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四章 雪闇ブラッド
期待してしまう
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そのお陰で魔王に仕えるまでいったんだろうなと思った。
雪はなんやかんや言って僕を気にかけてくれてはいたけれど。
処刑道具を取り込んでからそんなそぶり見せなくなった。
どこか人が変わったような。
時々ぼーっとするとも多くなったから。
処刑道具は人格に影響を及ぼすのかなと。
幼ながらに思っていた。
だから理久のことも少し心配だったけど。
理久はそんな変わったところも見られなかったから道具によるのかなと思ったりした。
そんな誕生日の思い出を思い出して。
少しだけ嫌な気持ちになった。
まるで苦虫を噛み潰したような気持ち。
いまだに引きずってしまっている。
そんな弱い自分が嫌いだ。
早く切り分けてしまえば良いのに。
そんあ自分なんて。
目の前に座る凪はこちらを見つめている。
「どうしたの?あ、そうだ。誕生日ってさ、空いてる?」
「どうしたん?急にそんな事聞いて…。まぁ、多分開いているとは思うけど」
「そしたらさ。僕の部屋に夜来てよ。お祝いしたいからさ」
凪がこちらをまっすぐに見つめながらいう。
なんだかひどく真剣な眼差しで。
行けたら行く。
それだけ返事した。
確実に行けるわけでもないし。
行けたら、程度の覚悟しか持ち合わせていないから。
…、その真剣な眼差しが少しだけ怖いから。
僕の中まで見通してしまいそうで。
夜に来て欲しい、か。
凪から誘われたのってよく考えると初めてかもしれない。
今までそういう事がなかったような気がする。
誰かに個人的に誘われたなんて久しぶりだな。
あの誕生日の日から、僕はあまり誘われなくなった。
よく言えば気を遣われてた。
悪く言えば腫れ物扱いされていた。
そりゃそうだろう。
だって、あんな事があったんだ。
下手に触れやれやしないさ。
お祝いしてくれる。
「そんな事言われたのなんて久しぶりやな…。ふふ、変な感じ」
お祝いしようとした人はもういないから。
あまり期待はしないでおくよ。
期待して落とされるのはもう懲り懲りだ。
あんな気分何回も味わいたくはない。
だけど少しだけ。
「真っ白の苺の乗ったケーキ。生クリームケーキ。僕が好きなケーキや」
そう言ってしまったのは。
叶うかもなんて期待してしまったからだろうか。
だって、凪は貴族だとか、そういうしがらみがないから。
この国においては自由だ。
人間の世界に帰ってしまったら縛られてしまうかもしれないけれど。
叶うなんて思っていない。
ただ、言ってみただけだ。
ただの僕の独り言だ。
叶うなんて全く思っていないけれど。
ほんの少しだけ。
期待してみただけ。
これで最後にするから。
期待なんてこれで終わりにするから。
そんな免罪符みたいな台詞を並べる。
だから、叶って欲しい、とか。
思ってしまった。
雪はなんやかんや言って僕を気にかけてくれてはいたけれど。
処刑道具を取り込んでからそんなそぶり見せなくなった。
どこか人が変わったような。
時々ぼーっとするとも多くなったから。
処刑道具は人格に影響を及ぼすのかなと。
幼ながらに思っていた。
だから理久のことも少し心配だったけど。
理久はそんな変わったところも見られなかったから道具によるのかなと思ったりした。
そんな誕生日の思い出を思い出して。
少しだけ嫌な気持ちになった。
まるで苦虫を噛み潰したような気持ち。
いまだに引きずってしまっている。
そんな弱い自分が嫌いだ。
早く切り分けてしまえば良いのに。
そんあ自分なんて。
目の前に座る凪はこちらを見つめている。
「どうしたの?あ、そうだ。誕生日ってさ、空いてる?」
「どうしたん?急にそんな事聞いて…。まぁ、多分開いているとは思うけど」
「そしたらさ。僕の部屋に夜来てよ。お祝いしたいからさ」
凪がこちらをまっすぐに見つめながらいう。
なんだかひどく真剣な眼差しで。
行けたら行く。
それだけ返事した。
確実に行けるわけでもないし。
行けたら、程度の覚悟しか持ち合わせていないから。
…、その真剣な眼差しが少しだけ怖いから。
僕の中まで見通してしまいそうで。
夜に来て欲しい、か。
凪から誘われたのってよく考えると初めてかもしれない。
今までそういう事がなかったような気がする。
誰かに個人的に誘われたなんて久しぶりだな。
あの誕生日の日から、僕はあまり誘われなくなった。
よく言えば気を遣われてた。
悪く言えば腫れ物扱いされていた。
そりゃそうだろう。
だって、あんな事があったんだ。
下手に触れやれやしないさ。
お祝いしてくれる。
「そんな事言われたのなんて久しぶりやな…。ふふ、変な感じ」
お祝いしようとした人はもういないから。
あまり期待はしないでおくよ。
期待して落とされるのはもう懲り懲りだ。
あんな気分何回も味わいたくはない。
だけど少しだけ。
「真っ白の苺の乗ったケーキ。生クリームケーキ。僕が好きなケーキや」
そう言ってしまったのは。
叶うかもなんて期待してしまったからだろうか。
だって、凪は貴族だとか、そういうしがらみがないから。
この国においては自由だ。
人間の世界に帰ってしまったら縛られてしまうかもしれないけれど。
叶うなんて思っていない。
ただ、言ってみただけだ。
ただの僕の独り言だ。
叶うなんて全く思っていないけれど。
ほんの少しだけ。
期待してみただけ。
これで最後にするから。
期待なんてこれで終わりにするから。
そんな免罪符みたいな台詞を並べる。
だから、叶って欲しい、とか。
思ってしまった。
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