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六章
港町イティーバ19/19(一戦交えて)
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回収したお宝は島にいる別働隊に渡して、ダンジョンに運び入れさせる。手ぶらになった所で、森に退避したレイラたちと合流する。
「ヨミトさんたち!? ご無事でしたか!? 心配しましたよ!」
戻ると、パープルが慌てて駆け寄ってくる。
完全に死んだと思っていたらしい。熱烈に生還を喜ばれることとなった。
「魔道砲のおかげでマーマンが死にまくって助かったんだよ。なあエリザ」
「ええ。私たちは避けているだけでしたわ」
「そうでしたか、よくぞご無事で……。本当、よかったですよ」
吸血鬼の姿になって敵を片っ端から蹂躙していたなんて言えるはずもなく、適当に嘘をついておく。
「それにしても何故魔道砲の攻撃が……。マーマンの大発生を察知した軍かそれに協力したヴェッセルが撃ったんでしょうか?」
「そうかもねえ」
「そんな……島には僕たちがいるっていうのに、あんまりですよぉ」
パープルは軍の攻撃に俺たちが巻き込まれたと思っているようだ。ダンジョンマスターが関わっているとはわかっていない様子。まあ無理もない。
本当はマーマンとあの武装船は繋がっているというのに。間違いなくマミヤの手の者だろう。
「もうこの島の捜索なんてやってられません。明日の朝一で狼煙を上げて撤退しましょう」
「そうだね」
騒動が一段落すると、パープルはようやく落ち着きを取り戻した。
「さて晩ご飯は何にしようか。煮炊きの準備を……」
「そんなの駄目ですよ! 煮炊きは厳禁です! マーマンがまた襲ってくるかもしれないんですよ!」
冷静になったパープルは焚き火を最小限にして敵の攻撃に備えようと、尤もなことを言い始める。
この島には既に俺の眷属の蝙蝠たちを配備してあるから備えなくてもいいんだけど、そんなことは言えないので好きにさせるしかない。
「エリザ、ここは任せる。そこらへんにいる蝙蝠を俺の身代わりにしておいてくれ。俺は九の島で陣を張ってるイノコの様子を見てくるよ」
「かしこまりましたわ」
煮炊きを伴わない粗末な夕飯前。エリザにこの場を預け、俺は吸血鬼の姿となって飛び、九の島へと移動した。
九の島の砂浜には、イノコ率いる我がダンジョンの部隊が陣を張っていた。
「イノコ、こっちはどうだった?」
「マーマンの襲撃ではそれほど被害がなかったのですが、敵味方問わないあの砲撃によって、残念ながら少なくない犠牲が出てしまいました」
「そうか……残念だ」
イノコは犠牲を最小限にすべく采配をとったようだが、少なくない被害が出たようだ。
幹部級の討ち死にはないものの、一般兵士はそれなりに死んだようだ。敵味方問わないあの捨て身の砲火攻撃で被害が出ない方が無理だろう。
「ダンジョンに連れ帰ったら丁重に葬ってやってくれ」
「はい」
戦争に犠牲はつきもの。相手に与えた損害に比べればこちらの損害はかなり少ないが、それでも失ったものの大小は計れない。
黄泉に旅立った戦士たちに哀悼を捧げておく。「おお偉大なる息子たちよ! オイラたちよりも先に逝きやがって!」と号泣するタロウたちと一緒に嘆き悲しむ。
「あ、イノコ。これは君にお土産だ」
味方の遺体の搬送を終えた後、気分を変えようと、イノコにお土産を渡す。
武装船の中で戦った、例のサポートキャラと思われるイカ女の下半身から剥ぎ取った脚だ。見た目は大きなイカの脚にしか見えない。
「わーい。ありがとうございます。ぱくり」
イカの脚を受け取ったイノコは、そのままかぶりついていく。
「そのまま食うのか……」
「え、駄目でしたか?」
「いやイノコへのお土産だから好きにしてくれて構わないよ。でも調理した方が美味くないか?」
「そうかもですけど、素材そのままの味も私は好きなのですよ」
「そうか。ならば何も言うまい」
煮付けにでもして食うかと思ったが、お腹が減っていたのか、イノコはそのままパクパクと食べ始める。
オークであるイノコからしたら、イカの刺身みたいな感覚なんだろう。あのイカ女の脚だと思うと俺は食う気になれんな。血液は別として。
(お、ラーニングしたようだな)
メニューを開いて眷属一覧からイノコのステータスを確認する。
イカ女の身体の一部を食べたイノコは、スキル【吸食】の効果により、スキル【墨吐】を習得していた。俺たちが覚えたのと同じだな。
エリザに次ぐ戦力であるイノコがパワーアップして嬉しい限りだ。相手の戦力を奪い、こちらの戦力を強化する。着実にアドバンテージを稼げているな。
「イノコ、他に変わったことはなかったか?」
「そうですねぇ……」
イノコは残るイカ脚をもしゃもしゃと食べながら、説明してくれる。
「物見によると、海の底に転移陣と思われる構造物を発見したようです。ただ、しばらくすると全て消えてしまったようですよ」
撤退するマーマンを追撃したゴブリン兵によると、沿岸近くの海の底に無数の転移陣があるのを発見したらしい。ただ、その転移陣は既に全て閉じられているようだ。
(なるほどな。船と海の底に転移陣が設置されていたのか。道理でこの島をいくら探ってもダンジョンの痕跡が見つからなかったわけだ)
島を探っても何も見つからなかった理由が判明した。船もそうだが、海の底というのも盲点だったな。
「その転移陣があったって場所を確認しておきたい。教えてくれるか?」
「はい。かしこまりました」
イノコの案内で、転移陣があったという場所の一つを調べてみる。
(なるほどここか。確かに盲点だ)
浅瀬から少し深くなった場所。干潮時でも海に沈んでいる、まず人が立ち入らないであろう海底。しかも岩陰に転移陣が設置されていたらしい。
これでは普通気づかない。マミヤめ、中々知恵が働くようだ。
(どっちにしろ、海底設置の転移陣だとゴブリンたちを送り込むのは厳しかっただろうなな……)
マミヤのダンジョンは追撃し辛い場所に入口があった。船は動くし、船内は狭いので一度に攻め入ることはできない。海底はそれこそ、マーマンの部隊でもなければ一気に攻め込むことはできないだろう。
(どこか他に攻め込むに手頃な転移陣はないだろうか? いや、仮に攻め込んだ所で不味いかもな……)
無理して攻め込んだ所で、ダンジョン内部の防衛構造も水辺になっているかもしれない。下手すりゃ水中かもしれない。そうだとすると、マーマンの狩場にわざわざ迷い込むことになってしまって大損害は免れない。
少数精鋭を送り込むにしても、リスクを考えると二の足を踏んでしまう。敵の本拠地にはどんな罠が潜んでいるかわからない。さっき俺とエリザが攻略した武装船とは危険度が段違いだ。
こりゃ正攻法的にダンジョンを攻略するのは諦めた方がいいかもしれないな。搦め手を使うしかないか。
(やるなマミヤめ)
今回の敵であるマミヤは一筋縄ではいかない相手のようだ。シブヘイとは頭の出来が違うな。
(さて、どうしたものか……)
完全に夕日が沈み、真っ黒になった海。潮風に混じる戦禍の余韻(血の匂い)を感じつつ、俺はマミヤのダンジョン攻略の糸口を考えるのであった。
「ヨミトさんたち!? ご無事でしたか!? 心配しましたよ!」
戻ると、パープルが慌てて駆け寄ってくる。
完全に死んだと思っていたらしい。熱烈に生還を喜ばれることとなった。
「魔道砲のおかげでマーマンが死にまくって助かったんだよ。なあエリザ」
「ええ。私たちは避けているだけでしたわ」
「そうでしたか、よくぞご無事で……。本当、よかったですよ」
吸血鬼の姿になって敵を片っ端から蹂躙していたなんて言えるはずもなく、適当に嘘をついておく。
「それにしても何故魔道砲の攻撃が……。マーマンの大発生を察知した軍かそれに協力したヴェッセルが撃ったんでしょうか?」
「そうかもねえ」
「そんな……島には僕たちがいるっていうのに、あんまりですよぉ」
パープルは軍の攻撃に俺たちが巻き込まれたと思っているようだ。ダンジョンマスターが関わっているとはわかっていない様子。まあ無理もない。
本当はマーマンとあの武装船は繋がっているというのに。間違いなくマミヤの手の者だろう。
「もうこの島の捜索なんてやってられません。明日の朝一で狼煙を上げて撤退しましょう」
「そうだね」
騒動が一段落すると、パープルはようやく落ち着きを取り戻した。
「さて晩ご飯は何にしようか。煮炊きの準備を……」
「そんなの駄目ですよ! 煮炊きは厳禁です! マーマンがまた襲ってくるかもしれないんですよ!」
冷静になったパープルは焚き火を最小限にして敵の攻撃に備えようと、尤もなことを言い始める。
この島には既に俺の眷属の蝙蝠たちを配備してあるから備えなくてもいいんだけど、そんなことは言えないので好きにさせるしかない。
「エリザ、ここは任せる。そこらへんにいる蝙蝠を俺の身代わりにしておいてくれ。俺は九の島で陣を張ってるイノコの様子を見てくるよ」
「かしこまりましたわ」
煮炊きを伴わない粗末な夕飯前。エリザにこの場を預け、俺は吸血鬼の姿となって飛び、九の島へと移動した。
九の島の砂浜には、イノコ率いる我がダンジョンの部隊が陣を張っていた。
「イノコ、こっちはどうだった?」
「マーマンの襲撃ではそれほど被害がなかったのですが、敵味方問わないあの砲撃によって、残念ながら少なくない犠牲が出てしまいました」
「そうか……残念だ」
イノコは犠牲を最小限にすべく采配をとったようだが、少なくない被害が出たようだ。
幹部級の討ち死にはないものの、一般兵士はそれなりに死んだようだ。敵味方問わないあの捨て身の砲火攻撃で被害が出ない方が無理だろう。
「ダンジョンに連れ帰ったら丁重に葬ってやってくれ」
「はい」
戦争に犠牲はつきもの。相手に与えた損害に比べればこちらの損害はかなり少ないが、それでも失ったものの大小は計れない。
黄泉に旅立った戦士たちに哀悼を捧げておく。「おお偉大なる息子たちよ! オイラたちよりも先に逝きやがって!」と号泣するタロウたちと一緒に嘆き悲しむ。
「あ、イノコ。これは君にお土産だ」
味方の遺体の搬送を終えた後、気分を変えようと、イノコにお土産を渡す。
武装船の中で戦った、例のサポートキャラと思われるイカ女の下半身から剥ぎ取った脚だ。見た目は大きなイカの脚にしか見えない。
「わーい。ありがとうございます。ぱくり」
イカの脚を受け取ったイノコは、そのままかぶりついていく。
「そのまま食うのか……」
「え、駄目でしたか?」
「いやイノコへのお土産だから好きにしてくれて構わないよ。でも調理した方が美味くないか?」
「そうかもですけど、素材そのままの味も私は好きなのですよ」
「そうか。ならば何も言うまい」
煮付けにでもして食うかと思ったが、お腹が減っていたのか、イノコはそのままパクパクと食べ始める。
オークであるイノコからしたら、イカの刺身みたいな感覚なんだろう。あのイカ女の脚だと思うと俺は食う気になれんな。血液は別として。
(お、ラーニングしたようだな)
メニューを開いて眷属一覧からイノコのステータスを確認する。
イカ女の身体の一部を食べたイノコは、スキル【吸食】の効果により、スキル【墨吐】を習得していた。俺たちが覚えたのと同じだな。
エリザに次ぐ戦力であるイノコがパワーアップして嬉しい限りだ。相手の戦力を奪い、こちらの戦力を強化する。着実にアドバンテージを稼げているな。
「イノコ、他に変わったことはなかったか?」
「そうですねぇ……」
イノコは残るイカ脚をもしゃもしゃと食べながら、説明してくれる。
「物見によると、海の底に転移陣と思われる構造物を発見したようです。ただ、しばらくすると全て消えてしまったようですよ」
撤退するマーマンを追撃したゴブリン兵によると、沿岸近くの海の底に無数の転移陣があるのを発見したらしい。ただ、その転移陣は既に全て閉じられているようだ。
(なるほどな。船と海の底に転移陣が設置されていたのか。道理でこの島をいくら探ってもダンジョンの痕跡が見つからなかったわけだ)
島を探っても何も見つからなかった理由が判明した。船もそうだが、海の底というのも盲点だったな。
「その転移陣があったって場所を確認しておきたい。教えてくれるか?」
「はい。かしこまりました」
イノコの案内で、転移陣があったという場所の一つを調べてみる。
(なるほどここか。確かに盲点だ)
浅瀬から少し深くなった場所。干潮時でも海に沈んでいる、まず人が立ち入らないであろう海底。しかも岩陰に転移陣が設置されていたらしい。
これでは普通気づかない。マミヤめ、中々知恵が働くようだ。
(どっちにしろ、海底設置の転移陣だとゴブリンたちを送り込むのは厳しかっただろうなな……)
マミヤのダンジョンは追撃し辛い場所に入口があった。船は動くし、船内は狭いので一度に攻め入ることはできない。海底はそれこそ、マーマンの部隊でもなければ一気に攻め込むことはできないだろう。
(どこか他に攻め込むに手頃な転移陣はないだろうか? いや、仮に攻め込んだ所で不味いかもな……)
無理して攻め込んだ所で、ダンジョン内部の防衛構造も水辺になっているかもしれない。下手すりゃ水中かもしれない。そうだとすると、マーマンの狩場にわざわざ迷い込むことになってしまって大損害は免れない。
少数精鋭を送り込むにしても、リスクを考えると二の足を踏んでしまう。敵の本拠地にはどんな罠が潜んでいるかわからない。さっき俺とエリザが攻略した武装船とは危険度が段違いだ。
こりゃ正攻法的にダンジョンを攻略するのは諦めた方がいいかもしれないな。搦め手を使うしかないか。
(やるなマミヤめ)
今回の敵であるマミヤは一筋縄ではいかない相手のようだ。シブヘイとは頭の出来が違うな。
(さて、どうしたものか……)
完全に夕日が沈み、真っ黒になった海。潮風に混じる戦禍の余韻(血の匂い)を感じつつ、俺はマミヤのダンジョン攻略の糸口を考えるのであった。
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