18 / 47
「僕は、それでも、君を愛したいんだ! これ以上、子が望めなかったとしても――」
[夫の選択]子ができない私。それでも、あなたは、抱いてくれるの?
しおりを挟む
「……そんなに、物好きだとは思わなかった。
エリオット。
鎖で、ベッドに繋がれた私には、断る権利がないのでしょ?
そして、命令だから、逆らう事は許されない」
「そうだ。
これは、命令だ。
世界の支配者であるこの僕から、夜伽を命じられたにもかかわらず、中で出されないという不名誉を……味わってもらおう。
――これからもな」
「私から、『中で出す』最初を奪ったのもエリオットだったけど、『中で出さない』最初を奪うのも、やはり、あなたなのね」
「……入れさせてもらう。
身も、心も、僕に差し出せ――」
「ものず……き……あっ!
……ああっ……」
「僕の身体に、足を絡めてこい……腰をおおきく……はあ……い、陰部を、しっかりと濡らしてやったんだ……零れていく音も、色情を感じさせるほどに……ならせ……はあ」
「あああっ……はう……こ、これからも、エリオットは……敵だか……ら……ルイーナは……渡さない……あうっ!
悪政の為の道具として……あの子を使わせたり……しない……。
あああああんっ」
「と、取り違えないでくれと……言っているだろ……君の事は、妻に迎えるつもりだが……すべては、この僕が決める……君の生き方も……ルイーナの行く末も……二人とも、僕に支配されて……はあ……生きていくんだ……」
「私は……わたしなの……そして、あの子も……あのこ……だから、エリオットとは……ずっと、敵同士……ああっ。
あうん!
はぁああんっ」
「ぼ、ぼくに……貫かれて……逃げられもしないのに、この期に及んで……はあ……は、反逆の意を表する……つもりか……罰を与えられる……かくごがあるんだろうな……激しく……うごく……」
「はあ……ああああっ!
あっ! あっ! ああっ!」
「なか……僕のものに……直に触れられない事、口惜しいだろ……隔たりがあり……ありのままの僕のものを入れられていない事……不本意であると思うのならば……ぼ、ぼくが出す時に……大きな声で……応じろ……は、果てるから……いいな……う……ああああっ」
「あああああああああっ!
……あ……ああ……はあ……出したのね……エリオット。
でもね、そこは、結局……私の中よ……はあ……はあ」
「……そうだな」
「エリオット。
あなたがいたから生まれる事になった命――ルイーナは、私が、必ず護る。
恐怖政治の独裁者であるエリオット・ジールゲンの手には、絶対に渡さない」
「人の命を奪う事など、なんとも思わぬ、このエリオット・ジールゲンの前で、鎖で繋がれているというのに……ふふ。
分かった。
これからも、僕の妻となり、共に圧政支配者の道を歩むと言うまで、夜ごとに貫いてやる。
覚悟はあるのだろうな?」
「天王寺アリスは、『敵対』者であるエリオット・ジールゲンの脅しに屈するつもりはない。
お前の協力者を名乗り出てやったのは、あくまで、この私にとって都合がよいからだ。
――と、言っておくわ」
「君の案で、僕の軍事政権の支持率を上げる事ができなかったら、約束通り、妻になってもらう。
そして、母として、ルイーナを一人前の軍人に仕立てあげる件も、忘れてはいまいな?」
「私の案の方が優れていたら、罪もない人々に対する『残忍な見せしめ』行為をやめるという約束、忘れないでね」
「いいだろう。
改めて約束してやる。
――なあ。
どうせ、僕の軍事政権を、内部から転覆させるつもりなんだろ。
この場で、天王寺アリスの企てのすべてを、白状してもらえないか?
今なら、罪を軽くしてやるぞ」
「抜いた後に、優しく抱きしめてくれたとしても、教えてあげる気はないわ」
「天王寺先輩。
君は、軍の本拠地でもあるタワー『スカイ・オブ・パーツ』の上層、僕の私邸内に幽閉されている身だ。
ここに、君を、助けに来れる者などいない。
生殺与奪の権利を、この僕に握られている立場だ。
……ふん。
苛立たしい。
鎖で縛りあげられたり、道具で責められたり、薬を使われたり……僕の正妻になるまでは、これからも、そういう夜が続くと、心に刻んでおいてくれ」
「いいわ。
もとより、腹を括ってる。
私は、エリオットとは『敵対』しているから――」
「素直に、僕の胸の中に飛び込んでくる事が、なぜできないっ!
……覚悟しろ。
まずは、今から、その艶美な君の白い素肌を、僕の身体で包み込んでやる。
手枷を外してやろう。
ああ。
勘違いしないでくれ。
僕が、好きなように君を扱いたいからそうするんだ。
――だが、自由に動けるようにしてやる意味を理解し、行動してくれないか?」
「ふーん。
『敵対』相手のエリオットの考えなんて、理解できないわ。
だから――今夜は、私の方からも抱きしめてしまおうかしら」
「……面白い申し入れじゃないか。
君の上官として、受諾しておこう。
取り下げは認めない。
必ず、遂げろ!
いいなっ。
これは、命令だ!」
エリオット。
鎖で、ベッドに繋がれた私には、断る権利がないのでしょ?
そして、命令だから、逆らう事は許されない」
「そうだ。
これは、命令だ。
世界の支配者であるこの僕から、夜伽を命じられたにもかかわらず、中で出されないという不名誉を……味わってもらおう。
――これからもな」
「私から、『中で出す』最初を奪ったのもエリオットだったけど、『中で出さない』最初を奪うのも、やはり、あなたなのね」
「……入れさせてもらう。
身も、心も、僕に差し出せ――」
「ものず……き……あっ!
……ああっ……」
「僕の身体に、足を絡めてこい……腰をおおきく……はあ……い、陰部を、しっかりと濡らしてやったんだ……零れていく音も、色情を感じさせるほどに……ならせ……はあ」
「あああっ……はう……こ、これからも、エリオットは……敵だか……ら……ルイーナは……渡さない……あうっ!
悪政の為の道具として……あの子を使わせたり……しない……。
あああああんっ」
「と、取り違えないでくれと……言っているだろ……君の事は、妻に迎えるつもりだが……すべては、この僕が決める……君の生き方も……ルイーナの行く末も……二人とも、僕に支配されて……はあ……生きていくんだ……」
「私は……わたしなの……そして、あの子も……あのこ……だから、エリオットとは……ずっと、敵同士……ああっ。
あうん!
はぁああんっ」
「ぼ、ぼくに……貫かれて……逃げられもしないのに、この期に及んで……はあ……は、反逆の意を表する……つもりか……罰を与えられる……かくごがあるんだろうな……激しく……うごく……」
「はあ……ああああっ!
あっ! あっ! ああっ!」
「なか……僕のものに……直に触れられない事、口惜しいだろ……隔たりがあり……ありのままの僕のものを入れられていない事……不本意であると思うのならば……ぼ、ぼくが出す時に……大きな声で……応じろ……は、果てるから……いいな……う……ああああっ」
「あああああああああっ!
……あ……ああ……はあ……出したのね……エリオット。
でもね、そこは、結局……私の中よ……はあ……はあ」
「……そうだな」
「エリオット。
あなたがいたから生まれる事になった命――ルイーナは、私が、必ず護る。
恐怖政治の独裁者であるエリオット・ジールゲンの手には、絶対に渡さない」
「人の命を奪う事など、なんとも思わぬ、このエリオット・ジールゲンの前で、鎖で繋がれているというのに……ふふ。
分かった。
これからも、僕の妻となり、共に圧政支配者の道を歩むと言うまで、夜ごとに貫いてやる。
覚悟はあるのだろうな?」
「天王寺アリスは、『敵対』者であるエリオット・ジールゲンの脅しに屈するつもりはない。
お前の協力者を名乗り出てやったのは、あくまで、この私にとって都合がよいからだ。
――と、言っておくわ」
「君の案で、僕の軍事政権の支持率を上げる事ができなかったら、約束通り、妻になってもらう。
そして、母として、ルイーナを一人前の軍人に仕立てあげる件も、忘れてはいまいな?」
「私の案の方が優れていたら、罪もない人々に対する『残忍な見せしめ』行為をやめるという約束、忘れないでね」
「いいだろう。
改めて約束してやる。
――なあ。
どうせ、僕の軍事政権を、内部から転覆させるつもりなんだろ。
この場で、天王寺アリスの企てのすべてを、白状してもらえないか?
今なら、罪を軽くしてやるぞ」
「抜いた後に、優しく抱きしめてくれたとしても、教えてあげる気はないわ」
「天王寺先輩。
君は、軍の本拠地でもあるタワー『スカイ・オブ・パーツ』の上層、僕の私邸内に幽閉されている身だ。
ここに、君を、助けに来れる者などいない。
生殺与奪の権利を、この僕に握られている立場だ。
……ふん。
苛立たしい。
鎖で縛りあげられたり、道具で責められたり、薬を使われたり……僕の正妻になるまでは、これからも、そういう夜が続くと、心に刻んでおいてくれ」
「いいわ。
もとより、腹を括ってる。
私は、エリオットとは『敵対』しているから――」
「素直に、僕の胸の中に飛び込んでくる事が、なぜできないっ!
……覚悟しろ。
まずは、今から、その艶美な君の白い素肌を、僕の身体で包み込んでやる。
手枷を外してやろう。
ああ。
勘違いしないでくれ。
僕が、好きなように君を扱いたいからそうするんだ。
――だが、自由に動けるようにしてやる意味を理解し、行動してくれないか?」
「ふーん。
『敵対』相手のエリオットの考えなんて、理解できないわ。
だから――今夜は、私の方からも抱きしめてしまおうかしら」
「……面白い申し入れじゃないか。
君の上官として、受諾しておこう。
取り下げは認めない。
必ず、遂げろ!
いいなっ。
これは、命令だ!」
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに
家紋武範
恋愛
となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。
ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。
甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる