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1.通学路
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リリリリ…とアラームの音が響く。
樹は勢いよく起き上がってアラームを止め、
すぐに制服に着替えて学校へ行くための準備を始めた。
「しまった、アラームを設定する時間…間違えたな。」
本当は入学式が始まる30分前に設定するはずだったが、時計は入学式15分前を指していた。
家から学校まで歩いて10分、急がなければ遅れてしまう時間だった。
準備を済ませた樹は朝御飯も食べずに、バタバタと急ぎ足で家を出ていった。
あぁ、暑い…ギラギラと照りつける日差しは、まだ春にはいったばかりというのに強い。
汗が垂れてくる。
これから入学式だというのに汗でびっしょりだ。
まわりの人達にどう思われるのだろうか心配だ。
そんな考え事をしていると、後ろ側から足音が聞こえてきた。
しかしその足音はすぐに樹を抜かした。
足音の正体は樹と身長が同じか少し低いくらいの少女だった。
少女も樹と同じように汗が垂れていてつい、
「ふふっ…」
と笑ってしまった。
少女は一瞬振り替えって、ムッとした表情でこちらを睨んできた。
それから少し歩いて、時間ギリギリで学校についた。
「間に合って良かったね。」
さっきの少女に樹は笑顔で話し掛けるが、少女は気まずそうに、
「…そうね。」
とだけ答えた。
樹は勢いよく起き上がってアラームを止め、
すぐに制服に着替えて学校へ行くための準備を始めた。
「しまった、アラームを設定する時間…間違えたな。」
本当は入学式が始まる30分前に設定するはずだったが、時計は入学式15分前を指していた。
家から学校まで歩いて10分、急がなければ遅れてしまう時間だった。
準備を済ませた樹は朝御飯も食べずに、バタバタと急ぎ足で家を出ていった。
あぁ、暑い…ギラギラと照りつける日差しは、まだ春にはいったばかりというのに強い。
汗が垂れてくる。
これから入学式だというのに汗でびっしょりだ。
まわりの人達にどう思われるのだろうか心配だ。
そんな考え事をしていると、後ろ側から足音が聞こえてきた。
しかしその足音はすぐに樹を抜かした。
足音の正体は樹と身長が同じか少し低いくらいの少女だった。
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「ふふっ…」
と笑ってしまった。
少女は一瞬振り替えって、ムッとした表情でこちらを睨んできた。
それから少し歩いて、時間ギリギリで学校についた。
「間に合って良かったね。」
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「…そうね。」
とだけ答えた。
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