188 / 291
五章
昇級祝い
しおりを挟む
エリザたちも全員、バジリスクの試験をクリアしたらしい。エリザは奴隷にした男たちを上手く使って立ち回り、レイラたちは仲間たちと協力して対処したようだ。
ちなみにバジリスク討伐に尻込みして棄権する人間が多くて、ノビルの班とパープルの班は再編されて、合同で最終試験を行うことになったらしい。
班が再編されるならバジリスク討伐試験前にモッコリたちを強く引き留める必要はなかったがまあいいだろう。
ノビルは試験の最中、バジリスクの牙や毒息をもろに受けて大ダメージをくらったようだが、最後に首を刎ねる大手柄をあげたようだ。スキル【狂化】を発動して暴れ狂う様は圧巻だったらしい。
パープルもそんなノビルを風魔法で援護して(毒ブレスを吹き飛ばして)大いに勝利に貢献したらしい。
狂戦士ノビル。風使いパープル。
監督官だった筋肉ハゲのおっさんに、二人はそう名づけられた。その名も広がることになりそうだ。
性豪ヨミト、暴れお嬢エリザ、天才レイラ、狂戦士ノビル、爆炎メリッサ、風使いパープル。我らが不死鳥のメンバーは全員が二つ名持ちとなりそうだね。
俺だけ酷いけど気にしない。油断を誘えるなら好都合とプラスに考えることにしよう。
試験の合否についてだが、バジリスク討伐に挑んだ人間は全員合格となった。不死鳥のメンバーも、モッコリたちも、全員合格だ。
三次試験受験者の大半が合格するのは異例のことらしい。試験官のお姉さんたちは大層驚いていた。
「――時間ですよヨミトさん。遅れないようにガンドリィさんのお店に行きましょう」
「ああそうだねパープル君」
合格発表から数日後。俺たちは合格祝いの宴をガンドリィの店で開くことになった。
あの店に自ら進んで行くのは気が引けるのだが、ガンドリィが酒を奢ってくれるというので渋々行くことにした。
奢ってくれる理由は、試験中にモッコリが世話になったかららしい。
別に世話なんてしてないけどな。一緒の班になってモッコリがずっとシモの話ばかりしてて、俺はそれを適当にかわしていただけだ。
――カランカラン。
「いらっしゃい。ヨミトちゃん」
「やあどうも」
ガンドリィの店には相変わらずファミリー客が押し寄せていて、外食を楽しんでいた。アルファスとかいう騎士団長のおっさんも、家族連れで来ていた。どうかしていると思う。
「それじゃ、鋼等級昇級を祝って乾杯!」
「乾杯!」
店の雰囲気はともかく、料理と酒は美味い。一部の酒は奢りだというので遠慮なく飲ませてもらおう。
「あぁ、美味い」
酒は血の次に美味しい飲み物だな。最高だ。
エリザは俺の横で飯をバクバクと食べ、レイラとノビルは幼馴染同士仲良く話しながら食事を楽しみ、メリッサはオネエさん方と楽しく飲んでいる。パープルは店に居合わせた知り合いに挨拶回りに行ったり忙しなく動く。
それぞれ祝いの席を楽しんでいるようで(パープルだけワーカーホリック気味だが)幸いだ。
「これでヨミトちゃんたちの所は全員が鋼等級に上がったのねえ。凄いわねぇん」
いつの間にかガンドリィが俺たちの席に交じり酒を飲んでいる。いつものことだな。
「大したことないですよ。そっちの方が人数も戦力も多いでしょうに」
「ええでもヨミトちゃんたちのとこほど優秀な人材は揃ってないわ。ヨミトちゃんのとこは少数精鋭ってことでしょう。そういうチームもあるわ。王都の花もそうだしねぇん」
「へえそうなのか」
王都の花。確か貴族街を拠点に活動している王国の有力チームだったか。男ばかりのガンドリィのチームとは対照的に、女性だけで構成されるチームらしいな。
それはそうと自分たちで王都の花とか言っちゃうのはあれだな。ちょっと痛いな。よほど自分の容姿に自信があると見える。
ちょっと見てみたいかも。でもガンドリィみたいなのが出て来たらどうしよう。そうだったら笑いを堪えるのが大変そうだ。つい笑ってしまって無礼討ちとかされたらやだな。
「貴族街のチームには縁がないが、この時期、他のチームの姿も見ないな。どこにいるんだ?」
「今の時期、たいていはアルゼリア山脈の方に行って兎狩りしてるからね」
「兎狩り?」
「ええ、スノウラビンは毛皮も肉も上等な良い獲物だから。まあ上級チームの場合、兎狩りはついでって感じで、ブリザードドラゴン狙いなんだけど。まあ上級チームからしたらドラゴン狩りもついでって感じで温泉目当てなんだけど。アルゼリア山脈沿いは温泉が湧いてるからねぇん」
「へえ温泉ねえ。そりゃいいな」
スノウラビンは大きな雪兎の化け物で、ブリザードドラゴンは凍てつく息を吐く竜の一種なのだとか。いずれも鋼等級以上で挑む魔物らしい。
鋼等級に上がった俺たちなら戦う機会もあるだろう。機会があれば戦って血を吸ってみたいものだ。
特にブリザードドラゴンの血はなんとなく美味そうな気がするし、能力強化にも役立ちそうだ。
この前バジリスクの血を摂取してスキル【毒息】をゲットできたから、ブリザードドラゴンの血が手に入れば凍てつく息を吐けるようになるに違いない。夏場、エリザと凍てつく息の掛け合いっこすれば楽しく涼しく過ごせそうだ。
「おいモッコリ、手ッ、手だよッ!」
楽しく飲んでいると厨房の方で騒ぎが起こったので、俺たちは一斉にそちらに視線を送ることになった。
「うへへ、この前は最高でやしたぁ……」
モッコリが締まりのない気持ち悪い顔をしながら厨房で芋の皮剥きをやっている――のだが、その指からは血がドバドバと出ている。だがモッコリはお構いなしだ。指を切り刻みながら皮むきをしている。
「おい聞いてんのかボケ! 手を切ってるって言ってんだゴラァアッ!」
「ぶへぇえッ!」
モッコリは調理場のオネエさんにぶん殴られ、ようやく正気に戻っていた。
「モッコリは無事に卒業したようだな」
「無事ではないんだけどねぇん。すっかり骨抜きになっちゃって」
ガンドリィは溜息をついて呆れる。
モッコリは鋼等級になったので約束通りガンドリィに高級娼館に連れていってもらったらしい。それで腑抜けになってしまい、すぐに前線で働かせるには危ないので、しばらくこの店で調理師として働かされているらしい。
確かにあの様子じゃ、その判断は正しいだろう。
「こうなるのが目に見えていたから本当は連れて行きたくなかったんだけど、約束だからねぇん。まさか本当に一発で受かっちゃうとは。ヨミトちゃんの力添えのおかげかしら?」
「俺は何もしていないさ。モッコリ自身の力が大きいと思うぞ。あいつは試験中、童貞卒業を目標に異常なほど張り切って、それで馬鹿力を発揮していたからな」
試験中のモッコリの活躍は目覚しかった。バジリスク戦での活躍は勿論、期間中の朝昼晩の料理当番を独りでこなしてくれていた。猛人の二つ名に恥じない、猛烈な働きぶりだった。
そんなモッコリであるが、目標である童貞卒業を成し遂げたので、今は燃え尽き症候群みたいになっているらしい。嫌だなそんな燃え尽き症候群は。
「あの子は天才なんだか馬鹿なんだか……。正気に戻ったら極寒のアルゼリア山脈に送り込んでやるわぁん」
モッコリのシベリア送り(シベリアではないが)が決定したようだ。頑張れモッコリ。
(アルゼリア山脈か。面白そうだな。ドラゴン種の血を吸えばまた一段と強くなれる。近い内に足を伸ばしてみるか)
そんなことを考えながら、ガンドリィたちとの飲み会を楽しんだのであった。
♦現在のヨミトのステータス♦
名前:ヨミト(lv.7) 種族:吸血鬼(ナイト)
HP:1508/1508 MP:1351/1351
【変化】【魅了】【吸血】【鬼語】【粗食】【獣の嗅覚】【獣の視覚】【獣の聴覚】【獣の味覚】
【剣術】【我慢】【起床】【睡眠】【威圧】【料理】【伐採】【裁縫】【農耕】【投擲】
【風刃】【天才】【火球】【洗脳】【狂化】【商人】【販売】【交渉】【売春】【性技】
【避妊】【癒光】【洗浄】【解体】【斧術】【槍術】【穴掘】【格闘】【毒牙】【硬化】
【舞踏】【鎚術】【怪力】【豚語】【咆哮】【免疫】【激励】【大食】【飢餓】【消化】
【暴食】【指揮】【弓術】【盾術】【騎乗】【魔笛】【血盟】【飼育】【夜目】【勇者】
【光矢】【集中】【雷撃】【短剣術】【堕落】【指嗾】【装備】【毒息】
ちなみにバジリスク討伐に尻込みして棄権する人間が多くて、ノビルの班とパープルの班は再編されて、合同で最終試験を行うことになったらしい。
班が再編されるならバジリスク討伐試験前にモッコリたちを強く引き留める必要はなかったがまあいいだろう。
ノビルは試験の最中、バジリスクの牙や毒息をもろに受けて大ダメージをくらったようだが、最後に首を刎ねる大手柄をあげたようだ。スキル【狂化】を発動して暴れ狂う様は圧巻だったらしい。
パープルもそんなノビルを風魔法で援護して(毒ブレスを吹き飛ばして)大いに勝利に貢献したらしい。
狂戦士ノビル。風使いパープル。
監督官だった筋肉ハゲのおっさんに、二人はそう名づけられた。その名も広がることになりそうだ。
性豪ヨミト、暴れお嬢エリザ、天才レイラ、狂戦士ノビル、爆炎メリッサ、風使いパープル。我らが不死鳥のメンバーは全員が二つ名持ちとなりそうだね。
俺だけ酷いけど気にしない。油断を誘えるなら好都合とプラスに考えることにしよう。
試験の合否についてだが、バジリスク討伐に挑んだ人間は全員合格となった。不死鳥のメンバーも、モッコリたちも、全員合格だ。
三次試験受験者の大半が合格するのは異例のことらしい。試験官のお姉さんたちは大層驚いていた。
「――時間ですよヨミトさん。遅れないようにガンドリィさんのお店に行きましょう」
「ああそうだねパープル君」
合格発表から数日後。俺たちは合格祝いの宴をガンドリィの店で開くことになった。
あの店に自ら進んで行くのは気が引けるのだが、ガンドリィが酒を奢ってくれるというので渋々行くことにした。
奢ってくれる理由は、試験中にモッコリが世話になったかららしい。
別に世話なんてしてないけどな。一緒の班になってモッコリがずっとシモの話ばかりしてて、俺はそれを適当にかわしていただけだ。
――カランカラン。
「いらっしゃい。ヨミトちゃん」
「やあどうも」
ガンドリィの店には相変わらずファミリー客が押し寄せていて、外食を楽しんでいた。アルファスとかいう騎士団長のおっさんも、家族連れで来ていた。どうかしていると思う。
「それじゃ、鋼等級昇級を祝って乾杯!」
「乾杯!」
店の雰囲気はともかく、料理と酒は美味い。一部の酒は奢りだというので遠慮なく飲ませてもらおう。
「あぁ、美味い」
酒は血の次に美味しい飲み物だな。最高だ。
エリザは俺の横で飯をバクバクと食べ、レイラとノビルは幼馴染同士仲良く話しながら食事を楽しみ、メリッサはオネエさん方と楽しく飲んでいる。パープルは店に居合わせた知り合いに挨拶回りに行ったり忙しなく動く。
それぞれ祝いの席を楽しんでいるようで(パープルだけワーカーホリック気味だが)幸いだ。
「これでヨミトちゃんたちの所は全員が鋼等級に上がったのねえ。凄いわねぇん」
いつの間にかガンドリィが俺たちの席に交じり酒を飲んでいる。いつものことだな。
「大したことないですよ。そっちの方が人数も戦力も多いでしょうに」
「ええでもヨミトちゃんたちのとこほど優秀な人材は揃ってないわ。ヨミトちゃんのとこは少数精鋭ってことでしょう。そういうチームもあるわ。王都の花もそうだしねぇん」
「へえそうなのか」
王都の花。確か貴族街を拠点に活動している王国の有力チームだったか。男ばかりのガンドリィのチームとは対照的に、女性だけで構成されるチームらしいな。
それはそうと自分たちで王都の花とか言っちゃうのはあれだな。ちょっと痛いな。よほど自分の容姿に自信があると見える。
ちょっと見てみたいかも。でもガンドリィみたいなのが出て来たらどうしよう。そうだったら笑いを堪えるのが大変そうだ。つい笑ってしまって無礼討ちとかされたらやだな。
「貴族街のチームには縁がないが、この時期、他のチームの姿も見ないな。どこにいるんだ?」
「今の時期、たいていはアルゼリア山脈の方に行って兎狩りしてるからね」
「兎狩り?」
「ええ、スノウラビンは毛皮も肉も上等な良い獲物だから。まあ上級チームの場合、兎狩りはついでって感じで、ブリザードドラゴン狙いなんだけど。まあ上級チームからしたらドラゴン狩りもついでって感じで温泉目当てなんだけど。アルゼリア山脈沿いは温泉が湧いてるからねぇん」
「へえ温泉ねえ。そりゃいいな」
スノウラビンは大きな雪兎の化け物で、ブリザードドラゴンは凍てつく息を吐く竜の一種なのだとか。いずれも鋼等級以上で挑む魔物らしい。
鋼等級に上がった俺たちなら戦う機会もあるだろう。機会があれば戦って血を吸ってみたいものだ。
特にブリザードドラゴンの血はなんとなく美味そうな気がするし、能力強化にも役立ちそうだ。
この前バジリスクの血を摂取してスキル【毒息】をゲットできたから、ブリザードドラゴンの血が手に入れば凍てつく息を吐けるようになるに違いない。夏場、エリザと凍てつく息の掛け合いっこすれば楽しく涼しく過ごせそうだ。
「おいモッコリ、手ッ、手だよッ!」
楽しく飲んでいると厨房の方で騒ぎが起こったので、俺たちは一斉にそちらに視線を送ることになった。
「うへへ、この前は最高でやしたぁ……」
モッコリが締まりのない気持ち悪い顔をしながら厨房で芋の皮剥きをやっている――のだが、その指からは血がドバドバと出ている。だがモッコリはお構いなしだ。指を切り刻みながら皮むきをしている。
「おい聞いてんのかボケ! 手を切ってるって言ってんだゴラァアッ!」
「ぶへぇえッ!」
モッコリは調理場のオネエさんにぶん殴られ、ようやく正気に戻っていた。
「モッコリは無事に卒業したようだな」
「無事ではないんだけどねぇん。すっかり骨抜きになっちゃって」
ガンドリィは溜息をついて呆れる。
モッコリは鋼等級になったので約束通りガンドリィに高級娼館に連れていってもらったらしい。それで腑抜けになってしまい、すぐに前線で働かせるには危ないので、しばらくこの店で調理師として働かされているらしい。
確かにあの様子じゃ、その判断は正しいだろう。
「こうなるのが目に見えていたから本当は連れて行きたくなかったんだけど、約束だからねぇん。まさか本当に一発で受かっちゃうとは。ヨミトちゃんの力添えのおかげかしら?」
「俺は何もしていないさ。モッコリ自身の力が大きいと思うぞ。あいつは試験中、童貞卒業を目標に異常なほど張り切って、それで馬鹿力を発揮していたからな」
試験中のモッコリの活躍は目覚しかった。バジリスク戦での活躍は勿論、期間中の朝昼晩の料理当番を独りでこなしてくれていた。猛人の二つ名に恥じない、猛烈な働きぶりだった。
そんなモッコリであるが、目標である童貞卒業を成し遂げたので、今は燃え尽き症候群みたいになっているらしい。嫌だなそんな燃え尽き症候群は。
「あの子は天才なんだか馬鹿なんだか……。正気に戻ったら極寒のアルゼリア山脈に送り込んでやるわぁん」
モッコリのシベリア送り(シベリアではないが)が決定したようだ。頑張れモッコリ。
(アルゼリア山脈か。面白そうだな。ドラゴン種の血を吸えばまた一段と強くなれる。近い内に足を伸ばしてみるか)
そんなことを考えながら、ガンドリィたちとの飲み会を楽しんだのであった。
♦現在のヨミトのステータス♦
名前:ヨミト(lv.7) 種族:吸血鬼(ナイト)
HP:1508/1508 MP:1351/1351
【変化】【魅了】【吸血】【鬼語】【粗食】【獣の嗅覚】【獣の視覚】【獣の聴覚】【獣の味覚】
【剣術】【我慢】【起床】【睡眠】【威圧】【料理】【伐採】【裁縫】【農耕】【投擲】
【風刃】【天才】【火球】【洗脳】【狂化】【商人】【販売】【交渉】【売春】【性技】
【避妊】【癒光】【洗浄】【解体】【斧術】【槍術】【穴掘】【格闘】【毒牙】【硬化】
【舞踏】【鎚術】【怪力】【豚語】【咆哮】【免疫】【激励】【大食】【飢餓】【消化】
【暴食】【指揮】【弓術】【盾術】【騎乗】【魔笛】【血盟】【飼育】【夜目】【勇者】
【光矢】【集中】【雷撃】【短剣術】【堕落】【指嗾】【装備】【毒息】
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない
仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。
トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。
しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。
先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる