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次の日、指しか入れられてないのに俺は立ち上がる事が出来なかった。
「………ゴメン…動けない…」
「俺こそゴメン……マコの恥ずかしがる顔が可愛くて…」
何度も出し入れされ丁寧に広げられた俺の後ろは、BLなご都合主義なせいか思った以上に身体が馴染んでいった。
「あともう少し広げたら大丈夫かなぁ。」
あれをまだやるのか⁉
「いやいや、もうあれは…」
恥ずかしさで憤死しそうだ。
「今のままじゃ、俺のが全部入るかどうか……」
思わずユキの下半身を見てしまい後悔する。
そうだねぇ…BL攻様だもんね…デケェよね……入れられんの俺だもんね……
「……練習…お願いします…」
「うん、もちろん♡」
「でも、今は何か食べたい。」
今は腕もダルいし足もダルい。
今までしたことのない体勢は使わない筋肉が悲鳴をあげていた。
ユキが俺の頬にキスをして服に着替えて食堂に食べ物を取りに行った。
出る時に窓を開けてくれたので心地のよい風が流れてくる。
「…気持ち…い…」
裸のまま眠っていても寒くない夏は良いよな……
瞼が少し重くなり、俺はウトウトと眠ってしまった。
「………コ……マコ。」
「……ん。」
思ったより長い時間戻らなかったので俺は少しのつもりが長く眠っていたらしい。
「疲れてるね…起きれる?」
「…ん…」
マコに起こしてもらって腰に枕を挟んでもらう。
「ユキ…食べる前に何か着たいんだけど…」
「ダメ。」
「ダメ?何で??」
「明日までは着てもすぐ脱ぐんだし、洗濯物増えちゃうでしょ?」
「な゛っ⁉」
「さっき誠司に会ったら実咲も今日は動けないんだって。一緒にサンドイッチ作ってたら遅くなっちゃった。」
美味しそうなサンドイッチを持ってきたなとは思ってたけど…それに、いつの間にか森之宮の事を誠司と呼んで仲良くなっている。
「誠司、料理が上手なんだよ。ここに滞在中、マコに美味しいものを食べてほしいから教えてもらうつもり。」
「そうなんだ。」
確かに森之宮の設定に料理上手ってあったな。
「あ、別に誠司の事が好きになった訳じゃないからね。」
「そんなの…分かってる…けど…」
「…ん…俺が一番好きなのはマコだからね。」
「…っ……それよりっ、早くサンドイッチ食べようぜ!」
「そうだね。」
ユキがベッドの上にトレーを置いて自分の方へ引き寄せた。
「あれ、俺のは?」
「あるよ、ここに。」
「ならくれよ。」
「良いよ、じゃあ……はい、あ~ん。」
……あ~ん?
「いやいや、普通にくれたら…」
「…あ~ん…して?」
___ゾクン…___
昨日の…あの目だ…
指を入れながら俺の目を見てる時の…あの目…
「……あ……ん……」
「…美味し?」
ユキが俺の口の端に付いたパン屑を親指で拭い、俺を瞳を見詰めながらいやらしく舐めた。
「……ぅん…美味しぃ…です…」
何だろ…恥ずかしい…恥ずかしさで味が分からないっ。
「良かった……ん……美味しいね。」
その後もユキの手からサンドイッチを食べさせられ……夜は…
「あんっ…あっあっっ!」
「ここ、気持ち良いよね?」
___グリッ___
「あぁんっ!」
指が3本入るようになった。
押し広げられても気持ち良く、俺はユキに更に求めてしまう。
「気持ち良いっ……ユキ…もっとぉっ。」
好きと認めたからリミッターが外れたんだろうか?
「ん…でも、もう少し…ねっ。」
___コリッ___
「あ゛ぁあっ!」
___ビュルッッ!___
「上手にイケたね、でも…俺が入るようになったら中イキも出来るようになろうね…チュ。」
BL世界の王道の受の中イキ…
「そんな…出来な……ぁあんっ。」
「出来るよ…ね。」
「あぁっ!」
ユキの指が俺の奥へと突いてくる。
この短期間に慣れた俺の中はユキの指を簡単に飲み込み、気持ちの良い場所を無意識に教えているせいか何度も俺は果てた。
「マコ、そろそろ中に入ると思うんだけど…明日は実咲達と海の日だから…今日はこの辺にしておこうね。」
___ズル…___
「…んぁ…っ。」
ズルリと抜かれた指の跡が俺の中にぽっかりと開いているのではないかという程涼しさを感じている…これが、抜かれて寂しいという事なんだろうか?
「マコ、お風呂行こうか。」
「あっ、ユキ…俺歩けるからっ。」
フラフラ小鹿みたいにふらつくとは思うけど。
「ダメ、明日歩けなかったらどうするの?」
ユキが俺を抱きかかえて部屋付きの風呂へ連れて行ってくれた。
風呂では身体をユキが洗ってくれ……
「……っ…ん……ぁ…」
どこを触られても感じない場所はない。
「マコ、俺を煽りすぎ。」
「違…ひゃ…」
泡立つボディソープに精液が絡んで少し滑りを感じた。
結局ユキに1度抜いてもらい、2度目はなく頭も洗い終わった頃には身体も落ち着いていた。
俺はタオルを巻かれて再び抱き上げられてベッドへ戻り、裸のままユキと2人で抱き合って眠った。
……翌日……
「い゛やぁぁあっ!」
「どうしたの?」
「ユキさんっ、このキスマークは何っ⁉」
服に着替えて顔を洗うのに洗面所で顔を見たら首筋や首元…あちこちにキスマークがあった。
「ん、マコは俺のって意味だけど何か?」
「何かじゃありませんっ!そこに座りなさいっっ!」
「フフッ、その元気なら今日は大丈夫そうだね。それにもう座ってるよ、マコ。」
これから水着着るんですけどぉ⁉
ラッシュガード脱げないじゃんっ!
「これでラッシュガード脱げないよね♡じゃ、ご飯食べよ?」
ニッコリ笑って…コイツ確信犯だな。
でも……
「……おぅ…おはよ…」
フード付きのラッシュガードを着た実咲の首には俺に負けない程のキスマークを付けてやって来た。
……BL世界…当事者になると結構苦労するんだと痛感した。
「………ゴメン…動けない…」
「俺こそゴメン……マコの恥ずかしがる顔が可愛くて…」
何度も出し入れされ丁寧に広げられた俺の後ろは、BLなご都合主義なせいか思った以上に身体が馴染んでいった。
「あともう少し広げたら大丈夫かなぁ。」
あれをまだやるのか⁉
「いやいや、もうあれは…」
恥ずかしさで憤死しそうだ。
「今のままじゃ、俺のが全部入るかどうか……」
思わずユキの下半身を見てしまい後悔する。
そうだねぇ…BL攻様だもんね…デケェよね……入れられんの俺だもんね……
「……練習…お願いします…」
「うん、もちろん♡」
「でも、今は何か食べたい。」
今は腕もダルいし足もダルい。
今までしたことのない体勢は使わない筋肉が悲鳴をあげていた。
ユキが俺の頬にキスをして服に着替えて食堂に食べ物を取りに行った。
出る時に窓を開けてくれたので心地のよい風が流れてくる。
「…気持ち…い…」
裸のまま眠っていても寒くない夏は良いよな……
瞼が少し重くなり、俺はウトウトと眠ってしまった。
「………コ……マコ。」
「……ん。」
思ったより長い時間戻らなかったので俺は少しのつもりが長く眠っていたらしい。
「疲れてるね…起きれる?」
「…ん…」
マコに起こしてもらって腰に枕を挟んでもらう。
「ユキ…食べる前に何か着たいんだけど…」
「ダメ。」
「ダメ?何で??」
「明日までは着てもすぐ脱ぐんだし、洗濯物増えちゃうでしょ?」
「な゛っ⁉」
「さっき誠司に会ったら実咲も今日は動けないんだって。一緒にサンドイッチ作ってたら遅くなっちゃった。」
美味しそうなサンドイッチを持ってきたなとは思ってたけど…それに、いつの間にか森之宮の事を誠司と呼んで仲良くなっている。
「誠司、料理が上手なんだよ。ここに滞在中、マコに美味しいものを食べてほしいから教えてもらうつもり。」
「そうなんだ。」
確かに森之宮の設定に料理上手ってあったな。
「あ、別に誠司の事が好きになった訳じゃないからね。」
「そんなの…分かってる…けど…」
「…ん…俺が一番好きなのはマコだからね。」
「…っ……それよりっ、早くサンドイッチ食べようぜ!」
「そうだね。」
ユキがベッドの上にトレーを置いて自分の方へ引き寄せた。
「あれ、俺のは?」
「あるよ、ここに。」
「ならくれよ。」
「良いよ、じゃあ……はい、あ~ん。」
……あ~ん?
「いやいや、普通にくれたら…」
「…あ~ん…して?」
___ゾクン…___
昨日の…あの目だ…
指を入れながら俺の目を見てる時の…あの目…
「……あ……ん……」
「…美味し?」
ユキが俺の口の端に付いたパン屑を親指で拭い、俺を瞳を見詰めながらいやらしく舐めた。
「……ぅん…美味しぃ…です…」
何だろ…恥ずかしい…恥ずかしさで味が分からないっ。
「良かった……ん……美味しいね。」
その後もユキの手からサンドイッチを食べさせられ……夜は…
「あんっ…あっあっっ!」
「ここ、気持ち良いよね?」
___グリッ___
「あぁんっ!」
指が3本入るようになった。
押し広げられても気持ち良く、俺はユキに更に求めてしまう。
「気持ち良いっ……ユキ…もっとぉっ。」
好きと認めたからリミッターが外れたんだろうか?
「ん…でも、もう少し…ねっ。」
___コリッ___
「あ゛ぁあっ!」
___ビュルッッ!___
「上手にイケたね、でも…俺が入るようになったら中イキも出来るようになろうね…チュ。」
BL世界の王道の受の中イキ…
「そんな…出来な……ぁあんっ。」
「出来るよ…ね。」
「あぁっ!」
ユキの指が俺の奥へと突いてくる。
この短期間に慣れた俺の中はユキの指を簡単に飲み込み、気持ちの良い場所を無意識に教えているせいか何度も俺は果てた。
「マコ、そろそろ中に入ると思うんだけど…明日は実咲達と海の日だから…今日はこの辺にしておこうね。」
___ズル…___
「…んぁ…っ。」
ズルリと抜かれた指の跡が俺の中にぽっかりと開いているのではないかという程涼しさを感じている…これが、抜かれて寂しいという事なんだろうか?
「マコ、お風呂行こうか。」
「あっ、ユキ…俺歩けるからっ。」
フラフラ小鹿みたいにふらつくとは思うけど。
「ダメ、明日歩けなかったらどうするの?」
ユキが俺を抱きかかえて部屋付きの風呂へ連れて行ってくれた。
風呂では身体をユキが洗ってくれ……
「……っ…ん……ぁ…」
どこを触られても感じない場所はない。
「マコ、俺を煽りすぎ。」
「違…ひゃ…」
泡立つボディソープに精液が絡んで少し滑りを感じた。
結局ユキに1度抜いてもらい、2度目はなく頭も洗い終わった頃には身体も落ち着いていた。
俺はタオルを巻かれて再び抱き上げられてベッドへ戻り、裸のままユキと2人で抱き合って眠った。
……翌日……
「い゛やぁぁあっ!」
「どうしたの?」
「ユキさんっ、このキスマークは何っ⁉」
服に着替えて顔を洗うのに洗面所で顔を見たら首筋や首元…あちこちにキスマークがあった。
「ん、マコは俺のって意味だけど何か?」
「何かじゃありませんっ!そこに座りなさいっっ!」
「フフッ、その元気なら今日は大丈夫そうだね。それにもう座ってるよ、マコ。」
これから水着着るんですけどぉ⁉
ラッシュガード脱げないじゃんっ!
「これでラッシュガード脱げないよね♡じゃ、ご飯食べよ?」
ニッコリ笑って…コイツ確信犯だな。
でも……
「……おぅ…おはよ…」
フード付きのラッシュガードを着た実咲の首には俺に負けない程のキスマークを付けてやって来た。
……BL世界…当事者になると結構苦労するんだと痛感した。
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