エマをもつむすめ

ぴょん

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ヨンジン、助けて

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天井には扉のようなものがついていた。下から見た時は真っ暗だったのに、扉の隙間から細い光が一筋洩れていた。夢中で登っているうち夜が明けていたんだ。押してみると、拍子抜けするほど軽く戸は上に開いた。アーユーラは屋上によじ登った。クフベツさまもあとに続いた。
「あっ……!」
アーユーラは小さく叫んだ。
屋上を埋め尽くす翼をもつ者ラ・ズーの群れに囲まれているのが、もしもシズリヤさまのおねえさまだとしたらケスマヤさまというお名前だったはずだ。けれどアーユーラにはよくわからなかった。ラ・ズーたちの陰になって、顔も姿もはっきり見えなかった。

すでに事切れているおひめさまの体に、何羽もの翼をもつ者ラ・ズーが群がって屍姦していた。
おひめさまは仰向けに横たわったラ・ズーの腹の上にべったりとお尻をつけて、座った姿勢でエマを貫かれていた。
さらに一羽のラ・ズーがおひめさまを背後から抱きかかえるようにして、肛門にエマを突っ込んで掻きまわしている。
もう一羽のラ・ズーは膝立ちになっておひめさまの頭を抱え込み、いっぱいに開いた口にエマを突っ込んでせわしなく抜き差ししていた。
別のラ・ズーは犯す穴がなくて、おひめさまのポッカリと開いたうつろな眼窩に無理やり自分のいきり立ったエマを押し込もうとしていた。
まさに体中の穴という穴にエマをねじ込まれて、おひめさまの体は壊れた操り人形のような、奇妙にねじ曲がった姿勢で間歇的に揺れていた。その周りをぎっしりと取り囲んだ無数の翼をもつ者ラ・ズーたちが、みんな欲望にぎらぎらと目を輝かせ、紫色の実をかじりながら今か今かと順番を待っていた。
クフベツさまが息をのむ音が聞こえた。

その時。

空のかなたに、小さな点が見えた。
それはみるみる近づきながら次第にはっきりとした形を取り始めた。
不吉な片羽の鳥の姿を。

鳥はまっしぐらに飛んでくると、アーユーラの隣ですくみあがっていたクフベツさまの体を引っさらい、また高く舞い上がった。クフベツさまが金切り声を上げた。
「クフベツさま!」
動転して叫んでから、アーユーラはそれがヨンジンなのだと気がついた。ヨンジンは殺気立ったラ・ズーの群れを避け、少し離れた枝にとまってクフベツさまが姿を現すのを待っていたのだ。
ヨンジンの姿はみるみる遠ざかっていく。もう会えないのだ、とわかった。アーユーラは思わず叫んだ。
「待って!」
おひめさまの死体を犯していたラ・ズ-たちが、一斉にアーユーラのほうを向いた。

あわててさっき出てきた扉を引き開けようとしたが、遅かった。
一羽の翼をもつ者ラ・ズーがアーユーラの肩に鉤爪を食い込ませた。アーユーラは痛みのあまり叫んだ。その声にまた別のラ・ズーたちが群がってきた。
「いやっ、いやだったら」
アーユーラは、両手をめちゃくちゃに振り回した。けれどたちまち背中からのしかかられ、着物をめくられた。丸出しになったお尻の肉をラ・ズーが乱暴につかんで両側に押し開くと、桜のつぼみのようなエマがのぞいた。アーユーラは体をよじって逃れようとしたが、尻を高くつき出した惨めな格好のままあっという間にエマを力任せに貫かれていた。
「ああっ」
思わず開いた唇に、別のラ・ズーが無理やりエマをねじ込んでくる。
背後から巨大なエマをめりめりと押し込んできたラ・ズーが、半分ほど入ったところで絶頂に達した。舞い上がろうとしたが、アーユーラの体に何羽ものラ・ズーがしがみついてきたため、重さでろくに浮上することができないまま果てた。
最初のラ・ズーが乱暴にエマを引き抜くと、アーユーラはバランスを崩して横ざまに倒れた。すかさず別のラ・ズーが腹にしがみつき、アーユーラのエマに自分のモノを突き立てた。さっきのラ・ズーの体液でぬめったエマが、ぬちぬちと音をたてながら奥までラ・ズーのモノをくわえ込んだ。
背中からもう一羽がのしかかってきてお尻の割れ目にエマをこすりつけ始めた。
アーユーラの頭を抱え込んで唇にエマをねじ込んでいたラ・ズーが、ぶるっと身を震わせてアーユーラの口の中に大量の体液をぶちまけた。アーユーラはむせて涙を流しながら身をよじった。
お尻の割れ目にエマをこすりつけていた奴が、強引に肛門に押し入ってきた。引き裂かれるような痛みと共に、肛門を激しく掻きまわされた。エマも肛門もまるで自分のものではないみたいだった。アーユーラは激しい腹痛に襲われ、便意を催した。肛門を犯していた奴があっという間に絶頂に達した。そのラ・ズーは肛門の中にどっと体液をぶちまけると、エマを乱暴に引き抜いた。あっと思う間もなくアーユーラは脱糞していた。
「ああ、イヤ」
アーユーラの絶望に見開かれた目から涙がこぼれ落ちた。
ヨンジン、助けて……
口いっぱいにラ・ズーのエマをくわえているために、声にならない声でアーユーラはヨンジンの名を呼んだ。口に突っ込まれたエマがビクンビクンと震えたと思うと、口の中が苦い体液でいっぱいになった。ようやくラ・ズーが顔から離れると、別の奴が咳込んでいるアーユーラの頭を抱え込み、絶望に見開かれた眼窩に容赦なくエマを突き立てた。アーユーラはギャッと叫んだ。穴という穴から体液を注ぎこまれて体中がべとべとだった。
(嘘よ、こんなの……きっと悪い夢だわ)
アーユーラの意識が遠のいた。腹にしがみついた1匹が、アーユーラの小さなへそに、巨大なエマを力任せにねじ込んだ。鮮血が飛び散った。断末魔の痙攣がアーユーラの全身を襲った。

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