Fatal scent

みるく汰 にい

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♡17話

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「っしののめ、東雲!」
「うん?なぁに清水」

 東雲の匂いが充満するシーツへと降ろされて両手を塞がれる。清水の上で馬乗りになった東雲の目はなぜか悲しげに揺れていて胸がきゅっと締まる。

「東雲……ぼくが、好き……なの?」
「うん、好きだよ」

 曇りのない眼差しで見つめてくる東雲に今まで悩んでいたのが馬鹿らしくなってくる。

「わ、かった……わかった……」
「……俺のせいで悩んでたんだよね、清水。ごめんね」
「ううん、ぼくが怖がってたせいだ、もうわかったから…手を離して、東雲」

 逃げないようにと掴まれていたのか渋々と腕を話す東雲に愛おしさが溢れてくる、そしてそれと同時に止んだはずの涙がじわじわと溢れ出す。

「……ごめんね、泣かしたいわけじゃないんだ」
「うんっ、うん……違うよ東雲、ぼく」

伝えたいことがあるのにひくひくと止まらない涙のせいで上手く言葉が出てこない。開放された手を東雲の首に回し抱き締める。

「うっ、ぅぅ、しのっのめっ」
「うん、待つよ清水、待つから」

やっぱり待ってくれるんだ、東雲は。

「好きなんだ、東雲が、好き」

言葉にした途端心がふわっと軽くなる。ずっと言いたかったことだった、でも言えないとしまい込んでいた言葉。

「ぅあっ、んぅ……っはぁ」
「嬉しい、清水」

好きという言葉がかき消されるかのように深く唇が重なり合う。指と指を絡められ、シーツへと沈まされても抵抗はしない。舌をちろ、と出せば食べるように東雲の口内へ入れられて唇を開けろと言わんばかりに舌をねじ込まれていく。混ざりあった唾液をごくっと飲むとようやく唇が離れて東雲の顔が見える。

「っ、ほんとにぼくが好き……?」

ギラついた獣のような瞳が東雲に宿り、胸が高鳴っていく。

「好きじゃなかったらこんなにならないよ」

 絡められた手を東雲の下半身へと伸ばされてごり、と大きなものが手に当たり、更に下腹部がゾクゾクと疼き出す。大きな東雲のそれは主張するかのように下着へテントを張り、苦しげな表情を浮かべていた。

「清水、あの人にされたこと教えてよ」
「っ?なに?だれ?」

 瞬く間に服は脱がされ素肌と素肌が重なり合う。

「清水の元彼……藤堂だっけ?その人にどんな抱かれ方されてたの」

 大きな手が胸元に伸び、柔らかい乳首をふにゃりと押されて声が出そうになる。

「そうやって声我慢するのも藤堂のせい?」

「妬けちゃうな」と笑った東雲の瞳は笑っていない、嬲るように周りをくるくると弄られて期待に乳首が尖り出す。それを見てまた指で小さな飾りを跳ねられる。

「ぅっあ、やだ、言いたくなっ」
「教えてよ清水の全部、書き換えさせて」

嫌とは言わせない東雲が清水の口内を支配するかのごとく蹂躙する。ぢゅると強く吸われた舌がじんじんと熱を持つ。それでもお構い無しに歯列を撫で舌根を舐め上げてくる。

「ほら、教えて…前戯は沢山してくれた?」

わざとらしく切ない声で囁く東雲に頭がくらくらしだす。「前戯は、少なくて、」と自分でも何を話しているのかわからない清水が東雲に擦り寄り抱きついた。

「じゃあ沢山しないとね?」
「うぁっあっ、」

 急にぺろっと尖ったものを口に含まれ吸い上げられる、まるで強請っているかのように腰が跳ね、東雲へと押し付けてしまう。飴玉を転がすように乳首を舐めていた舌が鎖骨へと移動して窪みを見つけると歯を立てられる。捕食者の本能なのか軽く立てられた歯に清水はゾクゾクとした感覚を覚えた。唇は熱い舌でなでるように徐々に下腹部へと移動していくと、ふる、と震えた清水のものを咥えて舐りだす。

「い、やだっぁ、やだそれぇっ」

はれたほほある?されたことある?」と下から舐めあげられながら言われて首を横に振る、その姿に満足そうに笑った東雲が根元まで咥え喉の奥で舌根を使って扱き出す。奥歯がひっかかり、舌で敏感なところを扱かれた清水は自身の欲を吐き出してしまいそうになる。やだ、やだ、出したくないっ、そんな願いも虚しく久しぶりの刺激に東雲の喉奥へと吐き出した。

「ごめ、しののめ、ごめんっ」
「良いんだよ、気持ちよくなれていい子だね」

 東雲の低く柔らかい声に脳みそが蕩けだす。ごくりと清水の欲を飲み干す東雲に、顔へ熱が集まり、飲んだ、ぼくのを……飲んだ!?と気持ちよさと恥じらいが交互にやってきては背中をゾクゾクと快感が走る。

「あぁ、気持ちよくなってきたね、清水。いい匂いがしてきた」

 もう既にへろへろになった体をいじり倒し、首元へと顔を埋めた東雲が耳元で話してくる。耳たぶを噛まれ、穴の中へと舌を入れられて脳の中にちゅ、ちゅる、といやらしい音が響いてくる。舌が這う度に体が震え、まるで自分のものとは思えない甘い声に思わず口を塞いでも「声を出して」と手首を捕まえられる。首筋を辿った舌は痕を着けるように吸い付き歯を立てていく。オメガの本能か、東雲の口が首元を通る度に下腹部を疼かせてしまっていた。

 もっと、もっと欲しい、

 「清水、俺の清水……可愛いよ」
 「ちゅ、してっ、」

 与えられる快感に目尻から涙がこぼれ、東雲へキスを強請る。そうすれば恍惚とした表情に笑みを浮かべた東雲が喜んで唇を合わせてくれる。けれど身体中が触られる度にびく、と反応する程敏感にさせられても肝心な部分へと触れてくれない東雲が、清水の体勢を四つん這いへと変えさせてくる。足が閉じないように間に挟まれた足へ快感を得ようと堪らずまた大きくなった自身を擦りつけていると、カラーの上からべろ、と舌で撫でられる。首筋を執拗に撫でる東雲に噛まれたい、と欲が湧き上がってきてしまう。

「清水、可愛いね、擦り付けてきてるよ」
「言わなくていいっ、」

枕へ顔を埋め、恥ずかしさに耐え忍ぶ清水を見て東雲は清水の臀部へ自身の物を当てていく。臀に感じる生暖かい大きなものへ期待が脹れる清水が秘部を擦り付けるように腰を動かした。

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