195 / 291
五章
盗賊団の根城調査任務7/8(会議)
しおりを挟む
一週間経った。この一週間、ハザマ村の温泉宿に滞在しつつ、毎日ヒムの森に入って盗賊団の拠点探しを続けていた。
計三箇所の仮拠点を見つけて破壊できたものの、本拠地を見つけるには至らなかった。初日の結果がよくて幸先はよかったけど、その後は全然だね。
「うーん、どうしたものかね」
夕飯を食った後、チームの皆と作戦会議をする。
いつもなら宿の隣にある娼館にエリザと遊びに行く(血を吸いに行く)時間なのだが、今日はパープルに見つかり、「仕事の進捗状況が悪いのに何を遊びに行こうとしてるんですか!」とお叱りを受けて強制的に部屋へと連れ戻されて今に至る。
「やはり盗賊たちは転移装置を使って移動しているんだろう。これだけ森の中を捜索しても手がかりが少ないとはね」
「そうですね。そうとしか思えません」
俺の言葉に、パープルが頷く。
蝙蝠たちを使ってこっそり捜索もしているが、なかなか難しい。蝙蝠たちだけだとここらへんを縄張りにしている魔物と戦闘になったりして、捜索が遅々として進まない。
野生の蝙蝠が邪魔してきたり、飛行小型魔物にとっては天敵であるビッグスパイダーなる蜘蛛型魔物が蜘蛛の巣状の罠を張っていて、送り出した蝙蝠がやられてしまう。
今回一緒に連れてきた蝙蝠戦力は、連絡要員を残してほぼ全滅してしまった。申し訳ないね。
昇級試験の時にエリザが支配して奴隷にした男たちはゾォーク盗賊団の関係者だと言うので転移陣でこっそり王都に帰って問い詰めたりしたものの、彼らは王都での活動しか知らないらしく、本拠地の情報なんて持っていなかった。
というわけで現在、仕事は行き詰っている。
「やはり厄介な依頼でしたね。どうします、今の内に撤退しますか? 損切りは早い方がいいですよ。ヨミトさんの我侭のせいでこんな高級宿にずっと泊まってるので、経費が馬鹿みたいに膨れ上がってますし。もう盗賊団の根城調査依頼は放棄して、ブリザードドラゴン狩りだけに注力しましょうよ。これ以上かかずらっていると、ブリザードドラゴンが北に帰ってしまいますよ?」
「たった一週間で撤退なんてどうかしてるわよ。それに、ハヤたちが捕らえられてるのに放ってなんておけない! もっと頑張りましょ? 村人たちだって困ってるんだしさ。最悪、ブリザードドラゴンの魔石は竜殺しの人たちにでも譲ってもらえばいいんだし」
「でもよぉ、チビの言うことも一理あるぜ。一週間探って大した結果なしなんて異常だろ。そのハヤとかいうのだってとっくに売り払われてるかもしれねえし。ハヤたちを探すなら盗賊団の本拠地じゃなくて奴隷市場でも探った方が効率いいだろ?」
「メリッサの言うことはそれはそうかもだけど、でも盗賊団を見つけなきゃハヤたちの足取りが掴めないでしょ! ノビル、アンタはどっちの意見なの!?」
「俺は勿論、レイラの意見に賛成だ。依頼放棄なんて御免だ」
パープル、レイラ、メリッサ、ノビルがわちゃわちゃと言い合っている。撤退するかしないか決めかねているようだ。
「えーつまり、レイラさんとノビルさんが依頼続行派で、僕とメリッサさんは依頼断念派ということですね」
パープルがみんなの意見をまとめて言う。
「エリザさん、貴方はどちらの意見なんですか?」
「私はヨミトさんの思うが侭に動きますわ」
「エリザさん、貴方に自分の意見というものはないんですか!?」
「ありませんわ」
「うぐっ、そんな良い笑顔で即答されると何も言えない……」
エリザに意見を聞いたパープルは、聞いた自分が馬鹿だったと溜息を吐く。
「はぁ、つまり、続行二票、断念二票。ヨミトさんの意見に従うが一票。ヨミトさんの意見で決まりそうですね。ヨミトさんはどうされたいんですか?」
自ら議論のまとめ役を買って出て勝手に気疲れしているパープルが、溜息を零しながら聞いてくる。
「まあもう少し粘ってみようよ。依頼失敗するのは悔しいしね。経費は俺が持つからさ」
「わかりました。ヨミトさんがそう言うならそうしましょう。僕も依頼失敗は出来るだけしたくありませんし。でもブリザードドラゴン狩りはそろそろやらなくては不味いですよ。アルゼリア山脈のブリザードドラゴンは冬が終わると北の方に帰ってしまいますから。そろそろ時期的に厳しいですよ」
「明日からはアルゼリア山脈寄りの方を探って、あわよくばブリザードドラゴンの狩りも並行して行うことにしよう。そうすればパープル君の懸念するブリザードドラゴンの魔石納品の件も心配ないでしょ?」
「そうですね。そういうことなら」
「それじゃ今日のところはそういうことで解散ね。今日はもう夜も遅いし、明日に備えよう」
パープルも含めみんな納得してくれたようなので、しばらく任務を続けることにした。
「寝る前にひとっ風呂浴びてくるか」
「メリッサ、私たちも行く?」
「ああそうだな」
話が済み、ノビルと女性陣は寝る前のひとっ風呂を浴びに部屋を出て行く。ついでに俺も部屋を出る。
「ヨミトさん。どこへ行くつもりですか?」
「散歩だよ散歩」
「えー、怪しい……」
「本当本当」
パープルにジト目で見送られながら、そそくさと部屋を出る。
「ご主人様、今宵もお供しますわ」
「ああそれじゃ一緒に行こう」
エリザは風呂じゃなかったようだな。部屋の外で蝙蝠形態のエリザと合流し、宿を出る。今日も吸血に行こう。
「ん、今日は女将がロビーにいないな。珍しい」
「そうですわね。掃除でもしているんでしょうか?」
ここ一週間、俺(とエリザ)は毎晩娼館に遊びに行っていたのだが、その度に宿の女将に無言で見送られていた。
この時間帯は雇いのスタッフもいないので、女将はいつもロビー付近で仕事をしているはずだ。そのはずなのだが、今日は違うな。
まあどうでもいいかそんなことは。
「今日は良い月が出ているな。夜の散歩をしてから血を吸いに行こうか」
「ええそうしましょう」
俺たちは人目がないことを確認すると、猫の姿に変身する。そうして猫の姿のまま、宿の周囲をぶらりと散歩してから娼館に行くことにした。
人の姿では入れない狭い道を通っていく猫の姿での散歩は、結構楽しい。短い距離でも長いこと歩いた気になれるしお得だ。
風呂場沿いの塀の上を歩いていく。まずは男湯が見えてくる。
「お、ノビルだ」
夜遅い時間だからか、男湯にはノビルしかいなかった。
「あと三十秒……」
ノビルは露天風呂の脇に設置されている打ち湯に打たれながら滝行みたいなことをしていた。結構な湯量だから、確かにちょっとした修行になりそうだ。
「温泉に入っている時までトレーニングとは、暑苦しい坊やですわね」
「ほっとけ。猫が喋るんじゃねえ」
猫姿のエリザに冷やかされ、ノビルはしっしと手を振る。
俺たちは猫じゃないぞ、吸血鬼だぞ。
「お、レイラとメリッサだ」
続いて塀伝いに歩いていると、今度は女湯の方に出る。
「一週間毎日温泉なんて豪勢ね」
「鋼等級になれば世界が変わるってよく聞くが本当だな。稼ぎが全然違うぜ」
女湯の露天風呂にレイラとメリッサが仲良く喋りながらやって来るのを、ちょうど目撃することになった。男湯と同じく、夜なので入浴客は二人以外にいないね。
風呂場なので、二人共、あられもない格好を見せている。色んな部分が丸出しだ。
だが性欲を超越した吸血鬼となった俺にはピクリとも来ない。健康的な肢体で美味しそうな血を持ってそうだな、としか思わない。前世の俺だったら鼻血ブーものだったかもしれないけどね。
エリザと一緒に美人の裸体観賞していると、向こうも俺たちに気づいたようで、二人は呆れた目でこちらを見る。
「お二人とも、何をしてるんですか?」
「散歩だよ。夜の散歩。その後、いつものように娼婦の血を頂こうかとね」
「やっぱりですか。ここはダンジョンじゃないので、好き勝手やって正体がバレないように最大限気をつけてくださいよ?」
「言われるまでもなくわかってるさ。お気遣いありがとうレイラ。それじゃごゆっくり」
俺たちの身バレを心配する心優しいレイラのお小言を頂戴しながら、女湯を後にする。
そのまま女風呂の塀伝いに歩いていき、途中で地面に飛び降りて、藪を通っていく。草むらの中で襲い掛かってきた蛇を猫パンチで吹き飛ばし、さらに進む。
「あれ、こんな所にも温泉あったんだな」
「そのようですわね」
エリザと一緒に猫になって遊びながら宿の周りを探検していると、こじんまりとしたつくりの露天風呂らしき場所を発見した。木藪と木製の塀で囲まれており、外部からは見えない格好となっている。秘密の隠し湯って感じの所だ。
「従業員用かな? それとも宿の女将のプライベート温泉か?」
「調べに行きましょうか」
「そうだな」
興味を引かれたので、覗きに行くことにした。湯を浴びる音が響いているので誰か入っているのは間違いない。もしかしたらロビーにいなかった宿の女将かもしれない。
俺たちはその建物にそっと近づいていった。
計三箇所の仮拠点を見つけて破壊できたものの、本拠地を見つけるには至らなかった。初日の結果がよくて幸先はよかったけど、その後は全然だね。
「うーん、どうしたものかね」
夕飯を食った後、チームの皆と作戦会議をする。
いつもなら宿の隣にある娼館にエリザと遊びに行く(血を吸いに行く)時間なのだが、今日はパープルに見つかり、「仕事の進捗状況が悪いのに何を遊びに行こうとしてるんですか!」とお叱りを受けて強制的に部屋へと連れ戻されて今に至る。
「やはり盗賊たちは転移装置を使って移動しているんだろう。これだけ森の中を捜索しても手がかりが少ないとはね」
「そうですね。そうとしか思えません」
俺の言葉に、パープルが頷く。
蝙蝠たちを使ってこっそり捜索もしているが、なかなか難しい。蝙蝠たちだけだとここらへんを縄張りにしている魔物と戦闘になったりして、捜索が遅々として進まない。
野生の蝙蝠が邪魔してきたり、飛行小型魔物にとっては天敵であるビッグスパイダーなる蜘蛛型魔物が蜘蛛の巣状の罠を張っていて、送り出した蝙蝠がやられてしまう。
今回一緒に連れてきた蝙蝠戦力は、連絡要員を残してほぼ全滅してしまった。申し訳ないね。
昇級試験の時にエリザが支配して奴隷にした男たちはゾォーク盗賊団の関係者だと言うので転移陣でこっそり王都に帰って問い詰めたりしたものの、彼らは王都での活動しか知らないらしく、本拠地の情報なんて持っていなかった。
というわけで現在、仕事は行き詰っている。
「やはり厄介な依頼でしたね。どうします、今の内に撤退しますか? 損切りは早い方がいいですよ。ヨミトさんの我侭のせいでこんな高級宿にずっと泊まってるので、経費が馬鹿みたいに膨れ上がってますし。もう盗賊団の根城調査依頼は放棄して、ブリザードドラゴン狩りだけに注力しましょうよ。これ以上かかずらっていると、ブリザードドラゴンが北に帰ってしまいますよ?」
「たった一週間で撤退なんてどうかしてるわよ。それに、ハヤたちが捕らえられてるのに放ってなんておけない! もっと頑張りましょ? 村人たちだって困ってるんだしさ。最悪、ブリザードドラゴンの魔石は竜殺しの人たちにでも譲ってもらえばいいんだし」
「でもよぉ、チビの言うことも一理あるぜ。一週間探って大した結果なしなんて異常だろ。そのハヤとかいうのだってとっくに売り払われてるかもしれねえし。ハヤたちを探すなら盗賊団の本拠地じゃなくて奴隷市場でも探った方が効率いいだろ?」
「メリッサの言うことはそれはそうかもだけど、でも盗賊団を見つけなきゃハヤたちの足取りが掴めないでしょ! ノビル、アンタはどっちの意見なの!?」
「俺は勿論、レイラの意見に賛成だ。依頼放棄なんて御免だ」
パープル、レイラ、メリッサ、ノビルがわちゃわちゃと言い合っている。撤退するかしないか決めかねているようだ。
「えーつまり、レイラさんとノビルさんが依頼続行派で、僕とメリッサさんは依頼断念派ということですね」
パープルがみんなの意見をまとめて言う。
「エリザさん、貴方はどちらの意見なんですか?」
「私はヨミトさんの思うが侭に動きますわ」
「エリザさん、貴方に自分の意見というものはないんですか!?」
「ありませんわ」
「うぐっ、そんな良い笑顔で即答されると何も言えない……」
エリザに意見を聞いたパープルは、聞いた自分が馬鹿だったと溜息を吐く。
「はぁ、つまり、続行二票、断念二票。ヨミトさんの意見に従うが一票。ヨミトさんの意見で決まりそうですね。ヨミトさんはどうされたいんですか?」
自ら議論のまとめ役を買って出て勝手に気疲れしているパープルが、溜息を零しながら聞いてくる。
「まあもう少し粘ってみようよ。依頼失敗するのは悔しいしね。経費は俺が持つからさ」
「わかりました。ヨミトさんがそう言うならそうしましょう。僕も依頼失敗は出来るだけしたくありませんし。でもブリザードドラゴン狩りはそろそろやらなくては不味いですよ。アルゼリア山脈のブリザードドラゴンは冬が終わると北の方に帰ってしまいますから。そろそろ時期的に厳しいですよ」
「明日からはアルゼリア山脈寄りの方を探って、あわよくばブリザードドラゴンの狩りも並行して行うことにしよう。そうすればパープル君の懸念するブリザードドラゴンの魔石納品の件も心配ないでしょ?」
「そうですね。そういうことなら」
「それじゃ今日のところはそういうことで解散ね。今日はもう夜も遅いし、明日に備えよう」
パープルも含めみんな納得してくれたようなので、しばらく任務を続けることにした。
「寝る前にひとっ風呂浴びてくるか」
「メリッサ、私たちも行く?」
「ああそうだな」
話が済み、ノビルと女性陣は寝る前のひとっ風呂を浴びに部屋を出て行く。ついでに俺も部屋を出る。
「ヨミトさん。どこへ行くつもりですか?」
「散歩だよ散歩」
「えー、怪しい……」
「本当本当」
パープルにジト目で見送られながら、そそくさと部屋を出る。
「ご主人様、今宵もお供しますわ」
「ああそれじゃ一緒に行こう」
エリザは風呂じゃなかったようだな。部屋の外で蝙蝠形態のエリザと合流し、宿を出る。今日も吸血に行こう。
「ん、今日は女将がロビーにいないな。珍しい」
「そうですわね。掃除でもしているんでしょうか?」
ここ一週間、俺(とエリザ)は毎晩娼館に遊びに行っていたのだが、その度に宿の女将に無言で見送られていた。
この時間帯は雇いのスタッフもいないので、女将はいつもロビー付近で仕事をしているはずだ。そのはずなのだが、今日は違うな。
まあどうでもいいかそんなことは。
「今日は良い月が出ているな。夜の散歩をしてから血を吸いに行こうか」
「ええそうしましょう」
俺たちは人目がないことを確認すると、猫の姿に変身する。そうして猫の姿のまま、宿の周囲をぶらりと散歩してから娼館に行くことにした。
人の姿では入れない狭い道を通っていく猫の姿での散歩は、結構楽しい。短い距離でも長いこと歩いた気になれるしお得だ。
風呂場沿いの塀の上を歩いていく。まずは男湯が見えてくる。
「お、ノビルだ」
夜遅い時間だからか、男湯にはノビルしかいなかった。
「あと三十秒……」
ノビルは露天風呂の脇に設置されている打ち湯に打たれながら滝行みたいなことをしていた。結構な湯量だから、確かにちょっとした修行になりそうだ。
「温泉に入っている時までトレーニングとは、暑苦しい坊やですわね」
「ほっとけ。猫が喋るんじゃねえ」
猫姿のエリザに冷やかされ、ノビルはしっしと手を振る。
俺たちは猫じゃないぞ、吸血鬼だぞ。
「お、レイラとメリッサだ」
続いて塀伝いに歩いていると、今度は女湯の方に出る。
「一週間毎日温泉なんて豪勢ね」
「鋼等級になれば世界が変わるってよく聞くが本当だな。稼ぎが全然違うぜ」
女湯の露天風呂にレイラとメリッサが仲良く喋りながらやって来るのを、ちょうど目撃することになった。男湯と同じく、夜なので入浴客は二人以外にいないね。
風呂場なので、二人共、あられもない格好を見せている。色んな部分が丸出しだ。
だが性欲を超越した吸血鬼となった俺にはピクリとも来ない。健康的な肢体で美味しそうな血を持ってそうだな、としか思わない。前世の俺だったら鼻血ブーものだったかもしれないけどね。
エリザと一緒に美人の裸体観賞していると、向こうも俺たちに気づいたようで、二人は呆れた目でこちらを見る。
「お二人とも、何をしてるんですか?」
「散歩だよ。夜の散歩。その後、いつものように娼婦の血を頂こうかとね」
「やっぱりですか。ここはダンジョンじゃないので、好き勝手やって正体がバレないように最大限気をつけてくださいよ?」
「言われるまでもなくわかってるさ。お気遣いありがとうレイラ。それじゃごゆっくり」
俺たちの身バレを心配する心優しいレイラのお小言を頂戴しながら、女湯を後にする。
そのまま女風呂の塀伝いに歩いていき、途中で地面に飛び降りて、藪を通っていく。草むらの中で襲い掛かってきた蛇を猫パンチで吹き飛ばし、さらに進む。
「あれ、こんな所にも温泉あったんだな」
「そのようですわね」
エリザと一緒に猫になって遊びながら宿の周りを探検していると、こじんまりとしたつくりの露天風呂らしき場所を発見した。木藪と木製の塀で囲まれており、外部からは見えない格好となっている。秘密の隠し湯って感じの所だ。
「従業員用かな? それとも宿の女将のプライベート温泉か?」
「調べに行きましょうか」
「そうだな」
興味を引かれたので、覗きに行くことにした。湯を浴びる音が響いているので誰か入っているのは間違いない。もしかしたらロビーにいなかった宿の女将かもしれない。
俺たちはその建物にそっと近づいていった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない
仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。
トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。
しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。
先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる