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第一章
第14話:覚醒
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リジィ王国暦200年5月20日:ロッシ侯爵家王都屋敷
レオの放った範囲攻撃魔術は、常識外れのモノだった。
レベル5の風槍1000とレベル4の風剣10000が、敵と認定したモノに当たるまで追い回すのだ。
普通の魔術のように避ける事もできない。
それどころか、避けたと思ったら方向転換して後ろから襲って来る。
レベル4や5の人間なら、それこそ1発で即死する可能性がある。
いや、放つ魔術士のレベルと魔術練度によって、魔術の破壊力が変わるのだ。
レオの放つ魔術が並みの騎士を即死させるのは当然だった。
それどころか歴戦の高レベル騎士でも即死は免れない。
1個騎士団は1000兵が標準だ。
24時間交代で王族や王城を護るのなら、朝昼晩の3交代にする必要がある。
休日を与える気があるのなら、4個騎士団は必要になる。
騎士団を団単位で細かく分けるのではなく、団の下の隊を1000人規模にすれば、10個隊で交代したり休んだりさせる事はできる。
ただ現実的には、王城や王都の各所に分散して警備するのだ。
時には戦争になって王城や王都を離れて他国に攻め込む事もあるのだ。
機動的な運用をしようと思えば、団や隊の人数が少なくなっていくのが普通だ。
「騎士団」
騎士団長:1騎
騎士長 :10騎
騎士 :100騎
徒士 :900兵:騎士達の従者を含む
「徒士団」
徒士団長:1騎 :騎士長
騎士 :10騎 :
徒士長 :100兵:
徒士 :900兵:騎士達の従者を含む
そんな騎士団6個6000人が瞬時に壊滅した。
騎士団長も騎士長も誰1人生き延びる事ができなかった。
中には魔術の1撃2撃に耐えた者もいた。
だが、およそ5000もの魔術が生き残りを求めて追いかけて来るのだ。
耐える事も逃げる事もできなかった。
「王家直属の騎士団は壊滅させました。
残るはロッシ侯爵閣下を裏切ったウァレリウス家門の貴族達です。
彼らは性懲りもなくこの屋敷に襲いかかって来ています。
恐らくモレッティ伯爵の命令に従っているのでしょう。
ロッシ侯爵閣下、彼らを許しますか?
それとも私が殺すのを認められますか?」
「彼らが愚かな私を裏切ったのは、ある意味生き残るためだから仕方がない。
だが、どのような事情があろうと、アリアを見殺しにした事は許せない。
レオ閣下、皆殺しにして頂きたい」
「分かった、任せろ」
「待ってください!
お父様を裏切ったのは当主ですよね?
襲ってきているのは、当主に命じられた家臣や使用人ですよね?
彼らを殺すのは可愛そうな気がします」
「アリア嬢の優しい心はとても美しいモノです。
ですが、その家臣や使用人が、密偵としてこの屋敷に入り込んでいたのです。
先日刺客を引き入れたのも貴族の家臣です。
家臣だからといって罪がないとは限りません」
「ですが……」
ここでレオは叡智の精霊が言った言葉を確かめる事にした。
何もアリアを護ろうとする忠臣を傷つけなくてもいいのだ。
敵を殺しておいて、善良な人間だけ甦らせばいい。
失敗しても何の問題もない。
元々殺人未遂で皆殺しにする気だったのだ。
むしろ失敗して蘇らない方が良い。
「先ほど叡智の精霊という奴に言われたのだが、アリア嬢は聖女候補らしい。
そのアリア嬢を覚醒させるために、この家の忠臣達を死傷させろと言いやがった。
そんな事は絶対にできないから、無視してやった」
「まあ!
なんて酷い事をする気だったのですか?!」
(おい、こら、内緒の話をばらしやがったな!)
(当人に聞かれて困るような事をやろうとする奴が、アリア嬢の味方の訳がない!
今度何か画策しやがったら、精霊であろうと悪魔であろうと殺す!)
「ああ、とんでもなく性根の腐った奴だ。
これからも甘言を弄してアリア嬢を騙そうとするだろう。
やってもいない事をやったと言って、恩を売ろうとするかもしれない。
だが、本当に善良な精霊なら、アリア嬢の忠臣を死傷させるような策は取らない。
こう言っては何だが、俺のように味方を大切にして、敵を殺す。
絶対にだまされないようにしなさい」
「ありがとうございます。
危うく騙されてしまう所でした。
もう2度と甘言には惑わされません」
「では、先ほど言った言葉も反省してくれ。
命令されただけだと言っても、人を殺そうとしているのは間違いない。
連中からアリア嬢を護ろうとして、この家に仕える家臣や使用人が死ぬのだ。
よく考えもせず、一時の感情で悪人を許してはいけない」
「分かりました。
私の考えが至りませんでした。
家臣達のためにも、敵は殺さなければいけないのですね」
「その通りですよ。
叡智の精霊という悪魔の所為で苛立ってしまい、少々言葉が荒くなってしまいましたが、貴族には家臣を護る責任があるのです。
貴族の命令に従って戦う彼らが無駄死にする事の無いように、自分を磨いてよい主君よい指揮官になる必要があります」
「そう教えられてきたのに、言葉だけ覚えていて、本当の意味を分かっていませんでした。
先ずは敵対したモノを徹底的に叩くべきなのですね。
救うのは、その後でいいのでね」
「そうですね、殺した後で蘇らせればいいのです。
叡智の精霊を自称する奴は、アリア嬢なら死者でも蘇らせられると言っていましたから、心正しい者だけ蘇れと祈ればいいのです。
そうすれば、蘇らせた者が人を死傷させることがありません。
自分が蘇らせた者が善良な人を殺したら、罪悪感で死にたくなりますよ」
「そうですね、それが1番良いですね。
レオ閣下が申されたように、もし私が蘇らせた者が人を殺してしまったら、罪悪感で生きていけなくなってしまいます」
「では、徐々に近づいてくるウァレリウス氏族連合軍を皆殺しにします。
その後で合図しますから、彼らの中から善人だけ蘇らせると願ってください」
「はい!」
「我に敵意を向ける者達を全て滅せ、千槍万剣風!」
「では祈らせていただきます」
「ちょっと待ってください。
まだ初心者のアリア嬢が、遠方から蘇生魔術を使うのは難しいでしょう。
ここは近くにまで行って、視界に納めた状態で祈ってもらいましょう」
「待ってください、レオ閣下。
アリアは箱入り娘なのです。
大勢の人間が死んでいる現場に行って、平気でいられるとは思えません」
「これは申し訳ない、ロッシ侯爵閣下。
私が迂闊だった。
皆が私のような血塗られた幼少時代を過ごして訳ではないのをうっかりしていた。
ロッシ侯爵閣下の申される通りだ。
アリア嬢にはここで蘇生魔術を使ってもらいましょう」
「はい、私も大勢の死者を目の前にして冷静でいられるとは思えません。
ここから蘇生魔術を使わせていただきます。
他人を傷つける事が絶対にない心優しき者達を蘇らせます、エリア・パーフェクト・リサシテイション」
レオの放った範囲攻撃魔術は、常識外れのモノだった。
レベル5の風槍1000とレベル4の風剣10000が、敵と認定したモノに当たるまで追い回すのだ。
普通の魔術のように避ける事もできない。
それどころか、避けたと思ったら方向転換して後ろから襲って来る。
レベル4や5の人間なら、それこそ1発で即死する可能性がある。
いや、放つ魔術士のレベルと魔術練度によって、魔術の破壊力が変わるのだ。
レオの放つ魔術が並みの騎士を即死させるのは当然だった。
それどころか歴戦の高レベル騎士でも即死は免れない。
1個騎士団は1000兵が標準だ。
24時間交代で王族や王城を護るのなら、朝昼晩の3交代にする必要がある。
休日を与える気があるのなら、4個騎士団は必要になる。
騎士団を団単位で細かく分けるのではなく、団の下の隊を1000人規模にすれば、10個隊で交代したり休んだりさせる事はできる。
ただ現実的には、王城や王都の各所に分散して警備するのだ。
時には戦争になって王城や王都を離れて他国に攻め込む事もあるのだ。
機動的な運用をしようと思えば、団や隊の人数が少なくなっていくのが普通だ。
「騎士団」
騎士団長:1騎
騎士長 :10騎
騎士 :100騎
徒士 :900兵:騎士達の従者を含む
「徒士団」
徒士団長:1騎 :騎士長
騎士 :10騎 :
徒士長 :100兵:
徒士 :900兵:騎士達の従者を含む
そんな騎士団6個6000人が瞬時に壊滅した。
騎士団長も騎士長も誰1人生き延びる事ができなかった。
中には魔術の1撃2撃に耐えた者もいた。
だが、およそ5000もの魔術が生き残りを求めて追いかけて来るのだ。
耐える事も逃げる事もできなかった。
「王家直属の騎士団は壊滅させました。
残るはロッシ侯爵閣下を裏切ったウァレリウス家門の貴族達です。
彼らは性懲りもなくこの屋敷に襲いかかって来ています。
恐らくモレッティ伯爵の命令に従っているのでしょう。
ロッシ侯爵閣下、彼らを許しますか?
それとも私が殺すのを認められますか?」
「彼らが愚かな私を裏切ったのは、ある意味生き残るためだから仕方がない。
だが、どのような事情があろうと、アリアを見殺しにした事は許せない。
レオ閣下、皆殺しにして頂きたい」
「分かった、任せろ」
「待ってください!
お父様を裏切ったのは当主ですよね?
襲ってきているのは、当主に命じられた家臣や使用人ですよね?
彼らを殺すのは可愛そうな気がします」
「アリア嬢の優しい心はとても美しいモノです。
ですが、その家臣や使用人が、密偵としてこの屋敷に入り込んでいたのです。
先日刺客を引き入れたのも貴族の家臣です。
家臣だからといって罪がないとは限りません」
「ですが……」
ここでレオは叡智の精霊が言った言葉を確かめる事にした。
何もアリアを護ろうとする忠臣を傷つけなくてもいいのだ。
敵を殺しておいて、善良な人間だけ甦らせばいい。
失敗しても何の問題もない。
元々殺人未遂で皆殺しにする気だったのだ。
むしろ失敗して蘇らない方が良い。
「先ほど叡智の精霊という奴に言われたのだが、アリア嬢は聖女候補らしい。
そのアリア嬢を覚醒させるために、この家の忠臣達を死傷させろと言いやがった。
そんな事は絶対にできないから、無視してやった」
「まあ!
なんて酷い事をする気だったのですか?!」
(おい、こら、内緒の話をばらしやがったな!)
(当人に聞かれて困るような事をやろうとする奴が、アリア嬢の味方の訳がない!
今度何か画策しやがったら、精霊であろうと悪魔であろうと殺す!)
「ああ、とんでもなく性根の腐った奴だ。
これからも甘言を弄してアリア嬢を騙そうとするだろう。
やってもいない事をやったと言って、恩を売ろうとするかもしれない。
だが、本当に善良な精霊なら、アリア嬢の忠臣を死傷させるような策は取らない。
こう言っては何だが、俺のように味方を大切にして、敵を殺す。
絶対にだまされないようにしなさい」
「ありがとうございます。
危うく騙されてしまう所でした。
もう2度と甘言には惑わされません」
「では、先ほど言った言葉も反省してくれ。
命令されただけだと言っても、人を殺そうとしているのは間違いない。
連中からアリア嬢を護ろうとして、この家に仕える家臣や使用人が死ぬのだ。
よく考えもせず、一時の感情で悪人を許してはいけない」
「分かりました。
私の考えが至りませんでした。
家臣達のためにも、敵は殺さなければいけないのですね」
「その通りですよ。
叡智の精霊という悪魔の所為で苛立ってしまい、少々言葉が荒くなってしまいましたが、貴族には家臣を護る責任があるのです。
貴族の命令に従って戦う彼らが無駄死にする事の無いように、自分を磨いてよい主君よい指揮官になる必要があります」
「そう教えられてきたのに、言葉だけ覚えていて、本当の意味を分かっていませんでした。
先ずは敵対したモノを徹底的に叩くべきなのですね。
救うのは、その後でいいのでね」
「そうですね、殺した後で蘇らせればいいのです。
叡智の精霊を自称する奴は、アリア嬢なら死者でも蘇らせられると言っていましたから、心正しい者だけ蘇れと祈ればいいのです。
そうすれば、蘇らせた者が人を死傷させることがありません。
自分が蘇らせた者が善良な人を殺したら、罪悪感で死にたくなりますよ」
「そうですね、それが1番良いですね。
レオ閣下が申されたように、もし私が蘇らせた者が人を殺してしまったら、罪悪感で生きていけなくなってしまいます」
「では、徐々に近づいてくるウァレリウス氏族連合軍を皆殺しにします。
その後で合図しますから、彼らの中から善人だけ蘇らせると願ってください」
「はい!」
「我に敵意を向ける者達を全て滅せ、千槍万剣風!」
「では祈らせていただきます」
「ちょっと待ってください。
まだ初心者のアリア嬢が、遠方から蘇生魔術を使うのは難しいでしょう。
ここは近くにまで行って、視界に納めた状態で祈ってもらいましょう」
「待ってください、レオ閣下。
アリアは箱入り娘なのです。
大勢の人間が死んでいる現場に行って、平気でいられるとは思えません」
「これは申し訳ない、ロッシ侯爵閣下。
私が迂闊だった。
皆が私のような血塗られた幼少時代を過ごして訳ではないのをうっかりしていた。
ロッシ侯爵閣下の申される通りだ。
アリア嬢にはここで蘇生魔術を使ってもらいましょう」
「はい、私も大勢の死者を目の前にして冷静でいられるとは思えません。
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