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第5章。勇者率いる王国軍を倒す
63話。カイン、一兵も失わずに王国軍を崩壊に導く
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できれば初戦でレオン王子を討ち取って決着を付けたかったのだけど、そこまでは叶わなかった。
……仕方がない。
王国軍の兵糧のほとんどを焼き払えた上に、アンジェラとランスロットが無事に帰ってこれたのだから、大成功だと言えるだろう。
俺はさっそく次の手を打つことにした。
「カイン様! こちらが王国軍の様子です。ご覧になられていますか?」
「はい、大丈夫です。ありがとうございます」
俺は野営用の天幕で、通信魔導具の大型水晶玉を見つめていた。
今は夜、水晶玉に映っているのは王国軍の様子を上空から眺めた映像だ。篝火を焚いているため、夜でも王国軍の全容は良くわかった。
「もう、そんな敬語などは必要ありません! カイン様とわたくしはこの戦が終わったら、晴れて結婚する仲ではありませんか?」
「いや、ですからしませんって、リディア王女!」
通信している相手は、リディア王女だ。
リディア王女はユニークスキル【幻獣使い】を持っており、本来人間には決して懐かない天馬《ペガサス》をテイムすることができた。
そこでリディア王女には、天馬《ペガサス》に乗ってもらって、上空から王国軍の様子を映してもらっているのだ。
映像付き通信魔法というのは、かなりの魔力を消耗するのだが、俺に付き従うエルフたちが、長時間のリアルタイム中継を実現してくれていた。
これでゲーム画面のように、敵軍を俯瞰して命令を出すことができる。
「それよりも勇者アベルに捕捉されないように、上空2000メートル以上の高度を保つよう気をつけてください」
「はい、もちろんです。わたくしもアンジェラ皇女のように、カイン様のお役に立ってみせます!」
勇者アベルの探知系スキルの有効範囲は、2000メートル以内だ。
これはランスロットにユニークスキル【看破《かんぱ》】で調べてもらったので間違いない。
ゲームとは仕様が異なるスキルもあるようなので、確かな情報を元に、作戦は慎重に考える必要があった。
例えば探知系スキルはマップ上に捕捉した敵のマーカーが表示されたけど、このマップというのが、この世界ではどこまでの範囲なのか、わからなかった。
それが今回、半径2000メートル以内だとわかった訳だ。
「できれば、リディア王女には安全な後方にいて欲しいのですが……」
「いけません! 勇者アベルがこの国を乗っ取ろうとしているのに、王女たるわたくしが何もしないなんて、あり得ません!」
凛とした反論が返ってきた。それは正論ではある。
なにより、リディア王女が戦場に出てくれれば、俺は王女を助けて逆賊である勇者アベルを討つために戦っているという大義名分が使えた。
勇者アベルはこともあろうに、国王陛下を人質にしてリディア王女を自分のモノにしようなどと企んでいた。
宰相がもたらしたこの情報は有益なので、宰相から国中に大々的に宣伝してもらった。
『国王陛下を人質に取り、レオン王子を駒のように扱い、リディア王女を自分のモノとしようとしている許し難い逆賊、それが勇者アベルであるぞ!』
宰相はあくまで、レオン王子の忠臣であるような態度で宣言したので、レオン王子から裏切り者として断罪されずに済んでいる。
おかげで、俺のシュバルツ連合軍の士気はうなぎ登り。王国軍は自分たちが何のために戦っているのかわからなくなり、戦意が目に見えて落ちていた。
レオン王子と勇者アベルの対立も深くなったようだ。お互いがお互いを自分の駒だと主張して、部下たちの前で争い出していると、王国軍に潜り込ませた【闇鴉《やみがらす》】が報告してきた。
ここでダメ押しすれば、王国軍は早くも瓦解するだろう。
「では、そろそろ始めましょうか。映像も確認していますが、王国軍の──特に勇者アベルの動きは逐一報告してください」
「はい!」
リディア王女は元気良く返事した。
こんな偵察任務を王女様にやらせるのは、ちょっと気が引けるけど……リディア王女が天馬《ペガサス》を誰よりもうまく扱えるのは間違いない。
俺が合図を送ると、待機していたゴードンが遠距離攻撃魔法【シューティングスター】を王国軍に撃ち込んだ。
すさまじい爆発が起こり、王国軍は悲鳴と共に、右往左往しだす。
「ヒャッハー! 俺様はこいういう嫌がせっぽいことが、大得意だぜぇえええッ!」
ゴードンの歓声が、通信魔導具を通して響いてくる。
ゴードンがいるのは、王国軍より3000メートル以上離れた山中だ。
「油断するなゴードン。勇者もそれくらいの遠距離攻撃はやってのけるぞ。すぐに天馬《ペガサス》で移動して、合図したらまた攻撃だ!」
「了解です!」
「あっ、カイン様! 勇者アベルが怒りながら天幕から出てきました!」
「ゴードン、急げ!」
俺が警告を発した直後、勇者アベルが極太のマジックアローを放った。それは3000メートルもの距離を越えて、ゴードンが陣取っていた場所に突き刺さる。
【シューティングスター】の数倍の威力の爆発に、山が鳴動した。
「うひゃ~! マジやべぇぜ!」
間一髪、難を逃れたゴードンが悲鳴に近い声を上げる。
ゴードンにも、リディア王女がテイムしたに天馬《ペガサス》を渡していた。
これによって、ゴードンは超高速移動することができるようになった。
狙撃の基本は反撃を喰らわないために一発撃ったら、即、場所を移動して身を隠すことだ。
リディア王女とゴードンの能力の相性は、抜群に良かった。
手応えが感じられなかったのか、勇者アベルはゴードンを仕留めるべく、やたらめったら光の矢を山に撃ち込む。
これはマズイ。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるぞ。
ゴードンを援護してやらねば。
「今だ、シュバルツ兵団、総員突撃! レオン王子の首を取れ!」
俺は別の通信魔導具に向かって叫ぶ。
これは嘘の命令だ。本当にシュバルツ兵団を敵陣に突っ込ませる訳ではない。
俺の声は、王国軍野営地の草陰にあらかじめ隠しておいた通信魔導具から発せられた。
「カイン・シュバルツだ! 余、余を守れぇえええッ!」
レオン王子の泣き叫ぶ声が、通信魔導具を通して響く。
よほど、昨晩の襲撃が堪えたらしい。
同時に、アンジェラの操る【骸骨戦士《スケルトンウォリアー》】2000体が、けたたましい陣太鼓を鳴らしながら、敵陣に突撃した。
「勇者アベル、何をしておるのだ! 敵が突っ込んで来たぞ!」
「ちぃいいいいッ!」
レオン王子の命令に、苛立ちと共に勇者アベルが迎撃に出る。
精鋭中の精鋭であるシュバルツ兵団が攻めてきたのだと勘違いした王国軍は、恐慌状態に陥った。
その混乱に便乗して「も、もう、やっていられるかぁ!」「敵襲なら今が逃げるチャンスだ!」と、王国軍から脱走する者が相次ぐ。
大義の無い戦争で命を落とす程、バカらしいことはないからな。
「くそぉおおお、お前ら! 逃げたヤツは全員、死刑だ!」
勇者アベルは脱走兵に攻撃魔法を浴びようとした。
それを妨害すべく、ゴードンに命じて【シューティングスター】を勇者アベルの頭上に撃ち込んでもらう。
ドォオオオオン!
勇者アベルにはダメージをほとんど与えられていないようだが、噴煙が上がって勇者の視界が遮られ、兵たちの脱走の手助けとなる。
「聞け! 次期女王のリディア王女は、王国軍を脱走してシュバルツ連合軍に加わった者を手厚く歓迎するとおおせだ! この俺、カイン・シュバルツの名において宣言する!」
「本当かぁああッ!?」
俺が通信魔導具を通して叫ぶと、王国軍から喜びの声が上がった。
「なにぃいいいい!? ど、どこだカイン! 姿を見せてこの僕と、勇者アベルと戦えぇえええッ!」
勇者アベルは半狂乱になった。
よしよし、これでいくら勇者アベルが恐怖で兵たちを縛り付けようとしても、こちらに寝返る将兵が続出するだろう。
とりあえず、これから毎晩、ゴードンに【シューティングスター】を王国軍にぶち込んでもらう。
さらに、使い捨てにして良いアンデッド部隊で夜襲を仕掛ける。
兵糧をほとんど失った上に、夜、休むこともままならなくなれば、程なく王国軍は崩壊するだろう。
ゲームでは、敵軍を倒すために士気を減らすことが重要だった。
兵糧が底をついたり、軍の疲労度が一定ラインを超えると、急激に士気が落ちた。
そして、士気がゼロになると、その軍は兵が次々に脱走して崩壊するのだ。
大軍を相手にする場合は、兵数ではなく、兵の士気を削るのが勝つためのコツだった。
無論、王家に固い忠誠を誓う近衛騎士団をはじめとした騎士団、魔法師団などは、最後まで王太子であるレオンに付き従うだろうが、飢えと睡眠不足でボロボロになるだろう。
それは不死身の勇者アベルだって、例外ではない。ヤツが人間である以上、疲労は必ず蓄積するのだ。
そうやって、徹底的に弱らせた上で決戦に持ち込めば、俺たちの勝利は揺るがない。
「おおっ、素晴らしぃいいい! 一兵も失わずに王国軍を崩壊に導くとは! カイン坊ちゃまは、まさに稀代の軍略家でございます! このランスロット、感動いたしましたぞぉおおおッ!」
俺の護衛として、隣に立っていたランスロットが、感動の声を上げた。
……仕方がない。
王国軍の兵糧のほとんどを焼き払えた上に、アンジェラとランスロットが無事に帰ってこれたのだから、大成功だと言えるだろう。
俺はさっそく次の手を打つことにした。
「カイン様! こちらが王国軍の様子です。ご覧になられていますか?」
「はい、大丈夫です。ありがとうございます」
俺は野営用の天幕で、通信魔導具の大型水晶玉を見つめていた。
今は夜、水晶玉に映っているのは王国軍の様子を上空から眺めた映像だ。篝火を焚いているため、夜でも王国軍の全容は良くわかった。
「もう、そんな敬語などは必要ありません! カイン様とわたくしはこの戦が終わったら、晴れて結婚する仲ではありませんか?」
「いや、ですからしませんって、リディア王女!」
通信している相手は、リディア王女だ。
リディア王女はユニークスキル【幻獣使い】を持っており、本来人間には決して懐かない天馬《ペガサス》をテイムすることができた。
そこでリディア王女には、天馬《ペガサス》に乗ってもらって、上空から王国軍の様子を映してもらっているのだ。
映像付き通信魔法というのは、かなりの魔力を消耗するのだが、俺に付き従うエルフたちが、長時間のリアルタイム中継を実現してくれていた。
これでゲーム画面のように、敵軍を俯瞰して命令を出すことができる。
「それよりも勇者アベルに捕捉されないように、上空2000メートル以上の高度を保つよう気をつけてください」
「はい、もちろんです。わたくしもアンジェラ皇女のように、カイン様のお役に立ってみせます!」
勇者アベルの探知系スキルの有効範囲は、2000メートル以内だ。
これはランスロットにユニークスキル【看破《かんぱ》】で調べてもらったので間違いない。
ゲームとは仕様が異なるスキルもあるようなので、確かな情報を元に、作戦は慎重に考える必要があった。
例えば探知系スキルはマップ上に捕捉した敵のマーカーが表示されたけど、このマップというのが、この世界ではどこまでの範囲なのか、わからなかった。
それが今回、半径2000メートル以内だとわかった訳だ。
「できれば、リディア王女には安全な後方にいて欲しいのですが……」
「いけません! 勇者アベルがこの国を乗っ取ろうとしているのに、王女たるわたくしが何もしないなんて、あり得ません!」
凛とした反論が返ってきた。それは正論ではある。
なにより、リディア王女が戦場に出てくれれば、俺は王女を助けて逆賊である勇者アベルを討つために戦っているという大義名分が使えた。
勇者アベルはこともあろうに、国王陛下を人質にしてリディア王女を自分のモノにしようなどと企んでいた。
宰相がもたらしたこの情報は有益なので、宰相から国中に大々的に宣伝してもらった。
『国王陛下を人質に取り、レオン王子を駒のように扱い、リディア王女を自分のモノとしようとしている許し難い逆賊、それが勇者アベルであるぞ!』
宰相はあくまで、レオン王子の忠臣であるような態度で宣言したので、レオン王子から裏切り者として断罪されずに済んでいる。
おかげで、俺のシュバルツ連合軍の士気はうなぎ登り。王国軍は自分たちが何のために戦っているのかわからなくなり、戦意が目に見えて落ちていた。
レオン王子と勇者アベルの対立も深くなったようだ。お互いがお互いを自分の駒だと主張して、部下たちの前で争い出していると、王国軍に潜り込ませた【闇鴉《やみがらす》】が報告してきた。
ここでダメ押しすれば、王国軍は早くも瓦解するだろう。
「では、そろそろ始めましょうか。映像も確認していますが、王国軍の──特に勇者アベルの動きは逐一報告してください」
「はい!」
リディア王女は元気良く返事した。
こんな偵察任務を王女様にやらせるのは、ちょっと気が引けるけど……リディア王女が天馬《ペガサス》を誰よりもうまく扱えるのは間違いない。
俺が合図を送ると、待機していたゴードンが遠距離攻撃魔法【シューティングスター】を王国軍に撃ち込んだ。
すさまじい爆発が起こり、王国軍は悲鳴と共に、右往左往しだす。
「ヒャッハー! 俺様はこいういう嫌がせっぽいことが、大得意だぜぇえええッ!」
ゴードンの歓声が、通信魔導具を通して響いてくる。
ゴードンがいるのは、王国軍より3000メートル以上離れた山中だ。
「油断するなゴードン。勇者もそれくらいの遠距離攻撃はやってのけるぞ。すぐに天馬《ペガサス》で移動して、合図したらまた攻撃だ!」
「了解です!」
「あっ、カイン様! 勇者アベルが怒りながら天幕から出てきました!」
「ゴードン、急げ!」
俺が警告を発した直後、勇者アベルが極太のマジックアローを放った。それは3000メートルもの距離を越えて、ゴードンが陣取っていた場所に突き刺さる。
【シューティングスター】の数倍の威力の爆発に、山が鳴動した。
「うひゃ~! マジやべぇぜ!」
間一髪、難を逃れたゴードンが悲鳴に近い声を上げる。
ゴードンにも、リディア王女がテイムしたに天馬《ペガサス》を渡していた。
これによって、ゴードンは超高速移動することができるようになった。
狙撃の基本は反撃を喰らわないために一発撃ったら、即、場所を移動して身を隠すことだ。
リディア王女とゴードンの能力の相性は、抜群に良かった。
手応えが感じられなかったのか、勇者アベルはゴードンを仕留めるべく、やたらめったら光の矢を山に撃ち込む。
これはマズイ。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるぞ。
ゴードンを援護してやらねば。
「今だ、シュバルツ兵団、総員突撃! レオン王子の首を取れ!」
俺は別の通信魔導具に向かって叫ぶ。
これは嘘の命令だ。本当にシュバルツ兵団を敵陣に突っ込ませる訳ではない。
俺の声は、王国軍野営地の草陰にあらかじめ隠しておいた通信魔導具から発せられた。
「カイン・シュバルツだ! 余、余を守れぇえええッ!」
レオン王子の泣き叫ぶ声が、通信魔導具を通して響く。
よほど、昨晩の襲撃が堪えたらしい。
同時に、アンジェラの操る【骸骨戦士《スケルトンウォリアー》】2000体が、けたたましい陣太鼓を鳴らしながら、敵陣に突撃した。
「勇者アベル、何をしておるのだ! 敵が突っ込んで来たぞ!」
「ちぃいいいいッ!」
レオン王子の命令に、苛立ちと共に勇者アベルが迎撃に出る。
精鋭中の精鋭であるシュバルツ兵団が攻めてきたのだと勘違いした王国軍は、恐慌状態に陥った。
その混乱に便乗して「も、もう、やっていられるかぁ!」「敵襲なら今が逃げるチャンスだ!」と、王国軍から脱走する者が相次ぐ。
大義の無い戦争で命を落とす程、バカらしいことはないからな。
「くそぉおおお、お前ら! 逃げたヤツは全員、死刑だ!」
勇者アベルは脱走兵に攻撃魔法を浴びようとした。
それを妨害すべく、ゴードンに命じて【シューティングスター】を勇者アベルの頭上に撃ち込んでもらう。
ドォオオオオン!
勇者アベルにはダメージをほとんど与えられていないようだが、噴煙が上がって勇者の視界が遮られ、兵たちの脱走の手助けとなる。
「聞け! 次期女王のリディア王女は、王国軍を脱走してシュバルツ連合軍に加わった者を手厚く歓迎するとおおせだ! この俺、カイン・シュバルツの名において宣言する!」
「本当かぁああッ!?」
俺が通信魔導具を通して叫ぶと、王国軍から喜びの声が上がった。
「なにぃいいいい!? ど、どこだカイン! 姿を見せてこの僕と、勇者アベルと戦えぇえええッ!」
勇者アベルは半狂乱になった。
よしよし、これでいくら勇者アベルが恐怖で兵たちを縛り付けようとしても、こちらに寝返る将兵が続出するだろう。
とりあえず、これから毎晩、ゴードンに【シューティングスター】を王国軍にぶち込んでもらう。
さらに、使い捨てにして良いアンデッド部隊で夜襲を仕掛ける。
兵糧をほとんど失った上に、夜、休むこともままならなくなれば、程なく王国軍は崩壊するだろう。
ゲームでは、敵軍を倒すために士気を減らすことが重要だった。
兵糧が底をついたり、軍の疲労度が一定ラインを超えると、急激に士気が落ちた。
そして、士気がゼロになると、その軍は兵が次々に脱走して崩壊するのだ。
大軍を相手にする場合は、兵数ではなく、兵の士気を削るのが勝つためのコツだった。
無論、王家に固い忠誠を誓う近衛騎士団をはじめとした騎士団、魔法師団などは、最後まで王太子であるレオンに付き従うだろうが、飢えと睡眠不足でボロボロになるだろう。
それは不死身の勇者アベルだって、例外ではない。ヤツが人間である以上、疲労は必ず蓄積するのだ。
そうやって、徹底的に弱らせた上で決戦に持ち込めば、俺たちの勝利は揺るがない。
「おおっ、素晴らしぃいいい! 一兵も失わずに王国軍を崩壊に導くとは! カイン坊ちゃまは、まさに稀代の軍略家でございます! このランスロット、感動いたしましたぞぉおおおッ!」
俺の護衛として、隣に立っていたランスロットが、感動の声を上げた。
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