24 / 100
第一章 勇者から父として
第24話 十歳の記憶・前編
しおりを挟む
――十歳・春
「えい!」
「とりゃああ!」
「ていてい!」
俺は家の前で訓練用の白い胴着を纏ったアスティ・アデルへ剣の指導をしていた。
フローラには護身術と棍術の指導。彼女は将来母と同じ魔法使いになるという夢があるので、魔導杖を武器として扱うことを想定した別メニューを与えている。
俺はアスティの剣捌きを観察する。
(十歳の少女とは思えない力強い振り。魔族のため人間族より力がある点を差し引いても素晴らしい。あまり考えたくないが、さすがはガルボグの娘だな。だが、それ以上に――)
アデルへ瞳を移す。
力強さに加え、鋭く、体幹にブレもない。
(こいつぁ、とんだ卵だ。育て方とこれからの経験次第じゃ、俺やクルスを超えるかも。となると、ますますカシアが心配するだろうなぁ)
剣の稽古を反対していたカシア。
彼女は息子のアデルが戦いに関わる可能性から遠ざけたかった。
将来は父であるジャレッドのような傭兵などの戦士ではなく、いま自分が行っている商売人か、村で農民なり狩人なりになってほしかったのだろう。
その気持ち、痛いほどわかる。
俺だって、本当はアスティに戦い方など教えたくない。学んでほしくない。
だが、教えておかねば不測の事態に陥った時に困るのはアスティ自身であり、また未来に於いて、真実を話したときに、その先となる選択肢の幅を広げる役目もある。
そしてそれは、カシアもそうなのだろう。
カシアもまた、ジャレッドと同様に元は傭兵であったそうだ。
だが、旅商人の護衛を任された際に、商売に興味を持ち、商売人に鞍替えをした。
戦いの経験がある彼女は、仮にアデルが商売人の道を選んだとしても、腕に覚えがあった方が良いとわかっている。
それでも、戦いから遠ざけたかった。
剣を覚え、その強さに魅入られれば、闘争に身を焦がす。
その可能性を避けたかった。
しかし彼女は、俺やジャレッドの説得により渋々認めた。
身を守る程度には戦い方を学んでいた方が良いという言葉に、自分の心を騙して……。
だが、残念なことに、アデルには才能が有りすぎた。
(これだけの才能があれば、やがて自分の力を試したいと感じ始める。そして、外の世界へ目を向ける。はぁ、やっちまった。カシアに恨まれるな)
数年後に起こるであろう悶着を考えて、大きく頭を横に振る。
ひとまず、未来のことは未来の俺に預けて、最後にフローラを見た。
「ていていていて~い!」
彼女は棍を素早く突いている。
(フローラの動きも悪くないな。将来は母親のローレと同じ魔法使いを目指してるだろうが、バランスよく鍛えてやれば魔法戦士になれそうだ)
俺はそばに置いてあった木製の椅子に腰を掛けて三人をじっくり観察する。
(才能に恵まれた三人か……それがこんな世界の端にある村に集まるなんて、神も洒落た真似をする。この場合の神は、全神ノウンってことになるのか?)
全神ノウン――この世界『セイクウ』を生んだ創造神。人間族・魔族が共通で崇める神。
世界の多くがノウンを信仰し、建物の様式は違えど、ノウンを信仰する教会は様々な村や町にある。
もちろん、このレナンセラ村にもあり、村人のほとんどがノウンを信仰する。
ほとんど……これは、ノウンを信仰しない者たちもいるということ。その内訳は無神論者。そして、俺のような異端の神々が管理する村の出身者。
そういった村は世界のあちこちにあり、村によって信仰する神の名が違う。
俺の村では異端の神である、太陽と風を司る神・アスカが信仰されていた。
そのアスカは俺たちを他の世界から導いてきて、この『セイクウ』に住まわせたとか。他の地域の異端の神にも似たような言い伝えがある。
つまり、そういった村の出身者は別の世界から来たということになるのが、そのような証拠もなく、所詮は言い伝え。
ただ、俺の村では少しだけ不思議なことがあった。
それはアスカが祀られた本殿の隣にある、祭殿と呼ばれる倉庫。
その祭殿には、いつの間にか荷物が増えている。
その内容は料理のレシピだったり、花だったり、酒だったりと……それらは、この世界には存在しないものばかり。
他にも、見たこともない文字が書かれた著書や、空中に浮かび上がる絵に、何かを表す数式に分子式。
ともかく、ごくまれに何の役に立つのかさっぱりわからない道具類が置かれているそうだ。
実際、俺が祭殿から勝手に持ち出して、勇者時代に使用していた変幻自在の芙蓉剣・ヴィナスキリマもそこに眠っていた。
これは俺が生まれた時にはなかったらしいが……その真偽は定かではない。
と、眉唾の部分は多々あるが、それでも俺の村は、セイクウの標準的な村とは少し違う部分があることはわかっている。
特に知識の原点が……。
「ヤーロゥ、怪我人は出てないかな?」
「ん? ああ、ヒースか」
椅子に腰かけている俺の前にヒースが現れた。
彼は訓練を重ねているフローラたちへ顔を向ける。
すると、フローラが棍を下げて話しかけてきた。
「パパ! はぁ、はぁ、はぁ、どうしたんですか?」
「訪診(※訪問診療)の途中に寄っただけだよ。フローラ、怪我はない?」
「はい、問題ないですよ」
「そうかい? だけど、かなり汗を流している。水分をしっかりとってね。塩やミネラルも」
「そこはぬかりないから。だって、わたし、お医者様の子ですもん」
そう言って、フローラはパチリと片目を閉じた。
幼い見た目に反して、その所作には気品とほのかな色香が漂う。
中身も落ち着きがあり、幼馴染三人の中で誰よりも大人びている。
父親のヒースはそれに軽く苦笑いを見せた。それは、娘が魅力的な女性に成長しようとしていることが嬉しい反面、悪い虫が寄ってこないかと父として不安な部分があるからだ。
俺たち三人が会話を重ねているところに、フローラ以上に汗だくになったアスティとアデルがやってきた。
「はぁはぁはぁ、言われたとおり、素振り、終わったけど……」
「疲れた。手が痛い。豆が潰れて、痛い」
それを見てヒースが傷薬を取り出す。
「おやおや、大変だ。ヤーロゥ、ちょっと厳しくないかい?」
「ヒースさんもそう思うよね!」
「そうだそうだ、ヤーロゥおじさんはきびしすぎる!」
ヒースの優しさに便乗して二人が抗議を始めた。
これに俺がため息をつき、二人に言葉を返そうとしたが、フローラが先に言葉を返す。
「二人とも要領が悪いからじゃないの? ほら、わたしの手はこんなに綺麗」
フローラが涼しい顔で自分の手を差し出す。手には傷一つない。それを見たアスティとアデルが声を荒げた。
「それはフローラの訓練の方が楽だからでしょ!!」
「アスティの言うとおりだよ!! でも、傷一つないっておかしくないか? なんだかんだで結構な回数、棍を振ってたのに?」
この答えを俺が渡す。
「フローラには魔法を発動しながら棍を振るえと指示してたからな。体力が失われた状況でも、安定して魔力を生み出せるように」
「そのとおりです! で、わたしはどうせ魔法を使うなら、回復魔法を手に集めて傷がつかないようにしたの」
「ええ~、ずっる!」
「ずるいけど、すごい……」
棍を振るい、体力が失われ、集中力が欠ける中でも、フローラは手に魔力を集めて傷を癒し続けた。
これは並の魔法使いではまず無理だ。
俺はヒースに顔を向けて、フローラの魔力覚醒について尋ねる。
「えい!」
「とりゃああ!」
「ていてい!」
俺は家の前で訓練用の白い胴着を纏ったアスティ・アデルへ剣の指導をしていた。
フローラには護身術と棍術の指導。彼女は将来母と同じ魔法使いになるという夢があるので、魔導杖を武器として扱うことを想定した別メニューを与えている。
俺はアスティの剣捌きを観察する。
(十歳の少女とは思えない力強い振り。魔族のため人間族より力がある点を差し引いても素晴らしい。あまり考えたくないが、さすがはガルボグの娘だな。だが、それ以上に――)
アデルへ瞳を移す。
力強さに加え、鋭く、体幹にブレもない。
(こいつぁ、とんだ卵だ。育て方とこれからの経験次第じゃ、俺やクルスを超えるかも。となると、ますますカシアが心配するだろうなぁ)
剣の稽古を反対していたカシア。
彼女は息子のアデルが戦いに関わる可能性から遠ざけたかった。
将来は父であるジャレッドのような傭兵などの戦士ではなく、いま自分が行っている商売人か、村で農民なり狩人なりになってほしかったのだろう。
その気持ち、痛いほどわかる。
俺だって、本当はアスティに戦い方など教えたくない。学んでほしくない。
だが、教えておかねば不測の事態に陥った時に困るのはアスティ自身であり、また未来に於いて、真実を話したときに、その先となる選択肢の幅を広げる役目もある。
そしてそれは、カシアもそうなのだろう。
カシアもまた、ジャレッドと同様に元は傭兵であったそうだ。
だが、旅商人の護衛を任された際に、商売に興味を持ち、商売人に鞍替えをした。
戦いの経験がある彼女は、仮にアデルが商売人の道を選んだとしても、腕に覚えがあった方が良いとわかっている。
それでも、戦いから遠ざけたかった。
剣を覚え、その強さに魅入られれば、闘争に身を焦がす。
その可能性を避けたかった。
しかし彼女は、俺やジャレッドの説得により渋々認めた。
身を守る程度には戦い方を学んでいた方が良いという言葉に、自分の心を騙して……。
だが、残念なことに、アデルには才能が有りすぎた。
(これだけの才能があれば、やがて自分の力を試したいと感じ始める。そして、外の世界へ目を向ける。はぁ、やっちまった。カシアに恨まれるな)
数年後に起こるであろう悶着を考えて、大きく頭を横に振る。
ひとまず、未来のことは未来の俺に預けて、最後にフローラを見た。
「ていていていて~い!」
彼女は棍を素早く突いている。
(フローラの動きも悪くないな。将来は母親のローレと同じ魔法使いを目指してるだろうが、バランスよく鍛えてやれば魔法戦士になれそうだ)
俺はそばに置いてあった木製の椅子に腰を掛けて三人をじっくり観察する。
(才能に恵まれた三人か……それがこんな世界の端にある村に集まるなんて、神も洒落た真似をする。この場合の神は、全神ノウンってことになるのか?)
全神ノウン――この世界『セイクウ』を生んだ創造神。人間族・魔族が共通で崇める神。
世界の多くがノウンを信仰し、建物の様式は違えど、ノウンを信仰する教会は様々な村や町にある。
もちろん、このレナンセラ村にもあり、村人のほとんどがノウンを信仰する。
ほとんど……これは、ノウンを信仰しない者たちもいるということ。その内訳は無神論者。そして、俺のような異端の神々が管理する村の出身者。
そういった村は世界のあちこちにあり、村によって信仰する神の名が違う。
俺の村では異端の神である、太陽と風を司る神・アスカが信仰されていた。
そのアスカは俺たちを他の世界から導いてきて、この『セイクウ』に住まわせたとか。他の地域の異端の神にも似たような言い伝えがある。
つまり、そういった村の出身者は別の世界から来たということになるのが、そのような証拠もなく、所詮は言い伝え。
ただ、俺の村では少しだけ不思議なことがあった。
それはアスカが祀られた本殿の隣にある、祭殿と呼ばれる倉庫。
その祭殿には、いつの間にか荷物が増えている。
その内容は料理のレシピだったり、花だったり、酒だったりと……それらは、この世界には存在しないものばかり。
他にも、見たこともない文字が書かれた著書や、空中に浮かび上がる絵に、何かを表す数式に分子式。
ともかく、ごくまれに何の役に立つのかさっぱりわからない道具類が置かれているそうだ。
実際、俺が祭殿から勝手に持ち出して、勇者時代に使用していた変幻自在の芙蓉剣・ヴィナスキリマもそこに眠っていた。
これは俺が生まれた時にはなかったらしいが……その真偽は定かではない。
と、眉唾の部分は多々あるが、それでも俺の村は、セイクウの標準的な村とは少し違う部分があることはわかっている。
特に知識の原点が……。
「ヤーロゥ、怪我人は出てないかな?」
「ん? ああ、ヒースか」
椅子に腰かけている俺の前にヒースが現れた。
彼は訓練を重ねているフローラたちへ顔を向ける。
すると、フローラが棍を下げて話しかけてきた。
「パパ! はぁ、はぁ、はぁ、どうしたんですか?」
「訪診(※訪問診療)の途中に寄っただけだよ。フローラ、怪我はない?」
「はい、問題ないですよ」
「そうかい? だけど、かなり汗を流している。水分をしっかりとってね。塩やミネラルも」
「そこはぬかりないから。だって、わたし、お医者様の子ですもん」
そう言って、フローラはパチリと片目を閉じた。
幼い見た目に反して、その所作には気品とほのかな色香が漂う。
中身も落ち着きがあり、幼馴染三人の中で誰よりも大人びている。
父親のヒースはそれに軽く苦笑いを見せた。それは、娘が魅力的な女性に成長しようとしていることが嬉しい反面、悪い虫が寄ってこないかと父として不安な部分があるからだ。
俺たち三人が会話を重ねているところに、フローラ以上に汗だくになったアスティとアデルがやってきた。
「はぁはぁはぁ、言われたとおり、素振り、終わったけど……」
「疲れた。手が痛い。豆が潰れて、痛い」
それを見てヒースが傷薬を取り出す。
「おやおや、大変だ。ヤーロゥ、ちょっと厳しくないかい?」
「ヒースさんもそう思うよね!」
「そうだそうだ、ヤーロゥおじさんはきびしすぎる!」
ヒースの優しさに便乗して二人が抗議を始めた。
これに俺がため息をつき、二人に言葉を返そうとしたが、フローラが先に言葉を返す。
「二人とも要領が悪いからじゃないの? ほら、わたしの手はこんなに綺麗」
フローラが涼しい顔で自分の手を差し出す。手には傷一つない。それを見たアスティとアデルが声を荒げた。
「それはフローラの訓練の方が楽だからでしょ!!」
「アスティの言うとおりだよ!! でも、傷一つないっておかしくないか? なんだかんだで結構な回数、棍を振ってたのに?」
この答えを俺が渡す。
「フローラには魔法を発動しながら棍を振るえと指示してたからな。体力が失われた状況でも、安定して魔力を生み出せるように」
「そのとおりです! で、わたしはどうせ魔法を使うなら、回復魔法を手に集めて傷がつかないようにしたの」
「ええ~、ずっる!」
「ずるいけど、すごい……」
棍を振るい、体力が失われ、集中力が欠ける中でも、フローラは手に魔力を集めて傷を癒し続けた。
これは並の魔法使いではまず無理だ。
俺はヒースに顔を向けて、フローラの魔力覚醒について尋ねる。
26
あなたにおすすめの小説
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる