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第2章
第14話 二つ目の合鍵
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大学生の夏休みは中学や高校と比べると半月程長い。
僕の通っている大学の周りには、他にも二つの大学があるので、普段は町中どこに行っても同年代の人たちが多い。しかし、長い休みに入ってからは、多くの学生が実家に帰省するため、町全体の人口が少し減っているような気がする。
古本屋やスーパーなどに行っても、なんとなくストレスが少ない。大学生になって、友人と呼べるものもできたが、やはりまだ少し、人が多いところは怖いのだ。
夏休みの始めに城趾の写真を撮りに行った日のあとも、展示資料のまとめと進捗確認のために、何度か刈谷班の学生たちで集まりがあった。
最初のミーティングに不参加だった三年生たちはもちろんのこと、二年や一年も実家に帰省していたりして、参加者は常にまばら。
僕は、お盆の時期に実家に帰っただけで、基本的には東京にいたので、断る理由もなく招集されれば毎回参加していた。
「よし、もう九月に入って、夏休みも終わるけど、展示資料の準備は大丈夫そうだな。あとは、立体地図だけか。神原、そっちの準備はどうなってる?」
これまで、集まりが悪いことに不満を漏らしていた刈谷だが、準備の目処が立って、今日は機嫌が良さそうだ。
「材料のスチレンボードと地図の用意は済んでいます。あとは組み立てる作業だけです」
「うん、じゃあ、そっちも大丈夫そうだな。作業中は俺がいないときにも部室つかうだろうから、後で合鍵渡すよ」
「わかりました。ありがとうございます」
考古学研究会の部室は、基本的に倉庫として使われている。一応、机と椅子が用意されてはいるものの、ゆっくりする場所というイメージはない。そのため、合鍵をもっているのも、役員たちだけだ。
他の学生も多いラウンジで工作作業をするのは少し恥ずかしかったので、作業用に使えるのはとても有り難い。
「では、次は休み明けのサークルで集まろう。お疲れさまでした」
「「お疲れさまでした」」
無事にミーティングが終わり、帰ろうとすると刈谷に声を掛けられた。
「神原、ちょうど昼だし。メシでも食いに行くか」
複数人なら大丈夫だが、二人ではちょっと気まずい。そう思ったものの、断るわけにもいかないので、「ぜひ、いきましょう」と心にもない返事を笑顔で返した。
今日は頼みの綱の真木もいない。先週から実家に帰ってしまったのだ。他に誰かが誘われることを期待していたが、どうやら僕だけのようで、二人での昼食が確定してしまった。
「いつもどこでメシ食ってんの?」
「そうですねー。坂の下の十王が多いですかね」
「あー、あそこな。俺行ったことねえな。うまいの?」
「おいしいですよ」
「じゃあ、そこにするか」
よかった。あの店ならカウンターしかないので、対面で食事をしなくても済む。それに、食べ終わるのにも時間はかからない。昼時なら長居もできないだろう。
駐輪場に自転車を取りに行ってから、二人で坂を下りはじめた。歩きながら、自然と話題は学園祭の話となり、史究会の話へ移っていった。
「史究会のほうはどうなんだ?」
どうと言われても、話すような活動はほとんどしていない。僕はそのまま、先輩たちが揉めている事も含めて刈谷に話した。
「じゃあ、本格的に今年で終わるんじゃないか? 大丈夫なのか?」
「どうでしょう。二年生もいないですからね。運営は難しいと思います」
「そうなると、史学系のサークルは考研と、史跡散策同好会だけになるな。あそこは名簿上の人数はいるけど緩い集まりだから、ちゃんとしてるのはうちだけか。考研の天下はまだ続くな」
ははは、と上機嫌で刈谷が笑った。確かに、多くの会員がいて、しっかりした活動をしている史学系の団体は考古学研究会だけだ。そのサークルの会長になれば、学科内ではそれなりの箔が付く。次期会長の地位がほぼ内定している刈谷は嬉しいことだろう。
「神原。俺はな、考研を中心にして、歴史系のサークルを統合したいんだ。そうすれば、少ない新入生を三つのサークルで取り合う必要もなくなって、運営もやりやすくなる」
僕もそう思う。歴史サークルに入りたい学生はそれほど多いものではない。それを更に三分割すれば、史究会のように割を食うサークルができてしまうし、それぞれの規模も小さく、必然的に大きな活動もできなくなってしまう。
「まあ、もともと、これは宍戸さんが話してた構想なんだけどな。——————ただ、あの人は優しすぎる。だから、こうした方がいいと思っても他のサークルに手が出せない。でも、俺は違う。このまま考研が強くなれば必然的に他のサークルは運営が難しくなる。そのタイミングで、三つを合併して、俺がそのトップに立つんだ」
そう話す刈谷の目は、いつにも増して野心に燃えていた。 野心家な先輩だとは思っていたが、そこまでの大きな展望があるとは思っていなかった。
僕としても、親しくしてもらっている先輩が地位を得ることは喜ばしいことだ。身近な人間の地位があがっていけば、自然と周りに人が増え、自分が孤独に陥る可能性も少なくなる。
あとは、この人間関係から振り落とされないように気を付けるだけでいい。
刈谷の話を聞いているうちに店の前に着いた。扉を開けると、並ぶほどではないものの、やはり店内は人が多かった。
券売機でそれぞれに食券を購入し、空いていた入口近くの席に座る。席の後ろにある給水機からコップに水を汲んで刈谷にも渡した。刈谷は「おう」とだけ言ってコップを受け取った。
「お前、他の班がどうなってるか聞いたか?」
「はい、珍しい遺物の班は特に難しいことがないので順調みたいです。どんぐりクッキーは時季の問題もありますから、まだ何もできてないみたいですね。休み明けから動き出すんじゃないですか?」
斉藤や浅見から聞いた情報をそのまま伝えた。
「そうみたいだな。大した量は売れないだろうけど、それなりにどんぐり集めなきゃだし、そこから選別やアク抜きもあるし……間に合うんかな」
「ちょっと怪しいと思います」
企画は面白いのだが、どんぐりの実る時期を考えると、かなりスケジュールが厳しい。
「だよな。もし、立体地図が早く終わりそうなら、様子見て手伝ってやってくれ」
大学生にもなってどんぐり拾いかと思ったが、仕方がないので引き受けた。
そうこうしているうちに注文したメニューが届き、ほぼ無言で食べ終え、スープを飲み終える頃には店が混み始めてきたのですぐに外に出た。
「じゃあ、色々よろしくな。あとこれ、部室の合鍵」
刈谷は、ポケットからいくつかの鍵を取り出し、『部室』と書かれたタグの付いた鍵を僕に渡した。刈谷の手の中にはもう一つ同じタグの付いた鍵があった。自分の持つ部室の鍵を貸してくれるのではなく、合鍵を作ってくれたようだ。
「はい、ありがとうございます」
「俺抜きでも、どんどん作業進めていいから」
そう言って店の前で解散し、刈谷は後ろ手に右手をひらひらとさせたあと、また坂の上へ歩いていった。
刈谷の近くにいると、色々と仕事が降ってくる。副会長でやることがあるとはいえ、もう少し自分で何とかできるんじゃないかとも思う。けれど、下手に機嫌を損ねたくないから、そんなことは言えなかった。
「どうしようかなー」
自転車を漕ぎながら一人で呟いた。
九月の中旬に夏休みが明けて、どんぐりを手伝うとなると、うちのチームばかり忙しくなってしまう。どんぐり班は夏休みに準備をしていないわけだし、休み中も活動してくれていた班のメンバーを、そちらに回すのは申し訳ない。
「困ったなー、一人でどんぐり拾って来ようかな」
あまりいい案ではないが、一番簡単に解決できる方法だ。どんぐり班の浅見に確認して、まだ目処が立っていないようなら、そうしよう。
そんなふうに一人で決めて、この日を終えた。
僕の通っている大学の周りには、他にも二つの大学があるので、普段は町中どこに行っても同年代の人たちが多い。しかし、長い休みに入ってからは、多くの学生が実家に帰省するため、町全体の人口が少し減っているような気がする。
古本屋やスーパーなどに行っても、なんとなくストレスが少ない。大学生になって、友人と呼べるものもできたが、やはりまだ少し、人が多いところは怖いのだ。
夏休みの始めに城趾の写真を撮りに行った日のあとも、展示資料のまとめと進捗確認のために、何度か刈谷班の学生たちで集まりがあった。
最初のミーティングに不参加だった三年生たちはもちろんのこと、二年や一年も実家に帰省していたりして、参加者は常にまばら。
僕は、お盆の時期に実家に帰っただけで、基本的には東京にいたので、断る理由もなく招集されれば毎回参加していた。
「よし、もう九月に入って、夏休みも終わるけど、展示資料の準備は大丈夫そうだな。あとは、立体地図だけか。神原、そっちの準備はどうなってる?」
これまで、集まりが悪いことに不満を漏らしていた刈谷だが、準備の目処が立って、今日は機嫌が良さそうだ。
「材料のスチレンボードと地図の用意は済んでいます。あとは組み立てる作業だけです」
「うん、じゃあ、そっちも大丈夫そうだな。作業中は俺がいないときにも部室つかうだろうから、後で合鍵渡すよ」
「わかりました。ありがとうございます」
考古学研究会の部室は、基本的に倉庫として使われている。一応、机と椅子が用意されてはいるものの、ゆっくりする場所というイメージはない。そのため、合鍵をもっているのも、役員たちだけだ。
他の学生も多いラウンジで工作作業をするのは少し恥ずかしかったので、作業用に使えるのはとても有り難い。
「では、次は休み明けのサークルで集まろう。お疲れさまでした」
「「お疲れさまでした」」
無事にミーティングが終わり、帰ろうとすると刈谷に声を掛けられた。
「神原、ちょうど昼だし。メシでも食いに行くか」
複数人なら大丈夫だが、二人ではちょっと気まずい。そう思ったものの、断るわけにもいかないので、「ぜひ、いきましょう」と心にもない返事を笑顔で返した。
今日は頼みの綱の真木もいない。先週から実家に帰ってしまったのだ。他に誰かが誘われることを期待していたが、どうやら僕だけのようで、二人での昼食が確定してしまった。
「いつもどこでメシ食ってんの?」
「そうですねー。坂の下の十王が多いですかね」
「あー、あそこな。俺行ったことねえな。うまいの?」
「おいしいですよ」
「じゃあ、そこにするか」
よかった。あの店ならカウンターしかないので、対面で食事をしなくても済む。それに、食べ終わるのにも時間はかからない。昼時なら長居もできないだろう。
駐輪場に自転車を取りに行ってから、二人で坂を下りはじめた。歩きながら、自然と話題は学園祭の話となり、史究会の話へ移っていった。
「史究会のほうはどうなんだ?」
どうと言われても、話すような活動はほとんどしていない。僕はそのまま、先輩たちが揉めている事も含めて刈谷に話した。
「じゃあ、本格的に今年で終わるんじゃないか? 大丈夫なのか?」
「どうでしょう。二年生もいないですからね。運営は難しいと思います」
「そうなると、史学系のサークルは考研と、史跡散策同好会だけになるな。あそこは名簿上の人数はいるけど緩い集まりだから、ちゃんとしてるのはうちだけか。考研の天下はまだ続くな」
ははは、と上機嫌で刈谷が笑った。確かに、多くの会員がいて、しっかりした活動をしている史学系の団体は考古学研究会だけだ。そのサークルの会長になれば、学科内ではそれなりの箔が付く。次期会長の地位がほぼ内定している刈谷は嬉しいことだろう。
