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2 箍とは、嵌める時点で外すことを前提としている
兎は、面白いものを見つけた
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ふらっと入ってきたサライは気配もなく背後に歩み寄り、何かを真剣に見ているヴィルの手元を覗き込む。
そこまで来て、ようやくヴィルは気づいて振り返った。その目が剣呑に細められるのを眺めて、サライは皮肉に笑う。
「この国が平和だからと言って油断しすぎじゃないか」
「…お前が完全に気配を消してきたんだろう。跳兎に会うのは初めてだが、聞いていた以上だな」
当たり前だ、と応じてサライはヴィルの向かいに腰掛ける。いつも栞里が座っているそこに他の者が座ることにヴィルは嫌な顔をしたが、サライは気にしない。
「栞里は?」
「…サライ、どうやって入ってきたんだ」
栞里はいつもきちんと鍵をかけていく。気配なく近づく、以前にどうやって入ったのかと問うが、口にしながらも愚問だとわかってはいる。だから、サライも答えない。
「奥様に言われて様子を見にきた。狼が体を動かしたいようなら動かせる場所に連れて行ってやれと。栞里が学校に行っている間は暇だろう?」
それはありがたいな、とヴィルは頷きながら、それにしても、と自分のペースを崩すことなくそこにいる男を眺める。おそらくは、跳兎の最後の一人。まあ、一人いれば、繁殖力の強い兎種であればその気になればいずれ戻るだろうが。匂いまでごまかして近づく術があるとは、と正直舌を巻く。
命を狙われ続けた間、彼らが残っていて獅子族にもし従っていたら、命を存えるのは今よりよほど困難だったろう。…彼らが獅子族に従うとは思えないが。
「シオリは大学に行っている。帰りは飲み会、とか言うのがあるらしくて遅くなるそうだ。随分前から決まっていてとか言っていたな」
「…飲み会、か」
「茶会のようなものか?」
わかっていなかったのか、と若い狼を見やり、まあ、そうだろうな、と納得する。逆に栞里の方はわからないとは思っていないから説明も加えていないのだろう。
「飲み会、は集まって酒を飲む場だ」
「酒…」
すとん、と不意に空気が重くなったのを感じ、サライは面白がる。
狼族の情は濃い。互いに思い合っていたとしても、別の種であれば重いと感じるほどに。正直、ここまでサライにとってはわかりやすく執着をしていながら、よく栞里が一人で出歩けているものだと思う。
束縛しないよう、怖がらせないよう、ヴィル自身が自分に課しているのだろうな、とはわかるが。
面白いな、と思ってしまう。この若造が、どこまで我慢できるのやらと。
栞里はどちらかと言えば警戒心は強い。人見知りのせいもあるのかもしれないが。だがだからこそ、自分の内側に入れた相手には危ういほどに屈託がない。自分が拾ったヴィルに屈託があるとは思えない。
懐いてくるのに、どこまで…と目を細めながら、毛並みの良い狼族の青年を観察する。
「俺がいた頃、狼族と獅子族の婚姻話が出ていたな。公爵、と言うことは臣籍降下した王族だろう?代替わりするには早いが、その歳で臣籍降下しているとは、獅子族が何かしでかしたか」
「…俺が来る前にも獣人に会っているんだろう。何も聞いていないのか」
「わたしが今回のように関わらずとも、ここに栞里の前にいた人間はきちんと状況を伝えられたからな。むしろ、わかっていないのに耳と尻尾のある獣人を拾って家におけるあいつには呆れるくらいだ」
それはもっともだな、と思うが、そのおかげで助かっているヴィルにとっては複雑な話だ。顔をしかめながら、淡々と告げる。
「今の王は、その時に王女と婚姻を結んだ獅子族だ。政は昔からのものたちが行なっているが」
「…ついに王位を簒奪したか。恥知らずが」
辛辣な言葉に、ヴィルは反応を示さない。もとは軍を束ねるほどの信頼を得ていたはずの獅子族。力に勝る獣人の中で、なぜ自分たちが狼に従わねばならないのかと疑問を抱いたものがいたらしい。一度芽生えた疑問は、簡単には消えなかったと言うことだ。
「それで、逐われたか」
鼻を鳴らすサライにヴィルは答えず、手元に注意を戻す。栞里に渡された、小さな四角いもの。
「スマホ?何をしているんだ?」
ヴィルがサライを放置することに決めたのを見てとりながら、その注意の向いた方向を見る。ヴィルの手におさまるとあまりに小さく見えるスマホに眉間にシワを寄せた。
