7 / 9
5・手放せない温もり
しおりを挟む
※R18要素濃い目。
苦手な方は読み飛ばしてください。
──────────────────────
「…………ん…」
のんびり湯に浸かり、さっぱりと身を清め終えて共に寝台に寝転んでから暫くして、腕の中にいるアドリアーナが身動いだ。
たまらず口付けると、嬉しそうにはにかんで頬を胸に押し付けてくる動作が可愛くて仕方ない。
予定より二年遅れて挙げた結婚式でのアドリアーナの姿は、目を閉じれば瞼裏へ鮮明に映る。
けれどそれを思い浮かべると同時に、式の準備が始まる直前まで愛し合っていたことも思い起こされてしまい、もうダメだと言いながらも必死でしがみついてきていた姿も浮かんでしまう。
初めて繋がってからほぼ皆無と言っていいほどに部屋から出さずにいたのに、久し振りの顔出しが数百名に見られる結婚式。
肌の露出があるからと侍女達に諌められて、所有印をつけることを禁止され…それなのに日を追うごとに磨きあげられていく様子に嫉妬で狂いそうになり、絶対に見えない場所なのだからと言い訳をして柔らかな太股に無数の所有印をつけた。
それでも美しすぎるアドリアーナを人前に出すことがいやで、当日を迎えても深く愛し合いたい想いを抑えきれず、侍女達の「これ以上は待てません!」との声と共に押し入られるまで繋がり続け、その瞬間までこれでもかという量の白濁をアドリアーナの中に注ぎ続けた。
さすがに膣内から侍女が掻き出すことは出来ず、それをするために触れれば抑えられないとごねる俺は役目を放棄した為、式の最中やパレードの道中で、幾度となくアドリアーナが頬を染める事態となってしまったのだが、その姿に俺の心は歓喜に震えていた。
クライマックスのダンス披露の時には、漏れ伝う感覚に耐えきれなくなったアドリアーナを抱えるようにして躍り、新婚だからと言い訳をして直ぐ様寝室へと駆け込み、それから与えられた休日の一週間は一歩も部屋から出ることなく過ごした。
「…………アドリアーナ…」
薬の影響もあってか一向に起きる気配のない様子に些か寂しさを感じつつ、いつものように少しだけ足を持ち上げ慣れ親しんだ場所に自身を滑り込ませる。
「……はぁぁ…温かい…」
まるで湯船に浸かっているような温かさに優しく包まれ、寝ているのにも関わらず卑猥に反応してくれる事が嬉しくて堪らない。
「…ジョシュ……」
甘く名を呼ばれ、「んん……」と身動がれることで程よい刺激も与えてくる。
「アドリアーナ…愛してる……」
少しだけ小さく動いていれば、やがて自然とアドリアーナの中を白く塗り立ててしまうが、目覚めた時に繋がっていると幸せなのだと言ってくれるから、この行為をやめるつもりは毛頭ない。
寝ているから激しくは出来ないが、舌を絡ませれば条件反射のように絡み返してくれて、上下で繋がっている事への幸福感が高まる。
たまらずに強く舌を吸い、少しばかり呼吸を荒くさせてしまったところで唇を離し、そのせいで寂しそうに顔を歪ませる様子に口角はあがり、代わりにとあらゆる箇所へ所有印を施す。
いくら言われても首筋への痕付けをやめないのを見かね、ここ数年は首筋を上品なレースで覆うデザインのドレスばかり着させられている。
俺としては見せびらかしたいが、その数が病的とまで言われてしまえばアドリアーナの為に覆い隠すしかいかず…だが、首筋は勿論のこと胸元や背中まで常に繊細なレースで覆われているせいで、むしろ深く愛されている女性の象徴などと言われるようになったとかで、今では既婚女性の多くがこのデザインを身に纏っているらしい。
中には愛人まで着用する者まで現れ、そのあからさまな対抗姿勢が社交界を騒がせているとも。
俺の知ったことではない。
ただアドリアーナを愛してやまないだけ。
「……っ…ん……ジョシュ……」
うっすらと目を開けた愛しい妻の綺麗な空色の瞳はうるうると潤んでいて、薄く開けた口からは甘い吐息が漏れている。
「起こしちゃった?」
「ん…っ……へいき……ぁ……」
「まだ寝てていいよ」
ただ愛させて欲しい…緩く動きながらそう耳元で囁けば、きゅうっと締め付けられて思わず吐精しそうになり、慌てて下腹部に力を込めた。
どれだけ愛し合っても、どれだけ繋がり合っても足りない…もっともっとと求めてしまうし、可能なら四六時中アドリアーナの中に入ったままで過ごしていたい。
月のものだから、仕事だからと離れなくてはならない時間が寂しくて仕方ない。
この場所に戻れると、どんなに疲れていようと癒されるし心が落ち着く。
