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四章
おや、ノビルの様子が・・・
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ブレンダの騒動が一段落して、再び平和な日常が戻ってきた。
ダンジョンを行き来しつつ、王都近郊で鉄等級の任務をこなす毎日である。農場仕事もドブさらいも慣れたもんだぜ。
「これでヨミトさんに立て替えてもらっていた分の借金は全部返せましたね」
「うん。晴れてこの家は、みんなのものになったというわけだね」
「ええ。これで僕も肩身が狭い思いせずに済みそうです」
「別にそんなこと気にしなくてもいいのに。パープル君は真面目だね」
「いやいや気にしますよ。あんな大金立て替えてもらったんですから」
月始めにパープルたちからお金を受け取る。
王都での活動の拠点として現在使っているガンドリィから購入した樽型の家――それの購入にかかった費用は、一旦俺が立て替えた。それで毎月パープルたちからお金を徴収していたのだが、それも今月で終わりとなった。
みんな冒険者としての活動以外にも真面目にアルバイトしたりしてるので、もう完済となったのだ。凄いね。
金には困ってないし、本当は返してもらわなくてもいいんだけどね。ダンジョン化したこの家に住んでいるというだけで、パープルからはDM(ダンジョンマナ)という形で家賃収入を貰っているわけだし。
まあでも貰えるもんは貰っておこう。お金はあって困るもんでもないしさ。
「今日はノビルさんが用事があるとかで、冒険者としての活動はお休みということでしたよね。それじゃ、僕はアルバイトに行ってきます」
「パープル君は相変わらず真面目だなぁ」
「借金返し終えたとはいえ、まだまだ余裕があるわけじゃありませんから当然ですよ。装備品の更新にもお金がかかりますし、税金だってあるんですから。ヨミトさんたちものんびりしてないで真面目に働いた方がいいですよ」
「はいはいわかってるよ。いってらっしゃい」
「もう、本当にわかってるんですか。それじゃ行ってきます」
いつもの如くパープルのお説教が始まりそうだったので適当にあしらっておく。
朝ごはんを食べ終え身支度を整えると、パープルはバイト先へと出かけていった。
「それじゃ俺も出かけてくる」
「いってら~」
続いてノビルも出かけていく。
残った俺とエリザ、レイラ、メリッサの四人は、お茶を飲みながらゆっくりする。レイラとメリッサは今日はバイトがない日のようだな。
ダンジョンの仕事は朝の内に終えたから、俺も今日はやることがない。俺が店長を務める一号店は相変わらず客が来ないしな。悲しいぜ。
「あの……」
暇だしエリザと吸血でもしようか――そんなことを考えていると、レイラが話しかけてきた。
「最近、ノビルのやつ、どこに行ってるんですかね? 一人で出かける頻度多くないですか? この前なんて夕飯食べた後に抜け出して行ったんですよ?」
レイラが腑に落ちないといった表情で尋ねてくる。
「そういえばそうだね。頻繁に出かけているね。パープル君と同じでバイトじゃないの?」
「それもあると思いますけど、それにしても変じゃありません? バイトに行くにしてはいつもウキウキしてるというか?」
「そう? ノビル、そんな顔してた?」
「はい。してましたよ」
いつもと変わらない風に俺は見えたのだが、付き合いの長いレイラには違って見えたようだ。
事実だとすれば、確かにバイトにウキウキしながら出かけていくなんて変だな。ノビルの性格からしてお客さんをおもてなしできるからウキウキってわけじゃなさそうだし。
そもそもノビルがやっているバイトは農場や牧場での仕事だからな。お客さんをおもてなしできるからウキウキってわけじゃなさそうだ。
「女でも出来たんじゃねえのか?」
メリッサが気だるげに欠伸をしながらそう言った。
メリッサの放った「女」という単語に、レイラの肩はピクリと反応する。
「まさか。ノビルに限ってそんなこと……」
「どうしてそう言えんだよ。あいつだって一応男だろ。女の一人や二人いたっておかしくねーだろ。誰かさんは一発もやらせてあげてねえみたいだし。盛ってるんじゃねえの?」
「誰かさんって誰のことよ」
「アタシの隣にいる誰かさんだよ」
「私とノビルの関係はそんな関係じゃないから! 幼馴染の友達よ!」
「はいはいご馳走様」
「何がご馳走様なのよ!」
レイラはノビルが女と会っていることを否定するが、メリッサは十分に可能性があると主張する。
続けざまにメリッサがからかうように挑発するので、それにレイラが噛みついていく。
「うーん、女かぁ。でもノビルってまだ童貞だったよねエリザ?」
「ええ最近あの坊やの血を吸った時は童貞でしたわ」
俺たちは月一で眷属たちの血を吸っている。先月末にノビルの血を吸った時は相変わらず混じり気のない女を知らない素晴らしい味がした。だからノビルはまだ童貞であるはずだ。女なんていないと思うんだが。
俺がそう言うと、メリッサは首を振る。
「だからこそだろ。アイツも男だ。レイラはやらせてくんねーし、余所で女作って男になろうとしてんだよ」
「ふむ、一理あるかもね」
メリッサの言葉を聞き、俺はなるほどと頷く。
性欲が失われた吸血鬼となった俺にはわからない感覚だが、人間だった時のことを考えると、健康な年頃の男子が女を知りたいと考えるのは自然かもしれない。
「確かにノビル、最近めっちゃ男ぶりあげてるもんね。暇さえあれば訓練してるしさ」
「だろ。ぜってぇ女だって。万年デック野郎も出世したもんだな」
俺が同意すると、メリッサは「女で間違いない」と断言した。
(ノビルに女の影か。ありえなくはないかな?)
変な隈取みたいな痣が玉に瑕だが、それを除けばノビルの顔立ちは悪くない。悪くないどころか整っているくらいだ。
俺の眷属になる前は無能だったので精神的に余裕がなかったが、最近では冒険者としての経験を積み、精神的に落ち着いている。レベリングのおかげで体力が劇的に向上して気力や精力も漲っている。身心共に男としての自信に満ち溢れているって感じがするから、女の子に興味津々でもおかしくはないだろう。
「そんな……ノビルが女の子なんて……」
ノビルに女の影があると聞いて、レイラが信じられないといった表情になる。
それを見て、気だるげな表情だったメリッサが表情を輝かせ始めた。面白いものでも見つけた、というような生き生きとした表情だ。
「ぷっ、フラれてやんの。ざまぁねえな」
「なっ!? なんで私がノビルにフラれたことになんのよ! 私とノビルは別に付き合ってないし!」
「ずっと自分のこと一筋だと思ってた男が違う女の所に行くってどんな気持ち? ねえどんな気持ち?」
メリッサは傍から見るとすげえイラつくような顔でレイラを煽っていた。煽られたレイラは顔を真っ赤にして怒っている。
まあメリッサはレイラを煽ることが生き甲斐みたいなもんだから仕方がない。二人の軽い口喧嘩はいつものことだな。仲の良いことだ。
「だから私は別にノビルのことなんかどうでもいいし!」
「ならなんでアイツの行動がそんなに気になってんだよ。別にどうでもいいじゃん? 万年デック野郎が何してたってさ。女とデートしようが娼婦買ってようがさ。アタシは別に気にならねえもん」
「それは……そうだけど」
レイラのこの反応を見るに、ノビルのことが気になっているのは確かだろう。ノビルに好かれてて満更でもない感じだもんな。
早く付き合えばいいのにと思うんだが、レイラは中々素直になれないようだ。幼馴染で出来の悪い弟みたいに長年思ってたみたいだからね。そんなすぐに気持ちは切り替えられないのかもしれない。
(ノビルに彼女が出来たとなると面白いことになるな)
そんなレイラとノビルの煮え切らない関係だが、ノビルに女の影が見えたとなると、波紋を呼ぶな。
レイラ、ピンチかもしれないな。彼女の胸中やいかにって感じだね。
「ご主人様、今から追いかけて確かめてみたらどうでしょうか? 良い暇つぶしになるかと存じますわ」
「お、ナイスアイディアだなエリザ。みんなそうする?」
「おもしれーじゃん。暇だし行こうぜ」
「私は別にノビルのことなんて……」
「そんじゃレイラはお留守番する?」
「いや行きますよ! 私だけ留守番ってのも嫌だし。でも別にノビルのことはどうでもいいですからね! 暇だから行くんです!」
「はいはい。そういうことにしておこう」
「本当ですからね!」
こうして俺たちはノビルがこそこそと何をしているのか下世話にも調べることにしたのだった。
人間、暇だと碌なことしないよね。まあ俺とエリザは悪魔の吸血鬼だけどさ。
ダンジョンを行き来しつつ、王都近郊で鉄等級の任務をこなす毎日である。農場仕事もドブさらいも慣れたもんだぜ。
「これでヨミトさんに立て替えてもらっていた分の借金は全部返せましたね」
「うん。晴れてこの家は、みんなのものになったというわけだね」
「ええ。これで僕も肩身が狭い思いせずに済みそうです」
「別にそんなこと気にしなくてもいいのに。パープル君は真面目だね」
「いやいや気にしますよ。あんな大金立て替えてもらったんですから」
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王都での活動の拠点として現在使っているガンドリィから購入した樽型の家――それの購入にかかった費用は、一旦俺が立て替えた。それで毎月パープルたちからお金を徴収していたのだが、それも今月で終わりとなった。
みんな冒険者としての活動以外にも真面目にアルバイトしたりしてるので、もう完済となったのだ。凄いね。
金には困ってないし、本当は返してもらわなくてもいいんだけどね。ダンジョン化したこの家に住んでいるというだけで、パープルからはDM(ダンジョンマナ)という形で家賃収入を貰っているわけだし。
まあでも貰えるもんは貰っておこう。お金はあって困るもんでもないしさ。
「今日はノビルさんが用事があるとかで、冒険者としての活動はお休みということでしたよね。それじゃ、僕はアルバイトに行ってきます」
「パープル君は相変わらず真面目だなぁ」
「借金返し終えたとはいえ、まだまだ余裕があるわけじゃありませんから当然ですよ。装備品の更新にもお金がかかりますし、税金だってあるんですから。ヨミトさんたちものんびりしてないで真面目に働いた方がいいですよ」
「はいはいわかってるよ。いってらっしゃい」
「もう、本当にわかってるんですか。それじゃ行ってきます」
いつもの如くパープルのお説教が始まりそうだったので適当にあしらっておく。
朝ごはんを食べ終え身支度を整えると、パープルはバイト先へと出かけていった。
「それじゃ俺も出かけてくる」
「いってら~」
続いてノビルも出かけていく。
残った俺とエリザ、レイラ、メリッサの四人は、お茶を飲みながらゆっくりする。レイラとメリッサは今日はバイトがない日のようだな。
ダンジョンの仕事は朝の内に終えたから、俺も今日はやることがない。俺が店長を務める一号店は相変わらず客が来ないしな。悲しいぜ。
「あの……」
暇だしエリザと吸血でもしようか――そんなことを考えていると、レイラが話しかけてきた。
「最近、ノビルのやつ、どこに行ってるんですかね? 一人で出かける頻度多くないですか? この前なんて夕飯食べた後に抜け出して行ったんですよ?」
レイラが腑に落ちないといった表情で尋ねてくる。
「そういえばそうだね。頻繁に出かけているね。パープル君と同じでバイトじゃないの?」
「それもあると思いますけど、それにしても変じゃありません? バイトに行くにしてはいつもウキウキしてるというか?」
「そう? ノビル、そんな顔してた?」
「はい。してましたよ」
いつもと変わらない風に俺は見えたのだが、付き合いの長いレイラには違って見えたようだ。
事実だとすれば、確かにバイトにウキウキしながら出かけていくなんて変だな。ノビルの性格からしてお客さんをおもてなしできるからウキウキってわけじゃなさそうだし。
そもそもノビルがやっているバイトは農場や牧場での仕事だからな。お客さんをおもてなしできるからウキウキってわけじゃなさそうだ。
「女でも出来たんじゃねえのか?」
メリッサが気だるげに欠伸をしながらそう言った。
メリッサの放った「女」という単語に、レイラの肩はピクリと反応する。
「まさか。ノビルに限ってそんなこと……」
「どうしてそう言えんだよ。あいつだって一応男だろ。女の一人や二人いたっておかしくねーだろ。誰かさんは一発もやらせてあげてねえみたいだし。盛ってるんじゃねえの?」
「誰かさんって誰のことよ」
「アタシの隣にいる誰かさんだよ」
「私とノビルの関係はそんな関係じゃないから! 幼馴染の友達よ!」
「はいはいご馳走様」
「何がご馳走様なのよ!」
レイラはノビルが女と会っていることを否定するが、メリッサは十分に可能性があると主張する。
続けざまにメリッサがからかうように挑発するので、それにレイラが噛みついていく。
「うーん、女かぁ。でもノビルってまだ童貞だったよねエリザ?」
「ええ最近あの坊やの血を吸った時は童貞でしたわ」
俺たちは月一で眷属たちの血を吸っている。先月末にノビルの血を吸った時は相変わらず混じり気のない女を知らない素晴らしい味がした。だからノビルはまだ童貞であるはずだ。女なんていないと思うんだが。
俺がそう言うと、メリッサは首を振る。
「だからこそだろ。アイツも男だ。レイラはやらせてくんねーし、余所で女作って男になろうとしてんだよ」
「ふむ、一理あるかもね」
メリッサの言葉を聞き、俺はなるほどと頷く。
性欲が失われた吸血鬼となった俺にはわからない感覚だが、人間だった時のことを考えると、健康な年頃の男子が女を知りたいと考えるのは自然かもしれない。
「確かにノビル、最近めっちゃ男ぶりあげてるもんね。暇さえあれば訓練してるしさ」
「だろ。ぜってぇ女だって。万年デック野郎も出世したもんだな」
俺が同意すると、メリッサは「女で間違いない」と断言した。
(ノビルに女の影か。ありえなくはないかな?)
変な隈取みたいな痣が玉に瑕だが、それを除けばノビルの顔立ちは悪くない。悪くないどころか整っているくらいだ。
俺の眷属になる前は無能だったので精神的に余裕がなかったが、最近では冒険者としての経験を積み、精神的に落ち着いている。レベリングのおかげで体力が劇的に向上して気力や精力も漲っている。身心共に男としての自信に満ち溢れているって感じがするから、女の子に興味津々でもおかしくはないだろう。
「そんな……ノビルが女の子なんて……」
ノビルに女の影があると聞いて、レイラが信じられないといった表情になる。
それを見て、気だるげな表情だったメリッサが表情を輝かせ始めた。面白いものでも見つけた、というような生き生きとした表情だ。
「ぷっ、フラれてやんの。ざまぁねえな」
「なっ!? なんで私がノビルにフラれたことになんのよ! 私とノビルは別に付き合ってないし!」
「ずっと自分のこと一筋だと思ってた男が違う女の所に行くってどんな気持ち? ねえどんな気持ち?」
メリッサは傍から見るとすげえイラつくような顔でレイラを煽っていた。煽られたレイラは顔を真っ赤にして怒っている。
まあメリッサはレイラを煽ることが生き甲斐みたいなもんだから仕方がない。二人の軽い口喧嘩はいつものことだな。仲の良いことだ。
「だから私は別にノビルのことなんかどうでもいいし!」
「ならなんでアイツの行動がそんなに気になってんだよ。別にどうでもいいじゃん? 万年デック野郎が何してたってさ。女とデートしようが娼婦買ってようがさ。アタシは別に気にならねえもん」
「それは……そうだけど」
レイラのこの反応を見るに、ノビルのことが気になっているのは確かだろう。ノビルに好かれてて満更でもない感じだもんな。
早く付き合えばいいのにと思うんだが、レイラは中々素直になれないようだ。幼馴染で出来の悪い弟みたいに長年思ってたみたいだからね。そんなすぐに気持ちは切り替えられないのかもしれない。
(ノビルに彼女が出来たとなると面白いことになるな)
そんなレイラとノビルの煮え切らない関係だが、ノビルに女の影が見えたとなると、波紋を呼ぶな。
レイラ、ピンチかもしれないな。彼女の胸中やいかにって感じだね。
「ご主人様、今から追いかけて確かめてみたらどうでしょうか? 良い暇つぶしになるかと存じますわ」
「お、ナイスアイディアだなエリザ。みんなそうする?」
「おもしれーじゃん。暇だし行こうぜ」
「私は別にノビルのことなんて……」
「そんじゃレイラはお留守番する?」
「いや行きますよ! 私だけ留守番ってのも嫌だし。でも別にノビルのことはどうでもいいですからね! 暇だから行くんです!」
「はいはい。そういうことにしておこう」
「本当ですからね!」
こうして俺たちはノビルがこそこそと何をしているのか下世話にも調べることにしたのだった。
人間、暇だと碌なことしないよね。まあ俺とエリザは悪魔の吸血鬼だけどさ。
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