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御曹司のやんごとなき恋愛事情.102
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「昼飯、ピザの宅配でもいいか?」
「いいですよ」
「何だか、俺の好みばかりですまないな」
「いいんですよ、私は好き嫌いありませんから」
「俺も好き嫌いなんかないぞ。何しろお前にしっかり躾けられたからな」
「それもそうですね」
「俺は好きなものがハッキリしてるだけだ」
あいかわらず子供みたいに目を輝かせている俊介を見て、優子はほっこりした気持ちになる。
宅配ビザでお腹を満たしたあとは、また流れにまかせて抱き合った。
ウトウトしながら抱き合い、キスをして、触れ合い、気分が高まればそのままセックスをした。
一晩中そんなことをして過ごし、朝を迎えた。
今日こそ本当に俊介はニューヨークに発つ。
しかし、昨日とは打って変わって、優子の心は満たされていた。
あれだけ愛し合えば当たり前だと言われそうだけれど・・・。
俊介は、また一か月後に三日間の休みを取って日本にやってくるらしい。
優子は熱いキスを交わすと、ウキウキした気持ちで会社に向かった。
出来るだけ普通に振る舞っていたつもりだったが、「佐竹さん、今日は何だか嬉しそうですね」と目聡い須藤には言われてしまった。
だけど、そんなことも気にならないくらい、優子の気持ちは晴れやかだった。
月一で俊介が帰国する生活も今月で丸一年になる。
そして、今まさに俊介が月一で帰国中なのだ。
さすがに優子のマンションに泊まっていることは秘密にしているが、最近では少し気持ちに余裕が出てきたのか、一日中優子にべったりという訳ではなく、本社にも顔を出したりするようになった。
唯一気がかりなのは、どのタイミングで会社を退くことを社長に告げるかだ。
俊介の帰国がまだ先である今、優子には日本で社長をサポートするという役目がある。
そんなわけで、優子はまだそのことを言い出せずにいた。
ようやくこの生活にも慣れてきたなと思っていた矢先、社長から話があるからと呼び出された。
特に呼び出される様な案件が思い当たらない。
優子は首をひねりながら社長室のドアをノックした。
「入りたまえ」
「失礼します」
社長室にはなぜか、俊介と栗本がすでに先客としてソファに座っていた。
俊介は嬉しそうな視線を優子に送ってきた。
昨晩は熱く愛し合い、今朝もお見送りのキスが長引きすぎて、危うく遅刻してしまいそうだったというのに・・・。
こんな風に顔を合わせるのは、やはりまだ気恥しい。
俊介はこのことを知っていたのか分からないが、今朝家を出るときは何も言っていなかった。
栗本は「お久しぶりです」とすました顔で優子に挨拶した。
「元気そうね、栗本さんは本当に環境適応能力が高いのね」
優子はいつも栗本に出し抜かれるため、嫌味の一つも言ってやりたかったが、結局は俊介と優子の一番の理解者であることも確かで・・・、やっぱり何も言えない。
一時は過労で弱気になっていた行成だが、俊介が副社長に就任したことが支えになったのか、今では以前にも増して精力的に仕事に取り組んでいた。
あんなに慌てて世代交代を考える必要はなかったのではと思ってしまうくらいに。
「お話があるとのことですが・・・」
「ああ・・・、俊介がニューヨークに行ってそろそろ一年だな」
「ええ・・・、そうでございますね」
「月日の経つのは早いものだな・・・」
「はい・・・」
行成の話が一向に見えてこない。
そして、俊介も栗本もそれに一切口を挟まない。
「いいですよ」
「何だか、俺の好みばかりですまないな」
「いいんですよ、私は好き嫌いありませんから」
「俺も好き嫌いなんかないぞ。何しろお前にしっかり躾けられたからな」
「それもそうですね」
「俺は好きなものがハッキリしてるだけだ」
あいかわらず子供みたいに目を輝かせている俊介を見て、優子はほっこりした気持ちになる。
宅配ビザでお腹を満たしたあとは、また流れにまかせて抱き合った。
ウトウトしながら抱き合い、キスをして、触れ合い、気分が高まればそのままセックスをした。
一晩中そんなことをして過ごし、朝を迎えた。
今日こそ本当に俊介はニューヨークに発つ。
しかし、昨日とは打って変わって、優子の心は満たされていた。
あれだけ愛し合えば当たり前だと言われそうだけれど・・・。
俊介は、また一か月後に三日間の休みを取って日本にやってくるらしい。
優子は熱いキスを交わすと、ウキウキした気持ちで会社に向かった。
出来るだけ普通に振る舞っていたつもりだったが、「佐竹さん、今日は何だか嬉しそうですね」と目聡い須藤には言われてしまった。
だけど、そんなことも気にならないくらい、優子の気持ちは晴れやかだった。
月一で俊介が帰国する生活も今月で丸一年になる。
そして、今まさに俊介が月一で帰国中なのだ。
さすがに優子のマンションに泊まっていることは秘密にしているが、最近では少し気持ちに余裕が出てきたのか、一日中優子にべったりという訳ではなく、本社にも顔を出したりするようになった。
唯一気がかりなのは、どのタイミングで会社を退くことを社長に告げるかだ。
俊介の帰国がまだ先である今、優子には日本で社長をサポートするという役目がある。
そんなわけで、優子はまだそのことを言い出せずにいた。
ようやくこの生活にも慣れてきたなと思っていた矢先、社長から話があるからと呼び出された。
特に呼び出される様な案件が思い当たらない。
優子は首をひねりながら社長室のドアをノックした。
「入りたまえ」
「失礼します」
社長室にはなぜか、俊介と栗本がすでに先客としてソファに座っていた。
俊介は嬉しそうな視線を優子に送ってきた。
昨晩は熱く愛し合い、今朝もお見送りのキスが長引きすぎて、危うく遅刻してしまいそうだったというのに・・・。
こんな風に顔を合わせるのは、やはりまだ気恥しい。
俊介はこのことを知っていたのか分からないが、今朝家を出るときは何も言っていなかった。
栗本は「お久しぶりです」とすました顔で優子に挨拶した。
「元気そうね、栗本さんは本当に環境適応能力が高いのね」
優子はいつも栗本に出し抜かれるため、嫌味の一つも言ってやりたかったが、結局は俊介と優子の一番の理解者であることも確かで・・・、やっぱり何も言えない。
一時は過労で弱気になっていた行成だが、俊介が副社長に就任したことが支えになったのか、今では以前にも増して精力的に仕事に取り組んでいた。
あんなに慌てて世代交代を考える必要はなかったのではと思ってしまうくらいに。
「お話があるとのことですが・・・」
「ああ・・・、俊介がニューヨークに行ってそろそろ一年だな」
「ええ・・・、そうでございますね」
「月日の経つのは早いものだな・・・」
「はい・・・」
行成の話が一向に見えてこない。
そして、俊介も栗本もそれに一切口を挟まない。
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