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御曹司のやんごとなき恋愛事情.51
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黙って横に立っていた優子が、何やら様子がおかしいことに気づく。
「副社長、今、お部屋がダブルだとおっしゃいませんでしたか?どうして一緒の部屋なんですか?しかもダブルって・・・」
優子はまたしてもやられたと唇を噛んだ。
しかしこんな高級なホテルで大騒ぎするわけにはいかない。
「さあ、手配は全部栗本君に頼んだからな~」
などと、俊介はまたしてもしらばっくれている。
「他に空いてる部屋はないんですか?」
優子はフロントに掛け合った。
「あいにく満室でして・・・。申し訳ございません。他のホテルで空き室がないかお調べしましょうか」
などと丁寧な対応をしてくれるのがありがたいが、明日もあさイチから社長夫人と行動を共にしなければならない。
他のホテルに泊まるわけにはいかないだろう。
「いいえ、結構です・・・」
優子は空を仰いだ。
ああ・・・、やられた・・・。
三泊四日の間、俊介とずっと一緒だ。
それも夜まで。
油断していた・・・。
社長夫人が一緒だから、まさかそんな大胆なことはしないと勝手に思い込んでいた。
しかし、夫人はお仲間との付き合いで頭がいっぱいだ。
むしろ普段よりも、自分たち二人に対する関心は薄れているのだ。
俊介の作戦勝ちだ。
それでも優子は自分に出来るだけの抵抗は試みるつもりだ。
伊波のためにも、日本に帰った時の自分が激しい罪悪感に陥らないようにするためにも。
優子は黙って俊介の後に続いた。
ホテルマンに案内された部屋はかなりグレードの高い部屋だった。
不満などない・・・。
俊介と一緒の部屋で、しかもダブルだということ以外は・・・。
「いい部屋だな~。ほら窓から見える夜景も最高だぜ」
優子の反応などかまわず、俊介ははしゃいだ様子で言った。
「それはよかったですね」
優子は無視するわけにもいかず、とりあえずの相づちをうった。
「なんだよ~。優子はいつからそんな贅沢になったんだ?こんないい部屋なかなか泊まれないぜ?」
「そうでしょうね」
「ちぇっ・・・、せっかく二人っきりだっていうのに、冷たくするなよ」
俊介はもう完全に気分はあっちのモードに切り替わっている。
優子の腰に手を回すと体をグッと引き寄せた。
「わ、私はまだ仕事がありますから」
優子は必死で俊介を押しのけようとした。
「また、そんなこと言って。今日は十分働いたじゃないか・・・」
「でも、まだ今日の活動内容をまとめないと・・・」
「そんなの帰ってからでいいだろう?もうゆっくりしようぜ」
耳元で囁かれ、優子の体の芯がゾクリと震える。
ああ・・・、ダメ・・・。
またこうやって流されてしまう。
「副社長、今、お部屋がダブルだとおっしゃいませんでしたか?どうして一緒の部屋なんですか?しかもダブルって・・・」
優子はまたしてもやられたと唇を噛んだ。
しかしこんな高級なホテルで大騒ぎするわけにはいかない。
「さあ、手配は全部栗本君に頼んだからな~」
などと、俊介はまたしてもしらばっくれている。
「他に空いてる部屋はないんですか?」
優子はフロントに掛け合った。
「あいにく満室でして・・・。申し訳ございません。他のホテルで空き室がないかお調べしましょうか」
などと丁寧な対応をしてくれるのがありがたいが、明日もあさイチから社長夫人と行動を共にしなければならない。
他のホテルに泊まるわけにはいかないだろう。
「いいえ、結構です・・・」
優子は空を仰いだ。
ああ・・・、やられた・・・。
三泊四日の間、俊介とずっと一緒だ。
それも夜まで。
油断していた・・・。
社長夫人が一緒だから、まさかそんな大胆なことはしないと勝手に思い込んでいた。
しかし、夫人はお仲間との付き合いで頭がいっぱいだ。
むしろ普段よりも、自分たち二人に対する関心は薄れているのだ。
俊介の作戦勝ちだ。
それでも優子は自分に出来るだけの抵抗は試みるつもりだ。
伊波のためにも、日本に帰った時の自分が激しい罪悪感に陥らないようにするためにも。
優子は黙って俊介の後に続いた。
ホテルマンに案内された部屋はかなりグレードの高い部屋だった。
不満などない・・・。
俊介と一緒の部屋で、しかもダブルだということ以外は・・・。
「いい部屋だな~。ほら窓から見える夜景も最高だぜ」
優子の反応などかまわず、俊介ははしゃいだ様子で言った。
「それはよかったですね」
優子は無視するわけにもいかず、とりあえずの相づちをうった。
「なんだよ~。優子はいつからそんな贅沢になったんだ?こんないい部屋なかなか泊まれないぜ?」
「そうでしょうね」
「ちぇっ・・・、せっかく二人っきりだっていうのに、冷たくするなよ」
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優子の腰に手を回すと体をグッと引き寄せた。
「わ、私はまだ仕事がありますから」
優子は必死で俊介を押しのけようとした。
「また、そんなこと言って。今日は十分働いたじゃないか・・・」
「でも、まだ今日の活動内容をまとめないと・・・」
「そんなの帰ってからでいいだろう?もうゆっくりしようぜ」
耳元で囁かれ、優子の体の芯がゾクリと震える。
ああ・・・、ダメ・・・。
またこうやって流されてしまう。
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