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三章
ダンジョンの日常
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冬も深まり、そろそろ春の気配が近づいてくる頃だ。
この世界には節分もバレンタインも何もないので、寂しい限りだ。エデン村でもミッドロウの町でも、特にイベントなど何もやっていない。平常運転だ。
寂しいので、せめてダンジョンの子たちとだけでも何か楽しみたい。イベントをやりたい。
ということで、先日ダンジョンのみんなで豆まきをして遊んだ。豆まきで使った豆はダンジョンの畑で収穫した落花生(この世界ではピーの実というらしい)だ。
豆まきといえば、一般的に「鬼は外福は内」という掛け声が有名だ。だがウチのダンジョンには、小鬼(ゴブリン)がいっぱいいるし、吸血鬼がその主だから、「鬼は外」とか縁起でもない。
ウチのダンジョンからゴブリンがいなくなり吸血鬼がいなくなるなんて、それすなわちダンジョンが陥落した時だけだ。
そんなの縁起が悪すぎる。だから掛け声は「鬼は内福は内」に変えて豆まきを楽しんだよ。
日本の風習とかこの世界の現地人からすれば完全に意味不明な風習なので、ダンジョンの皆は最初豆まきをすると聞いて困惑した様子だった。
だけれども、最終的にはみんなノリ良く楽しんでくれたようだ。鬼も人間も入り乱れて豆をぶつけあって楽しんだよ。
何かをぶつけ合って遊ぶというのは、万国共通の面白さがあるようだな。豆まきの楽しさは異世界でも十分通じるみたい。
豆まきでは特に、アリア、ユウ、ゴブリンの子たちなどの年少組が楽しんでいたようなのでよかった。子供たちの笑顔は素敵だ。また何か機会があったらイベントを開いてみたいものだ。
豆まきなどをして遊んでいたばかりではない。ちゃんと宿のお仕事もやっていた。肝心の宿運営は順調といっていい。
俺が店長を務める宿の一号店は相変わらず閑古鳥が鳴いているが、エレーナの二号店とカーネラの三号店に関しては順調にいっている。エレーナの宿には連日開拓民の野郎共が押しかけて盛況だし、カーネラの花宿にはお盛んな金持ち野郎共が毎晩ハッスルしに来ている。
看板だったレイラとメリッサの二人が娼婦を卒業したことで、カーネラの花宿は売り上げ的に少し苦しくなったようだが、その後はなんとかなっているようだ。
要らないダンジョン産のアイテムの横流しは、レイラとメリッサを身請けした後もカーネラを通じて定期的に行っているので、それに伴う裏収入がある。加えて、ダンジョン化したことで無駄な経費が抑えられているからね。それでカーネラの宿の経営はなんとかなっているみたい。
経費抑制の内訳は、人件費と修繕費と光熱費である。
掃除は人目につく所以外はダンジョンのスライムが自動でやってくれるし、深夜に人払いした時なら全域の掃除もスライムがやってくれる。それで人件費が抑えられている。
ダンジョン化したことで宿が劣化しなくなり壊れにくくなった。仮に壊れたとしても、ダンジョンマナを注ぎ込んで修復すればいいだけなので、修繕費が必要なくなった。
人目につきにくい一部の照明などはダンジョン設備である常夜灯に変えたので、無駄な魔道具を使わなくてよくなり、光熱費などの経費の節約になった。
そんな感じで、色々とコスト削減できているので、なんとかなっているようだ。
無論、以前取引していた業者との間で急に取引を減少させたら怪しまれてしまう。ゆえにカーネラは無駄な取引とわかっていて魔道具を購入したり、徐々に取引を減らしたり、そこらへんは上手くやっているようだ。
ただカーネラ的には、コスト(支出)を抑えるだけでなく、収入を増やしたいらしい。レイラとメリッサに代わる売れっ子看板娘を生み出したいようだ。
まあ花宿の本業は花売りだからね。当然だろう。
支配人の俺としても利益が増えるに越したことはない。代替人材の確保は考えているのだが、普通の娼婦はともかく、高級花宿でやっていける娼婦となると、中々そんな人材は見つからない。
高級花宿でやっていけるだけの美貌と品格。それを兼ね揃えていてかつ、苦界で働きたいという人材は中々いない。
レイラとメリッサの後継については悩ましい。
まあ経営がにっちもさっちもいかなくて追い込まれているというわけではないので、大きな問題ではないけどね。二号店の収入アップ策については、その内考えるとしよう。
「私の勝ちですわ! あがりですわ!」
「またエリザが勝ったのか。やるなぁ」
現在、俺たちは一号店にいる。今日は冒険者の仕事もないので、一号店に来て仕事をしている。
まあ仕事といっても一号店には来客がないので、エリザやレイラたちと店の奥でカードゲームをして遊んでいるだけなのであるが。
いや遊んでいるというのは人聞きが悪いな。お客さんを待って待機していると言った方がいいな。まあどっちにしろ実態は同じことだが。
「さてと、そろそろ三時のおやつの時間か」
ふと時計を見れば午後三時である。おやつの時間である。
「レイラ、メリッサ。チューチューしていい?」
「あ、私もチューチューしたいですわ」
小腹が空き、吸血したい欲求がムクリと湧き上がったので、その場にいたレイラたちに献血をお願いする。エリザも便乗して献血をお願いする。
「ええ構いませんが」
「ちっ、さっさと済ませろよ」
俺とエリザの前で、レイラとメリッサは着ている服を緩めて肩口を露出する。無理強いするつもりはないのだが従順だな。吸わせてくれと言うとすぐに吸わせてくれる。
まあ吸血は吸われる側の彼女たちにこの上ない充足感を齎すので、よほどの体調不良でもない限り拒まれることなどないのだが。
「ああ、相変わらず美味しいねレイラの血は」
「こっちの跳ねっ返り娘の血も美味しいですわ。ヤンキーみたいな見た目と違って心は純情そのものですわ」
俺がレイラ、エリザがメリッサ、それぞれの肩口に吸いついて血を吸っていく。
「んんっ、あん♡」
「んあっ、くっ、くすぐったいんだよぉ♡」
レイラとメリッサは血を吸われて恍惚としている。レイラはじっと耐えるように、メリッサはくすぐったくて恥ずかしいのか悪態をついている。
「よし次は俺がメリッサね」
「んあぁっ、やめっ、もっと優しく吸えぇえ♡」
「んー、メリッサの血も美味しいねぇ」
今度は俺がメリッサ、エリザがレイラの血を吸っていく。
「ぷはーっ」
「ごちですわ♡」
うむ。二人とも相変わらず美味しい血だった。ご馳走様。
「はぁはぁ」
「ふぅふぅ」
二人は冒険者で生命力が強いから他の子たちよりも多めに吸っても大丈夫だ。多めに吸ったせいか、解放された二人は肩で息をしていた。その表情や仕草はなんとも艶かしい。まるで情事の後のようだ。
まあ性欲を超越した吸血鬼である俺にとって、そんな彼女たちの艶かしい姿を見たところで、だからどうしたという話なんだけどね。
美味しい血を提供してくれてありがとうございました、という食べ終わった食材に対する感謝の念しかない。邪心など一切ないぜ。
「ノビル、次は君の血も吸わせておくれよ。さっきから腕立て伏せなんかしてないでさ」
「吸血の前に汗を掻こうなんて、駄目ですわよ。いけない坊やですわ」
部屋にいるノビルは先ほどから必死に腕立て伏せをしていた。俺たちがレイラたちの血を吸い始めると、急にその場で猛烈な腕立て伏せを始めたのだ。
「なんで急に腕立て始めたの?」
「い、いや、なんとなく……」
ノビルはしどろもどろの返事をする。若干前屈みであるな。
変なノビルだ。スキル【無能】が消えて無能でなくなったとはいえ、彼の奇行は相変わらずだな。
「さて、男の子相手だし、がぶりと豪快にいかせてもらおう。俺は右腕ね」
「私は左腕ですわ」
俺とエリザ、二人でノビルの軽くパンプアップされた二の腕にがぶりと噛みつく。
「くぅっ、うぁああ♡」
吸血されたノビルは快感に身悶える。二人の吸血鬼にダブル吸血されているからか、快感も二倍のようだね。
男の子がしちゃいけない顔をしている。さっきのレイラたちよりだらしない顔だ。
「うん、前よりも美味しくなってる。成長してるねノビル」
「童貞を保ち続けているようで素晴らしいですわ。そのまま童貞でいてくださいましね」
ノビルの血を堪能し、俺とエリザはそれぞれそんな感想を漏らした。
「くそ、とんだ辱めだぜ……」
ノビルは遠い目をして脱いだ上着を着込んでいく。
何が辱めなんだ。俺はともかく、エリザみたいな可愛い子に吸血されて嬉しいだろうにね。変なノビルだ。
この世界には節分もバレンタインも何もないので、寂しい限りだ。エデン村でもミッドロウの町でも、特にイベントなど何もやっていない。平常運転だ。
寂しいので、せめてダンジョンの子たちとだけでも何か楽しみたい。イベントをやりたい。
ということで、先日ダンジョンのみんなで豆まきをして遊んだ。豆まきで使った豆はダンジョンの畑で収穫した落花生(この世界ではピーの実というらしい)だ。
豆まきといえば、一般的に「鬼は外福は内」という掛け声が有名だ。だがウチのダンジョンには、小鬼(ゴブリン)がいっぱいいるし、吸血鬼がその主だから、「鬼は外」とか縁起でもない。
ウチのダンジョンからゴブリンがいなくなり吸血鬼がいなくなるなんて、それすなわちダンジョンが陥落した時だけだ。
そんなの縁起が悪すぎる。だから掛け声は「鬼は内福は内」に変えて豆まきを楽しんだよ。
日本の風習とかこの世界の現地人からすれば完全に意味不明な風習なので、ダンジョンの皆は最初豆まきをすると聞いて困惑した様子だった。
だけれども、最終的にはみんなノリ良く楽しんでくれたようだ。鬼も人間も入り乱れて豆をぶつけあって楽しんだよ。
何かをぶつけ合って遊ぶというのは、万国共通の面白さがあるようだな。豆まきの楽しさは異世界でも十分通じるみたい。
豆まきでは特に、アリア、ユウ、ゴブリンの子たちなどの年少組が楽しんでいたようなのでよかった。子供たちの笑顔は素敵だ。また何か機会があったらイベントを開いてみたいものだ。
豆まきなどをして遊んでいたばかりではない。ちゃんと宿のお仕事もやっていた。肝心の宿運営は順調といっていい。
俺が店長を務める宿の一号店は相変わらず閑古鳥が鳴いているが、エレーナの二号店とカーネラの三号店に関しては順調にいっている。エレーナの宿には連日開拓民の野郎共が押しかけて盛況だし、カーネラの花宿にはお盛んな金持ち野郎共が毎晩ハッスルしに来ている。
看板だったレイラとメリッサの二人が娼婦を卒業したことで、カーネラの花宿は売り上げ的に少し苦しくなったようだが、その後はなんとかなっているようだ。
要らないダンジョン産のアイテムの横流しは、レイラとメリッサを身請けした後もカーネラを通じて定期的に行っているので、それに伴う裏収入がある。加えて、ダンジョン化したことで無駄な経費が抑えられているからね。それでカーネラの宿の経営はなんとかなっているみたい。
経費抑制の内訳は、人件費と修繕費と光熱費である。
掃除は人目につく所以外はダンジョンのスライムが自動でやってくれるし、深夜に人払いした時なら全域の掃除もスライムがやってくれる。それで人件費が抑えられている。
ダンジョン化したことで宿が劣化しなくなり壊れにくくなった。仮に壊れたとしても、ダンジョンマナを注ぎ込んで修復すればいいだけなので、修繕費が必要なくなった。
人目につきにくい一部の照明などはダンジョン設備である常夜灯に変えたので、無駄な魔道具を使わなくてよくなり、光熱費などの経費の節約になった。
そんな感じで、色々とコスト削減できているので、なんとかなっているようだ。
無論、以前取引していた業者との間で急に取引を減少させたら怪しまれてしまう。ゆえにカーネラは無駄な取引とわかっていて魔道具を購入したり、徐々に取引を減らしたり、そこらへんは上手くやっているようだ。
ただカーネラ的には、コスト(支出)を抑えるだけでなく、収入を増やしたいらしい。レイラとメリッサに代わる売れっ子看板娘を生み出したいようだ。
まあ花宿の本業は花売りだからね。当然だろう。
支配人の俺としても利益が増えるに越したことはない。代替人材の確保は考えているのだが、普通の娼婦はともかく、高級花宿でやっていける娼婦となると、中々そんな人材は見つからない。
高級花宿でやっていけるだけの美貌と品格。それを兼ね揃えていてかつ、苦界で働きたいという人材は中々いない。
レイラとメリッサの後継については悩ましい。
まあ経営がにっちもさっちもいかなくて追い込まれているというわけではないので、大きな問題ではないけどね。二号店の収入アップ策については、その内考えるとしよう。
「私の勝ちですわ! あがりですわ!」
「またエリザが勝ったのか。やるなぁ」
現在、俺たちは一号店にいる。今日は冒険者の仕事もないので、一号店に来て仕事をしている。
まあ仕事といっても一号店には来客がないので、エリザやレイラたちと店の奥でカードゲームをして遊んでいるだけなのであるが。
いや遊んでいるというのは人聞きが悪いな。お客さんを待って待機していると言った方がいいな。まあどっちにしろ実態は同じことだが。
「さてと、そろそろ三時のおやつの時間か」
ふと時計を見れば午後三時である。おやつの時間である。
「レイラ、メリッサ。チューチューしていい?」
「あ、私もチューチューしたいですわ」
小腹が空き、吸血したい欲求がムクリと湧き上がったので、その場にいたレイラたちに献血をお願いする。エリザも便乗して献血をお願いする。
「ええ構いませんが」
「ちっ、さっさと済ませろよ」
俺とエリザの前で、レイラとメリッサは着ている服を緩めて肩口を露出する。無理強いするつもりはないのだが従順だな。吸わせてくれと言うとすぐに吸わせてくれる。
まあ吸血は吸われる側の彼女たちにこの上ない充足感を齎すので、よほどの体調不良でもない限り拒まれることなどないのだが。
「ああ、相変わらず美味しいねレイラの血は」
「こっちの跳ねっ返り娘の血も美味しいですわ。ヤンキーみたいな見た目と違って心は純情そのものですわ」
俺がレイラ、エリザがメリッサ、それぞれの肩口に吸いついて血を吸っていく。
「んんっ、あん♡」
「んあっ、くっ、くすぐったいんだよぉ♡」
レイラとメリッサは血を吸われて恍惚としている。レイラはじっと耐えるように、メリッサはくすぐったくて恥ずかしいのか悪態をついている。
「よし次は俺がメリッサね」
「んあぁっ、やめっ、もっと優しく吸えぇえ♡」
「んー、メリッサの血も美味しいねぇ」
今度は俺がメリッサ、エリザがレイラの血を吸っていく。
「ぷはーっ」
「ごちですわ♡」
うむ。二人とも相変わらず美味しい血だった。ご馳走様。
「はぁはぁ」
「ふぅふぅ」
二人は冒険者で生命力が強いから他の子たちよりも多めに吸っても大丈夫だ。多めに吸ったせいか、解放された二人は肩で息をしていた。その表情や仕草はなんとも艶かしい。まるで情事の後のようだ。
まあ性欲を超越した吸血鬼である俺にとって、そんな彼女たちの艶かしい姿を見たところで、だからどうしたという話なんだけどね。
美味しい血を提供してくれてありがとうございました、という食べ終わった食材に対する感謝の念しかない。邪心など一切ないぜ。
「ノビル、次は君の血も吸わせておくれよ。さっきから腕立て伏せなんかしてないでさ」
「吸血の前に汗を掻こうなんて、駄目ですわよ。いけない坊やですわ」
部屋にいるノビルは先ほどから必死に腕立て伏せをしていた。俺たちがレイラたちの血を吸い始めると、急にその場で猛烈な腕立て伏せを始めたのだ。
「なんで急に腕立て始めたの?」
「い、いや、なんとなく……」
ノビルはしどろもどろの返事をする。若干前屈みであるな。
変なノビルだ。スキル【無能】が消えて無能でなくなったとはいえ、彼の奇行は相変わらずだな。
「さて、男の子相手だし、がぶりと豪快にいかせてもらおう。俺は右腕ね」
「私は左腕ですわ」
俺とエリザ、二人でノビルの軽くパンプアップされた二の腕にがぶりと噛みつく。
「くぅっ、うぁああ♡」
吸血されたノビルは快感に身悶える。二人の吸血鬼にダブル吸血されているからか、快感も二倍のようだね。
男の子がしちゃいけない顔をしている。さっきのレイラたちよりだらしない顔だ。
「うん、前よりも美味しくなってる。成長してるねノビル」
「童貞を保ち続けているようで素晴らしいですわ。そのまま童貞でいてくださいましね」
ノビルの血を堪能し、俺とエリザはそれぞれそんな感想を漏らした。
「くそ、とんだ辱めだぜ……」
ノビルは遠い目をして脱いだ上着を着込んでいく。
何が辱めなんだ。俺はともかく、エリザみたいな可愛い子に吸血されて嬉しいだろうにね。変なノビルだ。
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