「神原。俺はな、考研を中心にして、歴史系のサークルを統合したいんだ。そうすれば、少ない新入生を三つのサークルで取り合う必要もなくなって、運営もやりやすくなる」
僕もそう思う。歴史サークルに入りたい学生はそれほど多いものではない。それを更に三分割すれば、史究会のように割を食うサークルができてしまうし、それぞれの規模も小さく、必然的に大きな活動もできなくなってしまう。
「まあ、もともと、これは宍戸さんが話してた構想なんだけどな。——————ただ、あの人は優しすぎる。だから、こうした方がいいと思っても他のサークルに手が出せない。でも、俺は違う。このまま考研が強くなれば必然的に他のサークルは運営が難しくなる。そのタイミングで、三つを合併して、俺がそのトップに立つんだ」
そう話す刈谷の目は、いつにも増して野心に燃えていた。 野心家な先輩だとは思っていたが、そこまでの大きな展望があるとは思っていなかった。
僕としても、親しくしてもらっている先輩が地位を得ることは喜ばしいことだ。身近な人間の地位があがっていけば、自然と周りに人が増え、自分が孤独に陥る可能性も少なくなる。
あとは、この人間関係から振り落とされないように気を付けるだけでいい。
刈谷の話を聞いているうちに店の前に着いた。扉を開けると、並ぶほどではないものの、やはり店内は人が多かった。
券売機でそれぞれに食券を購入し、空いていた入口近くの席に座る。席の後ろにある給水機からコップに水を汲んで刈谷にも渡した。刈谷は「おう」とだけ言ってコップを受け取った。
「お前、他の班がどうなってるか聞いたか?」
「はい、珍しい遺物の班は特に難しいことがないので順調みたいです。どんぐりクッキーは時季の問題もありますから、まだ何もできてないみたいですね。休み明けから動き出すんじゃないですか?」
斉藤や浅見から聞いた情報をそのまま伝えた。
「そうみたいだな。大した量は売れないだろうけど、それなりにどんぐり集めなきゃだし、そこから選別やアク抜きもあるし……間に合うんかな」
「ちょっと怪しいと思います」
企画は面白いのだが、どんぐりの実る時期を考えると、かなりスケジュールが厳しい。
「だよな。もし、立体地図が早く終わりそうなら、様子見て手伝ってやってくれ」
大学生にもなってどんぐり拾いかと思ったが、仕方がないので引き受けた。
そうこうしているうちに注文したメニューが届き、ほぼ無言で食べ終え、スープを飲み終える頃には店が混み始めてきたのですぐに外に出た。
「じゃあ、色々よろしくな。あとこれ、部室の合鍵」
刈谷は、ポケットからいくつかの鍵を取り出し、『部室』と書かれたタグの付いた鍵を僕に渡した。刈谷の手の中にはもう一つ同じタグの付いた鍵があった。自分の持つ部室の鍵を貸してくれるのではなく、合鍵を作ってくれたようだ。
「はい、ありがとうございます」
「俺抜きでも、どんどん作業進めていいから」
そう言って店の前で解散し、刈谷は後ろ手に右手をひらひらとさせたあと、また坂の上へ歩いていった。
刈谷の近くにいると、色々と仕事が降ってくる。副会長でやることがあるとはいえ、もう少し自分で何とかできるんじゃないかとも思う。けれど、下手に機嫌を損ねたくないから、そんなことは言えなかった。
「どうしようかなー」
自転車を漕ぎながら一人で呟いた。
九月の中旬に夏休みが明けて、どんぐりを手伝うとなると、うちのチームばかり忙しくなってしまう。どんぐり班は夏休みに準備をしていないわけだし、休み中も活動してくれていた班のメンバーを、そちらに回すのは申し訳ない。
「困ったなー、一人でどんぐり拾って来ようかな」
あまりいい案ではないが、一番簡単に解決できる方法だ。どんぐり班の浅見に確認して、まだ目処が立っていないようなら、そうしよう。
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