121 / 291
三章
宿泊者名簿No.11 パン屋の見習い少年パオン5/7
しおりを挟む
ブレンダがカニバルというキモ親父に監禁されている可能性が濃厚となってからというもの、ヨミトさんたちは冒険者稼業そっちのけでブレンダを救出するために力を尽くしてくれたっす。方々の伝手を使って情報を集めてくれたっす。
もしかしたら全部ガセ情報だったんじゃないかと期待してもいたんすけど、集まる情報は全てがブレンダ監禁を裏付けるものだったっす。
犯罪者は似たような犯行を繰り返すって言うっすからね。ブレンダが被害に遭った可能性がいよいよ高くなっていったっす。
ブレンダがカニバルに囚われている可能性が高くなった――けれど、カニバルって野郎は貴族街に住むお偉いさんで、迂闊には手が出せなかったんす。
どこにいるかわかっているのに手が出せない。じれったい状況だったっす。
それで俺はもう平静ではいられなくなっていったんす。一旦は回復した親方の病状も日に日に悪くなっていき、焦りは募る一方だったっす。八つ当たり気味にヨミトさんたちに当たることも多くなっていったっす。
ヨミトさんたちは一生懸命やってくれているっていうのに、情けない話っすよね。
(ああ俺は何でヨミトさんたちに当たってるんすかぁ。まるでアホっすよぉ!)
自分の無能さを知り、自己嫌悪でさらに情けなくなって精神が追い込まれる。
そんな負の連鎖が続いていき、俺の精神はいよいよボロボロになっていったっす。もう考えなしに一か八か貴族街に突っ込もうかと思ったくらいっす。
でもそんな俺の考えもヨミトさんたちはお見通しだったみたいっす。
ノビルさんが常に傍にいたので、俺は無謀なことはできずベッドの中で情けなく泣いていることしかできなかったっす。
そんな時、事件は起きたんすよ。
「パオンさん! ベイカーさんの行方を知りませんか!」
朝方まで寝付けなくて、やっと寝たかと思えば悪夢にうなされて起きる。そんな感じで、寝られたのか寝られなかったのかわからない気分でベッドの中でゴロゴロしていると、部屋にパープルさんが飛び込んできたんす。
「親方がいないんすかぁ!?」
「はい! さっき様子を見に行ったらいなくなってて……」
それを聞き、俺はノビルさんと一緒に慌てて外に飛び出ていったんす。取り急ぎ近所を回ってみたんすけど、親方の姿はどこにもいなかったんすよ。
一旦帰って急ぎ足で飯を食い、それからヨミトさんとエリザさんと俺の三人で、親方の捜索を再開することになったんす。
「頼むぞシヴァたち」
「ワン!」
ヨミトさんの家のワンちゃんは凄く賢くて、親方の臭いを辿って行方を探ることができたんすよ。まるで訓練された軍隊の犬みたいで格好良かったっす。
俺たちはワンちゃんたちの後を追って古井戸のような場所へと辿り着き、そこでワンちゃんたちと別れ、三人だけで地下水道を降りていくことになったんす。
地下水道はすっげえ臭え場所だったすよぉ。鼻が曲がるかと思ったっすぅ。
この時はまだ親方がいるのか半信半疑だったっすけど、ヨミトさんはメガローチとかいう魔物の真新しい死骸を見て、親方がいるのを確信していたっす。
ヨミトさんもエリザさんも途中襲い来る魔物を蝿を払うかのような気軽さで倒していて、それを見た俺は流石冒険者さんだと思ったっすよ。状況判断能力とか戦闘能力とか、凡人の俺の比じゃなかったっすから。
「親方ぁ!」
やがて俺たちは水路の先で倒れている親方を見つけたんす。魔物に襲われているのを救出すると、既に虫の息だったっす。
そこで俺たちは親方から最後の言葉を聞くことになったっす。俺は涙を流しながら親方の手を握り締めていたっすよ。
「ブレンダは必ず救い出して見せる。この吸血鬼の名に懸けて、必ずな」
親方の今際の際、俺は驚愕の光景を拝むことになったんす。なんと、人間だと思っていたヨミトさんは吸血鬼だったんすよぉ。
なんてことっすか。超驚きっすよぉ。天使みたいに良い人だと思ったら、実は悪魔の吸血鬼だったんすからねぇ。
「頼んだ……ぜ……吸血鬼さん……よ」
親方はブレンダのことをヨミトさんに託して死んでいったっす。死ぬ直前に俺の方をチラッと見てくれたっす。
何も言葉には出してなかったっすけど、「お前もブレンダのことを頼むぞ」といった感じだと俺は了解したっす。
「親方ぁあああ!」
俺に右手を、ヨミトさんに左手を握られながら親方はあの世に旅立っていったっす。
親方ぁ、死ぬにはまだ早すぎるっすよぉ。
「あとは俺が敵陣に乗り込んで片をつけてくるよ」
親方の亡骸に泣き縋る俺だったんすけど、いつまでもそうしているわけにはいかなかったっす。
ヨミトさんはわけのわからない魔法みたいのを使って、変な魔方陣を地面に展開していき、そして出来上がったその魔方陣の上に乗るよう、俺は言われたっす。
ヨミトさん一人で大丈夫なのかと思ったんすけど、ザコ人間の俺が超人的な力を持つ悪魔の心配をするのも変な話なので、俺は素直にヨミトさんに全てを任せることに決めたんす。
一人で敵陣に乗り込んでいくヨミトさんは頼りになって格好良かったっすよ。
「ほらイガ栗坊や、行きますわよ」
「はいっす」
エリザさんに言われ、親方の亡骸を抱えてその魔方陣の上に乗ると、景色が歪んで一瞬でどこか違う場所へと移動したんす。
どうやらあの魔方陣は転移陣ってやつみたいっす。凄い高度な魔法っすよ。
「ここはどこなんすか?」
「ここは私たちのダンジョンですわ」
「ダンジョン?」
「ええ。ヨミトさん――ご主人様はダンジョンマスターですから」
「ダンジョンマスター……聞いたこともないっすよ」
俺はダンジョンと呼ばれる場所にやって来たんす。そこでエリザさんから色々なことを教わったっす。
パープルさん以外は皆、ヨミトさんの眷属であるということも教わったっす。みんな吸血鬼の下僕だったんすね。
「エリザさんも吸血鬼なんすか?」
「ええ。私も吸血鬼ですわ」
俺が尋ねると、エリザさんは自らの本当の姿を晒してくれたんす。翼が生えた絶世の美女って感じだったっす。美しくも怖かったっす。
「ここを知ったからには、坊やをタダで返してあげるわけにはいきませんわね」
「な、何をされるんすか俺は? 食べても美味しくないっすよ?」
「うふふ、そんなことはしませんわよ」
悪魔の住処を知ったからにはそのまま帰すわけにはいかない。何をされるかと不安に思ったんすけど、どうということはなかったっす。
ヨミトさんと契約を交わして部下になれということだったんす。
「悪魔と契約っすか……。別に構わないっすよ。ヨミトさんたちには世話になりっぱなしっすから。ブレンダを救ってくれたら、俺は何だってやってやるっすよ!」
エリザさんに言われ、俺はヨミトさんと契約することを即決で決めたっす。
ヨミトさんたちの力がなければ、俺はきっとここまで来れなかっただろうっすからね。親方もブレンダも両方亡くして絶望の中で野垂れ死んでいたかもしれないっすから。
ヨミトさんたちが例え悪魔だとしても、そこらへんの往来を歩いている人間よりもよっぽど優しい人っていうのは今までの交流でわかってたっすからね。眷属にしてもらうのにさほど抵抗感はなかったっすよ。
「ただいま」
「お帰りなさいませご主人様。ご無事でなによりですわ」
エリザさんと会話をしていると、しばらくしてヨミトさんが戻ってきたっす。
「捕まえてきたよ。こいつが犯人さ」
ヨミトさんは気絶したハゲデブのキモい親父を抱えていたっす。ブレンダを誘拐したカニバルって男で間違いなかったっす。
「こいつっすか! 殺してやるっす!」
「まあまあ。落ち着いて」
俺はカニバルに詰め寄ったんすけど、ヨミトさんに制されて拳を下ろさざるを得なかったっす。
「エリザ、この親父を捕虜部屋に拘束しておいて」
「かしこまりましたわ」
カニバルはエリザさんに引き渡されて、どこかへ連れて行かれたっす。拘束用の部屋に連れて行かれたみたいだったっす。ダンジョンには色々な施設があるんすねぇ。
「ブレンダは!? ブレンダはどうなったんすか!?」
「今連れて来るよ。とりあえずは無事だ」
「とりあえずは……?」
「一ヶ月も監禁されてたからまあそりゃね。辛いだろうけど、覚悟しておいて」
ヨミトさんは意味深長な言葉を残し、転移陣を潜っていき、すぐにまた戻って来たっす。
戻ってきたヨミトさんは大きな台座を抱えていて、その台座の上には一人の少女が乗せられていたっす。
ヨミトさんの魔法によって小奇麗にされていたっすけど、俺にはわかったっす。憔悴した様子のブレンダには、暴行の痕跡が確かに存在していたんすよ。
「あぁ……ブレンダ……ううぁぁぁああああ!」
とりあえず命は無事でほっとしたっすけど、ブレンダの大事なものが失われたと知って、俺の心は張り裂けそうだったっす。
俺は堪らず膝から崩れ落ち、その場で慟哭したっすよぉ。
もしかしたら全部ガセ情報だったんじゃないかと期待してもいたんすけど、集まる情報は全てがブレンダ監禁を裏付けるものだったっす。
犯罪者は似たような犯行を繰り返すって言うっすからね。ブレンダが被害に遭った可能性がいよいよ高くなっていったっす。
ブレンダがカニバルに囚われている可能性が高くなった――けれど、カニバルって野郎は貴族街に住むお偉いさんで、迂闊には手が出せなかったんす。
どこにいるかわかっているのに手が出せない。じれったい状況だったっす。
それで俺はもう平静ではいられなくなっていったんす。一旦は回復した親方の病状も日に日に悪くなっていき、焦りは募る一方だったっす。八つ当たり気味にヨミトさんたちに当たることも多くなっていったっす。
ヨミトさんたちは一生懸命やってくれているっていうのに、情けない話っすよね。
(ああ俺は何でヨミトさんたちに当たってるんすかぁ。まるでアホっすよぉ!)
自分の無能さを知り、自己嫌悪でさらに情けなくなって精神が追い込まれる。
そんな負の連鎖が続いていき、俺の精神はいよいよボロボロになっていったっす。もう考えなしに一か八か貴族街に突っ込もうかと思ったくらいっす。
でもそんな俺の考えもヨミトさんたちはお見通しだったみたいっす。
ノビルさんが常に傍にいたので、俺は無謀なことはできずベッドの中で情けなく泣いていることしかできなかったっす。
そんな時、事件は起きたんすよ。
「パオンさん! ベイカーさんの行方を知りませんか!」
朝方まで寝付けなくて、やっと寝たかと思えば悪夢にうなされて起きる。そんな感じで、寝られたのか寝られなかったのかわからない気分でベッドの中でゴロゴロしていると、部屋にパープルさんが飛び込んできたんす。
「親方がいないんすかぁ!?」
「はい! さっき様子を見に行ったらいなくなってて……」
それを聞き、俺はノビルさんと一緒に慌てて外に飛び出ていったんす。取り急ぎ近所を回ってみたんすけど、親方の姿はどこにもいなかったんすよ。
一旦帰って急ぎ足で飯を食い、それからヨミトさんとエリザさんと俺の三人で、親方の捜索を再開することになったんす。
「頼むぞシヴァたち」
「ワン!」
ヨミトさんの家のワンちゃんは凄く賢くて、親方の臭いを辿って行方を探ることができたんすよ。まるで訓練された軍隊の犬みたいで格好良かったっす。
俺たちはワンちゃんたちの後を追って古井戸のような場所へと辿り着き、そこでワンちゃんたちと別れ、三人だけで地下水道を降りていくことになったんす。
地下水道はすっげえ臭え場所だったすよぉ。鼻が曲がるかと思ったっすぅ。
この時はまだ親方がいるのか半信半疑だったっすけど、ヨミトさんはメガローチとかいう魔物の真新しい死骸を見て、親方がいるのを確信していたっす。
ヨミトさんもエリザさんも途中襲い来る魔物を蝿を払うかのような気軽さで倒していて、それを見た俺は流石冒険者さんだと思ったっすよ。状況判断能力とか戦闘能力とか、凡人の俺の比じゃなかったっすから。
「親方ぁ!」
やがて俺たちは水路の先で倒れている親方を見つけたんす。魔物に襲われているのを救出すると、既に虫の息だったっす。
そこで俺たちは親方から最後の言葉を聞くことになったっす。俺は涙を流しながら親方の手を握り締めていたっすよ。
「ブレンダは必ず救い出して見せる。この吸血鬼の名に懸けて、必ずな」
親方の今際の際、俺は驚愕の光景を拝むことになったんす。なんと、人間だと思っていたヨミトさんは吸血鬼だったんすよぉ。
なんてことっすか。超驚きっすよぉ。天使みたいに良い人だと思ったら、実は悪魔の吸血鬼だったんすからねぇ。
「頼んだ……ぜ……吸血鬼さん……よ」
親方はブレンダのことをヨミトさんに託して死んでいったっす。死ぬ直前に俺の方をチラッと見てくれたっす。
何も言葉には出してなかったっすけど、「お前もブレンダのことを頼むぞ」といった感じだと俺は了解したっす。
「親方ぁあああ!」
俺に右手を、ヨミトさんに左手を握られながら親方はあの世に旅立っていったっす。
親方ぁ、死ぬにはまだ早すぎるっすよぉ。
「あとは俺が敵陣に乗り込んで片をつけてくるよ」
親方の亡骸に泣き縋る俺だったんすけど、いつまでもそうしているわけにはいかなかったっす。
ヨミトさんはわけのわからない魔法みたいのを使って、変な魔方陣を地面に展開していき、そして出来上がったその魔方陣の上に乗るよう、俺は言われたっす。
ヨミトさん一人で大丈夫なのかと思ったんすけど、ザコ人間の俺が超人的な力を持つ悪魔の心配をするのも変な話なので、俺は素直にヨミトさんに全てを任せることに決めたんす。
一人で敵陣に乗り込んでいくヨミトさんは頼りになって格好良かったっすよ。
「ほらイガ栗坊や、行きますわよ」
「はいっす」
エリザさんに言われ、親方の亡骸を抱えてその魔方陣の上に乗ると、景色が歪んで一瞬でどこか違う場所へと移動したんす。
どうやらあの魔方陣は転移陣ってやつみたいっす。凄い高度な魔法っすよ。
「ここはどこなんすか?」
「ここは私たちのダンジョンですわ」
「ダンジョン?」
「ええ。ヨミトさん――ご主人様はダンジョンマスターですから」
「ダンジョンマスター……聞いたこともないっすよ」
俺はダンジョンと呼ばれる場所にやって来たんす。そこでエリザさんから色々なことを教わったっす。
パープルさん以外は皆、ヨミトさんの眷属であるということも教わったっす。みんな吸血鬼の下僕だったんすね。
「エリザさんも吸血鬼なんすか?」
「ええ。私も吸血鬼ですわ」
俺が尋ねると、エリザさんは自らの本当の姿を晒してくれたんす。翼が生えた絶世の美女って感じだったっす。美しくも怖かったっす。
「ここを知ったからには、坊やをタダで返してあげるわけにはいきませんわね」
「な、何をされるんすか俺は? 食べても美味しくないっすよ?」
「うふふ、そんなことはしませんわよ」
悪魔の住処を知ったからにはそのまま帰すわけにはいかない。何をされるかと不安に思ったんすけど、どうということはなかったっす。
ヨミトさんと契約を交わして部下になれということだったんす。
「悪魔と契約っすか……。別に構わないっすよ。ヨミトさんたちには世話になりっぱなしっすから。ブレンダを救ってくれたら、俺は何だってやってやるっすよ!」
エリザさんに言われ、俺はヨミトさんと契約することを即決で決めたっす。
ヨミトさんたちの力がなければ、俺はきっとここまで来れなかっただろうっすからね。親方もブレンダも両方亡くして絶望の中で野垂れ死んでいたかもしれないっすから。
ヨミトさんたちが例え悪魔だとしても、そこらへんの往来を歩いている人間よりもよっぽど優しい人っていうのは今までの交流でわかってたっすからね。眷属にしてもらうのにさほど抵抗感はなかったっすよ。
「ただいま」
「お帰りなさいませご主人様。ご無事でなによりですわ」
エリザさんと会話をしていると、しばらくしてヨミトさんが戻ってきたっす。
「捕まえてきたよ。こいつが犯人さ」
ヨミトさんは気絶したハゲデブのキモい親父を抱えていたっす。ブレンダを誘拐したカニバルって男で間違いなかったっす。
「こいつっすか! 殺してやるっす!」
「まあまあ。落ち着いて」
俺はカニバルに詰め寄ったんすけど、ヨミトさんに制されて拳を下ろさざるを得なかったっす。
「エリザ、この親父を捕虜部屋に拘束しておいて」
「かしこまりましたわ」
カニバルはエリザさんに引き渡されて、どこかへ連れて行かれたっす。拘束用の部屋に連れて行かれたみたいだったっす。ダンジョンには色々な施設があるんすねぇ。
「ブレンダは!? ブレンダはどうなったんすか!?」
「今連れて来るよ。とりあえずは無事だ」
「とりあえずは……?」
「一ヶ月も監禁されてたからまあそりゃね。辛いだろうけど、覚悟しておいて」
ヨミトさんは意味深長な言葉を残し、転移陣を潜っていき、すぐにまた戻って来たっす。
戻ってきたヨミトさんは大きな台座を抱えていて、その台座の上には一人の少女が乗せられていたっす。
ヨミトさんの魔法によって小奇麗にされていたっすけど、俺にはわかったっす。憔悴した様子のブレンダには、暴行の痕跡が確かに存在していたんすよ。
「あぁ……ブレンダ……ううぁぁぁああああ!」
とりあえず命は無事でほっとしたっすけど、ブレンダの大事なものが失われたと知って、俺の心は張り裂けそうだったっす。
俺は堪らず膝から崩れ落ち、その場で慟哭したっすよぉ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない
仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。
トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。
しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。
先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる