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「僕は、それでも、君を愛したいんだ! これ以上、子が望めなかったとしても――」
[夫の選択]妊娠したら、私の命が失われるかもしれない――それでも、あなたは次子を望む?
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「ふふ、よく来てくれた。
天王寺先輩。
手錠をかけられている君の姿、久々に見せてもらったが、その様、本当に見目麗しいよ。
さあ、自分の足で、もっと近くにおいで。
寝所へ、僕と共に」
「……御役御免ではなかったのか。
エリオット。
私は、もう、お前の子を産めないんだ。
捕らえた反乱分子の一人として、ただの虜囚の立場に落としたらどうだ――」
「まさか。
そんな事はしないさ。
天王寺先輩からは、妻になってくれる承諾をもらってはいないが、君は、僕の愛する息子の母だ。
だが、勘違いはしないでほしいという意味で、今宵は、呼びつけさせてもらったまで。
そうだな。
今の君は――天王寺アリスという人間は、世界の支配者たるエリオット・ジールゲンに背く、逆賊である事にかわりがない」
「協力関係を結ぶ提案をさせてもらったが、それは、ルイーナの為。
エリオット。
お前とは、あくまで、我が子を通して繋がっている関係であって、『敵対』は継続させてもらう」
「そうか。
そうしてもらった方が、僕も、やりやすいさ。
天王寺先輩。
では、今日からも、妻になると言うまで、ベッドの上で責め苛まれてもらおう。
僕の部屋に連れて来られて、逃げられはしないんだ。
大人しく、こっちへ来い!
ベッドにあがれ」
「……エリオット、枕もとに、そんなものを置いているのか――」
「反抗を続ける捕虜の君が、僕から直々に処されている間、逃げ出さないように、手を固定する為の鎖は、前から置いてあるはずだが」
「違う……。
今日は、中で出さないつもりなのか……いや、出さないつもりなの?
ただの捕虜の私が、命を失ってしまおうが、気にしないかと思っていたのに――」
「……天王寺アリスという人間は、これからも、僕に貫かれて生きていけばいい。
手錠を外させてもらうが、手向かうなどとは考えるな!
抵抗せずに、衣服をすべて剥がれ、僕のベッドに繋がれろ。
今宵も、与えられる快楽を、身を揺らす事で表現するんだっ!
手枷から繋がる鎖を激しく動かし、なまめかしい様を見せ、金属のぶつかり合う、重みを感じる音を鳴らしてもらおうかっ」
「物好きな男というのが、見たくなってきたわ。
繋囚の軍卒としての私ではなく、女としての天王寺アリスは、エリオットが、何をしたいのか……見せてもらおうかしら。
あなたも、服を脱いだら?
――今夜は、ただの『男』として、見てあげる」
「……なら君も、軍人喋りをやめている、ただの『女』でいてくれ。
動きを追う事を、僕が、悩ましいと感じるぐらいに、白い足を揺らせっ。
こちらが案じて制止してしまうほどに、狂ったように腰を動かせ!
身体という器に、心が閉じ込められている事が、不幸であると思いながら、熱く激しい息を伴って、大きな声をあげ、悦びを表現しろっ。
いいなっ。
これは、命令だ!」
「命令ね……あ……あうん……はう……」
「そうだ!
僕の指で、陰部を撫でられながら、身を震わせろ!
陰核を執拗に責めてやる。
頬を赤らめてくるようなら、次は、胸の先も責められると思え!
慶賀に堪えないだろ。
世界でただ一人、君だけが、このエリオット・ジールゲンの夜伽に臨めるのだから」
「う……はん……ああ……あう……は……ああんっ」
「ふん。
いきなり抱きつかれ、首筋に、舌をあてられるとは思っていなかったのか?
ずいぶんと、嬉しそうな顔をしているじゃないか!
しばらく前までは――考え事ばかりしていて、僕との行為を楽しんでいなかったという事かっ」
「……あ……はん……わ、私は……母親だから……うあっ。
子供の事だけを……考えて……。
ああん……それは、今でも……はぁ……エ、エリオットとは……結婚しな……い……はううううっ!」
「胸の先端を、ゆっくりと撫でられながら、陰部にも刺激を与えられるのは、気持ちがいいか?
歪んだ表情をしている癖に、手首から伸びる鎖を、露骨にガチャガチャ言わせながら、足を震わせたりして。
もう少し、声をあげてくれないか!
いいか。
天王寺アリスという女性は、これからもエリオット・ジールゲンの伽相手だ!
縁者として、ルイーナと二人、座敷牢で飼い殺されるだけという、慎ましい向後を与えてやるつもりはない。
僕の軍事政権を繁栄させる為に、力を貸すという約束だったな!
もちろん、政権支持率を大幅に上昇させるという、君の提案には、期待させてもらうが――僕の配下に加わるつもりだと言うのなら、上官に対し、慇懃恭敬を尽くしてもらおうか。
舌で、君の陰部を舐め回してやる!」
「あ……は……ううう……はぁんっ!
うあああああっ!
あんっ。
はぁああああああんっ」
「はあ……い、いい声が出せるようになってきたじゃないか……そ、そうだ……天王寺アリスという女は……これからも、このエリオット・ジールゲンの為だけに、艶のある声をあげろ……男の情欲をかき立てるように、しなやかでありながら、粗い動きで身体の膨らみのすべてを晒せ……僕に、すべてを献じて生きていくんだ!
……いれさせてくれ」
「う……あう……エリオット……枕もとのものを使うの……?」
「――ああ。
思い違いをしないでくれ。
これからも、天王寺アリスの身体を、この僕の心を満たす為に使うつもりなんだ……君の為ではないさ」
天王寺先輩。
手錠をかけられている君の姿、久々に見せてもらったが、その様、本当に見目麗しいよ。
さあ、自分の足で、もっと近くにおいで。
寝所へ、僕と共に」
「……御役御免ではなかったのか。
エリオット。
私は、もう、お前の子を産めないんだ。
捕らえた反乱分子の一人として、ただの虜囚の立場に落としたらどうだ――」
「まさか。
そんな事はしないさ。
天王寺先輩からは、妻になってくれる承諾をもらってはいないが、君は、僕の愛する息子の母だ。
だが、勘違いはしないでほしいという意味で、今宵は、呼びつけさせてもらったまで。
そうだな。
今の君は――天王寺アリスという人間は、世界の支配者たるエリオット・ジールゲンに背く、逆賊である事にかわりがない」
「協力関係を結ぶ提案をさせてもらったが、それは、ルイーナの為。
エリオット。
お前とは、あくまで、我が子を通して繋がっている関係であって、『敵対』は継続させてもらう」
「そうか。
そうしてもらった方が、僕も、やりやすいさ。
天王寺先輩。
では、今日からも、妻になると言うまで、ベッドの上で責め苛まれてもらおう。
僕の部屋に連れて来られて、逃げられはしないんだ。
大人しく、こっちへ来い!
ベッドにあがれ」
「……エリオット、枕もとに、そんなものを置いているのか――」
「反抗を続ける捕虜の君が、僕から直々に処されている間、逃げ出さないように、手を固定する為の鎖は、前から置いてあるはずだが」
「違う……。
今日は、中で出さないつもりなのか……いや、出さないつもりなの?
ただの捕虜の私が、命を失ってしまおうが、気にしないかと思っていたのに――」
「……天王寺アリスという人間は、これからも、僕に貫かれて生きていけばいい。
手錠を外させてもらうが、手向かうなどとは考えるな!
抵抗せずに、衣服をすべて剥がれ、僕のベッドに繋がれろ。
今宵も、与えられる快楽を、身を揺らす事で表現するんだっ!
手枷から繋がる鎖を激しく動かし、なまめかしい様を見せ、金属のぶつかり合う、重みを感じる音を鳴らしてもらおうかっ」
「物好きな男というのが、見たくなってきたわ。
繋囚の軍卒としての私ではなく、女としての天王寺アリスは、エリオットが、何をしたいのか……見せてもらおうかしら。
あなたも、服を脱いだら?
――今夜は、ただの『男』として、見てあげる」
「……なら君も、軍人喋りをやめている、ただの『女』でいてくれ。
動きを追う事を、僕が、悩ましいと感じるぐらいに、白い足を揺らせっ。
こちらが案じて制止してしまうほどに、狂ったように腰を動かせ!
身体という器に、心が閉じ込められている事が、不幸であると思いながら、熱く激しい息を伴って、大きな声をあげ、悦びを表現しろっ。
いいなっ。
これは、命令だ!」
「命令ね……あ……あうん……はう……」
「そうだ!
僕の指で、陰部を撫でられながら、身を震わせろ!
陰核を執拗に責めてやる。
頬を赤らめてくるようなら、次は、胸の先も責められると思え!
慶賀に堪えないだろ。
世界でただ一人、君だけが、このエリオット・ジールゲンの夜伽に臨めるのだから」
「う……はん……ああ……あう……は……ああんっ」
「ふん。
いきなり抱きつかれ、首筋に、舌をあてられるとは思っていなかったのか?
ずいぶんと、嬉しそうな顔をしているじゃないか!
しばらく前までは――考え事ばかりしていて、僕との行為を楽しんでいなかったという事かっ」
「……あ……はん……わ、私は……母親だから……うあっ。
子供の事だけを……考えて……。
ああん……それは、今でも……はぁ……エ、エリオットとは……結婚しな……い……はううううっ!」
「胸の先端を、ゆっくりと撫でられながら、陰部にも刺激を与えられるのは、気持ちがいいか?
歪んだ表情をしている癖に、手首から伸びる鎖を、露骨にガチャガチャ言わせながら、足を震わせたりして。
もう少し、声をあげてくれないか!
いいか。
天王寺アリスという女性は、これからもエリオット・ジールゲンの伽相手だ!
縁者として、ルイーナと二人、座敷牢で飼い殺されるだけという、慎ましい向後を与えてやるつもりはない。
僕の軍事政権を繁栄させる為に、力を貸すという約束だったな!
もちろん、政権支持率を大幅に上昇させるという、君の提案には、期待させてもらうが――僕の配下に加わるつもりだと言うのなら、上官に対し、慇懃恭敬を尽くしてもらおうか。
舌で、君の陰部を舐め回してやる!」
「あ……は……ううう……はぁんっ!
うあああああっ!
あんっ。
はぁああああああんっ」
「はあ……い、いい声が出せるようになってきたじゃないか……そ、そうだ……天王寺アリスという女は……これからも、このエリオット・ジールゲンの為だけに、艶のある声をあげろ……男の情欲をかき立てるように、しなやかでありながら、粗い動きで身体の膨らみのすべてを晒せ……僕に、すべてを献じて生きていくんだ!
……いれさせてくれ」
「う……あう……エリオット……枕もとのものを使うの……?」
「――ああ。
思い違いをしないでくれ。
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