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三章
拠点整備
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「それじゃまたねぇん。また会いましょ」
「ええどうも」
連絡先などを交換し終えると、ガンドリィは投げキッスをしながら去っていった。
ガンドリィのみならず、ガティンとムティンとかいう髭ダルマの兄弟も投げキッスをかましていきやがった。やっぱあいつら、全員そっち系か。
「それじゃ僕とレイラさんはガンドリィさんと一緒に手続きをしてきます。ついでに必要物品の買出しもしてきますね」
「よろしくね」
パープルとレイラがガンドリィに付いていく。この家の名義変更の手続き諸々をやってくれるらしい。
「それじゃ俺たちはお掃除しよっか」
「だな」
残る俺たちは、購入した拠点を徹底的にお掃除することにした。ガンドリィたちの残滓が僅かでも残ってたら気持ち悪いからな。
「さてと」
ダンジョンマスターの力を使い、家全体をダンジョン化する。それから二階の俺の部屋の押入れの中に、転移陣を設置する。転移陣を潜り、ダンジョンへと一時帰還する。
「あれ? お早いですねヨミト様」
「ああ。思ったよりもとんとん拍子で拠点が手に入ってね」
「そうですか。それは良かったですね」
ダンジョンに戻ると、幼子ゴブリンたちの食事を世話するヒイとミイに遭遇する。
彼女たちには長期間ダンジョンを空けるかもしれないと伝えてあったので、早い帰還に驚いている様子だった。
丸二日くらい留守にしたが、ダンジョンに変わりはないようで幸いだ。
「落ち着いたらヒイとミイも王都に呼び寄せてあげるよ。王都に行ってみるのが夢だったんでしょ?」
「ええ。ありがとうございます。楽しみにしてますね」
「うん。それじゃダンジョン掃除用のスライム百匹くらい借りてくね」
「はい」
ダンジョン内を巡回させているスライム百匹を呼び寄せ、転移陣を潜らせて、王都の購入したばかりの拠点に移動させる。
「よし、スライムたち、この家の中を徹底的に掃除してくれ。塵芥一つとて残すなよ、絶対にだ」
俺の言葉に対し、スライムたちはプルプルと身体を震わせて一斉に答えた。それから地面や壁をずるずると伝っていきお掃除を始めていく。
百匹もいると、俺の部屋の掃除はすぐに終わった。スライムたちは部屋から出て、二階廊下へと移動していく。
(おっと。ここ、見た目以上に中は弱ってるな)
スライムが掃除をしている間、俺は“ダンジョン作成”のコマンドを操作し、ダンジョン化させた家の弱っている部分などを修復していく。これで、家の耐久性などは新築同様と変わらなくなった。
20ゴルゴンで買った中古物件が、たった十数分で50ゴルゴン相当の新築物件に化けたわけである。チートである。
「相変わらず便利なもんだな。ダンジョンマスターの力ってのはよ」
俺が家の細かいところなどをチェックして回っていると、メリッサが話しかけてきた。
家の中を縦横無尽に這いずり回ってお掃除しているスライムを見て、彼女は呆れた様子だ。
スライムを完全に支配下において使役できればどんなに掃除が楽か――この世界の住人が人生で一度は考えたであろう夢物語を、ダンジョンマスターである俺は簡単にやってのけたわけである。
そのことに対して、メリッサは羨ましいという感情を通り越して呆れているらしい。
「メリッサ。俺の部屋の転移陣からダンジョンに行ってお風呂入ってきてもいいよ。スキル【洗浄】と昨日の水浴びだけじゃ楽じゃないでしょ」
「ああそうさせてもらう。あんがと」
作業しながらそう言ってやると、メリッサは礼を言って俺の部屋へと消えていく。
最近ダンジョンに福利厚生の一環として銭湯施設を作ったので、是非そこを利用してもらいたい。
「庭仕事終わったぜ」
やがて軍手を着けたノビルが家の中に戻ってくる。
「とりあえず、庭の邪魔な草木は全部刈り取っておいた。後で燃やすなり、スライムに処理させてくれ」
「ご苦労さんノビル。俺の部屋にある転移陣からダンジョンに戻って風呂に入っていいよ」
「ああそうさせてもらう。毎日風呂に入らないと気持ち悪く感じちまうんだよなぁ。贅沢に慣れちまったもんだぜ」
外仕事を終えたノビルを一時ダンジョンへと帰す。
ノビルたちはすっかり風呂という贅沢を覚えてしまったようである。彼はもう馬小屋生活には戻れないだろう。
「ご主人様、庭が殺風景なので何か植えませんか?」
「そうだな。花でも植えるか」
家の周辺を散策していたエリザが戻ってくる。
庭にあるのが木一本だけというのは確かに殺風景だな。ダンジョン産のものを植えるわけにもいかんし、王都の市場で種苗でも調達して植えるとするか。
「あと番犬でも飼った方がいいですわね。この農業地区って長閑ですけど王都だけあってそれなりに人通りが多いので、留守中はちょっと心配ですわ。本当はゴブリンちゃんたちを配置できればいいんですが、そうもいきませんし」
「確かにな。ガンドリィたちは四十人も住んでいたから常に誰か家にいたんだろうが、俺たちは少人数だから全員で行動することも多いからな」
犬を飼うかはさておき、留守中の防犯のために何らかの対策をとった方がいいだろうな。無防備というのはいかんだろう。転移陣を見つけられて、ダンジョンの秘密を知られるのは不味いしな。
(まあ最悪、留守中は手の空いた誰かをダンジョンから呼び寄せて警備させればいいかもしれないがな。いや駄目か。パープルがいるしな)
不死鳥のメンバー全員が眷属だったらそうすればいいだけだが、パープルという部外者がいる以上、そうもいかん。パープルを納得させるだけの防犯対策をしないといけないな。
ダンジョン産の罠や魔物を設置するというのは、パープルや通行人の誰かに気づかれた時に不味いしな。
エリザの言うように、犬を飼うっていうのが一番妥当な案かもしれない。
賢そうな犬でも飼って懐かせて眷属化させるか。眷属化させてスキルを覚えさせて、それである程度レベリングさせれば、チンピラくらいなら余裕で撃退してくれるだろう。
うん、そうするか。確か商業地区にペットショップがあったな。そこで買えばいいな。
「三匹くらい番犬として犬を飼おうと思うんだけどどう?」
「わ~い。可愛いのがいいですわ」
「いいんじゃねえか。強そうなの飼おうぜ」
エリザと風呂から戻ってきたメリッサに相談すると、諾という返事が返ってきたのでそうすることにした。
「ふぅ。いいお湯だった」
新居についてさらに考えを巡らせていると、ノビルがダンジョンから帰還した。
ノビルはパンイチのラフな格好で、タオルを肩にかけている。ひとっ風呂浴びてきたって感じだね。
「ノビル、俺たちちょっと買い物してくるよ。留守番頼んでいい?」
「ああいいぞ」
「スライムたちの掃除が終わったらダンジョンに帰還させておいてくれる?」
「わかった」
ノビルに留守をお願いし、俺とエリザとメリッサの三人は、商業地区へと出かけることにした。
「ええどうも」
連絡先などを交換し終えると、ガンドリィは投げキッスをしながら去っていった。
ガンドリィのみならず、ガティンとムティンとかいう髭ダルマの兄弟も投げキッスをかましていきやがった。やっぱあいつら、全員そっち系か。
「それじゃ僕とレイラさんはガンドリィさんと一緒に手続きをしてきます。ついでに必要物品の買出しもしてきますね」
「よろしくね」
パープルとレイラがガンドリィに付いていく。この家の名義変更の手続き諸々をやってくれるらしい。
「それじゃ俺たちはお掃除しよっか」
「だな」
残る俺たちは、購入した拠点を徹底的にお掃除することにした。ガンドリィたちの残滓が僅かでも残ってたら気持ち悪いからな。
「さてと」
ダンジョンマスターの力を使い、家全体をダンジョン化する。それから二階の俺の部屋の押入れの中に、転移陣を設置する。転移陣を潜り、ダンジョンへと一時帰還する。
「あれ? お早いですねヨミト様」
「ああ。思ったよりもとんとん拍子で拠点が手に入ってね」
「そうですか。それは良かったですね」
ダンジョンに戻ると、幼子ゴブリンたちの食事を世話するヒイとミイに遭遇する。
彼女たちには長期間ダンジョンを空けるかもしれないと伝えてあったので、早い帰還に驚いている様子だった。
丸二日くらい留守にしたが、ダンジョンに変わりはないようで幸いだ。
「落ち着いたらヒイとミイも王都に呼び寄せてあげるよ。王都に行ってみるのが夢だったんでしょ?」
「ええ。ありがとうございます。楽しみにしてますね」
「うん。それじゃダンジョン掃除用のスライム百匹くらい借りてくね」
「はい」
ダンジョン内を巡回させているスライム百匹を呼び寄せ、転移陣を潜らせて、王都の購入したばかりの拠点に移動させる。
「よし、スライムたち、この家の中を徹底的に掃除してくれ。塵芥一つとて残すなよ、絶対にだ」
俺の言葉に対し、スライムたちはプルプルと身体を震わせて一斉に答えた。それから地面や壁をずるずると伝っていきお掃除を始めていく。
百匹もいると、俺の部屋の掃除はすぐに終わった。スライムたちは部屋から出て、二階廊下へと移動していく。
(おっと。ここ、見た目以上に中は弱ってるな)
スライムが掃除をしている間、俺は“ダンジョン作成”のコマンドを操作し、ダンジョン化させた家の弱っている部分などを修復していく。これで、家の耐久性などは新築同様と変わらなくなった。
20ゴルゴンで買った中古物件が、たった十数分で50ゴルゴン相当の新築物件に化けたわけである。チートである。
「相変わらず便利なもんだな。ダンジョンマスターの力ってのはよ」
俺が家の細かいところなどをチェックして回っていると、メリッサが話しかけてきた。
家の中を縦横無尽に這いずり回ってお掃除しているスライムを見て、彼女は呆れた様子だ。
スライムを完全に支配下において使役できればどんなに掃除が楽か――この世界の住人が人生で一度は考えたであろう夢物語を、ダンジョンマスターである俺は簡単にやってのけたわけである。
そのことに対して、メリッサは羨ましいという感情を通り越して呆れているらしい。
「メリッサ。俺の部屋の転移陣からダンジョンに行ってお風呂入ってきてもいいよ。スキル【洗浄】と昨日の水浴びだけじゃ楽じゃないでしょ」
「ああそうさせてもらう。あんがと」
作業しながらそう言ってやると、メリッサは礼を言って俺の部屋へと消えていく。
最近ダンジョンに福利厚生の一環として銭湯施設を作ったので、是非そこを利用してもらいたい。
「庭仕事終わったぜ」
やがて軍手を着けたノビルが家の中に戻ってくる。
「とりあえず、庭の邪魔な草木は全部刈り取っておいた。後で燃やすなり、スライムに処理させてくれ」
「ご苦労さんノビル。俺の部屋にある転移陣からダンジョンに戻って風呂に入っていいよ」
「ああそうさせてもらう。毎日風呂に入らないと気持ち悪く感じちまうんだよなぁ。贅沢に慣れちまったもんだぜ」
外仕事を終えたノビルを一時ダンジョンへと帰す。
ノビルたちはすっかり風呂という贅沢を覚えてしまったようである。彼はもう馬小屋生活には戻れないだろう。
「ご主人様、庭が殺風景なので何か植えませんか?」
「そうだな。花でも植えるか」
家の周辺を散策していたエリザが戻ってくる。
庭にあるのが木一本だけというのは確かに殺風景だな。ダンジョン産のものを植えるわけにもいかんし、王都の市場で種苗でも調達して植えるとするか。
「あと番犬でも飼った方がいいですわね。この農業地区って長閑ですけど王都だけあってそれなりに人通りが多いので、留守中はちょっと心配ですわ。本当はゴブリンちゃんたちを配置できればいいんですが、そうもいきませんし」
「確かにな。ガンドリィたちは四十人も住んでいたから常に誰か家にいたんだろうが、俺たちは少人数だから全員で行動することも多いからな」
犬を飼うかはさておき、留守中の防犯のために何らかの対策をとった方がいいだろうな。無防備というのはいかんだろう。転移陣を見つけられて、ダンジョンの秘密を知られるのは不味いしな。
(まあ最悪、留守中は手の空いた誰かをダンジョンから呼び寄せて警備させればいいかもしれないがな。いや駄目か。パープルがいるしな)
不死鳥のメンバー全員が眷属だったらそうすればいいだけだが、パープルという部外者がいる以上、そうもいかん。パープルを納得させるだけの防犯対策をしないといけないな。
ダンジョン産の罠や魔物を設置するというのは、パープルや通行人の誰かに気づかれた時に不味いしな。
エリザの言うように、犬を飼うっていうのが一番妥当な案かもしれない。
賢そうな犬でも飼って懐かせて眷属化させるか。眷属化させてスキルを覚えさせて、それである程度レベリングさせれば、チンピラくらいなら余裕で撃退してくれるだろう。
うん、そうするか。確か商業地区にペットショップがあったな。そこで買えばいいな。
「三匹くらい番犬として犬を飼おうと思うんだけどどう?」
「わ~い。可愛いのがいいですわ」
「いいんじゃねえか。強そうなの飼おうぜ」
エリザと風呂から戻ってきたメリッサに相談すると、諾という返事が返ってきたのでそうすることにした。
「ふぅ。いいお湯だった」
新居についてさらに考えを巡らせていると、ノビルがダンジョンから帰還した。
ノビルはパンイチのラフな格好で、タオルを肩にかけている。ひとっ風呂浴びてきたって感じだね。
「ノビル、俺たちちょっと買い物してくるよ。留守番頼んでいい?」
「ああいいぞ」
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