1 / 46
1章。強くてニューゲーム
1話。勇者に裏切られて殺された俺、5年前のあの日に戻る
しおりを挟む
「アヒャヒャヒャッ! これで俺様は魔王を倒した英雄だぜぇ!」
俺ごと魔王を聖剣で貫いた勇者アレス──俺の双子の弟が歓声を上げた。
「アレス、なぜ……ッ!?」
驚愕し、血を吐きながらも、俺──黒魔術師のカイは背後を振り返る。勇者パーティのメンバーたちは、アレスの凶行を咎めるどころか、全員ニヤニヤ笑っていた。
「なぜだって? ハッ! 黒魔術師なんて糞クラスを授かった兄貴が、栄光を味わおうなんざ、おこがましいにも程があるんだよぉおお!」
勇者アレスは憎々しげに絶叫する。
世界を恐怖に陥れた魔王を、ようやく討伐できると思った瞬間のまさかの裏切りだった。
俺が魔王の攻撃を防いで、ようやくチャンスを作ったというのに……
「その通り! 聖女コレット様たっての推挙ゆえに、あなたをパーティメンバーに加えましたが。毎日、吐き気を堪えるのに正直、必死でしたよ」
眼鏡をクイッと押し上げて、聖者ヨハンが冷酷に告げる。
「黒魔術師などという邪悪なクラスを授かった者を、仲間と呼ばねばならないとは。神が私に課した試練だとしても、あまりに理不尽です」
「なんだとッ? 俺は闇魔法で、ずっとお前たちを助けて……」
反論する間にも、身体から熱と力が抜けていく。
「キャハハハッ! 助けてだって? おこがましいんだよ、最下級クラスが!」
美貌を傲慢に歪めて、魔法剣士のエルザが吐き捨てる。
エルザは剣も魔法も達人級に扱える超レアクラスの【魔法剣士】だ。この女は、ずっと俺のことを最下級クラスであるとバカにしてきた。
この世界では、15歳になると神から特別な力であるクラスを授けられる。クラスにはいくつもの種類があり、それぞれに応じたスキルや魔法を修得できる。
5年前に俺が得たクラスは【黒魔術師】だった。
人間よりも魔族に近いと忌み嫌われる闇属性クラスだ。しかも闇属性クラスの中でも最下級。スキルを一切覚えられない、俗に言う外れクラスだった。
『最下級クラスは人間じゃない』が、このエルザの口癖だ。
俺はその不利を補うために、5年間、血の滲むような努力をしてカンストレベル──強さの到達点であるレベル999に達していた。
おかげで魔王の攻撃すら防げる魔力を手に入れたが、エルザは俺を見下し続けた。
「あんたが生きているとね。私の分け前が減るんだよ。いいから、さっさと、おっ死んじゃいな!」
魔王討伐に成功したら、聖王から一生遊んで暮らせるだけの報酬が約束されていた。
エルザはそれが俺に分配することに対して、以前から不満を漏らしていた。
しかし、まさか裏切りに加担するとは……
「ギャハハハッ! 誰も兄貴を仲間だなんて、思っていなかったってこった! てめぇはもう用済みなんだよ!」
勇者アレスが聖剣を持つ手に力を込めて、俺ごと魔王を引き裂こうとする。
「おまぇらぁああッ!」
俺が勇者パーティに入った理由、それは幼馴染の聖女コレットを幽閉から救うためだった。
【聖女】は守りと癒しに特化した光属性最上級クラスだ。
コレットは聖王都を、魔王軍から守る大結界を展開するために、王城の一室に監禁されていた。
魔王を倒せば、大結界を維持する必要は無くなり、コレットは自由の身となれる。
そのために、俺はどんなに蔑まれ、バカにされながらも勇者パーティに貢献してきたんだ。
「ヒャッハー! これでコレットも俺様のモノだ! 兄貴は魔王に殺されたって、筋書きだぁ!」
アレスは歓喜の声を上げる。
「うぜぇんだよ、邪魔な黒魔術師が! コレットは俺様がたっぷりかわいがってやるから、安心して逝けやぁああああ! 父上からも兄貴を消せと言われていたからな。これで俺たちはみんなハッピーエンドだぜぇえええッ!」
なに……? まさか、この裏切りには父上も噛んでいたのか。
父上は聖王国最強の聖騎士団長──勇者を何人も輩出してきた名門中の名門、オースティン侯爵家の当主だった。
体面を何よりも重んじる父上は、俺が【黒魔術師】のクラスを得たと知るや、実家から追放を言い渡した。
だが、もし俺が魔王を倒すのに貢献したら、追放を取り消すと約束してくれた。
そうすれば、俺とコレットとの婚約も復活してもらえるはずだった。コレットもそれを喜んでくれた。
俺の左手には、コレットが俺の無事を祈って贈ってくれたミサンガが巻かれていた。
俺とコレットは15歳まで婚約を交わしていたが、【黒魔術師】と【聖女】とでは釣り合わないとして、追放と同時に婚約も破棄させられた。
俺たちは、泣く泣く別れるしかなかった。
マグマのような怒りが湧く。
結局、俺は父上やアレスたちに、利用されただけだった。
チクショウ、ふざけるな……ッ!
こんなことなら、勇者パーティになど貢献せず、コレットを奪い去って逃げれば良かった。
他人など気にせず、常識も条理も捨て去って、俺は俺だけの幸せを追求すれば良かった。
だが、身体がもはや言うこと聞かず、凍えるように寒い。
このままコレットを置いて、ひとり俺は逝かねばならないのか?
『カイ! お願い、死なないでぇえええッ!』
なぜかコレットの絶叫が耳に届いた。
薄れゆく視界の中で、コレットのミサンガが淡く光っているような気がする。
俺は不思議な浮遊感に包まれ、闇の中に落ちて行った。
※※※
「おはよう、カイ! いつまで寝ているの?」
鈴を振るような少女の声で目を覚ます。
「なっ、こ、ここは……ッ!?」
目の前にいるのは幼馴染のコレットだ。
俺はベッドから跳ね起きた。
カーテンの揺れる窓からは、柔らかい朝日が差し込んでいる。
……じょ、状況がまったくわからない。
これは死の間際に、過去を思い出すというヤツかなのか?
「もしかして、寝ぼけているの? 今日は私たちのクラス授与式だって言うのに、大丈夫?」
「……いや、アレスと魔王はどうしたんだ!?」
「アレスと魔王? ぷぷぷっ、やっぱり寝ぼけているのね?」
コレットは手を口元に当てて微笑した。
その見目麗しい姿には、まだ幼さが残っており、14、5歳に見える。彼女の年齢は20歳だったハズだ。
……どういうことだ? コレットは若くなっている?
しかも、ここはオースティン侯爵家の俺の部屋か?
俺は慌てて、姿見鏡を覗き込んだ。
「嘘だろう……?」
そこには、15歳ほどのあどけない表情の少年がいた。俺はもっと険のある顔をしていたし、身体ももっと大きかった。
ま、まさか……
「コレット、クラス授与式って言ったか? 今日は聖歴、何年だ!? お前はまだ聖女のクラスを授かっていないのか? 俺のクラスはなんだ!?」
俺はコレットの両肩をつかんで、矢継ぎ早に質問した。
この血肉の通った温かい感触は、紛れもなく本物の少女のモノだ。夢や幻などではあり得ない。
「きゃぁ!? ちょっとカイってば、近いって!」
コレットは顔を真っ赤にして、身をよじる。
「あっ、いや、悪い……!」
彼女が本物か確かめたくて、顔を近づけ過ぎていた。俺は慌てて身を離す。
「はぅ、びっくりした。やっぱり寝ぼけているのね? もしかして、昨晩は緊張して眠れなかった?」
コレットは溜め息をついた。
「今は、聖暦999年。待ちに待った、私たちがクラスを授かる日よ。私は【聖女】のクラスを、あなたは【勇者】のクラスを授かれたら良いわね!」
無邪気な笑みで、コレットは衝撃の事実を告げた。
俺ごと魔王を聖剣で貫いた勇者アレス──俺の双子の弟が歓声を上げた。
「アレス、なぜ……ッ!?」
驚愕し、血を吐きながらも、俺──黒魔術師のカイは背後を振り返る。勇者パーティのメンバーたちは、アレスの凶行を咎めるどころか、全員ニヤニヤ笑っていた。
「なぜだって? ハッ! 黒魔術師なんて糞クラスを授かった兄貴が、栄光を味わおうなんざ、おこがましいにも程があるんだよぉおお!」
勇者アレスは憎々しげに絶叫する。
世界を恐怖に陥れた魔王を、ようやく討伐できると思った瞬間のまさかの裏切りだった。
俺が魔王の攻撃を防いで、ようやくチャンスを作ったというのに……
「その通り! 聖女コレット様たっての推挙ゆえに、あなたをパーティメンバーに加えましたが。毎日、吐き気を堪えるのに正直、必死でしたよ」
眼鏡をクイッと押し上げて、聖者ヨハンが冷酷に告げる。
「黒魔術師などという邪悪なクラスを授かった者を、仲間と呼ばねばならないとは。神が私に課した試練だとしても、あまりに理不尽です」
「なんだとッ? 俺は闇魔法で、ずっとお前たちを助けて……」
反論する間にも、身体から熱と力が抜けていく。
「キャハハハッ! 助けてだって? おこがましいんだよ、最下級クラスが!」
美貌を傲慢に歪めて、魔法剣士のエルザが吐き捨てる。
エルザは剣も魔法も達人級に扱える超レアクラスの【魔法剣士】だ。この女は、ずっと俺のことを最下級クラスであるとバカにしてきた。
この世界では、15歳になると神から特別な力であるクラスを授けられる。クラスにはいくつもの種類があり、それぞれに応じたスキルや魔法を修得できる。
5年前に俺が得たクラスは【黒魔術師】だった。
人間よりも魔族に近いと忌み嫌われる闇属性クラスだ。しかも闇属性クラスの中でも最下級。スキルを一切覚えられない、俗に言う外れクラスだった。
『最下級クラスは人間じゃない』が、このエルザの口癖だ。
俺はその不利を補うために、5年間、血の滲むような努力をしてカンストレベル──強さの到達点であるレベル999に達していた。
おかげで魔王の攻撃すら防げる魔力を手に入れたが、エルザは俺を見下し続けた。
「あんたが生きているとね。私の分け前が減るんだよ。いいから、さっさと、おっ死んじゃいな!」
魔王討伐に成功したら、聖王から一生遊んで暮らせるだけの報酬が約束されていた。
エルザはそれが俺に分配することに対して、以前から不満を漏らしていた。
しかし、まさか裏切りに加担するとは……
「ギャハハハッ! 誰も兄貴を仲間だなんて、思っていなかったってこった! てめぇはもう用済みなんだよ!」
勇者アレスが聖剣を持つ手に力を込めて、俺ごと魔王を引き裂こうとする。
「おまぇらぁああッ!」
俺が勇者パーティに入った理由、それは幼馴染の聖女コレットを幽閉から救うためだった。
【聖女】は守りと癒しに特化した光属性最上級クラスだ。
コレットは聖王都を、魔王軍から守る大結界を展開するために、王城の一室に監禁されていた。
魔王を倒せば、大結界を維持する必要は無くなり、コレットは自由の身となれる。
そのために、俺はどんなに蔑まれ、バカにされながらも勇者パーティに貢献してきたんだ。
「ヒャッハー! これでコレットも俺様のモノだ! 兄貴は魔王に殺されたって、筋書きだぁ!」
アレスは歓喜の声を上げる。
「うぜぇんだよ、邪魔な黒魔術師が! コレットは俺様がたっぷりかわいがってやるから、安心して逝けやぁああああ! 父上からも兄貴を消せと言われていたからな。これで俺たちはみんなハッピーエンドだぜぇえええッ!」
なに……? まさか、この裏切りには父上も噛んでいたのか。
父上は聖王国最強の聖騎士団長──勇者を何人も輩出してきた名門中の名門、オースティン侯爵家の当主だった。
体面を何よりも重んじる父上は、俺が【黒魔術師】のクラスを得たと知るや、実家から追放を言い渡した。
だが、もし俺が魔王を倒すのに貢献したら、追放を取り消すと約束してくれた。
そうすれば、俺とコレットとの婚約も復活してもらえるはずだった。コレットもそれを喜んでくれた。
俺の左手には、コレットが俺の無事を祈って贈ってくれたミサンガが巻かれていた。
俺とコレットは15歳まで婚約を交わしていたが、【黒魔術師】と【聖女】とでは釣り合わないとして、追放と同時に婚約も破棄させられた。
俺たちは、泣く泣く別れるしかなかった。
マグマのような怒りが湧く。
結局、俺は父上やアレスたちに、利用されただけだった。
チクショウ、ふざけるな……ッ!
こんなことなら、勇者パーティになど貢献せず、コレットを奪い去って逃げれば良かった。
他人など気にせず、常識も条理も捨て去って、俺は俺だけの幸せを追求すれば良かった。
だが、身体がもはや言うこと聞かず、凍えるように寒い。
このままコレットを置いて、ひとり俺は逝かねばならないのか?
『カイ! お願い、死なないでぇえええッ!』
なぜかコレットの絶叫が耳に届いた。
薄れゆく視界の中で、コレットのミサンガが淡く光っているような気がする。
俺は不思議な浮遊感に包まれ、闇の中に落ちて行った。
※※※
「おはよう、カイ! いつまで寝ているの?」
鈴を振るような少女の声で目を覚ます。
「なっ、こ、ここは……ッ!?」
目の前にいるのは幼馴染のコレットだ。
俺はベッドから跳ね起きた。
カーテンの揺れる窓からは、柔らかい朝日が差し込んでいる。
……じょ、状況がまったくわからない。
これは死の間際に、過去を思い出すというヤツかなのか?
「もしかして、寝ぼけているの? 今日は私たちのクラス授与式だって言うのに、大丈夫?」
「……いや、アレスと魔王はどうしたんだ!?」
「アレスと魔王? ぷぷぷっ、やっぱり寝ぼけているのね?」
コレットは手を口元に当てて微笑した。
その見目麗しい姿には、まだ幼さが残っており、14、5歳に見える。彼女の年齢は20歳だったハズだ。
……どういうことだ? コレットは若くなっている?
しかも、ここはオースティン侯爵家の俺の部屋か?
俺は慌てて、姿見鏡を覗き込んだ。
「嘘だろう……?」
そこには、15歳ほどのあどけない表情の少年がいた。俺はもっと険のある顔をしていたし、身体ももっと大きかった。
ま、まさか……
「コレット、クラス授与式って言ったか? 今日は聖歴、何年だ!? お前はまだ聖女のクラスを授かっていないのか? 俺のクラスはなんだ!?」
俺はコレットの両肩をつかんで、矢継ぎ早に質問した。
この血肉の通った温かい感触は、紛れもなく本物の少女のモノだ。夢や幻などではあり得ない。
「きゃぁ!? ちょっとカイってば、近いって!」
コレットは顔を真っ赤にして、身をよじる。
「あっ、いや、悪い……!」
彼女が本物か確かめたくて、顔を近づけ過ぎていた。俺は慌てて身を離す。
「はぅ、びっくりした。やっぱり寝ぼけているのね? もしかして、昨晩は緊張して眠れなかった?」
コレットは溜め息をついた。
「今は、聖暦999年。待ちに待った、私たちがクラスを授かる日よ。私は【聖女】のクラスを、あなたは【勇者】のクラスを授かれたら良いわね!」
無邪気な笑みで、コレットは衝撃の事実を告げた。
1
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔力ゼロの俺だけが、呪いの装備を『代償なし』で使い放題 ~命を削る魔剣も、俺が持てば『ただのよく切れる剣』~
仙道
ファンタジー
現代日本で天才研究者だった相模登(さがみ のぼる)は、ある日突然、異世界へ転移した。 そこは『スキル』と『魔力』が全てを決める世界。
しかし登には、ステータス画面もなければ、魔力も、スキルも一切存在しなかった。
ただの一般人として迷宮に放り出された彼は、瀕死の女騎士と出会う。彼女の前には、使う者の命を瞬時に吸い尽くす『呪いの魔剣』が落ちていた。
武器はそれしかない。女騎士は絶望していたが、登は平然と魔剣を握りしめる。 「なぜ……生きていられるの?」 登には、剣が対価として要求する魔力は存在しない。故に、魔剣はデメリットなしの『ただのよく切れる剣』として機能した。
これは、世界で唯一「対価」を支払う必要がない登が、呪われた武具を次々と使いこなし、その副作用に苦しむ女騎士やエルフ、聖女を救い出し、無自覚に溺愛されていく物語。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる