29 / 46
3章。魔王の領地奪還作戦
29話。エルザに勝利し、すべてを奪う
しおりを挟む
「カイ! 降りてきて、私と戦え!」
エルザが剣を振りかざして、俺を挑発した。
ヤツはすでに肩で息をして、疲労困憊だった。
俺がエルザに仕掛けたのは、1週目の俺では魔力量不足で使うことができなかった地形操作魔法【毒沼(ポイズン・レイク)】だ。
スキル【MPアップLv20】を修得し、最大魔力量が大幅にアップしたことで使用可能になった。
その効果は絶大だった。
この毒沼は身体を痺れさせるだけでなく、どんどん体力を奪っていく。
「勘違いしてもらっては困る。俺はお前がぶざまに這いつくばるところを見たいんだ。なぜ、わざわざそんなことをしなくちゃならない?」
「なっ、なんだと……!? 」
エルザは絶望に顔を歪ませた。
おおかた、俺と一対一で戦えば勝算があると踏んでいたんだろう。
「ヒギャアアア! お、俺は助かりたいんだぁ!」
エルザの背中に、ヤツの手下のひとりが弓矢を放った。
勘の鋭いエルザは、身を屈めて不意打ちを避ける。
「お、お前、この私を裏切ったなぁ……!?」
「ひっ!?」
「偉いぞ。約束通り、お前の命は助けてやる」
怒りに燃えたエルザは、ファイアーボールを投げつけて、裏切り者を処刑しようとする。
だか、上空から急降下してきた俺のアークデーモンが壁となって、火球を跳ね返した。
「なっ!? 上位悪魔!?」
アークデーモンは、裏切り者を掴んで空へと離脱する。
エルザたちは目を丸くしていた。
「あひゃあああ! た、助かった……!?」
「どうだ? 俺に従えば、死の運命から解放してやるぞ。エルザを攻撃しろ」
無論、これは嘘八百だ。
こいつらは、ひとり残らずアンデッド化させて、聖王都攻めの戦力に使うつもりだった。
「うっ、うぉおおおお! 俺は魔王に……いや、魔王カイ様に付くぞぉお!」
「お、俺もだぁ! くたばれエルザ!」
「小娘の癖に、いつもいつも偉そうにしやがって、ブチ殺してやるぜぇええ!」
ヤツラの結束は、一気に崩壊した。
しょせんは、欲得で繋がっていた連中だ。絆など、あってないようなモノだった。
エルザは手下どもから、一斉に攻撃を受ける。
「お、お前ら!? くぅうううッ【リミッター解除】!」
追い詰められたエルザは奥手を使った。その身から大地を震撼させる程の強大な魔力が、ほど走った。
鬼神のごとき立ち回りで、エルザは群がる手下どもを蹴散らしていく。
「どうだエルザ。裏切られるのは結構、堪えるだろう?」
「くぅっ! 待ってろ! すぐにコイツらを全員、ぶっ倒してお前の首を刈り取ってやるからな!」
エルザは強気で怒鳴る。
最後に頼みにするのは、自分自身の力だという強烈な自負を感じた。
仲間など、この娘は最初から信じてはいないのだろう。
ならコレで心を折ってやるか。
「スキル【リミッター解除】。全ステータスを5分間3倍にするが、効果が切れると反動で丸一日、ステータスが半分に激減する、だろう?」
「な、なぜソレを……!?」
俺がヤツのスキルの詳細を告げると、エルザは目に見えて狼狽した。
奥の手について、誰にも教えていなかったのだろう。
だが、俺は前世で何度か、エルザが【リミッター解除】を使うところを見ていた。
「お前の負けは確定した。俺は5分間、逃げ回っていれば良いんだからな」
「ち、ちくしょうおおおおッ! バカにしやがって、勝ったつもりかぁああ!?」
エルザは火炎の魔法剣を大きく振るって、手下を薙ぎ払う。
次の瞬間、ヤツは俺に向かって跳躍してきた。
毒沼が爆散して、飛沫が盛大に飛び散る。風の魔法で爆風を噴射して、驚異的なスピードを得たのだ。
「死ねぇええ! 【紅炎斬(こうえんざん)】!」
すべての力を使ってのエルザの究極の一撃だ。
もっとも、そう来ることは読めていた。
【紅炎斬(こうえんざん)】についても、俺は知り尽くしている。
「【瞬間移動】!」
俺はすでに詠唱していた【瞬間移動】の魔法で、エルザの奥義をかわす。
「なにぃいいいッ!?」
俺が出現したのは、エルザの完全な死角となる上空だった。
エルザは俺を必死に探すも、もう間に合わない。
「【ヘルファイア】!」
