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第2章
31話
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「そろそろ代わってもらえませんか、テオ」
「そうですよ、テオ。
確かにあなたの武勲は凄かったですが、最初から最後までレーナ姫と踊るのはやり過ぎですよ」
「分かっているさ。
だが、夜は長いんだ。
もう少しよかろう」
「いいや、駄目だ。
我々は勿論だが、他の団員達にも機会を与えてもらおう」
「レーナ姫と踊りたければ、武勲をたてればいいだろう」
「その基準を厳しくしたら、武勲争いで作戦が崩壊してしまう。
武勲をたてられない、裏方の者にも機会を与えなければならん。
それくらいの事、テオならば分かっているだろう」
「分かっているよ。
しかたがないな。
だがそう言った以上、お前達も一曲にしておけよ」
「「分かっている」」
レーナ姫と踊れるのは、騎士団最高の栄誉となっていた。
全ての騎士団員が、その機会を求め、武勲を目指していた。
だが誰もが表舞台に立てるわけではない。
裏方を務める者も必要だった。
そんな者がいなければ、陣も作戦もあったものではない。
誰かが、目立たないが大切な裏方を務めなければならない。
率先して務める滅私奉公の騎士もいる。
そんな者を評価してこそ主人なのだ。
レーナ姫はそれが出来る主人になっていた。
前世の経験と今生の努力によって。
暁の騎士団では裏方仕事も武勲なのだ。
暁の騎士団は、三年の大魔境経験で大きく飛躍した。
団員一人一人が成長していた。
個人の武勇だけでなく、連携も素晴らしかった。
僅かなサインで助け合えた。
個人では狩れない強力な魔獣も、協力して狩っていった。
特にレーナの聖魔法が暁の騎士団を強くした。
事前の支援魔法で、物理攻撃耐性と魔法攻撃耐性を飛躍的高め、死傷を防いだ。
普通では狩れない強力な魔獣を狩れるようにした。
負傷した後も、聖魔法で傷を完治させた。
ついには、死んだ者を蘇らせる聖魔法まで会得した。
そんな戦いが、レーナ姫を至高の存在へと高めた。
まさに戦の女神だった。
大公城を護るユリア姫と共に、双璧の女神だった。
大公国の民にとっても、双子の姫は女神だった。
民は二人を双姫神と呼び称えていた。
命に係わるような重病になっても、双姫神が治して下さる。
例え死んだとしても、寿命でない限り、蘇らせてもらえる。
大きな負傷で死んだとしても、重要な臓器や頭を失っていなければ、一人が命を蘇らせ、一人が身体を癒してくれる。
双子でなければ成し得ない連携技だ。
大公国の騎士には夢があった。
武勲をたてて大公配になるという夢だ。
大公殿下には二人の姫君しかいない。
大公家を存続させるには、婿を取るしかない。
誰もが武勲をたてて大公配となる夢を見ていた。
「そうですよ、テオ。
確かにあなたの武勲は凄かったですが、最初から最後までレーナ姫と踊るのはやり過ぎですよ」
「分かっているさ。
だが、夜は長いんだ。
もう少しよかろう」
「いいや、駄目だ。
我々は勿論だが、他の団員達にも機会を与えてもらおう」
「レーナ姫と踊りたければ、武勲をたてればいいだろう」
「その基準を厳しくしたら、武勲争いで作戦が崩壊してしまう。
武勲をたてられない、裏方の者にも機会を与えなければならん。
それくらいの事、テオならば分かっているだろう」
「分かっているよ。
しかたがないな。
だがそう言った以上、お前達も一曲にしておけよ」
「「分かっている」」
レーナ姫と踊れるのは、騎士団最高の栄誉となっていた。
全ての騎士団員が、その機会を求め、武勲を目指していた。
だが誰もが表舞台に立てるわけではない。
裏方を務める者も必要だった。
そんな者がいなければ、陣も作戦もあったものではない。
誰かが、目立たないが大切な裏方を務めなければならない。
率先して務める滅私奉公の騎士もいる。
そんな者を評価してこそ主人なのだ。
レーナ姫はそれが出来る主人になっていた。
前世の経験と今生の努力によって。
暁の騎士団では裏方仕事も武勲なのだ。
暁の騎士団は、三年の大魔境経験で大きく飛躍した。
団員一人一人が成長していた。
個人の武勇だけでなく、連携も素晴らしかった。
僅かなサインで助け合えた。
個人では狩れない強力な魔獣も、協力して狩っていった。
特にレーナの聖魔法が暁の騎士団を強くした。
事前の支援魔法で、物理攻撃耐性と魔法攻撃耐性を飛躍的高め、死傷を防いだ。
普通では狩れない強力な魔獣を狩れるようにした。
負傷した後も、聖魔法で傷を完治させた。
ついには、死んだ者を蘇らせる聖魔法まで会得した。
そんな戦いが、レーナ姫を至高の存在へと高めた。
まさに戦の女神だった。
大公城を護るユリア姫と共に、双璧の女神だった。
大公国の民にとっても、双子の姫は女神だった。
民は二人を双姫神と呼び称えていた。
命に係わるような重病になっても、双姫神が治して下さる。
例え死んだとしても、寿命でない限り、蘇らせてもらえる。
大きな負傷で死んだとしても、重要な臓器や頭を失っていなければ、一人が命を蘇らせ、一人が身体を癒してくれる。
双子でなければ成し得ない連携技だ。
大公国の騎士には夢があった。
武勲をたてて大公配になるという夢だ。
大公殿下には二人の姫君しかいない。
大公家を存続させるには、婿を取るしかない。
誰もが武勲をたてて大公配となる夢を見ていた。
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