140 / 291
四章
オーク討伐依頼10/13(ジョーア村防衛戦)
しおりを挟む
「オークだ! オークの大群だ!」
「村の男たちも武器を手にとって戦え! 冒険者さんたちを支援するんだ!」
「女たちも出来ることをやれ!」
村は大騒ぎだった。それなりの備えをしていたとはいえ、いざ襲撃されるとなると大混乱で、慌てふためいているようであった。
――スキル【獣の視覚】発動。
吸血鬼は元々夜目が利くが、その上でさらに視覚系のスキルを発動すると、さらによく見えるようになる。建物の屋根の上に上って、眺めると、真っ暗闇でよく見えないはずの村の様子が丸分かりだった。
村と森の境界付近で激しい争いが起きているらしい。
「お前たちは命優先で。無理はするなよ」
「キィキィ」
「ご主人様」
屋根の上で、近くに忍ばせていた蝙蝠たちに指示を出していると、先に偵察に出していたエリザが戻ってくる。
「上空を旋回してざっと調べた所、千匹ほどのオークが村を包囲しておりますわ」
「千匹か結構いるな。そうかご苦労さん」
千匹とはかなりの数だ。
俺たちにとってはスライムと同じなのであまり脅威を感じないが、普通の人間からしたらかなりの脅威だろう。少なくとも、鉄等級の冒険者集団が相手にするような敵じゃなさそうだ。
「俺たちはともかく、レイラたちは下手すると討たれたり捕虜にされかねんな。固まって行動し、レイラたちを守りつつ迎撃することにしよう。せっかく手に入れた眷属を、ここで失いたくない」
「かしこまりましたわ」
俺とエリザは屋根から飛び降りると、レイラたちのいる村長宅に向かった。
「ヨミトさん! オークが!」
「わかっているよ」
村長の家に向かうと、慌てふためいた様子のパープルが駆け寄ってくる。村長宅には、村中の女子供が避難してきていた。
「既にガンドリィさんたちが前線に向かっています! 僕たちも急ぎましょう!」
「ああそうだね」
村長宅周辺は集まってきた村の衆に任せ、俺たち不死鳥のメンバーは装備を身に着けて前線へと向かう。そして村々の家屋を背にして戦っているガンドリィたちと合流する。
「ヨミトちゃんたち! 遅いわよぉん!」
「悪いな」
「こんな時に娼婦なんて買ってるからよぉん!」
「なっ、ヨミトさん! 貴方、こんな時に何してたんですか!」
ガンドリィが余計なことを言うので、それに反応したパープルがぷんすか怒りだす。慌ててそれを宥める。
「まあまあ。それで今、前線はどんな状況なんです?」
情報を聞くと、ガンドリィは渋い顔をした。
「残念ながら他のチームの何人か討たれたわ。数が多すぎるのよ。押し込まれてしまって、今は建物を壁にして戦っているって感じね」
「そうか。逃げ遅れている人たちは?」
「わからないわぁん。この闇夜の混乱だから、それなりにいるでしょうね」
村は広い。村長宅に近い家々の者なら無事に避難できているだろうが、村の外れに住んでいる人たちは逃げ遅れている人がいるかもしれないとのことだった。
「それじゃ逃げ遅れている人たちを助けつつ、オーク共を撃退していくか」
「ええそれしかないわねぇん」
俺たちとガンドリィのチームは一緒に行動し、村内に侵入してきたオーク共を討つことになった。
「ブヒィイイ!」
「そりゃ!」
――ザクシュッ。
咆哮を上げて近づいてきたオークを一刀両断で切り捨てる。そのまま二匹三匹と、次々に切り伏せていく。
「やるわねぇん! 性豪の名は伊達じゃないわねぇん! とんでもない力よぉん!」
「性豪は関係ないですって」
「アタシも負けてられないわねぇん。うおぉお゛お゛らぁあ゛あ゛!」
ガンドリィは野太い声を上げながら、鉄の棍棒を振り回す。
スキル【怪力】でも発動しているのかもしれない。いつも以上に素早く、力強い動きだ。
「ぶひぃい゛い゛……」
棍棒の直撃を受けたオークの顔面はボコリと減り込むような形に変形する。オークはそのまま地面に倒れ伏してピクリとも動かなくなった。
「やりますね」
「これでも鋼等級の冒険者だからねぇん」
俺が褒めると、ガンドリィはドヤ顔で答える。
ガンドリィチームの若い冒険者たちは、ガンドリィのことを尊敬の眼差しで見ていた。尊敬するリーダーの強さを見れて感激しているようだ。
その後も、俺たちは行く手に次々と現れるオークを蹴散らしていく。
「さあさあ、どんどん数を減らさないと、負けてオークの孕み袋にされちゃうわよぉん。アタシ、美人さんだから特に酷い目に遭っちゃいそうだわねぇん」
「いや男のアンタはお持ち帰りされないと思うぞ……」
戦いの最中、ガンドリィは下品な冗句を言い放つ。冗句を言って極限の状態にあるみんなを鼓舞しようというつもりだったのかもしれない。
だが俺たちのチームはおろか、ガンドリィのチームの面々でさえ、その冗句に反応する者はいなかったが。エリザは下品なガンドリィを完全無視。近くにいた俺だけがツッコミを入れることになった。
「そらぁ、どんどんいくわよ!」
「ああそうだな。鬱陶しい豚共を狩り尽くそう」
村内に侵入したオークたちを次々に討ち取っていく。
いつもなら手加減して仕留め、止めはレイラたちに任せるのだが、そんな余裕はないな。敵の数を減らすため、問答無用で切り捨てていく。命が勿体ないが仕方ない。
「俺の仲間を下品な目で見るな豚が!」
「ぶひぃいい!」
五十匹くらいまでは数えていたが、その後は何匹倒したのかわからないくらいだ。とにかく無心で切り捨てていく。自前の武器が駄目になった後は、オークの持っていた武器を奪い取って利用して戦っていく。
「ぺろっ」
皆から見えないところで手に付いた返り血を啜って栄養補給しつつ戦い続ける。エリザも俺と同じように適当に栄養補給しつつ戦っているようだ。
戦場を満たす血の臭いは、俺たちにとって食欲をそそる匂いでしかない。湧き起こる吸血衝動を抑えながら戦い続ける。
「がはぁ!」
「オルクスの旦那!?」
村内を進み、他のチームと合流し、共闘していく。その道中、苦しい戦いをしているチームに遭遇することになった。
「旦那ぁ、オルクスの旦那ぁ!?」
「誰か! 回復してくれ!」
「こんな村にゃ薬師も神官もいねえよ!」
「そんなぁ!? こんな傷が深いのに! このままじゃオルクスの旦那が死んじまう!」
オルクスという男が敵に囲まれて集中攻撃を受けたようで、重傷を負っていた。仲間を守るために無理をしたらしい。
「どれ見せてみろ」
俺はすぐさま駆け寄り、癒しの魔法を発動した。
――スキル【癒光】発動。
「アンタ、回復魔法を使えたのか?」
「まあね」
「あぁ、助かったぜ。死ぬかと思ったぜ」
オルクスを助けると、彼のチームの面々から凄い感謝をされた。
俺、人の役に立つ吸血鬼になれてるな。嬉しいぜ。
「ヨミトちゃん、回復魔法を使えたのねぇん。実は元エビス教の神官さんとか?」
「こんな時に余計な詮索はなしですよガンドリィさん」
「そうねぇん。後でたっぷりと聞きたいわ。この戦いに生き残った後にねぇん」
助けたオルクスチームの面々も交え、戦い続ける。そうやってオークを減らし続けていくが、オークの攻撃の手は止むことがない。蹴散らしても蹴散らしても湧き出てくる。
(だいぶ倒したけど、これでもトータルで三百匹くらいしか倒してないのか。エリザの話では、千匹以上いるって話だったからな。ちんたらやってたらまだまだ時間がかかるな)
吸血鬼の持つ異常な力の片鱗に気づかれぬように力を抑えつつ戦っているせいか、敵を討つスピードがいまいち遅い。
戦いをあまり長引かせるのはよくないだろう。村への被害が広がるし、冒険者たちへの被害が広がってしまう。
ちまちま戦うのはそろそろ終わりにするか。
「エリザ、ここは任せる。レイラたちがやられないように注意して守ってやってくれ。何かあったら連絡蝙蝠を飛ばしてくれ」
「わかりましたわ。ご主人様もお気をつけて」
エリザに耳打ちし、言伝する。その後、俺は冒険者チームの面々から離脱して単独行動をとることにした。
「ちょっと向こうの様子を見てくるよ。すぐ戻ってくるから」
「一人でなんて危ないですよ!? オークが山ほどいるんですよ!?」
「何考えているのよヨミトちゃん!? 馬鹿な真似はよしなさい!」
「大丈夫だって。それじゃ」
慌てるパープルとガンドリィチームの面々を無視し、俺はその場から離脱していったのであった。
「村の男たちも武器を手にとって戦え! 冒険者さんたちを支援するんだ!」
「女たちも出来ることをやれ!」
村は大騒ぎだった。それなりの備えをしていたとはいえ、いざ襲撃されるとなると大混乱で、慌てふためいているようであった。
――スキル【獣の視覚】発動。
吸血鬼は元々夜目が利くが、その上でさらに視覚系のスキルを発動すると、さらによく見えるようになる。建物の屋根の上に上って、眺めると、真っ暗闇でよく見えないはずの村の様子が丸分かりだった。
村と森の境界付近で激しい争いが起きているらしい。
「お前たちは命優先で。無理はするなよ」
「キィキィ」
「ご主人様」
屋根の上で、近くに忍ばせていた蝙蝠たちに指示を出していると、先に偵察に出していたエリザが戻ってくる。
「上空を旋回してざっと調べた所、千匹ほどのオークが村を包囲しておりますわ」
「千匹か結構いるな。そうかご苦労さん」
千匹とはかなりの数だ。
俺たちにとってはスライムと同じなのであまり脅威を感じないが、普通の人間からしたらかなりの脅威だろう。少なくとも、鉄等級の冒険者集団が相手にするような敵じゃなさそうだ。
「俺たちはともかく、レイラたちは下手すると討たれたり捕虜にされかねんな。固まって行動し、レイラたちを守りつつ迎撃することにしよう。せっかく手に入れた眷属を、ここで失いたくない」
「かしこまりましたわ」
俺とエリザは屋根から飛び降りると、レイラたちのいる村長宅に向かった。
「ヨミトさん! オークが!」
「わかっているよ」
村長の家に向かうと、慌てふためいた様子のパープルが駆け寄ってくる。村長宅には、村中の女子供が避難してきていた。
「既にガンドリィさんたちが前線に向かっています! 僕たちも急ぎましょう!」
「ああそうだね」
村長宅周辺は集まってきた村の衆に任せ、俺たち不死鳥のメンバーは装備を身に着けて前線へと向かう。そして村々の家屋を背にして戦っているガンドリィたちと合流する。
「ヨミトちゃんたち! 遅いわよぉん!」
「悪いな」
「こんな時に娼婦なんて買ってるからよぉん!」
「なっ、ヨミトさん! 貴方、こんな時に何してたんですか!」
ガンドリィが余計なことを言うので、それに反応したパープルがぷんすか怒りだす。慌ててそれを宥める。
「まあまあ。それで今、前線はどんな状況なんです?」
情報を聞くと、ガンドリィは渋い顔をした。
「残念ながら他のチームの何人か討たれたわ。数が多すぎるのよ。押し込まれてしまって、今は建物を壁にして戦っているって感じね」
「そうか。逃げ遅れている人たちは?」
「わからないわぁん。この闇夜の混乱だから、それなりにいるでしょうね」
村は広い。村長宅に近い家々の者なら無事に避難できているだろうが、村の外れに住んでいる人たちは逃げ遅れている人がいるかもしれないとのことだった。
「それじゃ逃げ遅れている人たちを助けつつ、オーク共を撃退していくか」
「ええそれしかないわねぇん」
俺たちとガンドリィのチームは一緒に行動し、村内に侵入してきたオーク共を討つことになった。
「ブヒィイイ!」
「そりゃ!」
――ザクシュッ。
咆哮を上げて近づいてきたオークを一刀両断で切り捨てる。そのまま二匹三匹と、次々に切り伏せていく。
「やるわねぇん! 性豪の名は伊達じゃないわねぇん! とんでもない力よぉん!」
「性豪は関係ないですって」
「アタシも負けてられないわねぇん。うおぉお゛お゛らぁあ゛あ゛!」
ガンドリィは野太い声を上げながら、鉄の棍棒を振り回す。
スキル【怪力】でも発動しているのかもしれない。いつも以上に素早く、力強い動きだ。
「ぶひぃい゛い゛……」
棍棒の直撃を受けたオークの顔面はボコリと減り込むような形に変形する。オークはそのまま地面に倒れ伏してピクリとも動かなくなった。
「やりますね」
「これでも鋼等級の冒険者だからねぇん」
俺が褒めると、ガンドリィはドヤ顔で答える。
ガンドリィチームの若い冒険者たちは、ガンドリィのことを尊敬の眼差しで見ていた。尊敬するリーダーの強さを見れて感激しているようだ。
その後も、俺たちは行く手に次々と現れるオークを蹴散らしていく。
「さあさあ、どんどん数を減らさないと、負けてオークの孕み袋にされちゃうわよぉん。アタシ、美人さんだから特に酷い目に遭っちゃいそうだわねぇん」
「いや男のアンタはお持ち帰りされないと思うぞ……」
戦いの最中、ガンドリィは下品な冗句を言い放つ。冗句を言って極限の状態にあるみんなを鼓舞しようというつもりだったのかもしれない。
だが俺たちのチームはおろか、ガンドリィのチームの面々でさえ、その冗句に反応する者はいなかったが。エリザは下品なガンドリィを完全無視。近くにいた俺だけがツッコミを入れることになった。
「そらぁ、どんどんいくわよ!」
「ああそうだな。鬱陶しい豚共を狩り尽くそう」
村内に侵入したオークたちを次々に討ち取っていく。
いつもなら手加減して仕留め、止めはレイラたちに任せるのだが、そんな余裕はないな。敵の数を減らすため、問答無用で切り捨てていく。命が勿体ないが仕方ない。
「俺の仲間を下品な目で見るな豚が!」
「ぶひぃいい!」
五十匹くらいまでは数えていたが、その後は何匹倒したのかわからないくらいだ。とにかく無心で切り捨てていく。自前の武器が駄目になった後は、オークの持っていた武器を奪い取って利用して戦っていく。
「ぺろっ」
皆から見えないところで手に付いた返り血を啜って栄養補給しつつ戦い続ける。エリザも俺と同じように適当に栄養補給しつつ戦っているようだ。
戦場を満たす血の臭いは、俺たちにとって食欲をそそる匂いでしかない。湧き起こる吸血衝動を抑えながら戦い続ける。
「がはぁ!」
「オルクスの旦那!?」
村内を進み、他のチームと合流し、共闘していく。その道中、苦しい戦いをしているチームに遭遇することになった。
「旦那ぁ、オルクスの旦那ぁ!?」
「誰か! 回復してくれ!」
「こんな村にゃ薬師も神官もいねえよ!」
「そんなぁ!? こんな傷が深いのに! このままじゃオルクスの旦那が死んじまう!」
オルクスという男が敵に囲まれて集中攻撃を受けたようで、重傷を負っていた。仲間を守るために無理をしたらしい。
「どれ見せてみろ」
俺はすぐさま駆け寄り、癒しの魔法を発動した。
――スキル【癒光】発動。
「アンタ、回復魔法を使えたのか?」
「まあね」
「あぁ、助かったぜ。死ぬかと思ったぜ」
オルクスを助けると、彼のチームの面々から凄い感謝をされた。
俺、人の役に立つ吸血鬼になれてるな。嬉しいぜ。
「ヨミトちゃん、回復魔法を使えたのねぇん。実は元エビス教の神官さんとか?」
「こんな時に余計な詮索はなしですよガンドリィさん」
「そうねぇん。後でたっぷりと聞きたいわ。この戦いに生き残った後にねぇん」
助けたオルクスチームの面々も交え、戦い続ける。そうやってオークを減らし続けていくが、オークの攻撃の手は止むことがない。蹴散らしても蹴散らしても湧き出てくる。
(だいぶ倒したけど、これでもトータルで三百匹くらいしか倒してないのか。エリザの話では、千匹以上いるって話だったからな。ちんたらやってたらまだまだ時間がかかるな)
吸血鬼の持つ異常な力の片鱗に気づかれぬように力を抑えつつ戦っているせいか、敵を討つスピードがいまいち遅い。
戦いをあまり長引かせるのはよくないだろう。村への被害が広がるし、冒険者たちへの被害が広がってしまう。
ちまちま戦うのはそろそろ終わりにするか。
「エリザ、ここは任せる。レイラたちがやられないように注意して守ってやってくれ。何かあったら連絡蝙蝠を飛ばしてくれ」
「わかりましたわ。ご主人様もお気をつけて」
エリザに耳打ちし、言伝する。その後、俺は冒険者チームの面々から離脱して単独行動をとることにした。
「ちょっと向こうの様子を見てくるよ。すぐ戻ってくるから」
「一人でなんて危ないですよ!? オークが山ほどいるんですよ!?」
「何考えているのよヨミトちゃん!? 馬鹿な真似はよしなさい!」
「大丈夫だって。それじゃ」
慌てるパープルとガンドリィチームの面々を無視し、俺はその場から離脱していったのであった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない
仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。
トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。
しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。
先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる