吸血鬼のお宿~異世界転生して吸血鬼のダンジョンマスターになった男が宿屋運営する話~

夜光虫

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二章

宿泊者名簿No.7 鉄等級冒険者インディス(上)

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 人間は平等である。
 エビス教の坊主たちは口を揃えてそう言うが、そんなのは嘘っぱちだ。生まれた時から既に平等でない。クソみたいな村に住むクソみたいな親の下に生まれた私は、そのことをよく知っていた。

 ウチのクソ親父は、本当にクソ親父だった。酷い酒飲みで毎晩のように酒を飲んでは暴れていた。

 そんな具合だから、母親はある日、幼い私を置いて村を出ていった。
 それからというもの、幼い私は、クソ親父と二人っきりの生活を余儀なくされた。

「おらぁっ、生意気言ってんじゃねえ!」
「ひぎぃ! 痛い! やめて!」

 幼い時は殴られるだけだったからまだ良かった。成長して女らしい身体につきになってからは、新たな地獄が始まった。

「はぁはぁ、インディスぅ♡」

 ある夜のことだ。クソ親父は色欲に濁った目で私のことを見つめ、力ずくで襲い掛かってきた。
 クソ親父はただのクソ親父じゃなかった。変態クソ親父だったのだ。

「お父さんっ、やめてぇええ!」
「うるせえ! ノースキル(何のスキルもない)のクソガキをここまで育ててやったのは誰のおかげだ! 今こそ、最愛のお父さんに恩返ししやがれってんだ!」
「いやぁああッ!」

 その日、クソ親父に襲われ、私は大事なものを失った。それからというもの、地獄の日々はしばらく続いた。

 そんな地獄の日々の中にあって、怪我の功名とでもいうのか、一つだけ良いことがあった。

「もうやめて! 酷いことしないで!」

 私は度重なる地獄に抵抗する気も失せるようになっていたのだが、その日は何を思ったか、本気で抵抗しようと思った。それで必死に叫んだ。

 どうせ意味はない。どうせいつものように無視されて力でねじ伏せられるだけだ。屈辱を味わうだけだ。

 そう思ったのだが……。

「……ああやめる。今日から酷いことしない。俺、インディス守る。俺、良いお父さん」
「――え?」

 どんなに泣き叫ぼうと最低最悪の行為を止めることなんてなかったクソ親父。それがその時を境にして、最低最悪の行為をぴたりと止めたのだった。

「俺、働く。俺、インディス養う」
「嘘でしょ?」
「嘘じゃない。俺、良いお父さん。酒、やめる。仕事、ちゃんとやる。立派な社会人、なる」

 クソ親父は最低最悪の行為を止めたばかりか、酒を飲むのも止め、さらには真面目に働くようにもなった。
 まるで人格がそっくり入れ替わったかのように、私の理想とする父親の人格に変わったのだった。

(私、ノースキルじゃなかったんだ。こんな力があったのね)

 程なくして、私はそれが自分に与えられた力によるものだと気づいた。

 スキル【洗脳】。私の魅力の虜となった対象を自分の意のままに操るスキル。
 私には、そんな人にはない優れた才能が秘められていたのだった。

 クソ親父に襲われて慰み者になったことで、クソ親父は私の魅力の虜になった。それで皮肉にも、スキルを使う条件が整ったのだった。

 こんなスキルが備わっていると初めからわかっていたのなら、幼い頃からこのスキルを使いこなせるように努力していたというのに。生まれてこの方ずっとノースキルだと思っていたから、人生損した気分だった。幼い頃に私のことをノースキルだと鑑定した無能鑑定士には、腹が立ってしょうがなかった。

 まあ私の持っていたスキル【洗脳】はかなり貴重なスキルらしいから、クソ田舎に派遣されて来る程度の低い鑑定士には鑑定できなかったのかもしれないが。

「インディス。父さん、お仕事行ってくるよ」
「いってらっしゃいお父さん」

 スキルのおかげで、数年間は幸せな親子生活を送ることができた。
 全てはスキルのおかげだ。生まれてこの方最悪な人生だったが、その数年間だけはまあまあ悪くはなかった。

「さようならクソ親父」

 私が独り立ちできるようになると、クソ親父はおっ死んだ。元々酒でボロボロになっていた所を、無理やり働かせた影響らしくぽっくりと逝った。
 そして私は一人ぼっちになった。

 クソ親父が死んだ後はこんなクソみたいな田舎村にしがみつく理由なんてなかった。
 幼い頃地獄にいた私のことを助けてくれなかった村人たちと共に生きていくなんて、絶対に嫌だと思った。だからすぐに村を出て行こうと思ったが、せっかくなので出て行く前に引っ掻き回すだけ引っ掻き回すことにした。

「ねえ、あんなババアより若い私の方がいいでしょ?」
「お、おほぉお、た、たまらん♡」

 私は復讐心を隠して、善良な村人を装って生活を続けた。そして裏では村の男共を誘惑し、スキルを生かして稼ぐことにした。
 洗脳して金を貢がせるだけ貢がせて捨てる。そんなことを繰り返した。

(これは凄いスキルね。私は選ばれた人間なのね!)

 村人相手にスキルを使いまくっていると、スキルの詳細がよりわかるようになった。
 完全に洗脳できるのは常時一人だけらしく、そして一度洗脳に成功すると、相手の頭に深刻な打撃を与えることもわかった。良い意味でも悪い意味でも人格を壊すことができるらしかった。他者を好き放題できるなんて素晴らしいスキルだと思った。

「アンタんとこの娘さん、器量良しね。人買いに売って金にしなさい。それで得た金を半分寄こしなさい」
「ああいいよ。すぐ売るよ」

 スキルを完全に使いこなせるようになると、私はスキルを使った悪い遊びをするようにもなった。村の裕福な家の旦那を洗脳して廃人にして、その一家をめちゃくちゃにしてやったりもした。

 我ながら中々あくどいことをやっている自覚はあったものの、良心はまったく痛まなかった。ざまあみろとしか思わなかった。村人たちが落ちぶれていく様を見るのは痛快だった。

 一種の復讐だ。私はあぶく銭を得ると同時、村人たちに復讐してやったのだ。

「この色悪魔サキュバスめ! 出ていけ!」
「ええ出ていきますとも。こんなクソみたいな田舎村、こちらから願い下げよ!」

 調子に乗りすぎたせいでやがて悪事が露見し、私は村を追い出されることになった。
 村を追い出されるだけで済んだのは、村の皆が、私のことをノースキルだと思っていたおかげだ。

 その後、色んな村々を転々とすることになった。
 幸い、私は容姿には恵まれていたので、猫を被っていればあまり警戒されずに余所の村に入り込むことができた。美人は得である。

(今度はもっと慎重にいかないとね)

 故郷の村では追放処分で済んだが、余所の村ではどうなるかわからない。私はより慎重に行動するようになり、悪事が露見する前にさっさと村を出て行くようにした。

(今回の村ではかなり稼げたわね。しばらく遊んで暮らせるわ)

 悪事を重ねるごと、私は裕福になっていった。スキルのおかげで生活には困らなかった。このまま一生こうやって生きていこうかとも思ったが、人間、何か満たされると別の欲が生まれるものなのかもしれない。

(人生は短い。どうせなら悪の世界で天下をとってみたいわね)

 スキルを生かして男に寄生していく生活は悪くなかったが、一生売女として男に寄生して生きていくのは嫌だと思うようになった。一念発起してそれなりの地位を築いてやろう、そう思うようになった。

 身分も何もない後ろ盾のない私が成り上がるには、冒険者にでもなるしかない。
 冒険者になってそれなりの成果を残せれば、実績がつく。そうなれば他の業界への転職は勿論のこと、箔がついて裏の世界で成り上がっていくのにも役立つと思った。

「アンタ、武器の使い方を教えてくれる? 優秀な猟師なんでしょ?」
「勿論です♡」

 洗脳した猟師の男から弓の技術を教えてもらい、それなりの技術を身に着けることができた。その男から知識と財産を搾り尽くした後、ミッドロウの町へと向かった。そこで私は冒険者になった。