「これを雷魔法の応用で『充電』できないかやってみてくれと言われた。あとは、少しずつ触って使い方を覚えろ、と」
何のために、とサライはヴィルの手元を覗くが、液晶は暗いままで。見たいと言えば、ご丁寧に栞里は指紋認証と顔認証を登録していたようで、ヴィルが解除してから渋々手渡してくれる。
栞里からのものを人に触れさせるのも嫌、か、と面白がりながら中を見て、サライはしばらく無言になる。
今の時代ではない。もっと不便な頃の水道や、下水処理の整備の方法。薬草の写真と使い方、効能。感染症や疫病の見分け方やその対処法。火起こしのところは、まだまとめている途中のようで。
「栞里に、獣人の国のことを話しているのか?」
「聞かれれば答えている」
なるほど、とサライは渡されたものを返しながら、あの子にはかなわないなと目を瞑る。この間、水道が一部整備されていることを話したことで取り掛かったのか。そもそも手をつけていたのか。データが作成された日を見れば、あの日より前のものもあることを思えば、元から考えていたのだろう。
進みすぎた技術は危険だからか、時代を遡った方法を選んで。それは必要なものを調達する、と言う点でも理にかなっていて。
向こうに帰れることがわかり、それに備えて、助けになるようなものを調べてきたのだろう。
充電をさせようとしているのは、向こうにこれを持っていかせて、使えるようにか。電源さえ入ればいいのだ。通信などできなくとも。壊れたら修理はできないだろうが、向こうで紙にでも起こせばいい。
「シオリは、よほど俺を向こうに帰らせたいようだ」
不満げな声に目を向けると、声から感じた以上に不機嫌な顔をしている。置いていかれる栞里の方も、辛いとこの男は気づいているだろうか。
「いつ急に帰ることになってもいいように、持ち歩くようにと言われた。ここにいる間は、持っていれば離れていても連絡ができると言っていたが」
ただまあ、ヴィルの耳の位置を考えると、電話として使うのは使いにくいと判断したのか、教えていないらしい。つくづく面白い。
「ヴィル様、体を動かさないか」
「…様はやめてくれ」
とってつけたような敬称をさらりと拒絶しながら立ち上がる。
栞里がいないと、表情が動かないのか、と観察を続けながら、サライは久しぶりに本気で動けそうだと、わずかに長い耳が動いた。鍛えられた体をしているとは思っていたが。舐めてかかると、大変なことになると気を引き締めながら、揃って外に出た。
そこまで来て、ようやくヴィルは気づいて振り返った。その目が剣呑に細められるのを眺めて、サライは皮肉に笑う。
「この国が平和だからと言って油断しすぎじゃないか」
「…お前が完全に気配を消してきたんだろう。跳兎に会うのは初めてだが、聞いていた以上だな」
当たり前だ、と応じてサライはヴィルの向かいに腰掛ける。いつも栞里が座っているそこに他の者が座ることにヴィルは嫌な顔をしたが、サライは気にしない。
「栞里は?」
「…サライ、どうやって入ってきたんだ」
栞里はいつもきちんと鍵をかけていく。気配なく近づく、以前にどうやって入ったのかと問うが、口にしながらも愚問だとわかってはいる。だから、サライも答えない。
「奥様に言われて様子を見にきた。狼が体を動かしたいようなら動かせる場所に連れて行ってやれと。栞里が学校に行っている間は暇だろう?」
それはありがたいな、とヴィルは頷きながら、それにしても、と自分のペースを崩すことなくそこにいる男を眺める。おそらくは、跳兎の最後の一人。まあ、一人いれば、繁殖力の強い兎種であればその気になればいずれ戻るだろうが。匂いまでごまかして近づく術があるとは、と正直舌を巻く。
命を狙われ続けた間、彼らが残っていて獅子族にもし従っていたら、命を存えるのは今よりよほど困難だったろう。…彼らが獅子族に従うとは思えないが。
「シオリは大学に行っている。帰りは飲み会、とか言うのがあるらしくて遅くなるそうだ。随分前から決まっていてとか言っていたな」
「…飲み会、か」
「茶会のようなものか?」
わかっていなかったのか、と若い狼を見やり、まあ、そうだろうな、と納得する。逆に栞里の方はわからないとは思っていないから説明も加えていないのだろう。
「飲み会、は集まって酒を飲む場だ」
「酒…」
すとん、と不意に空気が重くなったのを感じ、サライは面白がる。
狼族の情は濃い。互いに思い合っていたとしても、別の種であれば重いと感じるほどに。正直、ここまでサライにとってはわかりやすく執着をしていながら、よく栞里が一人で出歩けているものだと思う。
束縛しないよう、怖がらせないよう、ヴィル自身が自分に課しているのだろうな、とはわかるが。
面白いな、と思ってしまう。この若造が、どこまで我慢できるのやらと。
栞里はどちらかと言えば警戒心は強い。人見知りのせいもあるのかもしれないが。だがだからこそ、自分の内側に入れた相手には危ういほどに屈託がない。自分が拾ったヴィルに屈託があるとは思えない。
懐いてくるのに、どこまで…と目を細めながら、毛並みの良い狼族の青年を観察する。
「俺がいた頃、狼族と獅子族の婚姻話が出ていたな。公爵、と言うことは臣籍降下した王族だろう?代替わりするには早いが、その歳で臣籍降下しているとは、獅子族が何かしでかしたか」
「…俺が来る前にも獣人に会っているんだろう。何も聞いていないのか」
「わたしが今回のように関わらずとも、ここに栞里の前にいた人間はきちんと状況を伝えられたからな。むしろ、わかっていないのに耳と尻尾のある獣人を拾って家におけるあいつには呆れるくらいだ」
それはもっともだな、と思うが、そのおかげで助かっているヴィルにとっては複雑な話だ。顔をしかめながら、淡々と告げる。
「今の王は、その時に王女と婚姻を結んだ獅子族だ。政は昔からのものたちが行なっているが」
「…ついに王位を簒奪したか。恥知らずが」
辛辣な言葉に、ヴィルは反応を示さない。もとは軍を束ねるほどの信頼を得ていたはずの獅子族。力に勝る獣人の中で、なぜ自分たちが狼に従わねばならないのかと疑問を抱いたものがいたらしい。一度芽生えた疑問は、簡単には消えなかったと言うことだ。
「それで、逐われたか」
鼻を鳴らすサライにヴィルは答えず、手元に注意を戻す。栞里に渡された、小さな四角いもの。
「スマホ?何をしているんだ?」
ヴィルがサライを放置することに決めたのを見てとりながら、その注意の向いた方向を見る。ヴィルの手におさまるとあまりに小さく見えるスマホに眉間にシワを寄せた。
「これを雷魔法の応用で『充電』できないかやってみてくれと言われた。あとは、少しずつ触って使い方を覚えろ、と」
何のために、とサライはヴィルの手元を覗くが、液晶は暗いままで。見たいと言えば、ご丁寧に栞里は指紋認証と顔認証を登録していたようで、ヴィルが解除してから渋々手渡してくれる。
栞里からのものを人に触れさせるのも嫌、か、と面白がりながら中を見て、サライはしばらく無言になる。
今の時代ではない。もっと不便な頃の水道や、下水処理の整備の方法。薬草の写真と使い方、効能。感染症や疫病の見分け方やその対処法。火起こしのところは、まだまとめている途中のようで。
「栞里に、獣人の国のことを話しているのか?」
「聞かれれば答えている」
なるほど、とサライは渡されたものを返しながら、あの子にはかなわないなと目を瞑る。この間、水道が一部整備されていることを話したことで取り掛かったのか。そもそも手をつけていたのか。データが作成された日を見れば、あの日より前のものもあることを思えば、元から考えていたのだろう。
進みすぎた技術は危険だからか、時代を遡った方法を選んで。それは必要なものを調達する、と言う点でも理にかなっていて。
向こうに帰れることがわかり、それに備えて、助けになるようなものを調べてきたのだろう。
充電をさせようとしているのは、向こうにこれを持っていかせて、使えるようにか。電源さえ入ればいいのだ。通信などできなくとも。壊れたら修理はできないだろうが、向こうで紙にでも起こせばいい。
「シオリは、よほど俺を向こうに帰らせたいようだ」
不満げな声に目を向けると、声から感じた以上に不機嫌な顔をしている。置いていかれる栞里の方も、辛いとこの男は気づいているだろうか。
「いつ急に帰ることになってもいいように、持ち歩くようにと言われた。ここにいる間は、持っていれば離れていても連絡ができると言っていたが」
ただまあ、ヴィルの耳の位置を考えると、電話として使うのは使いにくいと判断したのか、教えていないらしい。つくづく面白い。
「ヴィル様、体を動かさないか」
「…様はやめてくれ」
とってつけたような敬称をさらりと拒絶しながら立ち上がる。
栞里がいないと、表情が動かないのか、と観察を続けながら、サライは久しぶりに本気で動けそうだと、わずかに長い耳が動いた。鍛えられた体をしているとは思っていたが。舐めてかかると、大変なことになると気を引き締めながら、揃って外に出た。
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