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四章
戻った平穏、第五号店の開店準備
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話は少し遡る。シブヘイのダンジョンを滅ぼした翌々日、シブヘイが我がダンジョンの捕虜となっている時の話だ。
ジョーア村に、王都からの援軍がやって来た。
「ガンドリィさんご無事ですか!?」
「ガティン! ムティン! みんなも! よく来てくれたわねぇん!」
団長であるガンドリィの危機とあって、鋼鉄の旅団のほぼ全員が完全武装してやって来た。
総勢五十の大所帯である。ムキムキのマッチョマンの軍勢は、ある意味オークの軍勢よりも威圧感がある。
その他多数の冒険者チームと、さらには王国軍の一個中隊(百五十名くらい)までもがやって来た。
王国軍に関しては王都周辺で演習をしているのを何度も見たことがある。
王国軍の兵隊たちの装備は整ってており、ずらりと並ぶと壮観だね。正面から戦ったら面倒臭そうな相手だ。オークの軍勢なんかよりもよっぽど手強そう。まあ戦うつもりなんてないけどさ。
「宰相殿の話では、敵はダンジョンマスターである可能性が高い! 心してかかれ! 王国に害をなす魔物の芽を必ず摘み取るんだ!」
「「はっ!」」
軍はジョーア村近辺の森を少し切り開いてベースキャンプを作り、そこを拠点に本格的に山狩りを始めた。村に大きな害をなしたオークを根絶やしにするつもりなのだろう。だがその頑張りは徒労に終わる。
「どういうことだ。まったく手がかりが掴めないとは……」
軍は仮拠点を築いてからずっと山狩りを続け、二週間も続けたが、何の成果も挙げることができなかった。それで軍の指揮官はしきりに首を傾げていた。
まあ当たり前だよね。シブヘイのダンジョンは既に俺が滅ぼしたんだもの。
俺たちは無駄な努力をする軍人たちを少し気の毒に思いながら見守っていた。
少し可哀想に思った俺は小細工を弄して軍に成果を挙げさせてやることにした。軍の斥候をシブヘイのダンジョン跡に誘導してあげたのだ。そして蛻となったダンジョンを発見させてやった。
「アルファス中隊長殿! ダンジョンと思しき構造物に潜入しましたが、中にはオーク一匹見当たりません! それどころか、何の痕跡もありません! 調査しても何の成果も挙げられませんでした!」
「え!? 何だと!? もっとよく探せ!」
「はっ」
そんな感じで騎士団がシブヘイのダンジョンを発見し、それから二週間が経過した。
「――突然現れたこれだけの規模の敵。やはり伝説の魔王、ダンジョンマスターの仕業でした」
軍の指揮官のおっさん(アルファスというらしい)が、村長に報告を上げている。俺は猫に変身してその場に忍び込み、彼らの会話を聞いていた。
「アルゼリア山脈山中の森の中で、ダンジョンと思しきものに繋がる魔方陣を発見しました。ただ不可解なのは、ダンジョンが蛻の殻だったことです。オーク一匹すら見当たりませんでした。そしてそのダンジョンですが、先日消滅を確認しました。ダンジョンの消滅はダンジョンマスターの死を意味すると文献にあります。つまりダンジョンマスターが何者かによって討たれたと見て間違いない」
この世界の有識者の魔物やダンジョンマスターに対する認識がわかって勉強になるな。ダンジョンマスターという存在は結構ありふれた脅威として認識されているみたいだね。
数年に一度くらいは発見排除されているらしい。伝説というわりに全然伝説じゃない気がするのだが、気にしちゃ駄目か。
「つまり、理由はわからないが我らの村を襲った敵はいなくなったと。そういうことですね?」
「ええその通りです。理由はわかりませんが、もう問題ないかと」
「そうですか。理由がわからずとも、魔物の害が無くなったのならこの上ないことです。よかった」
オークの危険が去ったと知り、村長は心から安堵していた。
「では我々も即日撤収していきます。余分な荷駄は置いていきますゆえ、村の復旧復興にお役立て下さい」
「感謝しますアルファス殿。国王陛下並び、貴族のお方々には心からの感謝を申し上げるとお伝えくださいませ」
「ええ。民の安寧が得られて国王陛下も喜ばれることでしょう」
ダンジョンの崩壊を確認した軍は、任務完了ということで撤収を決めたらしい。ダンジョンの消滅を確認した時点で、既に一部は撤収している。残っているのはアルファスという指揮官と直属の兵のみだ。
利に敏い冒険者たちは軍の撤退よりも前に撤収を始めており、今現在まで村に残っているのは俺たちのチームとガンドリィのチームだけだ。援軍に来たガンドリィチームのほとんども撤収している。ガンドリィチームで残っているのは、最初からこの村にいたコック、サム、ディック、ヒゲクマ、ガンドリィの五人だけである。
少し前まで賑やかだったジョーア村だが、今は静かになったもんだ。オークの害からも解き放たれて、村人たちの表情も柔らかくなった。長閑な村に戻りつつあるな。よかったよかった。
「ただいま」
「おかえりなさいませヨミト様」
村長たちの話が終わったのを見届けた後、俺はイレーヌの家に戻った。イレーヌが慇懃に出迎えてくれる。
イレーヌは最初この村に来た時に出会った娼婦三人の内の一人だ。この二週間の間に彼女とその娘は俺の眷属となり、彼女の家はダンジョン化された。今後村人に怪しまれないようにこの家を改造し、俺の宿五号店にするつもりである。
イレーヌが宿を開業することについて、村長とも話はついている。それなりに稼ぎのある冒険者である俺と懇ろとなったイレーヌが俺の支援を受けた、という体で話を進めている。
村長としてもこの村に宿が出来ることは喜ばしく思っているみたいで、めちゃくちゃ前向きに話は進んでいる。
今までは誰もこの村で宿開業なんてしようと思わなかったらしく、村外からの来客があった際は、村長の家や知り合い筋に頭を下げて泊めさせていたようだ。だから客を斡旋できる宿が出来るというのは、村長としても嬉しかったらしい。商人や王都の監察官が来る度に家族のいる家に泊めるのは、村長としても負担だったようだね。
イレーヌの宿は小規模形態になるものの、俺の宿の第五号店として近日中にオープンすることになりそうだ。
田舎村ゆえにあまり利潤は期待できない。二号店、三号店、四号店には到底敵わないものの、長閑な田舎村でこじんまりとやっていけそうである。
こじんまりといっても、それでも俺が店長を務める一号店よりは稼ぐことになりそうだけどね。悲しいことに、一号店は来客がゼロだからね。
くそ、これも全部あのスッチーとかいうクソ冒険者のせいだ。
アイツのせいで、一号店付近のお客様が皆殺しになったんだ。そのせいでオーナーである俺の直属店が収入ゼロという辱めにあっているわけである。それで冒険者なんてバイトまで始めている事態になっているわけだ。
収入ゼロがそんなに恥ずかしいなら一号店の看板を下ろして別の場所で営業を始めればいいじゃないと思うかもしれないが、そうはいかない。記念すべき一号店を閉じるわけにはいかない。
元の世界のチェーン店でも、創業時の一号店はよほど採算が悪化しない限り閉鎖しないのと一緒だ。記念すべき一号店には創業時の思い出が詰まっている。だから撤退などできないのだ。
俺は意地でも撤退しないぞ。客が何年何十年来なくっても続けてやるんだ。
そんなことを考えながら、イレーヌの家の庭で色づくアルゼリア山脈を見上げて物思いに耽っていると、来客があった。ガンドリィだった。
「ヨミトちゃん、今晩、村長さんちで宴をやるらしいから、貴方たちのチームもよかったら参加してねぇん」
「わかりました。是非参加させてもらいます。ガンドリィさん」
明日軍が引き上げるのに合わせ、ガンドリィたちも村から引き上げるらしい。俺たちも一緒に帰還する予定だ。それで、最後まで村に残った俺たちのために、村長が感謝の宴を催してくれるようだ。
参加しない理由がないな。楽しませてもらうとしよう。
ジョーア村に、王都からの援軍がやって来た。
「ガンドリィさんご無事ですか!?」
「ガティン! ムティン! みんなも! よく来てくれたわねぇん!」
団長であるガンドリィの危機とあって、鋼鉄の旅団のほぼ全員が完全武装してやって来た。
総勢五十の大所帯である。ムキムキのマッチョマンの軍勢は、ある意味オークの軍勢よりも威圧感がある。
その他多数の冒険者チームと、さらには王国軍の一個中隊(百五十名くらい)までもがやって来た。
王国軍に関しては王都周辺で演習をしているのを何度も見たことがある。
王国軍の兵隊たちの装備は整ってており、ずらりと並ぶと壮観だね。正面から戦ったら面倒臭そうな相手だ。オークの軍勢なんかよりもよっぽど手強そう。まあ戦うつもりなんてないけどさ。
「宰相殿の話では、敵はダンジョンマスターである可能性が高い! 心してかかれ! 王国に害をなす魔物の芽を必ず摘み取るんだ!」
「「はっ!」」
軍はジョーア村近辺の森を少し切り開いてベースキャンプを作り、そこを拠点に本格的に山狩りを始めた。村に大きな害をなしたオークを根絶やしにするつもりなのだろう。だがその頑張りは徒労に終わる。
「どういうことだ。まったく手がかりが掴めないとは……」
軍は仮拠点を築いてからずっと山狩りを続け、二週間も続けたが、何の成果も挙げることができなかった。それで軍の指揮官はしきりに首を傾げていた。
まあ当たり前だよね。シブヘイのダンジョンは既に俺が滅ぼしたんだもの。
俺たちは無駄な努力をする軍人たちを少し気の毒に思いながら見守っていた。
少し可哀想に思った俺は小細工を弄して軍に成果を挙げさせてやることにした。軍の斥候をシブヘイのダンジョン跡に誘導してあげたのだ。そして蛻となったダンジョンを発見させてやった。
「アルファス中隊長殿! ダンジョンと思しき構造物に潜入しましたが、中にはオーク一匹見当たりません! それどころか、何の痕跡もありません! 調査しても何の成果も挙げられませんでした!」
「え!? 何だと!? もっとよく探せ!」
「はっ」
そんな感じで騎士団がシブヘイのダンジョンを発見し、それから二週間が経過した。
「――突然現れたこれだけの規模の敵。やはり伝説の魔王、ダンジョンマスターの仕業でした」
軍の指揮官のおっさん(アルファスというらしい)が、村長に報告を上げている。俺は猫に変身してその場に忍び込み、彼らの会話を聞いていた。
「アルゼリア山脈山中の森の中で、ダンジョンと思しきものに繋がる魔方陣を発見しました。ただ不可解なのは、ダンジョンが蛻の殻だったことです。オーク一匹すら見当たりませんでした。そしてそのダンジョンですが、先日消滅を確認しました。ダンジョンの消滅はダンジョンマスターの死を意味すると文献にあります。つまりダンジョンマスターが何者かによって討たれたと見て間違いない」
この世界の有識者の魔物やダンジョンマスターに対する認識がわかって勉強になるな。ダンジョンマスターという存在は結構ありふれた脅威として認識されているみたいだね。
数年に一度くらいは発見排除されているらしい。伝説というわりに全然伝説じゃない気がするのだが、気にしちゃ駄目か。
「つまり、理由はわからないが我らの村を襲った敵はいなくなったと。そういうことですね?」
「ええその通りです。理由はわかりませんが、もう問題ないかと」
「そうですか。理由がわからずとも、魔物の害が無くなったのならこの上ないことです。よかった」
オークの危険が去ったと知り、村長は心から安堵していた。
「では我々も即日撤収していきます。余分な荷駄は置いていきますゆえ、村の復旧復興にお役立て下さい」
「感謝しますアルファス殿。国王陛下並び、貴族のお方々には心からの感謝を申し上げるとお伝えくださいませ」
「ええ。民の安寧が得られて国王陛下も喜ばれることでしょう」
ダンジョンの崩壊を確認した軍は、任務完了ということで撤収を決めたらしい。ダンジョンの消滅を確認した時点で、既に一部は撤収している。残っているのはアルファスという指揮官と直属の兵のみだ。
利に敏い冒険者たちは軍の撤退よりも前に撤収を始めており、今現在まで村に残っているのは俺たちのチームとガンドリィのチームだけだ。援軍に来たガンドリィチームのほとんども撤収している。ガンドリィチームで残っているのは、最初からこの村にいたコック、サム、ディック、ヒゲクマ、ガンドリィの五人だけである。
少し前まで賑やかだったジョーア村だが、今は静かになったもんだ。オークの害からも解き放たれて、村人たちの表情も柔らかくなった。長閑な村に戻りつつあるな。よかったよかった。
「ただいま」
「おかえりなさいませヨミト様」
村長たちの話が終わったのを見届けた後、俺はイレーヌの家に戻った。イレーヌが慇懃に出迎えてくれる。
イレーヌは最初この村に来た時に出会った娼婦三人の内の一人だ。この二週間の間に彼女とその娘は俺の眷属となり、彼女の家はダンジョン化された。今後村人に怪しまれないようにこの家を改造し、俺の宿五号店にするつもりである。
イレーヌが宿を開業することについて、村長とも話はついている。それなりに稼ぎのある冒険者である俺と懇ろとなったイレーヌが俺の支援を受けた、という体で話を進めている。
村長としてもこの村に宿が出来ることは喜ばしく思っているみたいで、めちゃくちゃ前向きに話は進んでいる。
今までは誰もこの村で宿開業なんてしようと思わなかったらしく、村外からの来客があった際は、村長の家や知り合い筋に頭を下げて泊めさせていたようだ。だから客を斡旋できる宿が出来るというのは、村長としても嬉しかったらしい。商人や王都の監察官が来る度に家族のいる家に泊めるのは、村長としても負担だったようだね。
イレーヌの宿は小規模形態になるものの、俺の宿の第五号店として近日中にオープンすることになりそうだ。
田舎村ゆえにあまり利潤は期待できない。二号店、三号店、四号店には到底敵わないものの、長閑な田舎村でこじんまりとやっていけそうである。
こじんまりといっても、それでも俺が店長を務める一号店よりは稼ぐことになりそうだけどね。悲しいことに、一号店は来客がゼロだからね。
くそ、これも全部あのスッチーとかいうクソ冒険者のせいだ。
アイツのせいで、一号店付近のお客様が皆殺しになったんだ。そのせいでオーナーである俺の直属店が収入ゼロという辱めにあっているわけである。それで冒険者なんてバイトまで始めている事態になっているわけだ。
収入ゼロがそんなに恥ずかしいなら一号店の看板を下ろして別の場所で営業を始めればいいじゃないと思うかもしれないが、そうはいかない。記念すべき一号店を閉じるわけにはいかない。
元の世界のチェーン店でも、創業時の一号店はよほど採算が悪化しない限り閉鎖しないのと一緒だ。記念すべき一号店には創業時の思い出が詰まっている。だから撤退などできないのだ。
俺は意地でも撤退しないぞ。客が何年何十年来なくっても続けてやるんだ。
そんなことを考えながら、イレーヌの家の庭で色づくアルゼリア山脈を見上げて物思いに耽っていると、来客があった。ガンドリィだった。
「ヨミトちゃん、今晩、村長さんちで宴をやるらしいから、貴方たちのチームもよかったら参加してねぇん」
「わかりました。是非参加させてもらいます。ガンドリィさん」
明日軍が引き上げるのに合わせ、ガンドリィたちも村から引き上げるらしい。俺たちも一緒に帰還する予定だ。それで、最後まで村に残った俺たちのために、村長が感謝の宴を催してくれるようだ。
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