、実力派アーティストとして世間に認知されつつある証だ。期待と誇らしさで、直矢の胸は鷹揚と躍動していた。
そして、彼らは易々と期待の斜め上を越えた。
観覧席に滑り込んだと同時に繰り出された、天使のウィンク。
メンズアイドル史を塗り替えるほど暴力的な愛らしさ、かつ危険な色香を兼ね備え、目撃しても呼吸数・脈拍・血圧・血中酸素飽和濃度が上昇しない者は、もはや人間ではないだろう。
目の前の群衆が足元から崩れ落ちる中、直矢はデスクワーク中も下半身を鍛えられるエクササイズ≪シーテッド・カーフ・レイズ≫を怠らなかったおかげで事なきを得た。この淘汰により、残り2分18秒でも高みの見物を果たすことができた。
まず、特筆すべきは衣装。
目の覚めるようなピーコックグリーンの主役級ファーコートが、主張の強すぎる六本木の夜景をバックにしても負けない魅力を光らせている。その下に仕込まれた白のブラウスは、なびく夜風でリボンタイが揺れるという好演出だ。おめざめ出演時の衣装のリボンタイも素晴らしかったが、自然風という特例要素が加わったことで、さらに優雅さと神秘性を醸し出している。いずれにしても、リボンタイが似合う人類は地球上で彼だけだろう。そして、ブラックのスキニーパンツが驚異的な足の長さと、華奢な腰からヒップの膨らみにかけての曲線美を引き出している。何よりXO脚、X脚、膝下O脚、股関節O脚およびその複合型に生じやすい、膝周りの不格好なたるみもない。つまり、骨格まで完璧だということだ。その紛れもない事実は、何度もじかに触れた直矢自身が最もよく知ることだ。最後に、ステップが華麗な足先を彩るのは、ドレッシーなレザーショートブーツ。本革に繊細なドレープ加工を施し、細部まで抜かりない。撮影班よ、頼むからそんなにローアングルで撮らないでくれ――と、直矢は肝を冷やしていた。全国津々浦々に潜む、革フェチ変態マゾ犬男どもの性癖を覚醒させてしまう。
視覚的情報に気を取られ過ぎた直矢は、次に生歌初披露の≪Naughty Blue≫の分析に至る。いつ噛みやしないか見守り必須のトークが地上の音波に乗った、ラジオ冠番組のテーマソングにして100曲目の集大成。特に港区に数多く生息するしたたか計算系女子を彷彿とさせる歌詞だが、今最も世間を騒がせている紫音の第一称号【小悪魔系アイドル】に多大なインスピレーションをを受けていると言っていい。Naughty [形] =”やんちゃな” ”わんぱくな”を表すが、ムーディーなシーンでは”みだらな”意味合いを持つ。つまり、いよいよセクシー路線で売り出すことが決定したに違いなかった。さらに1番Bメロの『不器用なシンデレラ』は、番組名≪Cinderella Nights Radio≫に関連付けていると見せかけているが、20XX年12月31日時点で橘 紫音こそが世界No.1シンデレラストーリーの主人公だ。海外セレブもこぞって愛用するDigor新作リップの全世界売上、CM10本分の契約料、15刷重版した写真集の印税、そして再々々々々々販したグッズ収益。この一か月足らずで、どれだけ国内外の経済が動いたことだろう?加えて、曲の中盤から参戦したにもかかわらず、紫音がセンターに躍り出ること5回。振付動画はまだ公開されていないが、センター平均滞在時間9.82秒と史上最多かつ最長であり、やはり彼のために書き下ろされた楽曲だと直矢は確信した。
「SPLASHの皆さん、ありがとうございました!」
こじつけがましい考察が終わった頃、近くの機材からスタジオの重鎮司会者によるコメントが漏れ聞こえた。
「いやぁ、最近の子は歌もダンスも上手いうえに、スタイル抜群だね。
びっくりするほど足が長いなぁ。同じ人間とは思えないよ」
(いや……ヤモリよ、脚フェチまで増やしてどうする?)
直矢は内心で喝破しながらも、濃厚な2分18秒を過ごした後の充足感に浸っていた。
歩み寄って労いたかったが、以前のように握手券さえ積めば気軽に会えるアイドルではない。今はオペラグラスが必要な距離から、遠巻きに眺めることしかできない。彼は特別な高みで輝きを放つ、真のトップアイドルなのだから。
膝立ちのラストポーズを決めた大地と櫂人が立ち上がり、スタッフがオールアップの花束をそそくさと用意し始める。拍手喝采の中で、それは一瞬の出来事だった。直矢は明らかに、天使からの一瞥を感じ取ったのである。
「きゃああああっ!一体何!?」
そこへ突然、上空からの猛烈な重圧に襲われた。
小学生の頃に防犯センター見学で体験した、台風の風速30m/sよりも凄まじい。観客はまだウィンクの余波から回復できず、警備員の指示で匍匐前進で移動している。
演出かと勘ぐったが、それにしては事前退避の誘導もなく、スタッフたちの狐につままれたような様子もおかしい。
「くっ……カメラを止めるな!」
五人のアイドルたちもまた、耐えきれずに片膝をついた。
会場全体を月白の閃光が包み込み、視界一面が眩む。空気を切り裂く金属音とバタバタと翼が旋回する轟音が鼓膜を劈いた。
直矢は強靭な足腰で何とか持ちこたえ、瞑っていた両目を少しずつ開く。異様な光景だった。上空に姿を潜めていた一機のヘリが、スカイステージ後方に降り立ったばかりである。
(畜生……!何なんだよ……!?)
辺りには、書類や小道具が散らばっている。五人分のブーケから、無残に千切れ落ちた花びらまで。混乱を招いた機体から、一つのシルエットが蜃気楼のように現れた。
長身の人物は、颯爽とした足取りで近づいてくる。
威風堂々と歩くその人は、しかし後ろ手に何か隠し持っているようだ。
誘拐犯か、熱烈なストーカーか。身構えた直矢は、すばやく周囲を見渡して武器を探す。
倒れていた三角コーンを咄嗟に掴み、無我夢中で地面を蹴った。
ヘリのヘッドライトがようやく消え、機材の照明が人物の輪郭を捉える。
男だ。それも利発そうな瞳が鮮烈な、目を見張る美貌であった、
緩やかなパーマがかかったミディアムウルフを夜風に揺らし。フォーマルなジャケットパンツをラフに着こなしている。艶のある微笑を口元に携えた佇まいは、六人目のメンバーと紹介されても納得がいくだろう。圧倒的なビジュアルを目の当たりにして、直矢は判断に迷った。だが、この一瞬の迷いを後悔することになる。
やがて男は、呆然と尻もちをつく紫音に片手を差し伸べ、不敵に宣言してみせた。
「迎えに来たよ。俺のプリンセス」
そこへ、直矢のスタンディングスタートを凌駕し、弾丸のような速さで飛び出した影があった。
フェンスに繋がれていたリードを噛みちぎり、高らかに跳躍した番犬のチワワだ。鬼気迫る形相のプリンは、華麗に登場した美青年に襲い掛かった。
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