(冒険者って意外と簡単ね)

 それなりに才能があったようで、私はすぐに鉄等級に上ることができた。

 鉄等級にはすんなり上がれたものの、いくら才能があっても鋼等級に上がるにはそれなりに時間がかかる。
 その間、あくどい小遣い稼ぎをすることにした。大きな町なので悪事の足はつきにくかった。

(男も女も、ちょろいもんね)

 ミッドロウの町に馴染む頃になると、私は男だろうが女だろうが洗脳できるようになっていた。今までに培った知識、経験、手に入れた魔道具などの力、スキル【洗脳】の力を合わせることで、そんなことが可能になった。

(あはは、ざまあないわね!)

 夢見る若い冒険者たちを順繰りで洗脳していき、奴隷階級に落として金稼ぎをするのは、最高に楽しかった。趣味と実益を兼ねる最高の遊びだった。

 私のような人間のことを、冒険者狩りと呼ぶらしい。冒険者狩りはバレれば即処断されるような大悪事だが、バレなければどうということはない。犯罪は、バレなければ犯罪ではないのだ。

 私は表向きは冒険者の仕事を続け、裏では冒険者狩りの仕事をして荒稼ぎした。
 そんなことをしていると、ミッドロウの裏の住人たちと深く繋がることができた。

「旦那様、お呼びでしょうか」
「ああ。インディスよ、乙女を一人調達したい。いつもの貴族様がご所望だ」
「かしこまりました。二週間以内には調達して見せましょう」
「ふふ流石だな。頼むぞ。お主しか頼れんのだ」

 私は一介の鉄等級冒険者でありながら、とある豪商の子飼いの冒険者となることができた。
 その豪商とは、変態貴族様と繋がりのある人物である。その豪商の旦那様を通じて、変態貴族様の依頼をこなす仕事をするようになった。

 変態貴族様との取引は良い金になったし、個人的な私の願望も満たすことができた。夢見る少年少女を地獄に叩き込むという最高の快楽を味わうことができた。

「今話題の鉄等級冒険者、レイラとメリッサの二人を調達ですか? しかも洗脳せずに?」
「ああ洗脳された肉人形ではなく、ありのままの姿を楽しみたいという先方のご要望でな」
「これまた無理難題を仰いますね。スキルが使えないと厳しいのですが……」
「案ずるな。今回はワシも一枚噛むことになった。前の依頼の失敗の穴埋めをせんといけんからな」
「そうですか。具体的にはどうすれば?」
「ワシの商会名義でギルドに高額依頼を出す。その依頼を件の冒険者たちに受けてもらう。依頼の途中、盗賊に襲われて荷物を奪われてもらう予定だ。そこまで言えばわかるな?」
「なるほど。高報酬の依頼を連続で失敗させ、借金漬けにして奴隷に落とすわけですか」
「左様。盗賊とは既に誼を通じておる。お主には盗賊団の一員として潜り込んでもらいたい。事が済めば……皆まで言わなくてわかるな?」
「ええ。盗賊共を始末して口封じするのですね」
「左様だ。よろしく頼むぞ」

 豪商の旦那様や外部の盗賊団と協力し、大物新人冒険者を奴隷階級に落として変態貴族様の慰み者にする。
 そんな今までで一番の大仕事に取り掛かることになった。

 それはそれは心躍る仕事で楽しかった。私は無事にその任務を終えることができた。

「インディスよ、ご苦労だった。貴族様は大満足じゃ。予想以上の報酬を貰えたわい」
「うふふ、それはようございました」
「ふぅ。今回は本当に難儀だったわ。金のためとはいえ、寿命が縮むわい。次はどんな難題を言われるのかのぉ」

 一緒に大きな仕事を終え、同じ悪事にも加担することで、豪商の旦那様とはさらに強い結びつきを得ることができた。将来私が王都に出る際にも大きな後ろ盾となってくれるかもしれない。そう思えるくらいの関係性を作ることができた。

 私は裏の仕事で大きな成果を挙げることができて嬉しかったのだが、それ以上に愉快だったのが……。

(ふふふ、それにしても最高ね。あんな醜悪な変態貴族に初めてを奪われるだなんて、私より最悪の初めてじゃない! いいザマね!)

 天才だか何だか言われて持て囃されている冒険者を落ちぶれさせるのは最高だった。そんな将来有望な冒険者を変態貴族に献上してめちゃくちゃにしてやるのは、これ以上ないくらいの快感だった。

「は? 旦那様が亡くなった?」
「はい。つきましては、新会頭がご挨拶したいとのことです」
「わかりました。すぐに参りましょう」

 旦那様にはこれからもご贔屓にしてもらいたいと思っていたのだが、その関係は唐突に終わることになる。旦那様はある夏、ぽっくりと亡くなってしまったのだ。

 なんでも、一番目をかけていた娘婿にと思っていた冒険者が任務中に行方不明になったのだとか。元々病気を抱えていた上、その心労が祟って、旦那様は亡くなってしまったのだとか。

「この度はご愁傷様でございます」
「堅苦しい挨拶はいいわ。貴方がパパの子飼いだった人で間違いないわね? 裏の仕事の」
「……はい」
「私も今後その仕事はするつもりよ。貴方には今まで以上に働いてもらいたいと考えているのだけど、どうかしら?」
「願ってもないです。よろしくお願い致します」

 娘が旦那様の後を継いだのだが、その娘は旦那様以上の悪だった。悪役令嬢という言葉が相応しいくらいの悪だった。
 そして、彼女は私と同じく、歪んだ願望を持っていた。

「インディス、今月は何人奴隷に落とせたの?」
「三人でございます」
「もっと落としなさい。五人でも十人でも、百人でもいいから奴隷に落としてやりなさいな。貴方の力なら簡単にできるでしょ?」
「あはは、流石に百人は無理ですが、もっと頑張りますね」
「ええ励みなさい。そうよ……冒険者なんて全員落ちぶれればいいのよ。スッチー様ですら落ちぶれて死んだんだもの。皆、落ちぶれて奴隷になっちゃえばいいのよ」

 悪役令嬢――デュワお嬢様は狂っていた。愛する男を失って狂っていた。
 彼女は私でもドン引きするほどの狂気の片鱗を会う度に見せつけてくれた。

 人格には大いに問題があったものの、デュワお嬢様は死んだ旦那様の後釜を立派に務めてくれた。私は彼女と手を結び、いっそう裏の仕事に励んだ。

「ぐぼぉおお!」
「三下が。この私に薬を盛って乱暴しようって? 百年早いんだよ!」
「ぐぶええ、ゆるっ、許してください!」
「許して欲しけりゃ私の手下になりな!」
「なりますぅ! だから許してください!」

 その後、薬を盛って女に乱暴するのが趣味な小悪党の餓鬼共(トライ、オバール)を返り討ちにし、スキルを使うまでもなく屈服させて舎弟にした。飴と鞭を使って餓鬼共をこき使って情報収集させ、新しい獲物を探して狩る日々。

 そんな日々を送っていると、あいつらに出会うことになった。

「パープルです。よろしければ僕と一緒にチームを組みませんか?」

 私の外面の良さに騙されて鴨がやって来る。おまけに、その鴨は葱まで背負ってやって来た。

「ヨミトだ。よろしく」
「エリザですわ」

 ヨミトとエリザ。美男美女の二人。どことなく高貴な身分を思わせる二人であった。才能と環境に恵まれており、人生で何の苦労もしてなさそうな、私の一番嫌いな部類の人間であった。

(こいつら、絶対に落ちぶれさせてやる。特にエリザとかいうアマは、変態貴族の生贄に捧げてやるわ! あははは!)

 こうして私は、ヨミト、エリザ、パープルの三人と知り合うことになる。その三人を好きあらば洗脳して奴隷に落としてやろうと画策するのであった。
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