「気持ちいいよ…ずっと入っていたい……」
素直にそう告げれば、またきゅうっと可愛く締め付けられてつい深く差し込んでしまった。
「ぁんっ」と可愛い啼き声をあげられ、ちょっと抑えがきかなくなって少し強めに穿つも、腕の中に捕らえられたままのアドリアーナは甘い啼き声をあげるだけ。
「可愛い…好きだよ……愛してる……」
口付けと痕付けを楽しみつつ勤しみながらも緩急をつけて刺激を送り続けていると、やがて一際高い啼き声と共に強い締め付けが襲ってきて、アドリアーナが達したことが伝わってくる。
その瞬間に俺も持っていかれそうになるが、そこから少しの間続けているとさらに強い収縮が始まるのを知っているから必死で耐える。
この行為の最中アドリアーナは限界だと言うけれど、俺もその頃には限界を迎えるので丁度いい。
「……ッ…アディ……ッ…」
先端をぴったりと奥の入り口に押し付け、ちゅう…と吸い付かれる快感に身を任せて溜めに溜めた白濁を解放すれば、それは勢いよく吐き出されて更なる刺激をアドリアーナに与える…らしい。
最後の仕上げとばかりに締め上げられ、根元から吸い上げられ搾り取られていくような感覚に、全身の力が抜けていく。
「ん……きもち…ぃ…アディ……」
一滴残さずアドリアーナの中に残したい。
そんな本能からぐりぐりと腰を押し付けつつ、心地よい脱力感に襲われながらも芯を失わずに留まろうとする自身に称賛を送り、ぎゅっと抱き締め微睡みに流されていくような思考に揺られる。
「ジョシュ……」
目を閉じ眠りにつくのももう僅か先…愛しい声で名を呼ばれ、無意識に口付け「アディ…」と名を呼び返し、強く抱き締め共に眠りについた。
結婚してからというもの、夢の中でもアドリアーナと過ごしいる。
寝ても覚めても愛する人と過ごせることに幸せを感じられ、その事を伝えると『ずるい…』と頬を膨らませて拗ねさせてしまったこともある。
『わたしだって夢の中でもジョシュと過ごしたいのに…ジョシュだけずるいわ』
なんとも可愛い罵倒をされ、ごめんね…と謝りながら組み敷いたのも数えきれない。
溺れている…依存している。
だけどそれでいい。
俺が愛し抜くのはアドリアーナ唯ひとり。
名を呼ぶのも唯ひとり。
触れるのも唯ひとり。
それがいい。
苦手な方は読み飛ばしてください。
──────────────────────
「…………ん…」
のんびり湯に浸かり、さっぱりと身を清め終えて共に寝台に寝転んでから暫くして、腕の中にいるアドリアーナが身動いだ。
たまらず口付けると、嬉しそうにはにかんで頬を胸に押し付けてくる動作が可愛くて仕方ない。
予定より二年遅れて挙げた結婚式でのアドリアーナの姿は、目を閉じれば瞼裏へ鮮明に映る。
けれどそれを思い浮かべると同時に、式の準備が始まる直前まで愛し合っていたことも思い起こされてしまい、もうダメだと言いながらも必死でしがみついてきていた姿も浮かんでしまう。
初めて繋がってからほぼ皆無と言っていいほどに部屋から出さずにいたのに、久し振りの顔出しが数百名に見られる結婚式。
肌の露出があるからと侍女達に諌められて、所有印をつけることを禁止され…それなのに日を追うごとに磨きあげられていく様子に嫉妬で狂いそうになり、絶対に見えない場所なのだからと言い訳をして柔らかな太股に無数の所有印をつけた。
それでも美しすぎるアドリアーナを人前に出すことがいやで、当日を迎えても深く愛し合いたい想いを抑えきれず、侍女達の「これ以上は待てません!」との声と共に押し入られるまで繋がり続け、その瞬間までこれでもかという量の白濁をアドリアーナの中に注ぎ続けた。
さすがに膣内から侍女が掻き出すことは出来ず、それをするために触れれば抑えられないとごねる俺は役目を放棄した為、式の最中やパレードの道中で、幾度となくアドリアーナが頬を染める事態となってしまったのだが、その姿に俺の心は歓喜に震えていた。
クライマックスのダンス披露の時には、漏れ伝う感覚に耐えきれなくなったアドリアーナを抱えるようにして躍り、新婚だからと言い訳をして直ぐ様寝室へと駆け込み、それから与えられた休日の一週間は一歩も部屋から出ることなく過ごした。
「…………アドリアーナ…」
薬の影響もあってか一向に起きる気配のない様子に些か寂しさを感じつつ、いつものように少しだけ足を持ち上げ慣れ親しんだ場所に自身を滑り込ませる。
「……はぁぁ…温かい…」
まるで湯船に浸かっているような温かさに優しく包まれ、寝ているのにも関わらず卑猥に反応してくれる事が嬉しくて堪らない。
「…ジョシュ……」
甘く名を呼ばれ、「んん……」と身動がれることで程よい刺激も与えてくる。
「アドリアーナ…愛してる……」
少しだけ小さく動いていれば、やがて自然とアドリアーナの中を白く塗り立ててしまうが、目覚めた時に繋がっていると幸せなのだと言ってくれるから、この行為をやめるつもりは毛頭ない。
寝ているから激しくは出来ないが、舌を絡ませれば条件反射のように絡み返してくれて、上下で繋がっている事への幸福感が高まる。
たまらずに強く舌を吸い、少しばかり呼吸を荒くさせてしまったところで唇を離し、そのせいで寂しそうに顔を歪ませる様子に口角はあがり、代わりにとあらゆる箇所へ所有印を施す。
いくら言われても首筋への痕付けをやめないのを見かね、ここ数年は首筋を上品なレースで覆うデザインのドレスばかり着させられている。
俺としては見せびらかしたいが、その数が病的とまで言われてしまえばアドリアーナの為に覆い隠すしかいかず…だが、首筋は勿論のこと胸元や背中まで常に繊細なレースで覆われているせいで、むしろ深く愛されている女性の象徴などと言われるようになったとかで、今では既婚女性の多くがこのデザインを身に纏っているらしい。
中には愛人まで着用する者まで現れ、そのあからさまな対抗姿勢が社交界を騒がせているとも。
俺の知ったことではない。
ただアドリアーナを愛してやまないだけ。
「……っ…ん……ジョシュ……」
うっすらと目を開けた愛しい妻の綺麗な空色の瞳はうるうると潤んでいて、薄く開けた口からは甘い吐息が漏れている。
「起こしちゃった?」
「ん…っ……へいき……ぁ……」
「まだ寝てていいよ」
ただ愛させて欲しい…緩く動きながらそう耳元で囁けば、きゅうっと締め付けられて思わず吐精しそうになり、慌てて下腹部に力を込めた。
どれだけ愛し合っても、どれだけ繋がり合っても足りない…もっともっとと求めてしまうし、可能なら四六時中アドリアーナの中に入ったままで過ごしていたい。
月のものだから、仕事だからと離れなくてはならない時間が寂しくて仕方ない。
この場所に戻れると、どんなに疲れていようと癒されるし心が落ち着く。
「気持ちいいよ…ずっと入っていたい……」
素直にそう告げれば、またきゅうっと可愛く締め付けられてつい深く差し込んでしまった。
「ぁんっ」と可愛い啼き声をあげられ、ちょっと抑えがきかなくなって少し強めに穿つも、腕の中に捕らえられたままのアドリアーナは甘い啼き声をあげるだけ。
「可愛い…好きだよ……愛してる……」
口付けと痕付けを楽しみつつ勤しみながらも緩急をつけて刺激を送り続けていると、やがて一際高い啼き声と共に強い締め付けが襲ってきて、アドリアーナが達したことが伝わってくる。
その瞬間に俺も持っていかれそうになるが、そこから少しの間続けているとさらに強い収縮が始まるのを知っているから必死で耐える。
この行為の最中アドリアーナは限界だと言うけれど、俺もその頃には限界を迎えるので丁度いい。
「……ッ…アディ……ッ…」
先端をぴったりと奥の入り口に押し付け、ちゅう…と吸い付かれる快感に身を任せて溜めに溜めた白濁を解放すれば、それは勢いよく吐き出されて更なる刺激をアドリアーナに与える…らしい。
最後の仕上げとばかりに締め上げられ、根元から吸い上げられ搾り取られていくような感覚に、全身の力が抜けていく。
「ん……きもち…ぃ…アディ……」
一滴残さずアドリアーナの中に残したい。
そんな本能からぐりぐりと腰を押し付けつつ、心地よい脱力感に襲われながらも芯を失わずに留まろうとする自身に称賛を送り、ぎゅっと抱き締め微睡みに流されていくような思考に揺られる。
「ジョシュ……」
目を閉じ眠りにつくのももう僅か先…愛しい声で名を呼ばれ、無意識に口付け「アディ…」と名を呼び返し、強く抱き締め共に眠りについた。
結婚してからというもの、夢の中でもアドリアーナと過ごしいる。
寝ても覚めても愛する人と過ごせることに幸せを感じられ、その事を伝えると『ずるい…』と頬を膨らませて拗ねさせてしまったこともある。
『わたしだって夢の中でもジョシュと過ごしたいのに…ジョシュだけずるいわ』
なんとも可愛い罵倒をされ、ごめんね…と謝りながら組み敷いたのも数えきれない。
溺れている…依存している。
だけどそれでいい。
俺が愛し抜くのはアドリアーナ唯ひとり。
名を呼ぶのも唯ひとり。
触れるのも唯ひとり。
それがいい。
50
あなたにおすすめの小説
行き場を失った恋の終わらせ方
当麻月菜
恋愛
「君との婚約を白紙に戻してほしい」
自分の全てだったアイザックから別れを切り出されたエステルは、どうしてもこの恋を終わらすことができなかった。
避け続ける彼を求めて、復縁を願って、あの日聞けなかった答えを得るために、エステルは王城の夜会に出席する。
しかしやっと再会できた、そこには見たくない現実が待っていて……
恋の終わりを見届ける貴族青年と、行き場を失った恋の中をさ迷う令嬢の終わりと始まりの物語。
※他のサイトにも重複投稿しています。
さよなら 大好きな人
小夏 礼
恋愛
女神の娘かもしれない紫の瞳を持つアーリアは、第2王子の婚約者だった。
政略結婚だが、それでもアーリアは第2王子のことが好きだった。
彼にふさわしい女性になるために努力するほど。
しかし、アーリアのそんな気持ちは、
ある日、第2王子によって踏み躙られることになる……
※本編は悲恋です。
※裏話や番外編を読むと本編のイメージが変わりますので、悲恋のままが良い方はご注意ください。
※本編2(+0.5)、裏話1、番外編2の計5(+0.5)話です。
あなたへの恋心を消し去りました
鍋
恋愛
私には両親に決められた素敵な婚約者がいる。
私は彼のことが大好き。少し顔を見るだけで幸せな気持ちになる。
だけど、彼には私の気持ちが重いみたい。
今、彼には憧れの人がいる。その人は大人びた雰囲気をもつ二つ上の先輩。
彼は心は自由でいたい言っていた。
その女性と話す時、私には見せない楽しそうな笑顔を向ける貴方を見て、胸が張り裂けそうになる。
友人たちは言う。お互いに干渉しない割り切った夫婦のほうが気が楽だって……。
だから私は彼が自由になれるように、魔女にこの激しい気持ちを封印してもらったの。
※このお話はハッピーエンドではありません。
※短いお話でサクサクと進めたいと思います。
私のことを愛していなかった貴方へ
矢野りと
恋愛
婚約者の心には愛する女性がいた。
でも貴族の婚姻とは家と家を繋ぐのが目的だからそれも仕方がないことだと承知して婚姻を結んだ。私だって彼を愛して婚姻を結んだ訳ではないのだから。
でも穏やかな結婚生活が私と彼の間に愛を芽生えさせ、いつしか永遠の愛を誓うようになる。
だがそんな幸せな生活は突然終わりを告げてしまう。
夫のかつての想い人が現れてから私は彼の本心を知ってしまい…。
*設定はゆるいです。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
ミュリエル・ブランシャールはそれでも彼を愛していた
玉菜きゃべつ
恋愛
確かに愛し合っていた筈なのに、彼は学園を卒業してから私に冷たく当たるようになった。
なんでも、学園で私の悪行が噂されているのだという。勿論心当たりなど無い。 噂などを頭から信じ込むような人では無かったのに、何が彼を変えてしまったのだろう。 私を愛さない人なんか、嫌いになれたら良いのに。何度そう思っても、彼を愛することを辞められなかった。 ある時、遂に彼に婚約解消を迫られた私は、愛する彼に強く抵抗することも出来ずに言われるがまま書類に署名してしまう。私は貴方を愛することを辞められない。でも、もうこの苦しみには耐えられない。 なら、貴方が私の世界からいなくなればいい。◆全6話
【完結】気付けばいつも傍に貴方がいる
kana
恋愛
ベルティアーナ・ウォール公爵令嬢はレフタルド王国のラシード第一王子の婚約者候補だった。
いつも令嬢を隣に侍らす王子から『声も聞きたくない、顔も見たくない』と拒絶されるが、これ幸いと大喜びで婚約者候補を辞退した。
実はこれは二回目の人生だ。
回帰前のベルティアーナは第一王子の婚約者で、大人しく控えめ。常に貼り付けた笑みを浮かべて人の言いなりだった。
彼女は王太子になった第一王子の妃になってからも、弟のウィルダー以外の誰からも気にかけてもらえることなく公務と執務をするだけの都合のいいお飾りの妃だった。
そして白い結婚のまま約一年後に自ら命を絶った。
その理由と原因を知った人物が自分の命と引き換えにやり直しを望んだ結果、ベルティアーナの置かれていた環境が変わりることで彼女の性格までいい意味で変わることに⋯⋯
そんな彼女は家族全員で海を隔てた他国に移住する。
※ 投稿する前に確認していますが誤字脱字の多い作者ですがよろしくお願いいたします。
※ 設定ゆるゆるです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる