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ヒーローの在り方編
ep351 内閣総理大臣:固厳 豪Ⅲ
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「んぎぎぎ……! よ、よし! どうにか出来上がった!」
タケゾーとショーちゃんに固厳首相の相手を任せ、アタシは頭上に掲げた掌の上にあるものを作り出す。
我が家の地下で発電システムを担い、かつて星皇社長との決戦でも使ったアタシの血液を使った人工太陽――青陽発電に使われる青い太陽。
固厳首相はその身に白陽炉の核融合で発生した電力を宿すことで、体内のナノマシンを動かしている。
それならば、同じような核融合エネルギーをぶつけることで、その機能を乱すことだってできるかもしれない。
科学的根拠などない。それでも、これぐらいしかやれることがない。
一か八かの大博打だけど、それを乗り越えてこそのヒーローってもんだ。
「いくら『核融合で生まれた電気エネルギー』を吸収できる固厳首相でも『核融合のエネルギーそのもの』は吸収できないでしょ……! でも、アタシの力で対抗できるかも一か八かか……!」
正直、これはエネルギーの質が質だけに固厳首相を葬り去ってしまう可能性だってある。
言ってしまえば太陽をそのまま固厳首相に投げつけるわけだ。いくらナノマシンで常軌を逸する超人鉄壁ボディになっていても、流石にこれをぶつけるのは勇気がいる。
とはいえ、固厳首相ならこれにも耐えきってしまいそうな気さえする。むしろ、アタシの全力が通用するかさえ分からない。
そうして出来上がったのは、運動会の玉転がしで使いそうなボールと同じサイズの青い太陽。十分なエネルギーを手の平から感じるけど、固厳首相に避けられては意味がない。
これが正真正銘、アタシにとっても最後の切り札だ。
――この青い太陽で固厳首相を圧し潰し、ナノマシンを狂わせてみる。
「ぐふっ!? あ、あんた、本当に政治家なのか……!?」
「オレは内閣総理大臣だァ! そんじょそこらの政治屋気取りと一緒にされちゃァ困るなァァア!!」
「い、意味分からない……。だけど強い……」
アタシが青い太陽を完成させるまでの時間稼ぎをしてくれていたタケゾーとショーちゃんだけど、こっちもこっちで限界が近そうだ。
二人とも固厳首相の眼前で膝をつき、息も絶え絶えといった様子だ。むしろ、ここまで二人でよく持ちこたえてくれたと思う。
固厳首相の意識も二人に向いたままだし、おかげでアタシも準備ができた。
後はこの一撃を決めるだけ。どうにか少ない言葉で理解してもらい、二人にも固厳首相から離れてもらおう。
「……タケゾー!!」
「ッ!? ショーちゃん!」
「うん! 武蔵さん!」
固厳首相にギリギリまでバレないようにその名前だけを口にすると、向こうも言葉少なに理解してくれる。
アタシがタケゾーの名を呼べば、すぐさまタケゾーもショーちゃんへと飛んで近寄る。
ショーちゃんもすぐに状況を理解し、タケゾーの体にしがみついて一緒に退避してくれる。
このタイミングが固厳首相の意識を逸らし続けるギリギリのタイミングだ。言葉をほとんど交わさず、目線と空気だけでアタシ達一家の気持ちは繋がった。
タケゾーがショーちゃんと一緒に射程圏外へ逃げたと同時に、アタシも頭上に作り出した青い太陽を固厳首相へと投げつける。
――これが起死回生の一撃だ。
「ッ!? ダーハハハ! うまく時間を稼がれちまったかァ! だが、その程度でオレがくたばるわけねェ! 真正面から相手してやるよォォオオ!!」
ガゴォォォオオンッ!!
「アタシの太陽を受け止めた!? だけど……これで終わんないよぉぉおお!!」
目論見通り、青い太陽は固厳首相のみ目がけて飛んでいく。だけど、向こうは驚くことにその太陽を受け止め、耐え凌ごうとしてくる。
本当に大したバケモノだ。人工とはいえ、まさか太陽さえも堪えてくるなんて。
それでも、アタシだってまだ諦めない。投げつけた青い太陽を両手のジェット推進で押し込み、そのまま固厳首相を圧し潰しにかかる。
「ふんぐぐぐ……!? こ、これまで耐えきるつもりって言うの……!?」
「ダ、ダーハハハ! こんなパワーを隠し持っていたとは驚きだァ! だが、まだまだ甘いんだよォ! 内閣総理大臣を……舐めんじゃねェェエエ!!」
最早何がどう内閣総理大臣と関係あるかなんて分からない。アタシの知ってる内閣総理大臣はこんなことしない。
ただ理解できるのは、今ここで固厳首相を止めないとこの国は戦渦に巻き込まれてしまうということだけ。
それを阻止することだけ考えればいい。阻止することしか考える余裕がない。
こっちもその想いだけを胸に、全力で青い太陽を固厳首相へ押し込んでいくも、固厳首相にはあと一歩及ばず――
ドゴンッ!!
「ダハァ!? ジェ、ジェットアーマーかァ!?」
「隼! 今だぁぁああ!!」
――その時、固厳首相の態勢がわずかに崩れるのが遠巻きにも見えた。
一度は射程圏外へ退避していたタケゾーが再度ジェットアーマーの機動力で固厳首相へと突撃し、すれ違いざまに衝撃波による一撃をお見舞いしてくれたおかげだ。
下手をすればタケゾーだって巻き込まれかねない危険な状況なのに、随分と無茶をしてくれる。
――だけど、おかげでチャンスは訪れた。
「これで終わりだぁぁああ!! 固厳首相ぉぉおお!!」
「ダ、ダハハハ……! これが導き合ったヒーローの――家族の力かァ……!」
全てが噛み合った。アタシ一人では辿り着けなかった結末にも、家族の力で導くことができた。
別にアタシ一人がヒーローである必要はない。ヒーローの椅子に数なんて必要ない。
――しっかりとした想いを根底に抱けば、誰だってヒーローになれる。深い思慮など不要だ。
それを証明するかのように、ヒーローの在り方に独自の観点を持つ固厳首相を青い太陽が圧し潰していく。
ズグゥウオォォォオオン!!
空中にいるアタシにも届いてくる轟音と衝撃波。青い太陽は完全に固厳首相へと着弾し、その身を強大なエネルギーで覆いつくす。
あんなものを食らえば、普通の人間なら生きているはずがない。だけど、固厳首相ならまだ生きているはずだ。
一度はこちらに太陽を投げ返そうとした人間が、この程度で終わるとは思えない。
「ゼェ、ハァ……! や、やってくれるぜェ……! 流石にさっきのは効いたぞォ……!」
「……どこまでもこっちの想像の上を行くもんだ。まさか、まだ立ってられるとはね」
エネルギーによる発光や爆炎が収まると、その中心から再び固厳首相の姿が見えてくる。
青い太陽の一撃をまともに食らったはずなのに、まだ立ったままこちらを睨みつけてくる。なんとなく予想はしてたけど、ここまで来ると全身装甲サイボーグのフレイムよりも人間じゃない。
とはいえ、その様子から完全に疲弊しているのは明らかだ。剥き出しとなった上半身の筋肉も、さっきよりは膨張が収まっている。
ナノマシンの機能を乱れさせるのには成功した。
「だが……これで勝ったと思うなァァア! オレの野望は……まだ終わらねェぞォォオオ!!」
それでも、固厳首相は最後の力を振り絞るように拳を掲げ、甲板へ突き立てようとしてくる。
おそらくは再度白陽炉から電力を供給し、ナノマシンの出力をもう一度向上させるのが狙いなのだろう。
だけど、それももう手遅れだ。
――アタシの視界の隅で、すでに動いている家族がいる。
ザシュゥゥウンッ!!
「ダッ……ハァ……!? 魔女の息子かァ……!?」
「これでおしまい。もう、隼さんを傷つけさせない」
固厳首相に青い太陽が着弾したタイミングから、ショーちゃんはずっと攻撃の機会を伺っていた。
そして、完全に弱ったのを確認したところで居合一閃。この中では唯一固厳首相の肉体にまともな傷を与えられる攻撃だ。
――その攻撃により、ついにプライムビッグスターと呼ばれるヴィラン、内閣総理大臣の固厳 豪は甲板の上で崩れ落ちた。
タケゾーとショーちゃんに固厳首相の相手を任せ、アタシは頭上に掲げた掌の上にあるものを作り出す。
我が家の地下で発電システムを担い、かつて星皇社長との決戦でも使ったアタシの血液を使った人工太陽――青陽発電に使われる青い太陽。
固厳首相はその身に白陽炉の核融合で発生した電力を宿すことで、体内のナノマシンを動かしている。
それならば、同じような核融合エネルギーをぶつけることで、その機能を乱すことだってできるかもしれない。
科学的根拠などない。それでも、これぐらいしかやれることがない。
一か八かの大博打だけど、それを乗り越えてこそのヒーローってもんだ。
「いくら『核融合で生まれた電気エネルギー』を吸収できる固厳首相でも『核融合のエネルギーそのもの』は吸収できないでしょ……! でも、アタシの力で対抗できるかも一か八かか……!」
正直、これはエネルギーの質が質だけに固厳首相を葬り去ってしまう可能性だってある。
言ってしまえば太陽をそのまま固厳首相に投げつけるわけだ。いくらナノマシンで常軌を逸する超人鉄壁ボディになっていても、流石にこれをぶつけるのは勇気がいる。
とはいえ、固厳首相ならこれにも耐えきってしまいそうな気さえする。むしろ、アタシの全力が通用するかさえ分からない。
そうして出来上がったのは、運動会の玉転がしで使いそうなボールと同じサイズの青い太陽。十分なエネルギーを手の平から感じるけど、固厳首相に避けられては意味がない。
これが正真正銘、アタシにとっても最後の切り札だ。
――この青い太陽で固厳首相を圧し潰し、ナノマシンを狂わせてみる。
「ぐふっ!? あ、あんた、本当に政治家なのか……!?」
「オレは内閣総理大臣だァ! そんじょそこらの政治屋気取りと一緒にされちゃァ困るなァァア!!」
「い、意味分からない……。だけど強い……」
アタシが青い太陽を完成させるまでの時間稼ぎをしてくれていたタケゾーとショーちゃんだけど、こっちもこっちで限界が近そうだ。
二人とも固厳首相の眼前で膝をつき、息も絶え絶えといった様子だ。むしろ、ここまで二人でよく持ちこたえてくれたと思う。
固厳首相の意識も二人に向いたままだし、おかげでアタシも準備ができた。
後はこの一撃を決めるだけ。どうにか少ない言葉で理解してもらい、二人にも固厳首相から離れてもらおう。
「……タケゾー!!」
「ッ!? ショーちゃん!」
「うん! 武蔵さん!」
固厳首相にギリギリまでバレないようにその名前だけを口にすると、向こうも言葉少なに理解してくれる。
アタシがタケゾーの名を呼べば、すぐさまタケゾーもショーちゃんへと飛んで近寄る。
ショーちゃんもすぐに状況を理解し、タケゾーの体にしがみついて一緒に退避してくれる。
このタイミングが固厳首相の意識を逸らし続けるギリギリのタイミングだ。言葉をほとんど交わさず、目線と空気だけでアタシ達一家の気持ちは繋がった。
タケゾーがショーちゃんと一緒に射程圏外へ逃げたと同時に、アタシも頭上に作り出した青い太陽を固厳首相へと投げつける。
――これが起死回生の一撃だ。
「ッ!? ダーハハハ! うまく時間を稼がれちまったかァ! だが、その程度でオレがくたばるわけねェ! 真正面から相手してやるよォォオオ!!」
ガゴォォォオオンッ!!
「アタシの太陽を受け止めた!? だけど……これで終わんないよぉぉおお!!」
目論見通り、青い太陽は固厳首相のみ目がけて飛んでいく。だけど、向こうは驚くことにその太陽を受け止め、耐え凌ごうとしてくる。
本当に大したバケモノだ。人工とはいえ、まさか太陽さえも堪えてくるなんて。
それでも、アタシだってまだ諦めない。投げつけた青い太陽を両手のジェット推進で押し込み、そのまま固厳首相を圧し潰しにかかる。
「ふんぐぐぐ……!? こ、これまで耐えきるつもりって言うの……!?」
「ダ、ダーハハハ! こんなパワーを隠し持っていたとは驚きだァ! だが、まだまだ甘いんだよォ! 内閣総理大臣を……舐めんじゃねェェエエ!!」
最早何がどう内閣総理大臣と関係あるかなんて分からない。アタシの知ってる内閣総理大臣はこんなことしない。
ただ理解できるのは、今ここで固厳首相を止めないとこの国は戦渦に巻き込まれてしまうということだけ。
それを阻止することだけ考えればいい。阻止することしか考える余裕がない。
こっちもその想いだけを胸に、全力で青い太陽を固厳首相へ押し込んでいくも、固厳首相にはあと一歩及ばず――
ドゴンッ!!
「ダハァ!? ジェ、ジェットアーマーかァ!?」
「隼! 今だぁぁああ!!」
――その時、固厳首相の態勢がわずかに崩れるのが遠巻きにも見えた。
一度は射程圏外へ退避していたタケゾーが再度ジェットアーマーの機動力で固厳首相へと突撃し、すれ違いざまに衝撃波による一撃をお見舞いしてくれたおかげだ。
下手をすればタケゾーだって巻き込まれかねない危険な状況なのに、随分と無茶をしてくれる。
――だけど、おかげでチャンスは訪れた。
「これで終わりだぁぁああ!! 固厳首相ぉぉおお!!」
「ダ、ダハハハ……! これが導き合ったヒーローの――家族の力かァ……!」
全てが噛み合った。アタシ一人では辿り着けなかった結末にも、家族の力で導くことができた。
別にアタシ一人がヒーローである必要はない。ヒーローの椅子に数なんて必要ない。
――しっかりとした想いを根底に抱けば、誰だってヒーローになれる。深い思慮など不要だ。
それを証明するかのように、ヒーローの在り方に独自の観点を持つ固厳首相を青い太陽が圧し潰していく。
ズグゥウオォォォオオン!!
空中にいるアタシにも届いてくる轟音と衝撃波。青い太陽は完全に固厳首相へと着弾し、その身を強大なエネルギーで覆いつくす。
あんなものを食らえば、普通の人間なら生きているはずがない。だけど、固厳首相ならまだ生きているはずだ。
一度はこちらに太陽を投げ返そうとした人間が、この程度で終わるとは思えない。
「ゼェ、ハァ……! や、やってくれるぜェ……! 流石にさっきのは効いたぞォ……!」
「……どこまでもこっちの想像の上を行くもんだ。まさか、まだ立ってられるとはね」
エネルギーによる発光や爆炎が収まると、その中心から再び固厳首相の姿が見えてくる。
青い太陽の一撃をまともに食らったはずなのに、まだ立ったままこちらを睨みつけてくる。なんとなく予想はしてたけど、ここまで来ると全身装甲サイボーグのフレイムよりも人間じゃない。
とはいえ、その様子から完全に疲弊しているのは明らかだ。剥き出しとなった上半身の筋肉も、さっきよりは膨張が収まっている。
ナノマシンの機能を乱れさせるのには成功した。
「だが……これで勝ったと思うなァァア! オレの野望は……まだ終わらねェぞォォオオ!!」
それでも、固厳首相は最後の力を振り絞るように拳を掲げ、甲板へ突き立てようとしてくる。
おそらくは再度白陽炉から電力を供給し、ナノマシンの出力をもう一度向上させるのが狙いなのだろう。
だけど、それももう手遅れだ。
――アタシの視界の隅で、すでに動いている家族がいる。
ザシュゥゥウンッ!!
「ダッ……ハァ……!? 魔女の息子かァ……!?」
「これでおしまい。もう、隼さんを傷つけさせない」
固厳首相に青い太陽が着弾したタイミングから、ショーちゃんはずっと攻撃の機会を伺っていた。
そして、完全に弱ったのを確認したところで居合一閃。この中では唯一固厳首相の肉体にまともな傷を与えられる攻撃だ。
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