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マンネリとした日々
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配信を始めて1ヶ月ほどたった頃だった。
配信を始めた頃は単純に「人が来てくれた!」だとか「コメント書いてくれた」ということがとても新鮮で毎日配信をしていた。時間が空いたときは必ずと言って良いほど配信していたのだ。眠ることを忘れるくらいに。さすがに家族が居るときは、何となく恥ずかしさがあったためやらなかったが「家族が居ないとき」もしくは「家族が眠っているとき」はずっとやっていた。
眠ることを忘れ、食事をとるのも後回しにするくらいどっぷりと配信に溺れきっていたある日、なんだか物足りなくなった。
いつものように配信に来てくれる人はいるが、何となくいつもと違い気分が乗らない。聞きに来てくれている人に
「大丈夫ですか?無理しないでくださいね?」
と、気遣われてしまうくらいだ。配信者として実に情けない。
しかし、本当に何かが足りない。そう思えて仕方なかった。簡単に言えば退屈だった。『マンネリ』だ。
そのとき、俺は配信のカテゴリーを変えてみることにした。
そもそも配信には様々なカテゴリーがある。『イケボカテゴリー』『声真似カテゴリー』『ゲーム配信カテゴリー』…と、他にも沢山あるのだ。
俺がその中で気になったのが声真似というカテゴリーだった。
声真似カテゴリーでは、テレビアニメのキャラクターの声を当てている声優の声を真似て、キャラクターになりきって配信をするといったカテゴリーである。まぁクオリティーについては上手い下手はあれど、聞いている人たちも声真似をしている人たちも楽しそうに思えた。
俺は思いきってそのカテゴリーで配信することにした。
元々アニメや漫画の類いは好きだった。大好きだった。唯一の趣味と言って良いほど漫画を買い漁っていた。
ただし、自分がどんな声優の声に似ているのか…。自分で気がつける人はそう多くはないだろう。
とりあえず適当な枠に入っ見定めてもらうことにした。
そのとき知ったのが、自分が唯一知っていた声優の声で驚いたがとても嬉しかった。それと同時に自分の声が配信において武器になることを知った。それが何よりも嬉しかった。
それから、そう遠くない未来で君に出会った。
俺の世界を変え、いろんな事を教えてくれた君に出会った。
ぼんやりと光る画面の向こう側の君に。
配信を始めた頃は単純に「人が来てくれた!」だとか「コメント書いてくれた」ということがとても新鮮で毎日配信をしていた。時間が空いたときは必ずと言って良いほど配信していたのだ。眠ることを忘れるくらいに。さすがに家族が居るときは、何となく恥ずかしさがあったためやらなかったが「家族が居ないとき」もしくは「家族が眠っているとき」はずっとやっていた。
眠ることを忘れ、食事をとるのも後回しにするくらいどっぷりと配信に溺れきっていたある日、なんだか物足りなくなった。
いつものように配信に来てくれる人はいるが、何となくいつもと違い気分が乗らない。聞きに来てくれている人に
「大丈夫ですか?無理しないでくださいね?」
と、気遣われてしまうくらいだ。配信者として実に情けない。
しかし、本当に何かが足りない。そう思えて仕方なかった。簡単に言えば退屈だった。『マンネリ』だ。
そのとき、俺は配信のカテゴリーを変えてみることにした。
そもそも配信には様々なカテゴリーがある。『イケボカテゴリー』『声真似カテゴリー』『ゲーム配信カテゴリー』…と、他にも沢山あるのだ。
俺がその中で気になったのが声真似というカテゴリーだった。
声真似カテゴリーでは、テレビアニメのキャラクターの声を当てている声優の声を真似て、キャラクターになりきって配信をするといったカテゴリーである。まぁクオリティーについては上手い下手はあれど、聞いている人たちも声真似をしている人たちも楽しそうに思えた。
俺は思いきってそのカテゴリーで配信することにした。
元々アニメや漫画の類いは好きだった。大好きだった。唯一の趣味と言って良いほど漫画を買い漁っていた。
ただし、自分がどんな声優の声に似ているのか…。自分で気がつける人はそう多くはないだろう。
とりあえず適当な枠に入っ見定めてもらうことにした。
そのとき知ったのが、自分が唯一知っていた声優の声で驚いたがとても嬉しかった。それと同時に自分の声が配信において武器になることを知った。それが何よりも嬉しかった。
それから、そう遠くない未来で君に出会った。
俺の世界を変え、いろんな事を教えてくれた君に出会った。
ぼんやりと光る画面の向こう側の君に。
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