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四章 雪闇ブラッド
召喚で繋がる関係
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「僕を捨てないでよ!見限らないでよ!どうして僕を捨てるの!」
そう理久は叫ぶ。
ポタポタ、と血が垂れる。
リング、汚しちゃったな、なんて見当違いの事を思う。
僕が悪い、とか、理久が悪い、とか。
そういうのではないように感じた。
僕が理久を裏切るような事をしたから。
傷つけちゃったから。
理久なら大丈夫、とか、そう言う事ばかり考えたから。
理久だって生きているし、僕と同じくらい苦痛だって感じるはずなのに。
だからなのか、いつもなら感じるはずの負傷の痛みは。
全く感じなくて。
その代わりに胸が酷く傷んだ。
美空の叫ぶ声が聞こえる。
全部、遠い世界の事みたいだ。
こうやって誰かに刺される事なんてあまりないからかな。
ゆっくりに見える。
普段どうせ死ぬのなら勢いよく。
脳が痛みをすぐ感じない位激しく死んでしまおうと思っているから。
こうやってじわりじわり死ぬのは慣れていない。
だから餓死を避けようとしていたし。
枯渇死や衰弱死を避けていた。
苦しいのはわかっていたから。
理久は泣きそうな顔をしている。
どうすれば良いのか分からないとでも言いたげに。
感情的にナイフを振り回したんだろうな。
手を伸ばして、理久に触れる。
その手がまるで鉄のように冷えていたから。
あっためてあげたいと思った。
きっと僕の反応は異常なんだろう。
ゾロゾロと僕らの周りに人が集まる。
美空は僕に向かって僕の名を叫んでいる。
「理久、僕はさ。理久の事捨てないよ。だから大丈夫だよ」
死というものに慣れきってしまったせいで。
こんな目に遭っても冷静でいられるの。
ざわざわと人々が騒ぐ声が聞こえる。
うるさいなぁ。
「ね、理久。とりあえずこのナイフ外して。そうじゃなきゃ傷が治せないよ」
そういうと、いや、と理久が首を振る。
血はいまだに止まらない。
ドクドクと流れ続けている。
普通なら血が流れている時点で苦しむのかな。
僕はそういうのももう出来ないけれど。
「だって外したら、どっかいっちゃうでしょ。僕を置いて。…、そんなのやだよ。どうして置いてくの」
そう必死に理久が訴える。
置いてくわけがないのにな。
どうしてそんなこと思うんだろう。
さっき理久から離れようとしたからかなぁ。
「大丈夫だよ。そもそも僕ら友達だしさ。それに僕らのつながりは召喚。つまり魔法が関わってるんだからさ。離れられるわけないじゃないか」
そういうと、理久はゆっくりと僕へと瞳を向ける。
「じゃあさ、絶対にいなくならないってことなの?ずっとずっと一緒ってことなの?」
そう理久がおずおずと聞く。
「そうだよ。契約が破られない限り。そうなるとさ、僕らは永久に一緒だね。死ねない僕と、他人の寿命を吸い取る事で増やせる理久。無限に生きてられるし」
そういうと理久は嬉しそうな顔をする。
そして、僕の腹から勢い良くナイフを引き抜いた。
良かった。納得してくれたんだ。
そう思った。
そう理久は叫ぶ。
ポタポタ、と血が垂れる。
リング、汚しちゃったな、なんて見当違いの事を思う。
僕が悪い、とか、理久が悪い、とか。
そういうのではないように感じた。
僕が理久を裏切るような事をしたから。
傷つけちゃったから。
理久なら大丈夫、とか、そう言う事ばかり考えたから。
理久だって生きているし、僕と同じくらい苦痛だって感じるはずなのに。
だからなのか、いつもなら感じるはずの負傷の痛みは。
全く感じなくて。
その代わりに胸が酷く傷んだ。
美空の叫ぶ声が聞こえる。
全部、遠い世界の事みたいだ。
こうやって誰かに刺される事なんてあまりないからかな。
ゆっくりに見える。
普段どうせ死ぬのなら勢いよく。
脳が痛みをすぐ感じない位激しく死んでしまおうと思っているから。
こうやってじわりじわり死ぬのは慣れていない。
だから餓死を避けようとしていたし。
枯渇死や衰弱死を避けていた。
苦しいのはわかっていたから。
理久は泣きそうな顔をしている。
どうすれば良いのか分からないとでも言いたげに。
感情的にナイフを振り回したんだろうな。
手を伸ばして、理久に触れる。
その手がまるで鉄のように冷えていたから。
あっためてあげたいと思った。
きっと僕の反応は異常なんだろう。
ゾロゾロと僕らの周りに人が集まる。
美空は僕に向かって僕の名を叫んでいる。
「理久、僕はさ。理久の事捨てないよ。だから大丈夫だよ」
死というものに慣れきってしまったせいで。
こんな目に遭っても冷静でいられるの。
ざわざわと人々が騒ぐ声が聞こえる。
うるさいなぁ。
「ね、理久。とりあえずこのナイフ外して。そうじゃなきゃ傷が治せないよ」
そういうと、いや、と理久が首を振る。
血はいまだに止まらない。
ドクドクと流れ続けている。
普通なら血が流れている時点で苦しむのかな。
僕はそういうのももう出来ないけれど。
「だって外したら、どっかいっちゃうでしょ。僕を置いて。…、そんなのやだよ。どうして置いてくの」
そう必死に理久が訴える。
置いてくわけがないのにな。
どうしてそんなこと思うんだろう。
さっき理久から離れようとしたからかなぁ。
「大丈夫だよ。そもそも僕ら友達だしさ。それに僕らのつながりは召喚。つまり魔法が関わってるんだからさ。離れられるわけないじゃないか」
そういうと、理久はゆっくりと僕へと瞳を向ける。
「じゃあさ、絶対にいなくならないってことなの?ずっとずっと一緒ってことなの?」
そう理久がおずおずと聞く。
「そうだよ。契約が破られない限り。そうなるとさ、僕らは永久に一緒だね。死ねない僕と、他人の寿命を吸い取る事で増やせる理久。無限に生きてられるし」
そういうと理久は嬉しそうな顔をする。
そして、僕の腹から勢い良くナイフを引き抜いた。
良かった。納得してくれたんだ。
そう思った。
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