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一章
1話 【執事、ロボに迎撃される】
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あるのどかな昼下がり。銃声と共に事件は起きた。
「目標捕捉。パワーフルチャージ。攻撃準備OK。これより攻撃に移ります。」
猫耳のフードをかぶった幼い少女が小さな体に似合わない大きな銃火器をもって目の前の男に目を光らせていた。
「あー...待ってください一号さん。僕です、白火です。今城の買い出しから戻ってきたところなんですよ。なんで毎度毎度帰ってくる度に僕のこと殺そうとするんですか。」
見てくださいなんて言いながら男...改め執事は両手に提げた買い物袋を見せる。...が少女には通じない。それどころかまだ攻撃する隙を狙っている
「何故、との事ですが姫君の命令です。
変態が居たら駆除せよとの事でした。なので排除します。」
そして少女は問答無用と言わんばかりにガトリングを執事に向けて撃ち始めた
執事は「あぁ...埒が明かない。今度ユメさんに言って設定変えてもらお。てか、姫?姫って言いました?もしやこれは僕への愛か?」なんて言いながら玉を全て避けた。
そして目の前の少女に言った
「一号さん。ここ一帯には人も通るんですからガトリングは撃っちゃいけません。僕じゃなかったら死んでますよ。さて、姫に会いに行きましょ。取り敢えずお帰りのチューを...」
なんて言いながら執事は少女の手を握り城へ入っていった。
そして、執事と少女が去った後に執事そっくりの青年が現れて言った。
「あぁ...なんてこった。城の外壁がボロボロ...加えて木が一、二本折れてんじゃないですか。あのクソ兄貴とポンコツロボ...今度見かけたらただじゃおかない...。」
この国の二人目の執事、黒火である。
顔は兄そっくりだが何故か凄くモテる。ほら、今この時も
「キャー!あれ、黒火様じゃない!?超カッコイイー♡」
「うわー♡ほんとだ!黒火様ー!手振ってくださーい!」
めちゃくちゃ女の人に手振られてますよ
「あーどーも。お姉さん方。ここら辺危ないんでさっさと逃げた方いいですよ。」
なんてクールな...。てか冷たい。しかし、これで喜ぶお姉さま方...。洗脳でしょうか。
「あーやだやだ。城壁直すのはポンコツと兄貴に任せるとして、あとは木だな。...エリーさん。居ます?」
黒火がそう言うと空から声が聞こえた。
「くーろーちゃーーーーん!!!呼んだ?」
そしてズンっという音と共に女性が地面に降りてきた。
この女性は【エリー】王国のメイドである。
この女性も人間ではない。草花の妖精である。
「あー...呼びました呼びました。この木、直しておいてください。じゃ、俺は行きますんで。さいなら。」
そう言って溜息をつきながら城へ戻っていった。
そして残されたエリーは
「溜息をつきたいのはこっちだぞくろちゃん☆」
まったくもってその通りである
「目標捕捉。パワーフルチャージ。攻撃準備OK。これより攻撃に移ります。」
猫耳のフードをかぶった幼い少女が小さな体に似合わない大きな銃火器をもって目の前の男に目を光らせていた。
「あー...待ってください一号さん。僕です、白火です。今城の買い出しから戻ってきたところなんですよ。なんで毎度毎度帰ってくる度に僕のこと殺そうとするんですか。」
見てくださいなんて言いながら男...改め執事は両手に提げた買い物袋を見せる。...が少女には通じない。それどころかまだ攻撃する隙を狙っている
「何故、との事ですが姫君の命令です。
変態が居たら駆除せよとの事でした。なので排除します。」
そして少女は問答無用と言わんばかりにガトリングを執事に向けて撃ち始めた
執事は「あぁ...埒が明かない。今度ユメさんに言って設定変えてもらお。てか、姫?姫って言いました?もしやこれは僕への愛か?」なんて言いながら玉を全て避けた。
そして目の前の少女に言った
「一号さん。ここ一帯には人も通るんですからガトリングは撃っちゃいけません。僕じゃなかったら死んでますよ。さて、姫に会いに行きましょ。取り敢えずお帰りのチューを...」
なんて言いながら執事は少女の手を握り城へ入っていった。
そして、執事と少女が去った後に執事そっくりの青年が現れて言った。
「あぁ...なんてこった。城の外壁がボロボロ...加えて木が一、二本折れてんじゃないですか。あのクソ兄貴とポンコツロボ...今度見かけたらただじゃおかない...。」
この国の二人目の執事、黒火である。
顔は兄そっくりだが何故か凄くモテる。ほら、今この時も
「キャー!あれ、黒火様じゃない!?超カッコイイー♡」
「うわー♡ほんとだ!黒火様ー!手振ってくださーい!」
めちゃくちゃ女の人に手振られてますよ
「あーどーも。お姉さん方。ここら辺危ないんでさっさと逃げた方いいですよ。」
なんてクールな...。てか冷たい。しかし、これで喜ぶお姉さま方...。洗脳でしょうか。
「あーやだやだ。城壁直すのはポンコツと兄貴に任せるとして、あとは木だな。...エリーさん。居ます?」
黒火がそう言うと空から声が聞こえた。
「くーろーちゃーーーーん!!!呼んだ?」
そしてズンっという音と共に女性が地面に降りてきた。
この女性は【エリー】王国のメイドである。
この女性も人間ではない。草花の妖精である。
「あー...呼びました呼びました。この木、直しておいてください。じゃ、俺は行きますんで。さいなら。」
そう言って溜息をつきながら城へ戻っていった。
そして残されたエリーは
「溜息をつきたいのはこっちだぞくろちゃん☆」
まったくもってその通りである
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