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五章
宿泊者名簿No.17 勇者ライト4/10(裏切り)
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チームを組めたことで受注できる任務の種類が大幅に増えた。
特に王都近隣で発生したモンスターの討伐依頼を受けられることになったのは本当に嬉しかった。農場やドブさらいの仕事から解放され、やっと冒険者らしいことができて、名を上げられる機会がやって来たと思えたからね。
「なんかごめん。俺とセインだけ鋼に上がっちゃってさ」
「俺たちのことは気にしないでくれ。怖気づいて棄権した俺たちが悪いんだ。気にせずパーっと盛り上がってくれ」
「それじゃお言葉に甘えて。乾杯!」
人生良いことは重なるもんだと思った。俺とセインは初めて受けた鋼等級試験ですんなり合格することができた。
ズークたちが試験を棄権したのは残念だったけど、バジリスクと聞けば怖気づいても仕方ないだろう。勝てないと思ったら引くのも勇気だ。だから特段何か思う所はなかった。
呪われし四人組なんて世間では言われているらしいズークたちであるが、一緒に任務を重ねていると、所詮は呪いなんて迷信なんだって思えた。偶々不幸が立て続けに起こり、それを見て世間の人が好き勝手に言っているだけだと思えた。
「バジリスクに怖気づいたクソザコの俺たちだけど、ライトとセインちゃんの下で頑張ればいつか試練を乗り越えられる気がするよ。いつか名誉挽回してみせるぜ!」
「その意気だよ」
ズークたちは俺たちのおかげで名誉が挽回できると喜んでいた。
喜ぶ彼らを見て、俺たちも嬉しかった。ズークたちとチームを組んで本当に良かったと思った。
心から信頼できる仲間を見つけられ、やっと夢に向かって一歩前進した――この時はそう思っていたんだ。
「ハザマ村からの救援要請? 盗賊拠点の調査任務?」
「ああ。周辺ギルドも匙投げてるみたいで、村人たちが困ってるみたいだ」
鋼等級に昇格して間もなくのことだったろうか。ズークたちが新しく受ける任務の提案をしてきた。
「そうか。困ってる人は助けてあげたいよね」
「どうだ? 今の俺たちならきっと達成できると思うんだが。ライトならいけるって」
「そうだね。みんな賛成のようだし、受けてみよっか。たまには遠出もいいかもね。対人間の戦闘経験も積みたいところだし」
「じゃあ決まりだな。ギルドに書類提出してくるぜ」
「うんよろしく」
賊の頭が鋼等級かもしれないという噂が気になったものの、俺たちはその依頼を受けてみることにした。
俺もセインも鋼等級だ。途中棄権したとはいえ、ズークたちもそれなりの実力はある。何の問題もないと思った。
「――へへ」
「ん? ズーク、何か言った?」
「いや何でもねえぜ」
「そうか。それじゃあ、明後日の早朝に出発しようと思うから、各自準備をしよう」
「おうよ!」
こうして俺たちは、盗賊の拠点調査任務のため、ハザマ村へと向かうことになった。王都を出発し、およそ五日かけ、ハザマに到着する。
「なあせっかく温泉が出る村に来たんだから、初日は温泉宿に泊まってみねえか?」
村に着くと、ズークたちがそう提案してきた。
「いつまで滞在することになるかわからないし、あんまり贅沢は……」
「初日くらいいいだろ? 俺たちがライトとセインちゃんの分も奢ってやるからそうしようぜ?」
「え、そんな奢ってもらうわけには……」
「いいっていいって。ライトとセインちゃんのおかげで、俺たち四人は救われたんだからよ。今までのお礼も兼ねて奢らせてくれって」
「そうだよ」
「俺たちゃ感謝してるんだぜ?」
「素直に奢られとけって勇者様と聖女様」
「みんな……」
ズークたちは今までのお礼だと言って、俺とセインの分の温泉宿代を払ってくれると言った。
俺とセインは感動した。本当にいい仲間に巡り合えたと思ったんだ。
「どうするセイン?」
「ズークさんたちがそう言うならばお言葉に甘えましょうか」
「そうだね」
俺とセインはズークたちの善意を受け取ることにした。
「あぁ、こんな極楽がこの世にあるなんて……」
「ライト、来て良かっただろ?」
「うん、ありがとう。ズーク」
「へへ、いいってことよ。このくらいなぁ。へへへ」
「……?」
温泉は気持ちよく、今までに感じたことのない心地よさを感じることができた。
ズークたちも同じ気持ちだったのか、今までにないくらいの笑顔を浮かべていて、少し気味が悪いくらいだった。
「ズークたち、どこに行くんだ?」
「コレだよ。遅くなるかもしれねえ。セインちゃんには黙っておいてくれよな」
「ライトも来るか?」
「いや俺はいいよ。明日も早いからハメを外しすぎないようにね」
「おうよ」
ズークたちは夜中にこそこそと出かけていった。どうやら女を買いに行くらしかった。
買春など悪徳である。神に背く道だと注意したい気持ちもあったが、初日くらいならと、この時は見逃すことにした。村についたばかりでチームがギクシャクするのは嫌だったからね。
そうして、俺は独り寂しく布団の中へと入った。
(ズークたちは今頃……俺もセインと……隣の部屋で……。くっ、俺は何を考えているんだ!)
ズークたちとチームを組んでからというもの、討伐任務を多くこなすようになり、多くの魔物を倒すようになった。数多の魔物を倒して女神エビス様のご加護を受けた俺の身体は、日に日に精力が溢れるようになっていた。
体力が有り余り、寝る前には変な想像ばかりが頭をよぎった。共同生活を送っていた時に不意に見てしまったセインの裸体が頭から離れなかった。
(くそ、寝る前にもう一回お風呂にでも入ってこよう……)
セインのことが頭から離れず、このままでは大切な彼女を頭の中で犯すという悪徳行為に及んでしまうと思ったので、気分転換のためにお風呂に入ることにした。熱い温泉に入ってその後に冷水を浴びるということを繰り返すと、荒ぶれる心も幾分か和らいだ。
暇さえあれば女犯のことばかり考えてしまう己の未熟さを情けなく思い、その日は就寝したのであった。
「まずはトロの森を探索してみることにしようぜ。“韋駄天”って奴らが消息を絶ったのはそっちの森らしいしよぉ。盗賊の拠点がある可能性は高いと思うぜ」
「そうだね。ズークの言う通り、まずはトロの森を探索しようか」
温泉宿に泊まるという贅沢をして英気を養った翌日。俺たちは早速探索を開始し、トロの森に入って行った。
こことは違うがトロの森には何度か入ったことがあるので、植生やら出現する魔物の種類などは十分に把握していた。だから探索に大きな支障はなかった。
珍しく斥候役を買って出たズークたちの後を追い、俺たちは森の奥へ奥へと進んでいった。道中、魔物と遭遇することはあったものの、特に大きな問題はなかった。
「この先には小さな洞穴があるだけで何もなかったぜ。なあ、ここいらで休憩にしようぜ。だいぶ歩いただろ」
「そうだね」
お昼近くになり、昼食をとることになった。ズークたちが珍しく昼食作りを買って出てくれたので、彼らに任せることにした。
俺とセインは近くあった巨木の根に腰を下ろして駄弁る。
「今日はどうやらこのまま森林浴に来ただけで終わりそうだねセイン」
「そうね。でもまだ初日だし、焦る必要はないと思うわ」
辺りには俺たちの気配しかない。盗賊たちの気配などない。静かな森の中でセインと二人で語り合う。息を大きく吸い込めば、ズークたちが作る昼食の良い匂いだけが漂ってくる。
穏やかな時間だった。いつまでもずっとこうしていたいと思えるようなそんな時間だった。
だがそんな仮初の穏やかな時間はすぐに終わりを迎えることになるのである。
「ほいよ、ライトにセインちゃん。オイラの故郷の特製スープだ。不味かったら勘弁な」
「野営のご飯になんて期待してないから大丈夫だよ。それに俺たちは貧乏舌だしね」
「そう言ってくれると助かるよ。さあたんと召し上がってくれ。おかわりもあるぞ」
「うん。それじゃセイン、頂こうか」
「はい。頂きます」
食材、食事を作ってくれたズークたち、それから今日の糧を与えてくれたエビス様に感謝を捧げながら、俺たちは食事に手をつけた。
(本当に不味いやこれ……でもせっかくの好意を無下にするわけにはいかないなぁ)
変な味がして不味かったが、ズークたちが一生懸命作ったと思って頑張って食べた。故郷の味だと言われて、食べるのを期待するような目で見られて、残せるはずがなかった。セインも同じ気持ちだったらしい。
「あれ、なんだか……急に眠気が……食べ過ぎちゃったのかな?」
「ライト? あれ、私も……なんだか……」
全部食べ終えた頃だったろうか。急に目の前が真っ暗になる感覚があった。
それはセインも同じようだった。二人して意識がだんだんと遠のいていく。
でもこの時はまだ不思議と焦っていなかった。仮に眠りに落ちても、ズークたちが傍にいる。彼らが揺り起こしてくれると思っていたからね。完全に信頼しきっていたんだ。
「――へへ。よし、運び入れるぞ」
「おう」
意識を失う間際、そんな声が聞こえてきた気がした。
ズークたちが見知らぬ怪しい男たちと親しげに話している。その時は眠りに落ちる前の夢だと思った。
だがそれは夢ではなかった。
現実とは残酷なものである。俺たちは目が覚めると同時、地獄を味わうことになったのだ。
特に王都近隣で発生したモンスターの討伐依頼を受けられることになったのは本当に嬉しかった。農場やドブさらいの仕事から解放され、やっと冒険者らしいことができて、名を上げられる機会がやって来たと思えたからね。
「なんかごめん。俺とセインだけ鋼に上がっちゃってさ」
「俺たちのことは気にしないでくれ。怖気づいて棄権した俺たちが悪いんだ。気にせずパーっと盛り上がってくれ」
「それじゃお言葉に甘えて。乾杯!」
人生良いことは重なるもんだと思った。俺とセインは初めて受けた鋼等級試験ですんなり合格することができた。
ズークたちが試験を棄権したのは残念だったけど、バジリスクと聞けば怖気づいても仕方ないだろう。勝てないと思ったら引くのも勇気だ。だから特段何か思う所はなかった。
呪われし四人組なんて世間では言われているらしいズークたちであるが、一緒に任務を重ねていると、所詮は呪いなんて迷信なんだって思えた。偶々不幸が立て続けに起こり、それを見て世間の人が好き勝手に言っているだけだと思えた。
「バジリスクに怖気づいたクソザコの俺たちだけど、ライトとセインちゃんの下で頑張ればいつか試練を乗り越えられる気がするよ。いつか名誉挽回してみせるぜ!」
「その意気だよ」
ズークたちは俺たちのおかげで名誉が挽回できると喜んでいた。
喜ぶ彼らを見て、俺たちも嬉しかった。ズークたちとチームを組んで本当に良かったと思った。
心から信頼できる仲間を見つけられ、やっと夢に向かって一歩前進した――この時はそう思っていたんだ。
「ハザマ村からの救援要請? 盗賊拠点の調査任務?」
「ああ。周辺ギルドも匙投げてるみたいで、村人たちが困ってるみたいだ」
鋼等級に昇格して間もなくのことだったろうか。ズークたちが新しく受ける任務の提案をしてきた。
「そうか。困ってる人は助けてあげたいよね」
「どうだ? 今の俺たちならきっと達成できると思うんだが。ライトならいけるって」
「そうだね。みんな賛成のようだし、受けてみよっか。たまには遠出もいいかもね。対人間の戦闘経験も積みたいところだし」
「じゃあ決まりだな。ギルドに書類提出してくるぜ」
「うんよろしく」
賊の頭が鋼等級かもしれないという噂が気になったものの、俺たちはその依頼を受けてみることにした。
俺もセインも鋼等級だ。途中棄権したとはいえ、ズークたちもそれなりの実力はある。何の問題もないと思った。
「――へへ」
「ん? ズーク、何か言った?」
「いや何でもねえぜ」
「そうか。それじゃあ、明後日の早朝に出発しようと思うから、各自準備をしよう」
「おうよ!」
こうして俺たちは、盗賊の拠点調査任務のため、ハザマ村へと向かうことになった。王都を出発し、およそ五日かけ、ハザマに到着する。
「なあせっかく温泉が出る村に来たんだから、初日は温泉宿に泊まってみねえか?」
村に着くと、ズークたちがそう提案してきた。
「いつまで滞在することになるかわからないし、あんまり贅沢は……」
「初日くらいいいだろ? 俺たちがライトとセインちゃんの分も奢ってやるからそうしようぜ?」
「え、そんな奢ってもらうわけには……」
「いいっていいって。ライトとセインちゃんのおかげで、俺たち四人は救われたんだからよ。今までのお礼も兼ねて奢らせてくれって」
「そうだよ」
「俺たちゃ感謝してるんだぜ?」
「素直に奢られとけって勇者様と聖女様」
「みんな……」
ズークたちは今までのお礼だと言って、俺とセインの分の温泉宿代を払ってくれると言った。
俺とセインは感動した。本当にいい仲間に巡り合えたと思ったんだ。
「どうするセイン?」
「ズークさんたちがそう言うならばお言葉に甘えましょうか」
「そうだね」
俺とセインはズークたちの善意を受け取ることにした。
「あぁ、こんな極楽がこの世にあるなんて……」
「ライト、来て良かっただろ?」
「うん、ありがとう。ズーク」
「へへ、いいってことよ。このくらいなぁ。へへへ」
「……?」
温泉は気持ちよく、今までに感じたことのない心地よさを感じることができた。
ズークたちも同じ気持ちだったのか、今までにないくらいの笑顔を浮かべていて、少し気味が悪いくらいだった。
「ズークたち、どこに行くんだ?」
「コレだよ。遅くなるかもしれねえ。セインちゃんには黙っておいてくれよな」
「ライトも来るか?」
「いや俺はいいよ。明日も早いからハメを外しすぎないようにね」
「おうよ」
ズークたちは夜中にこそこそと出かけていった。どうやら女を買いに行くらしかった。
買春など悪徳である。神に背く道だと注意したい気持ちもあったが、初日くらいならと、この時は見逃すことにした。村についたばかりでチームがギクシャクするのは嫌だったからね。
そうして、俺は独り寂しく布団の中へと入った。
(ズークたちは今頃……俺もセインと……隣の部屋で……。くっ、俺は何を考えているんだ!)
ズークたちとチームを組んでからというもの、討伐任務を多くこなすようになり、多くの魔物を倒すようになった。数多の魔物を倒して女神エビス様のご加護を受けた俺の身体は、日に日に精力が溢れるようになっていた。
体力が有り余り、寝る前には変な想像ばかりが頭をよぎった。共同生活を送っていた時に不意に見てしまったセインの裸体が頭から離れなかった。
(くそ、寝る前にもう一回お風呂にでも入ってこよう……)
セインのことが頭から離れず、このままでは大切な彼女を頭の中で犯すという悪徳行為に及んでしまうと思ったので、気分転換のためにお風呂に入ることにした。熱い温泉に入ってその後に冷水を浴びるということを繰り返すと、荒ぶれる心も幾分か和らいだ。
暇さえあれば女犯のことばかり考えてしまう己の未熟さを情けなく思い、その日は就寝したのであった。
「まずはトロの森を探索してみることにしようぜ。“韋駄天”って奴らが消息を絶ったのはそっちの森らしいしよぉ。盗賊の拠点がある可能性は高いと思うぜ」
「そうだね。ズークの言う通り、まずはトロの森を探索しようか」
温泉宿に泊まるという贅沢をして英気を養った翌日。俺たちは早速探索を開始し、トロの森に入って行った。
こことは違うがトロの森には何度か入ったことがあるので、植生やら出現する魔物の種類などは十分に把握していた。だから探索に大きな支障はなかった。
珍しく斥候役を買って出たズークたちの後を追い、俺たちは森の奥へ奥へと進んでいった。道中、魔物と遭遇することはあったものの、特に大きな問題はなかった。
「この先には小さな洞穴があるだけで何もなかったぜ。なあ、ここいらで休憩にしようぜ。だいぶ歩いただろ」
「そうだね」
お昼近くになり、昼食をとることになった。ズークたちが珍しく昼食作りを買って出てくれたので、彼らに任せることにした。
俺とセインは近くあった巨木の根に腰を下ろして駄弁る。
「今日はどうやらこのまま森林浴に来ただけで終わりそうだねセイン」
「そうね。でもまだ初日だし、焦る必要はないと思うわ」
辺りには俺たちの気配しかない。盗賊たちの気配などない。静かな森の中でセインと二人で語り合う。息を大きく吸い込めば、ズークたちが作る昼食の良い匂いだけが漂ってくる。
穏やかな時間だった。いつまでもずっとこうしていたいと思えるようなそんな時間だった。
だがそんな仮初の穏やかな時間はすぐに終わりを迎えることになるのである。
「ほいよ、ライトにセインちゃん。オイラの故郷の特製スープだ。不味かったら勘弁な」
「野営のご飯になんて期待してないから大丈夫だよ。それに俺たちは貧乏舌だしね」
「そう言ってくれると助かるよ。さあたんと召し上がってくれ。おかわりもあるぞ」
「うん。それじゃセイン、頂こうか」
「はい。頂きます」
食材、食事を作ってくれたズークたち、それから今日の糧を与えてくれたエビス様に感謝を捧げながら、俺たちは食事に手をつけた。
(本当に不味いやこれ……でもせっかくの好意を無下にするわけにはいかないなぁ)
変な味がして不味かったが、ズークたちが一生懸命作ったと思って頑張って食べた。故郷の味だと言われて、食べるのを期待するような目で見られて、残せるはずがなかった。セインも同じ気持ちだったらしい。
「あれ、なんだか……急に眠気が……食べ過ぎちゃったのかな?」
「ライト? あれ、私も……なんだか……」
全部食べ終えた頃だったろうか。急に目の前が真っ暗になる感覚があった。
それはセインも同じようだった。二人して意識がだんだんと遠のいていく。
でもこの時はまだ不思議と焦っていなかった。仮に眠りに落ちても、ズークたちが傍にいる。彼らが揺り起こしてくれると思っていたからね。完全に信頼しきっていたんだ。
「――へへ。よし、運び入れるぞ」
「おう」
意識を失う間際、そんな声が聞こえてきた気がした。
ズークたちが見知らぬ怪しい男たちと親しげに話している。その時は眠りに落ちる前の夢だと思った。
だがそれは夢ではなかった。
現実とは残酷なものである。俺たちは目が覚めると同時、地獄を味わうことになったのだ。
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