(完結)僕の婚約者は能面令嬢??

Ringo

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【番外編】婿の仕合わせ 4

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「お帰りなさい!!」


ボフッと飛び込んできたエマを抱き締め、久し振りの柔らかさを堪能しつつ香りを吸い込む。


「ただいま、会いたかったよ」

「私も」


あぁ、可愛い。どうしてこんなに可愛いんだろうか…何かまじないでもかけられてるのか?それはそれで構わないが。


「お土産買ってきたよ」


ほら、と運び込まれる大量の荷物に驚きつつ、中身に期待して目を輝かせている。

結婚休暇も終わって、これからは公爵家で義両親と共に暮らす。とは言え義両親と一緒になるのは食事の席や執務の時くらいで、居住階層は違う。俺とエマは二階、義両親は三階だ。


「義父上達は?」

「同窓生が集まる夜会に行ってるわ。用意も出来ているしお食事にしましょう」


機嫌のいいエマに手を引かれ、食堂へと向かう。


「エマ」

「なぁに?」


あまりにも愛しくて、軽く口付けた。ここは使用人も多く通る廊下だし、あまり深くしては止められなくなる。久し振りにとる俺との食事を楽しみにしてくれているし、付き合ってあげたい。


「愛してる。さぁ、行こう」


突然の口付けに顔を赤くして固まってしまったエマの手を、今度は俺が引いて食堂へと向かう。

見守る使用人達の視線は優しいものだ。




* * * * * *




「なんなの!?マクロは私のものよ!!」


楽しく食事をとってふたりで湯浴みをし、久し振りで加減をしない俺に抱き潰され『もうダメ…』と突っ伏していたのに、カンビジスでの顛末を話すとエマが憤慨した。

そして俺は今、ぷりぷりと怒るエマに組み敷かれている。

なんだこれ、最高。

王女や侍女にぶつぶつと文句を言いながら、ただでさえ付きまくっている赤い印の数を増やし、少し落ち着いていたはずの息子が回復した。


「……見せた?その侍女に」

「っ…、見せてない」


回復した息子をぎゅっと握られ、ギラギラと嫉妬に駆られた目を向けられて…質量が増した。


「……私のものよ」

「っ!!エマ……ッ…」


ぱくりと咥えられ、その光景と気持ち良さに思わず腰を突き上げてしまったが、そんなことはお構いなしにエマの口淫は続く。

へたに湾曲した噂が伝わるよりはと話したが、まさかの展開に鼓動が早まる。


「エマ…ッ…なん…で…うま…くっ…、、!!」


休暇中にも何度か口淫はしてくれたが、その時とは比べ物にならないほどの巧みさに、あり得ないはずだが…と嫉妬が沸き、我慢できずに引き剥がして今度は俺が組み敷いた。


「やんっ、まだ途中!!」

「どうして上手になってるの?」

「え?」


ぽっと頬を染めて、何かを思い出したかのように宙を見る仕草に嫉妬と独占欲が頂点に達し、清めはしたがまだ潤むそこに勢いよく突き刺した。


「きゃぅ!」


貫いてすぐに激しく穿ち始め、どうしてこうなったのか分からないと言った様子のエマは、混乱しつつも気持ち良さそうに啼いている。


「エマ…ッ、なんで?」

「あ、なに…っ…わか……ッ、ない…っ」


あり得ない、そんなことするはずがない…と思いながらも、離れていた三週間の間でさえ浮かばなかった感情が沸き上がって抑えきれない。


「やっ…激し…っ、あ、マク…ッ…」

「俺のだ…っ…俺のもの……だ…っ!!」


余りにも強く打ち付けるせいで、下がりきっている子宮に息子が入り込む。ここを攻めるのも、愛することが出来るのも俺だけ。そんな独占欲が劣情を煽り、急ぎ作られたであろう子種を叩き付けるように放った。


「あぁっ………マクッ…ロ……っ…」


ビクッ、ビクッと痙攣するエマを抱き締め、奥にぐりぐりと押し付け最後の一滴まで流し込む。エマの中が自分で吐き出したものでぐちゃぐちゃになっているのを感じると、心が満たされる。


「んんっ…エマ……俺のエマ……」


気持ちよく押し付けながら、ふとカンビジスで聞いた事件を思い出した。

美しい妻を持ったが故に嫉妬に苦しみ、監禁して子供を孕ませ続けた挙げ句、衰弱させ医者に診せることなく殺してしまった男の話…それが理解できてしまった。

勿論、実行などするつもりはないが…孕ませる為に用意された部屋で、ただ俺に愛されるだけの人生を送るエマ……少しばかり魅力的だ。


「……っ、マクロ…?」


いつまでも緩い動きが終わらないから、僅かに戸惑っているエマ。可愛い…でも、もっと啼かせたいからやめてあげない。


「ねぇ…どうして?」

「な…に……っ」

「どうして上手になったの?すごく気持ちよかったし、あっという間にイキそうになった」


口付けの時に絡む舌の動きも以前と違う。


「……答えて、エマ」

「あ、あの…それは……」

「答えないとひどくするよ。このまま部屋に閉じ込めて、二度と出してあげない。ひたすら俺に孕まされるしかなくなる」

「え……」


なぜそこで頬を染める。嬉しそうな顔をする。そんな反応されたら…実行したくなる。


「早く言って」

「えっと…」

「それとも監禁されて犯されたい?毎日毎日、朝も昼も夜もなく俺に犯されて、下着を穿く事も許さない。細い足首には華奢な鎖をつけよう。食事も飲み物も俺が全て口移しするし、朝一番の子種は必ず飲んで欲しいな。そうだ、執務はエマの中に挿入れて繋がったまましよう。そうすれば仕事中も離れなくてすむ」

「………かんきん……いれたまま…………」


嬉しそうにもじもじしないで。ずっときゅんきゅん締め付けてるし…可愛くて仕方ないんだけど。


「やんっ!…いきなり……突かないで…っ」

「ずっと可愛く締め付けてくるから、おねだりしてるのかと思って」


またきゅんきゅんさせてる。明後日まで休みだからヤり尽くす予定だし、いくらでもおねだりして欲しい。


「ほら、早く答えないと…抜くよ?」

「やだっ!」

「っ…凄い締め付け…ちゃんと答えてくれたら、エマがして欲しいこと、なんでもしてあげる」

「ほんとっ!?」


本当だよと言って顔やら首筋やらに口付けると、恥ずかしそうに頬を染めてもごもごし始めた。


「あの…あのね……あっ、、待って、ん、話すっから…ちょっと…待って…あ、、」

「ごめんごめん…気持ちよくて」


つい奥を突いてしまい、潤む目で睨まれた。


「可愛い…それで?」

「やっ、胸…もうっ!話せない!!」

「だって動いちゃダメって言うし」


腰の動きを止める代わりに胸を揉みつつ乳首を摘まんだら、また睨まれた。可愛いだけだけど。


「はい、何もしない」

「んもうっ!あのね…実は……お母様に教わったの…その…もっと喜んで欲しいなって…思って」

「ん?何を教わったの?」

「あんっ!…乳首…舐め…っ、ないで…っ、ん、気持ちよくな……ちゃ…ぅ……」


きゅうぅぅっと締められて、俺も気持ち良くなってしまう。


「もうしない……それで?」

「はっ……ぁ…その……練習を…」

「練習?」

「………バナナで…練習を……しました……」


バナナ……その形を思い浮かべ、それを舐めたり咥えたりと練習に励む姿を想像して、ぐんと反応した息子に頷いて思い切り突いた。


「やぁっ!」

「ごめんね…あり得ないけど、誰かがエマに教えたんじゃないかって想像して嫉妬した」

「そんなことしない!!」


顔を歪ませて、ポロポロと泣き始めてしまった。あり得ないことを勝手に想像して、そのせいで傷付けてしまった事に今さら後悔する。


「うん、ごめん。エマはそんな事しないってちゃんと分かってるよ。それだけ気持ちよくて…ごめん、俺が悪かった」

「マクロだけ……っ、だも…っ」

「うん、分かってる。もう言わない」

「よろこ…んで…っ…ほし……っ…」

「うん、嬉しいよ。ありがとう」


止まらない涙を啜り、眦や唇に口付けを繰り返して何度も謝る。それしか出来ない。


「うぅ……っ…」

「ごめんね、愛してる」

「……っ…いっぱい気持ちよくして……」

「仰せの通りに」


なんとも可愛い命令に、エマを愛してやまない俺は嬉々として応じる。元よりそのつもりだ。


「たくさん気持ちよくしてあげる」

「ふふっ…お願いします、、あんっ!!」


まだまだ時間はある。離れていた三週間分の寂しさと、傷付けてしまった分を埋める為にもたくさん愛し合おう。




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