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第一章
第1話:挑発・クリステル視点
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「ブルードネル王太子殿下はおかしいと思われませんか。
生れた身分によって就ける役職が制限されるのはおかしくはありませんか。
生れた身分が高いからといって、身分に相応しい能力があるわけでも、身分に相応しい振る舞いができるわけではありません。
あまりもの無能なモノが高位を占めていると、王国の為にはなりませんわ。
誰もがブルードネル王太子殿下のように才能に恵まれ、その才能を生かす努力を重ねているわけではありません。
今のままでは、ブルードネル王太子殿下の周りの集まる者達は、無能なモノばかりになってしまいますわ。
わたくし、それが心配でなりませんの」
はらが、腹が立ち過ぎて、目の前が真っ赤になっいます。
怒りのあまり血が頭に上り過ぎているのかもしれません。
今のセシリア嬢の言動は、明らかに父上をあてこすっています。
スタンリー王国一の名門貴族で、傍流王家でもあるアースキン公爵家の当主であり、王国の宰相でもある父上が無能で何の努力もしていないと言っているのです。
それだけでなく、将来ブルードネル王太子殿下を支える側近として仕えている兄上まで、無能で努力をしていないとあてこすっているのです。
愚かなブルードネル王太子殿下はその事に全く気がついていません。
それどころか、セシリア嬢の色香に惑わされて鼻の下を長くしています。
なんて破廉恥な事を平気でしょうか。
無邪気や偶然を装ってブルードネル王太子殿下の身体に触れます。
手だけでなく、時に胸や臀部をブルードネル王太子殿下の押し付けるのです。
あまりに破廉恥な行動に、令嬢の中には真っ赤になっている者すらいます。
ブルードネル王太子殿下も殿下です。
身分と責任があると言うのなら、強く拒絶しなければいけないのに。
これはどう考えても色香を使った誘惑ではありませんか。
色香に迷って国王陛下や宰相の政道に口出しするなど、暗愚としか言えません。
それも分からずに鼻の下を伸ばすなんて、情けなさ過ぎます。
こんな方が自分の婚約者、将来の国王だなんて、涙が流れてしまいます。
ここは黙っているわけにはいきません。
「殿下、婚約者でもない女性に身体をみだりに触れてはいけません。
それに、顔つきが厭らしくなっておりますわ。
周りにいる令嬢達の表情を見てくださいませ。
色々と他の人の事を悪し様に言っていたようですが、ブルードネル王太子殿下達の方がよほど情けないお姿ですわよ」
「まあ、ブルードネル王太子殿下に対してなんて口の利き方をなさるのかしら。
父親が宰相を務めているからといって、クリステル様の能力が高いという訳でも、おうたいしのよりも偉いわけではないですのに。
ブルードネル王太子殿下の行動がそのように見えるなんて、思い上がっておられるからではありませんか。
私達はただ世間話をしていただけですのに。
ねえ、ブルードネル王太子殿下、そうですわよね」
そう言いながら、殿下の手を自分の胸に触れさせるお前はただの売女、国の傾ける悪女でしょうが!
「その通りだ、私に恥じるところは一点もない。
クリステル嬢は身分を弁えて下がっておれ、愚か者が!」
生れた身分によって就ける役職が制限されるのはおかしくはありませんか。
生れた身分が高いからといって、身分に相応しい能力があるわけでも、身分に相応しい振る舞いができるわけではありません。
あまりもの無能なモノが高位を占めていると、王国の為にはなりませんわ。
誰もがブルードネル王太子殿下のように才能に恵まれ、その才能を生かす努力を重ねているわけではありません。
今のままでは、ブルードネル王太子殿下の周りの集まる者達は、無能なモノばかりになってしまいますわ。
わたくし、それが心配でなりませんの」
はらが、腹が立ち過ぎて、目の前が真っ赤になっいます。
怒りのあまり血が頭に上り過ぎているのかもしれません。
今のセシリア嬢の言動は、明らかに父上をあてこすっています。
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それだけでなく、将来ブルードネル王太子殿下を支える側近として仕えている兄上まで、無能で努力をしていないとあてこすっているのです。
愚かなブルードネル王太子殿下はその事に全く気がついていません。
それどころか、セシリア嬢の色香に惑わされて鼻の下を長くしています。
なんて破廉恥な事を平気でしょうか。
無邪気や偶然を装ってブルードネル王太子殿下の身体に触れます。
手だけでなく、時に胸や臀部をブルードネル王太子殿下の押し付けるのです。
あまりに破廉恥な行動に、令嬢の中には真っ赤になっている者すらいます。
ブルードネル王太子殿下も殿下です。
身分と責任があると言うのなら、強く拒絶しなければいけないのに。
これはどう考えても色香を使った誘惑ではありませんか。
色香に迷って国王陛下や宰相の政道に口出しするなど、暗愚としか言えません。
それも分からずに鼻の下を伸ばすなんて、情けなさ過ぎます。
こんな方が自分の婚約者、将来の国王だなんて、涙が流れてしまいます。
ここは黙っているわけにはいきません。
「殿下、婚約者でもない女性に身体をみだりに触れてはいけません。
それに、顔つきが厭らしくなっておりますわ。
周りにいる令嬢達の表情を見てくださいませ。
色々と他の人の事を悪し様に言っていたようですが、ブルードネル王太子殿下達の方がよほど情けないお姿ですわよ」
「まあ、ブルードネル王太子殿下に対してなんて口の利き方をなさるのかしら。
父親が宰相を務めているからといって、クリステル様の能力が高いという訳でも、おうたいしのよりも偉いわけではないですのに。
ブルードネル王太子殿下の行動がそのように見えるなんて、思い上がっておられるからではありませんか。
私達はただ世間話をしていただけですのに。
ねえ、ブルードネル王太子殿下、そうですわよね」
そう言いながら、殿下の手を自分の胸に触れさせるお前はただの売女、国の傾ける悪女でしょうが!
「その通りだ、私に恥じるところは一点もない。
クリステル嬢は身分を弁えて下がっておれ、愚か者が!」
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