続けて俺の放った無数の黒い火球が、エルザに降り注いだ。
「おぐぅうううう!?」
エルザは身体にいくつもの穴を穿たれて、毒沼に倒れる。
着地した俺は、容赦無く魔法を撃ち続けた。エルザは防御に徹して亀のように固るしかない。
そろそろ頃合いか……
なんとか立ち上がろうとしたエルザの頭を、俺は瞬間移動して踏みつけた。
「ぶはッ!?」
もう【リミッター解除】の効果は切れており、エルザに俺を跳ね除ける力は無かった。
エルザは毒沼に顔を沈められ、息ができなくなって、もがく。必死にもがく。もがく。
「俺の勝ちだ。お前が、生き残れる道はたったひとつだ。俺に絶対の忠誠を誓え。【従魔の契約】を受け入れて、俺の下僕となるんだ」
コレットを奪い返すための捨て駒として、俺はエルザを下僕にするつもりだった。
【リミッター解除】は、聖女の大結界を破壊するためのキーとなる。
「エルザ、お前には、四天王のクラスを与える。受け入れるなら、俺の右足に触れろ」
もがくエルザは、一にも二にもなく俺の右足を掴んだ。
「よし。これで、契約は成立した。エルザ、お前は俺に逆らうと生命を奪われる俺の下僕となったんだ。生まれ変わった気分はどうだ?」
「うぁあああああーッッッ!?」
足をどかしてやると、跳ね起きたエルザは屈辱に絶叫した。頭を抱えて、涙さえ見せている。
「お、お前ぇ……! この私をぉおおお!?」
「喚くな。最初の命令だ。お前の貯め込んだ財産を、聖王都攻めの軍資金としてすべて差し出せ」
「な、ななななんだって……!?」
守銭奴のエルザは、顔を真っ青にした。この女にとっては、これ以上ない苦痛だろう。
「嫌か? 嫌なら死ね。俺の命令に逆らった瞬間、【従魔の契約】により、お前は死ぬ」
「おっ、おぐぅうううう! 私がお前の下僕……!?」
俺の言葉が嘘偽りではないことを、エルザも感じ取ったのだろう。
エルザは身体を見下ろして呻いた。
「さあ、どうする? 死か従属か?」
「わ、わわわかった! お前……じゃなくて、カイ様に従う! よ、よく見れば、カ、カイ様は、す、すごくかっこいいし……!」
エルザは屈辱に顔を引きつらせながらも、媚びへつらうような声を出した。
「わ、私は強い男が好きなんだ。カ、カイ様の女にしてもらえれば……」
エルザは胸元をはだけようとする。
……おいおい、負けた途端、今度は色仕掛で俺に取り入るつもりか?
俺は呆れ果てた。
俺の女になって、金と権力を握ろうとでも考えているのかも知れない。
「俺にはコレットがいる。2度と、同じことを口にするな。殺すぞ」
「は、はぃいいい!」
俺の殺意に当てられて、エルザは縮み上がった。
「やったのじゃ! カイ様が勝ったのじゃ!」
「あのエルザ一党を手玉に取って、一兵も減らすことなく勝利するとは! さすがは魔王様! 我らが英雄!」
「グリゼルダ様! 私たちの領地が、ついに取り戻せましたよ!」
収容所に待機していたグリゼルダたちが、大喝采を上げて押し寄せてきた。
俺は地形操作魔法【毒沼(ポイズン・レイク)】を解除し、元の地面に戻す。
これで、本当の勝利の宴ができるな。
『エルザ一党を倒して、エルザを服従させました。おめでとうございます。【イヴィル・ポイント】2000を獲得しました!』
==================
名前 :カイ=オースティン
クラス:黒魔術師(ダーク・スター)
レベル:999
スキル:【魔剣召喚】。【従魔の契約】。【アイテム鑑定】。【闇属性強化Lv10】【MPドレインLv5】【死神の手】【MPアップLv20】
==================
エルザが剣を振りかざして、俺を挑発した。
ヤツはすでに肩で息をして、疲労困憊だった。
俺がエルザに仕掛けたのは、1週目の俺では魔力量不足で使うことができなかった地形操作魔法【毒沼(ポイズン・レイク)】だ。
スキル【MPアップLv20】を修得し、最大魔力量が大幅にアップしたことで使用可能になった。
その効果は絶大だった。
この毒沼は身体を痺れさせるだけでなく、どんどん体力を奪っていく。
「勘違いしてもらっては困る。俺はお前がぶざまに這いつくばるところを見たいんだ。なぜ、わざわざそんなことをしなくちゃならない?」
「なっ、なんだと……!? 」
エルザは絶望に顔を歪ませた。
おおかた、俺と一対一で戦えば勝算があると踏んでいたんだろう。
「ヒギャアアア! お、俺は助かりたいんだぁ!」
エルザの背中に、ヤツの手下のひとりが弓矢を放った。
勘の鋭いエルザは、身を屈めて不意打ちを避ける。
「お、お前、この私を裏切ったなぁ……!?」
「ひっ!?」
「偉いぞ。約束通り、お前の命は助けてやる」
怒りに燃えたエルザは、ファイアーボールを投げつけて、裏切り者を処刑しようとする。
だか、上空から急降下してきた俺のアークデーモンが壁となって、火球を跳ね返した。
「なっ!? 上位悪魔!?」
アークデーモンは、裏切り者を掴んで空へと離脱する。
エルザたちは目を丸くしていた。
「あひゃあああ! た、助かった……!?」
「どうだ? 俺に従えば、死の運命から解放してやるぞ。エルザを攻撃しろ」
無論、これは嘘八百だ。
こいつらは、ひとり残らずアンデッド化させて、聖王都攻めの戦力に使うつもりだった。
「うっ、うぉおおおお! 俺は魔王に……いや、魔王カイ様に付くぞぉお!」
「お、俺もだぁ! くたばれエルザ!」
「小娘の癖に、いつもいつも偉そうにしやがって、ブチ殺してやるぜぇええ!」
ヤツラの結束は、一気に崩壊した。
しょせんは、欲得で繋がっていた連中だ。絆など、あってないようなモノだった。
エルザは手下どもから、一斉に攻撃を受ける。
「お、お前ら!? くぅうううッ【リミッター解除】!」
追い詰められたエルザは奥手を使った。その身から大地を震撼させる程の強大な魔力が、ほど走った。
鬼神のごとき立ち回りで、エルザは群がる手下どもを蹴散らしていく。
「どうだエルザ。裏切られるのは結構、堪えるだろう?」
「くぅっ! 待ってろ! すぐにコイツらを全員、ぶっ倒してお前の首を刈り取ってやるからな!」
エルザは強気で怒鳴る。
最後に頼みにするのは、自分自身の力だという強烈な自負を感じた。
仲間など、この娘は最初から信じてはいないのだろう。
ならコレで心を折ってやるか。
「スキル【リミッター解除】。全ステータスを5分間3倍にするが、効果が切れると反動で丸一日、ステータスが半分に激減する、だろう?」
「な、なぜソレを……!?」
俺がヤツのスキルの詳細を告げると、エルザは目に見えて狼狽した。
奥の手について、誰にも教えていなかったのだろう。
だが、俺は前世で何度か、エルザが【リミッター解除】を使うところを見ていた。
「お前の負けは確定した。俺は5分間、逃げ回っていれば良いんだからな」
「ち、ちくしょうおおおおッ! バカにしやがって、勝ったつもりかぁああ!?」
エルザは火炎の魔法剣を大きく振るって、手下を薙ぎ払う。
次の瞬間、ヤツは俺に向かって跳躍してきた。
毒沼が爆散して、飛沫が盛大に飛び散る。風の魔法で爆風を噴射して、驚異的なスピードを得たのだ。
「死ねぇええ! 【紅炎斬(こうえんざん)】!」
すべての力を使ってのエルザの究極の一撃だ。
もっとも、そう来ることは読めていた。
【紅炎斬(こうえんざん)】についても、俺は知り尽くしている。
「【瞬間移動】!」
俺はすでに詠唱していた【瞬間移動】の魔法で、エルザの奥義をかわす。
「なにぃいいいッ!?」
俺が出現したのは、エルザの完全な死角となる上空だった。
エルザは俺を必死に探すも、もう間に合わない。
「【ヘルファイア】!」
続けて俺の放った無数の黒い火球が、エルザに降り注いだ。
「おぐぅうううう!?」
エルザは身体にいくつもの穴を穿たれて、毒沼に倒れる。
着地した俺は、容赦無く魔法を撃ち続けた。エルザは防御に徹して亀のように固るしかない。
そろそろ頃合いか……
なんとか立ち上がろうとしたエルザの頭を、俺は瞬間移動して踏みつけた。
「ぶはッ!?」
もう【リミッター解除】の効果は切れており、エルザに俺を跳ね除ける力は無かった。
エルザは毒沼に顔を沈められ、息ができなくなって、もがく。必死にもがく。もがく。
「俺の勝ちだ。お前が、生き残れる道はたったひとつだ。俺に絶対の忠誠を誓え。【従魔の契約】を受け入れて、俺の下僕となるんだ」
コレットを奪い返すための捨て駒として、俺はエルザを下僕にするつもりだった。
【リミッター解除】は、聖女の大結界を破壊するためのキーとなる。
「エルザ、お前には、四天王のクラスを与える。受け入れるなら、俺の右足に触れろ」
もがくエルザは、一にも二にもなく俺の右足を掴んだ。
「よし。これで、契約は成立した。エルザ、お前は俺に逆らうと生命を奪われる俺の下僕となったんだ。生まれ変わった気分はどうだ?」
「うぁあああああーッッッ!?」
足をどかしてやると、跳ね起きたエルザは屈辱に絶叫した。頭を抱えて、涙さえ見せている。
「お、お前ぇ……! この私をぉおおお!?」
「喚くな。最初の命令だ。お前の貯め込んだ財産を、聖王都攻めの軍資金としてすべて差し出せ」
「な、ななななんだって……!?」
守銭奴のエルザは、顔を真っ青にした。この女にとっては、これ以上ない苦痛だろう。
「嫌か? 嫌なら死ね。俺の命令に逆らった瞬間、【従魔の契約】により、お前は死ぬ」
「おっ、おぐぅうううう! 私がお前の下僕……!?」
俺の言葉が嘘偽りではないことを、エルザも感じ取ったのだろう。
エルザは身体を見下ろして呻いた。
「さあ、どうする? 死か従属か?」
「わ、わわわかった! お前……じゃなくて、カイ様に従う! よ、よく見れば、カ、カイ様は、す、すごくかっこいいし……!」
エルザは屈辱に顔を引きつらせながらも、媚びへつらうような声を出した。
「わ、私は強い男が好きなんだ。カ、カイ様の女にしてもらえれば……」
エルザは胸元をはだけようとする。
……おいおい、負けた途端、今度は色仕掛で俺に取り入るつもりか?
俺は呆れ果てた。
俺の女になって、金と権力を握ろうとでも考えているのかも知れない。
「俺にはコレットがいる。2度と、同じことを口にするな。殺すぞ」
「は、はぃいいい!」
俺の殺意に当てられて、エルザは縮み上がった。
「やったのじゃ! カイ様が勝ったのじゃ!」
「あのエルザ一党を手玉に取って、一兵も減らすことなく勝利するとは! さすがは魔王様! 我らが英雄!」
「グリゼルダ様! 私たちの領地が、ついに取り戻せましたよ!」
収容所に待機していたグリゼルダたちが、大喝采を上げて押し寄せてきた。
俺は地形操作魔法【毒沼(ポイズン・レイク)】を解除し、元の地面に戻す。
これで、本当の勝利の宴ができるな。
『エルザ一党を倒して、エルザを服従させました。おめでとうございます。【イヴィル・ポイント】2000を獲得しました!』
==================
名前 :カイ=オースティン
クラス:黒魔術師(ダーク・スター)
レベル:999
スキル:【魔剣召喚】。【従魔の契約】。【アイテム鑑定】。【闇属性強化Lv10】【MPドレインLv5】【死神の手】【MPアップLv20】
==================
0
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔力ゼロの俺だけが、呪いの装備を『代償なし』で使い放題 ~命を削る魔剣も、俺が持てば『ただのよく切れる剣』~
仙道
ファンタジー
現代日本で天才研究者だった相模登(さがみ のぼる)は、ある日突然、異世界へ転移した。 そこは『スキル』と『魔力』が全てを決める世界。
しかし登には、ステータス画面もなければ、魔力も、スキルも一切存在しなかった。
ただの一般人として迷宮に放り出された彼は、瀕死の女騎士と出会う。彼女の前には、使う者の命を瞬時に吸い尽くす『呪いの魔剣』が落ちていた。
武器はそれしかない。女騎士は絶望していたが、登は平然と魔剣を握りしめる。 「なぜ……生きていられるの?」 登には、剣が対価として要求する魔力は存在しない。故に、魔剣はデメリットなしの『ただのよく切れる剣』として機能した。
これは、世界で唯一「対価」を支払う必要がない登が、呪われた武具を次々と使いこなし、その副作用に苦しむ女騎士やエルフ、聖女を救い出し、無自覚に溺愛されていく物語。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる