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第一章
第12話:戦友
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異世界召喚から35日目:佐藤克也(カーツ・サート)視点
俺が驚くくらい、あれよあれよという間に、国王との謁見の手はずが整う。
さすがに正規の謁見ではなく、内々で会うという話だ。
だがむしろ内々で話ができる方が驚きだ!
普通は役職や血縁を使って正規の謁見手続きを整える。
だが国王の予定が詰まっていない訳がない。
ぎちぎちに詰まっている予定のどこかを取り止めてもらわないと、政務で忙しい国王の予定を変える事などできない。
だが、謁見を望む者が役職や血縁を使って急な謁見を入れようとしたのと同じように、既に決まっている予定も役職や血縁によって順番に入れられているのだ。
よほどの力がなければ、既に決まっている予定の変更など不可能だ。
だったら今回のように国王のプライベートな時間を使えばいいかといえば、そんな事は絶対にありえない。
国王のプライベートな時間というのは、遊びのためにあるわけではない。
国の大黒柱である国王の心身を健康に保つ為にあるのだ!
それを削るというのは、国を危険にさらすのと同じなのだ。
それに、1度プライベートな時間を公務に使えば、同じようにプライベートな時間を公務に使えと言って来る、身勝手な連中が次々と現れる。
だから余ほどの事情がなければ、国王のプライベートな時間は公務に使えない。
もしどうしても使わなければいけないとしても、相手を厳選しなければいけない。
国王のプライベートな時間を使ってもらったと自慢するような相手はもちろん、毛ほどの危険がある相手も絶対に選ぶことができない。
心優しい門番の上司、この国の重臣の息子であろう奴が、父親を使っても謁見の手はずを整えるのは難しいと言っていたのだ。
それなのに、1代子爵とはいえ一介の騎士が国王との謁見をその日の内に整えた。
それも国王のプライベートな時間を空けさせてだ!
驚かない方がおかしいのだ!
「エブリン、お前がこのような手段を使ってでも余に会いたいと言ってきたのだ。
よほどの事件が起こったのだな?」
俺と親切な門番の父親、エブリンが王城の奥深くにある落ち着いた部屋で待っていると、近衛兵であろう屈強な10人に護られた国王が入ってきた。
立派な王冠をしているから国王だと思う。
その国王が、エブリンに親しく言葉をかけている。
この気安さから、よほどの信頼関係を築いていると思われる。
1代子爵に任じられるほどの武勇の士とはいえ、普通では信じられない態度だ。
「はい、ファイフ王国との国境を護る領主と騎士団長が裏切りました。
証拠は、この方が討伐した盗賊団に偽装したファイフ王国兵が持っておりました」
「ほう、見た事のない奴がいると思ったら、エブリンの新たらしい配下か?」
国王が俺に興味津々という視線を送ってくる。
俺が、国王の信頼する家臣の裏切り情報を持ってきたのだ。
もう少し怒りとか疑いとかの感情を持つモノなのだが……
よほどエブリンの事を信用しているのだな。
どうしてエブリンがそれほどの信用を得られるようになったかが気になる。
それにしても、俺がエブリンの密偵だともうという事は……
「いえ、配下として調べさせていたのではありません。
そもそも私がそのような事が苦手なのはご存じでしょう」
あれ、エブリンは国王の密偵ではないのか?
密偵の頭格だから、急な謁見をプライベートな時間に作れたのではないのか?
「エブリンは、余が実力を磨くためにダンジョンに潜っていた頃からの仲間だ。
謹厳実直で小細工できない性格なのは知っている。
だからこそ、非常時には内々で知らせるように頼んでいたのだ」
なるほど、そういう事か。
ダンジョンと武勇で成り立っているのがこの国の王家だ。
暗殺を恐れて身分を隠し、ダンジョンで自分を鍛える事も常識なのだな。
「一生使わずにすめばよかったのですが、こんな事になってしまいました」
「余も同じ思いだが、余の力不足で起きてしまったのならしかたがない。
できるだけ傷を少なくする対処が必要だ。
それで、証拠の手紙はどこにある?」
「ここにございます」
俺はそう言って魔法袋から証拠の手紙を出してエブリンに渡した。
国王達には懐から出したように見せかけている。
エブリンから近衛兵、安全を確認した近衛兵から国王に手紙が渡る。
全部で19通もある手紙だから、全部読むにはそれなりに時間がかかる。
国王は最初の1通を読み終わったら、その手紙を近衛兵に渡した。
危険がないか確かめた近衛兵に次いで2人目だ。
この2人の近衛兵は、よほど国王から信頼されているのだろう。
あるいは近衛兵は5人1組になっていて、その組長なのかもしれない。
「この者の嘘偽りであれば良いと思っていたのだが、本当の様だな」
国王が心から残念そうに話す。
自分が見限られた事も腹立たしいのだろうが、それ以上に騎士たる者が敵に内通して国を裏切る事が残念なのだろう。
国王がエブリンと話した若い頃の内容を考えれば、武に寄った性格なのだ。
裏切者が出世できるような、今の王国の体制も腹立たしく残念なのだろう。
「証拠の手紙があるのはマクリントック伯爵とマディソン騎士団長だけですが、カーツ殿の予想では、北門を預かるライリー騎士団長も裏切っているとの事です」
「そうであろうな。
余が同じ策を使うとしても、北門の団長を寝返らせる。
工作中ではなく、既に裏切っていると思う理由はなんだ?」
国王が俺に直接聞いてきた。
もうわかっているのに聞く理由はなんだ?
女々しく裏切っていないと思いたい訳ではないだろう。
反対するであろう、裏切っている証拠の見つかっていない重臣を説得するためか?
いや、武断の王だと思われるから、裏切りの恐れのある者は全員処刑するはずだ。
なるほど、味方になる俺の能力を確かめておきたいのだな。
「1番の理由は手紙の内容です。
書かれている内容の端々から、もう楽勝だと考えているのが分かります。
この国の城壁や城門を普通の攻撃で突破するには、30万の兵が必要でしょう。
しかも最低でも数カ月の時間がかかるでしょう。
四方に敵を抱えるファイフ王国では、数カ月も30万兵を動員できません。
それなのに楽勝だと考えているのは、裏切者が城門を開くからです」
「余も手紙の内容からその通りだと思う。
だが、手紙を読んでも、そのような裏の内容を読み取れない者も多い。
中には読み取れているのに、そのような文面ではないと言う裏切者もいる。
そのような連中を論破できる証拠はないか?」
「もう1つは、この手紙を持っていた盗賊団の動きです。
マクリントック伯爵とマディソン騎士団長が裏切ったとはいえ、襲う村々の数が多過ぎます。
盗賊の事が露見して、討伐軍が編成されてもいいという態度です。
こんな事は、開戦間近でなければやれません。
ここまで準備しているのです。
確実に勝てる状況でなければ目立つような事はできません。
開戦は裏切が約束されていなければ踏み切れないでしょう」
「余もそう思うが、それでもしらを切られたらどうする?
ライリー騎士団長が裏切ったという証拠はない。
この手紙も、余と家臣を離間させる陰謀だと言い張ったらどうする?」
「国王陛下は君子豹変するという言葉を聞いた事がありますか?」
「いや、そのような言葉は聞いた事がない」
「この言葉は、豹という獣が秋になって毛が抜け変わり、紋様が鮮やかになる事を、人の態度が事に当たって一変するのを例えています。
陛下は普段よく家臣の言葉を聞いていられるのでしょう。
平時はそれこそが賢王の態度です。
ですが、戦時には、家臣の言葉を無視しても果断に行動すべきです。
今はもう戦時、裏切りの恐れのある家臣は皆殺しにすべき時です!」
「今はもう戦時か、よく分かったぞ!」
俺が驚くくらい、あれよあれよという間に、国王との謁見の手はずが整う。
さすがに正規の謁見ではなく、内々で会うという話だ。
だがむしろ内々で話ができる方が驚きだ!
普通は役職や血縁を使って正規の謁見手続きを整える。
だが国王の予定が詰まっていない訳がない。
ぎちぎちに詰まっている予定のどこかを取り止めてもらわないと、政務で忙しい国王の予定を変える事などできない。
だが、謁見を望む者が役職や血縁を使って急な謁見を入れようとしたのと同じように、既に決まっている予定も役職や血縁によって順番に入れられているのだ。
よほどの力がなければ、既に決まっている予定の変更など不可能だ。
だったら今回のように国王のプライベートな時間を使えばいいかといえば、そんな事は絶対にありえない。
国王のプライベートな時間というのは、遊びのためにあるわけではない。
国の大黒柱である国王の心身を健康に保つ為にあるのだ!
それを削るというのは、国を危険にさらすのと同じなのだ。
それに、1度プライベートな時間を公務に使えば、同じようにプライベートな時間を公務に使えと言って来る、身勝手な連中が次々と現れる。
だから余ほどの事情がなければ、国王のプライベートな時間は公務に使えない。
もしどうしても使わなければいけないとしても、相手を厳選しなければいけない。
国王のプライベートな時間を使ってもらったと自慢するような相手はもちろん、毛ほどの危険がある相手も絶対に選ぶことができない。
心優しい門番の上司、この国の重臣の息子であろう奴が、父親を使っても謁見の手はずを整えるのは難しいと言っていたのだ。
それなのに、1代子爵とはいえ一介の騎士が国王との謁見をその日の内に整えた。
それも国王のプライベートな時間を空けさせてだ!
驚かない方がおかしいのだ!
「エブリン、お前がこのような手段を使ってでも余に会いたいと言ってきたのだ。
よほどの事件が起こったのだな?」
俺と親切な門番の父親、エブリンが王城の奥深くにある落ち着いた部屋で待っていると、近衛兵であろう屈強な10人に護られた国王が入ってきた。
立派な王冠をしているから国王だと思う。
その国王が、エブリンに親しく言葉をかけている。
この気安さから、よほどの信頼関係を築いていると思われる。
1代子爵に任じられるほどの武勇の士とはいえ、普通では信じられない態度だ。
「はい、ファイフ王国との国境を護る領主と騎士団長が裏切りました。
証拠は、この方が討伐した盗賊団に偽装したファイフ王国兵が持っておりました」
「ほう、見た事のない奴がいると思ったら、エブリンの新たらしい配下か?」
国王が俺に興味津々という視線を送ってくる。
俺が、国王の信頼する家臣の裏切り情報を持ってきたのだ。
もう少し怒りとか疑いとかの感情を持つモノなのだが……
よほどエブリンの事を信用しているのだな。
どうしてエブリンがそれほどの信用を得られるようになったかが気になる。
それにしても、俺がエブリンの密偵だともうという事は……
「いえ、配下として調べさせていたのではありません。
そもそも私がそのような事が苦手なのはご存じでしょう」
あれ、エブリンは国王の密偵ではないのか?
密偵の頭格だから、急な謁見をプライベートな時間に作れたのではないのか?
「エブリンは、余が実力を磨くためにダンジョンに潜っていた頃からの仲間だ。
謹厳実直で小細工できない性格なのは知っている。
だからこそ、非常時には内々で知らせるように頼んでいたのだ」
なるほど、そういう事か。
ダンジョンと武勇で成り立っているのがこの国の王家だ。
暗殺を恐れて身分を隠し、ダンジョンで自分を鍛える事も常識なのだな。
「一生使わずにすめばよかったのですが、こんな事になってしまいました」
「余も同じ思いだが、余の力不足で起きてしまったのならしかたがない。
できるだけ傷を少なくする対処が必要だ。
それで、証拠の手紙はどこにある?」
「ここにございます」
俺はそう言って魔法袋から証拠の手紙を出してエブリンに渡した。
国王達には懐から出したように見せかけている。
エブリンから近衛兵、安全を確認した近衛兵から国王に手紙が渡る。
全部で19通もある手紙だから、全部読むにはそれなりに時間がかかる。
国王は最初の1通を読み終わったら、その手紙を近衛兵に渡した。
危険がないか確かめた近衛兵に次いで2人目だ。
この2人の近衛兵は、よほど国王から信頼されているのだろう。
あるいは近衛兵は5人1組になっていて、その組長なのかもしれない。
「この者の嘘偽りであれば良いと思っていたのだが、本当の様だな」
国王が心から残念そうに話す。
自分が見限られた事も腹立たしいのだろうが、それ以上に騎士たる者が敵に内通して国を裏切る事が残念なのだろう。
国王がエブリンと話した若い頃の内容を考えれば、武に寄った性格なのだ。
裏切者が出世できるような、今の王国の体制も腹立たしく残念なのだろう。
「証拠の手紙があるのはマクリントック伯爵とマディソン騎士団長だけですが、カーツ殿の予想では、北門を預かるライリー騎士団長も裏切っているとの事です」
「そうであろうな。
余が同じ策を使うとしても、北門の団長を寝返らせる。
工作中ではなく、既に裏切っていると思う理由はなんだ?」
国王が俺に直接聞いてきた。
もうわかっているのに聞く理由はなんだ?
女々しく裏切っていないと思いたい訳ではないだろう。
反対するであろう、裏切っている証拠の見つかっていない重臣を説得するためか?
いや、武断の王だと思われるから、裏切りの恐れのある者は全員処刑するはずだ。
なるほど、味方になる俺の能力を確かめておきたいのだな。
「1番の理由は手紙の内容です。
書かれている内容の端々から、もう楽勝だと考えているのが分かります。
この国の城壁や城門を普通の攻撃で突破するには、30万の兵が必要でしょう。
しかも最低でも数カ月の時間がかかるでしょう。
四方に敵を抱えるファイフ王国では、数カ月も30万兵を動員できません。
それなのに楽勝だと考えているのは、裏切者が城門を開くからです」
「余も手紙の内容からその通りだと思う。
だが、手紙を読んでも、そのような裏の内容を読み取れない者も多い。
中には読み取れているのに、そのような文面ではないと言う裏切者もいる。
そのような連中を論破できる証拠はないか?」
「もう1つは、この手紙を持っていた盗賊団の動きです。
マクリントック伯爵とマディソン騎士団長が裏切ったとはいえ、襲う村々の数が多過ぎます。
盗賊の事が露見して、討伐軍が編成されてもいいという態度です。
こんな事は、開戦間近でなければやれません。
ここまで準備しているのです。
確実に勝てる状況でなければ目立つような事はできません。
開戦は裏切が約束されていなければ踏み切れないでしょう」
「余もそう思うが、それでもしらを切られたらどうする?
ライリー騎士団長が裏切ったという証拠はない。
この手紙も、余と家臣を離間させる陰謀だと言い張ったらどうする?」
「国王陛下は君子豹変するという言葉を聞いた事がありますか?」
「いや、そのような言葉は聞いた事がない」
「この言葉は、豹という獣が秋になって毛が抜け変わり、紋様が鮮やかになる事を、人の態度が事に当たって一変するのを例えています。
陛下は普段よく家臣の言葉を聞いていられるのでしょう。
平時はそれこそが賢王の態度です。
ですが、戦時には、家臣の言葉を無視しても果断に行動すべきです。
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