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五章
昇級試験14/14(バジリスク討伐)
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食休みを経て、連携の最終確認をした俺たちは、試験を受ける旨をステートに伝えた。
しばらくしてバジリスクを引き連れたステートが現れたのだが……。
「えと、それじゃ試験を始める……じゃなかった、本当に試験を始めてもいいのね? もう一度確認、今ならやり直す――やり直すじゃなくて! 私たちの関係を――じゃなくて! ああもう!」
ステートがしどろもどろと喋る。マニュアル通りのことすら言えなくなっている。顔は真っ赤である。
「試験官の姉御、いったいどうしたんでやすかね? 昨日とはまるで別人でやすぜ」
「確かに。熱でもあるのか?」
「明らかに変だね。何か可愛い」
モッコリ、ゼラ、ロアがそれぞれ訝しげに呟く。
「確かに妙だな」
俺も同意して首を傾げる。血を吸ったことによる後遺症などないはずだがいったいどういうことだ?(余計なお節介を働いたことはすっかり忘れている)
「俺たちの意思は変わらない。バジリスクに挑ませてください」
「わかったわ性豪――いや、年下の純粋な子に仕事中に手を出した私の方が性豪……私って最低の女……ブツブツ」
「あの、聞いてます?」
「ええわかってるわよ! 責任とらなきゃいけないでしょうが! 純な子の初めてを奪ったんだもん、私が!」
「責任?」
「こっちの話よ!」
ステートは半ギレ気味で吹っ切れたように叫ぶ。クールなお姉さんキャラが台無しだな。
「それじゃ、せいぜい死なないようにね! いきなさいバジリスク!」
「シィィイ!」
ステートがそう叫ぶと同時、制御が解かれたのか、バジリスクが俺たちの方へと向かってくる。ようやく最終試験スタートか。
「ロア、モッコリ! 頼んだぞ!」
「うん!」
「了解でやす!」
作戦通り、前衛のロアとモッコリがバジリスクを受け止める。尻尾による振り払い、鋭い牙による噛み付き攻撃を避けながら戦っていく。
「来るぞ! 引け!」
一番大事なのは、毒ブレスの予兆――喉元がヒクヒクと動くのを見逃さないように戦うことだ。ロアとモッコリはそれを素早く察知し、ヒット&アウェイを繰り返し、バジリスクを引きつけて戦う。
(思ったよりもバジリスクの動きは素早くないな。ロアとモッコリでも十分対応できそうだ)
スキル【激励】や【指揮】の効果もあるだろうが、ロアとモッコリはバジリスクの動きについていっている。俺が出張らずとも十分に勝機がありそうだ。
俺は魔法の発動に集中しているゼラを護衛しつつ、石を投げてバジリスクの注意を逸らしたり、毒ブレスに警戒を促したり、モッコリたちが体勢を崩して危ない時は加勢したり――味方の援護になるようなことをやっていく。リーダーとして全体の指示を出しつつ、遊撃役として戦っていく。
「ゼラの魔法の準備ができた。ロアとモッコリ、一旦大きく下がってくれ」
「了解でやす!」
「ああ!」
投石の手を早め、モッコリたちを下がらせる時間を作る。本気で投げると銃弾のように貫通して殺してしまいそうなので適当に加減して投げる。
スキル【投擲】があるので面白いように命中するな。以前エリザと石投げの遊びを散々やった甲斐もあり、百発百中である。コントロール抜群のピッチャーになった気分で面白いぜ。
「ゼラ、準備できたぞ」
「ああ。くたばれ化け物っ、我が稲妻の塵となれ!」
――ドガァアンッ。
ロアとモッコリがバジリスクの傍から離れたのを確認し、ゼラが雷の魔法を放つ。
決め台詞のように叫びながら放つが、バジリスクは普通に生きている。だがそれなりにダメージは与えられたようである。
「いい調子だ。同じ感じで繰り返すぞ」
「わかってやす! うぉおお、童貞卒業ぉおおッ!」
「うん! いい感じだ!」
「いける、いけるぞ!」
事前に考えていたパターンがハマったので、あとはそれを繰り返すだけとなった。単調な作業の繰り返し(俺から見れば単調だがモッコリたちは必死)で、バジリスクを追い詰めていく。
「――うぉおお! これで終わりでやす!」
勝負所でここぞとばかりにモッコリが突貫し、大斧でバジリスクの頭部を振り抜く。クリティカルヒットしたようで、バジリスクは地面に倒れ伏して動かなくなった。
「やったぞぉおお!」
「うぉおお!」
「仕留めたか!?」
「ブラボー!」
歓喜の雄たけびを上げる一同。俺もノリで叫んでおく。何故かイタリア語である。
「驚いた。まさか本当に倒すとはね。本当に危なくなったらバジリスクの動きを止めるつもりだったのだけれど、必要なかったようね」
「それで、俺たちは合格なんですか?」
「正式な通知は後ほどだけど、まず合格でしょうね。はいこれが約束のものよ」
ステートは労いの言葉をかけながら、あるものを渡してくる。それは、三次試験突破証書と書かれた紙だった。
この証書がつまるところ、この森で手に入れろという目標物だったようだ。その目標物をゲットできた俺たちは無事課題クリア、ということだな。
「お疲れ様。そこの天幕にある転移装置からババの村に戻れるわ」
「そりゃ楽で有難いですね」
「それはそうと、初のバジリスク討伐記念に何か持ってく? ちょこっとくらいならいいわよ。あ、牙とか皮とか魔石は駄目だからね。剥がれてる鱗とか肉ならいいわ。まあ毒のある肉なんていらないでしょうけど」
ステートが気を利かせてそんな提案をしてくれる。
「それじゃ遠慮なくいただきやすぜ」
「初めて鋼等級の魔物を倒した証。嬉しいなあ」
「もらっておこう」
モッコリ、ロア、ゼラはそれぞれ鱗を剥がして一部をもらっていた。
俺も貰っておこう。大きな蛇の鱗なんて貰ってもしょうがないから、勿論あれを。
「あの、鱗はいらないんで、血液もらってもいいですか? あとお肉も少々(イノコのお土産にしたいから)」
「え? 血液? バジリスクの血液なんてもらってどうするの? それに肉も?」
「えとそれは……」
この場に遺棄していくナマモノ系なら何でもいいと言われたので思わず血液と肉くれと言ったが、まさか理由を尋ねられるとは思わなかった。血肉を飾りや観賞用にするのもおかしな話だし、何と答えたらよいやら。
俺はしばし答えに詰まった。するとステートが勝手に解釈してくれた。
「ああそういうことね。バジリスクの血肉は薄めれば滋養強壮の薬になる。流石性豪ね――いや、今の私は性豪って他人を馬鹿にできないのよね、ああ、私はなんてことを……」
ステートは勝手に勘違いすると、勝手に落ち込んで項垂れた。何なんだこの人。
「ヨミトの兄貴、流石でやす。命をかけてバジリスクと戦ったばかりだってのに、頭の中は既に桃色お花畑。恐怖で震えて玉が縮む所か、ビンビンのギンギンなんでやすね! ガンドリィの兄貴の次に尊敬しやす!」
「凄いね。流石性豪だ」
「とんでもない奴だ。呆れを通り越して尊敬すらするぞ」
「あはは、まあね」
性豪という噂がさらに広まってしまうことになりそうだが、吸血鬼だとバレないならまあいいか。
(毒性は吸血鬼の身体なら問題ないだろう。手に入れたバジリスクの血はあとでエリザと分けて飲むことにしよう。イノコへのお土産もゲットできたな)
おみやげまで貰えてよかった。これにて試験終了だ。
(早く本業に戻らねば)
気分はバイト先の資格試験から解放されたようなものである。これから本業に戻れるかと思うと清々しい。早くダンジョンに帰って、一号店にいるかもしれないお客様を迎えに行かなければ。
(待ってろよお客様。バイト先でさらに強くなって力を増した俺が、精一杯おもてなししに参りますからね!)
そう意気揚々とダンジョンに帰ったのだが、残念ながら一号店に客などいなかったのであった。
しばらくしてバジリスクを引き連れたステートが現れたのだが……。
「えと、それじゃ試験を始める……じゃなかった、本当に試験を始めてもいいのね? もう一度確認、今ならやり直す――やり直すじゃなくて! 私たちの関係を――じゃなくて! ああもう!」
ステートがしどろもどろと喋る。マニュアル通りのことすら言えなくなっている。顔は真っ赤である。
「試験官の姉御、いったいどうしたんでやすかね? 昨日とはまるで別人でやすぜ」
「確かに。熱でもあるのか?」
「明らかに変だね。何か可愛い」
モッコリ、ゼラ、ロアがそれぞれ訝しげに呟く。
「確かに妙だな」
俺も同意して首を傾げる。血を吸ったことによる後遺症などないはずだがいったいどういうことだ?(余計なお節介を働いたことはすっかり忘れている)
「俺たちの意思は変わらない。バジリスクに挑ませてください」
「わかったわ性豪――いや、年下の純粋な子に仕事中に手を出した私の方が性豪……私って最低の女……ブツブツ」
「あの、聞いてます?」
「ええわかってるわよ! 責任とらなきゃいけないでしょうが! 純な子の初めてを奪ったんだもん、私が!」
「責任?」
「こっちの話よ!」
ステートは半ギレ気味で吹っ切れたように叫ぶ。クールなお姉さんキャラが台無しだな。
「それじゃ、せいぜい死なないようにね! いきなさいバジリスク!」
「シィィイ!」
ステートがそう叫ぶと同時、制御が解かれたのか、バジリスクが俺たちの方へと向かってくる。ようやく最終試験スタートか。
「ロア、モッコリ! 頼んだぞ!」
「うん!」
「了解でやす!」
作戦通り、前衛のロアとモッコリがバジリスクを受け止める。尻尾による振り払い、鋭い牙による噛み付き攻撃を避けながら戦っていく。
「来るぞ! 引け!」
一番大事なのは、毒ブレスの予兆――喉元がヒクヒクと動くのを見逃さないように戦うことだ。ロアとモッコリはそれを素早く察知し、ヒット&アウェイを繰り返し、バジリスクを引きつけて戦う。
(思ったよりもバジリスクの動きは素早くないな。ロアとモッコリでも十分対応できそうだ)
スキル【激励】や【指揮】の効果もあるだろうが、ロアとモッコリはバジリスクの動きについていっている。俺が出張らずとも十分に勝機がありそうだ。
俺は魔法の発動に集中しているゼラを護衛しつつ、石を投げてバジリスクの注意を逸らしたり、毒ブレスに警戒を促したり、モッコリたちが体勢を崩して危ない時は加勢したり――味方の援護になるようなことをやっていく。リーダーとして全体の指示を出しつつ、遊撃役として戦っていく。
「ゼラの魔法の準備ができた。ロアとモッコリ、一旦大きく下がってくれ」
「了解でやす!」
「ああ!」
投石の手を早め、モッコリたちを下がらせる時間を作る。本気で投げると銃弾のように貫通して殺してしまいそうなので適当に加減して投げる。
スキル【投擲】があるので面白いように命中するな。以前エリザと石投げの遊びを散々やった甲斐もあり、百発百中である。コントロール抜群のピッチャーになった気分で面白いぜ。
「ゼラ、準備できたぞ」
「ああ。くたばれ化け物っ、我が稲妻の塵となれ!」
――ドガァアンッ。
ロアとモッコリがバジリスクの傍から離れたのを確認し、ゼラが雷の魔法を放つ。
決め台詞のように叫びながら放つが、バジリスクは普通に生きている。だがそれなりにダメージは与えられたようである。
「いい調子だ。同じ感じで繰り返すぞ」
「わかってやす! うぉおお、童貞卒業ぉおおッ!」
「うん! いい感じだ!」
「いける、いけるぞ!」
事前に考えていたパターンがハマったので、あとはそれを繰り返すだけとなった。単調な作業の繰り返し(俺から見れば単調だがモッコリたちは必死)で、バジリスクを追い詰めていく。
「――うぉおお! これで終わりでやす!」
勝負所でここぞとばかりにモッコリが突貫し、大斧でバジリスクの頭部を振り抜く。クリティカルヒットしたようで、バジリスクは地面に倒れ伏して動かなくなった。
「やったぞぉおお!」
「うぉおお!」
「仕留めたか!?」
「ブラボー!」
歓喜の雄たけびを上げる一同。俺もノリで叫んでおく。何故かイタリア語である。
「驚いた。まさか本当に倒すとはね。本当に危なくなったらバジリスクの動きを止めるつもりだったのだけれど、必要なかったようね」
「それで、俺たちは合格なんですか?」
「正式な通知は後ほどだけど、まず合格でしょうね。はいこれが約束のものよ」
ステートは労いの言葉をかけながら、あるものを渡してくる。それは、三次試験突破証書と書かれた紙だった。
この証書がつまるところ、この森で手に入れろという目標物だったようだ。その目標物をゲットできた俺たちは無事課題クリア、ということだな。
「お疲れ様。そこの天幕にある転移装置からババの村に戻れるわ」
「そりゃ楽で有難いですね」
「それはそうと、初のバジリスク討伐記念に何か持ってく? ちょこっとくらいならいいわよ。あ、牙とか皮とか魔石は駄目だからね。剥がれてる鱗とか肉ならいいわ。まあ毒のある肉なんていらないでしょうけど」
ステートが気を利かせてそんな提案をしてくれる。
「それじゃ遠慮なくいただきやすぜ」
「初めて鋼等級の魔物を倒した証。嬉しいなあ」
「もらっておこう」
モッコリ、ロア、ゼラはそれぞれ鱗を剥がして一部をもらっていた。
俺も貰っておこう。大きな蛇の鱗なんて貰ってもしょうがないから、勿論あれを。
「あの、鱗はいらないんで、血液もらってもいいですか? あとお肉も少々(イノコのお土産にしたいから)」
「え? 血液? バジリスクの血液なんてもらってどうするの? それに肉も?」
「えとそれは……」
この場に遺棄していくナマモノ系なら何でもいいと言われたので思わず血液と肉くれと言ったが、まさか理由を尋ねられるとは思わなかった。血肉を飾りや観賞用にするのもおかしな話だし、何と答えたらよいやら。
俺はしばし答えに詰まった。するとステートが勝手に解釈してくれた。
「ああそういうことね。バジリスクの血肉は薄めれば滋養強壮の薬になる。流石性豪ね――いや、今の私は性豪って他人を馬鹿にできないのよね、ああ、私はなんてことを……」
ステートは勝手に勘違いすると、勝手に落ち込んで項垂れた。何なんだこの人。
「ヨミトの兄貴、流石でやす。命をかけてバジリスクと戦ったばかりだってのに、頭の中は既に桃色お花畑。恐怖で震えて玉が縮む所か、ビンビンのギンギンなんでやすね! ガンドリィの兄貴の次に尊敬しやす!」
「凄いね。流石性豪だ」
「とんでもない奴だ。呆れを通り越して尊敬すらするぞ」
「あはは、まあね」
性豪という噂がさらに広まってしまうことになりそうだが、吸血鬼だとバレないならまあいいか。
(毒性は吸血鬼の身体なら問題ないだろう。手に入れたバジリスクの血はあとでエリザと分けて飲むことにしよう。イノコへのお土産もゲットできたな)
おみやげまで貰えてよかった。これにて試験終了だ。
(早く本業に戻らねば)
気分はバイト先の資格試験から解放されたようなものである。これから本業に戻れるかと思うと清々しい。早くダンジョンに帰って、一号店にいるかもしれないお客様を迎えに行かなければ。
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