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第三部 無双編
第83話 偽即死魔法
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指名依頼が来た。ドワーフ国からロックワームをどうにかしてくれと云う依頼だ。
強制では無いが依頼主は国王。
これは受けるしかないな。
まあ、依頼料はかなりの額だから美味しい依頼だ。
皆を引き連れ馬車でドワーフ国にやってきた。
ドワーフ国は盆地にあり、周りを山で囲まれている。
山の幾つかが鉱山でその内の一つにロックワームが大量発生したらしい。
ちなみにドワーフ国は中立国でどの国にも味方しないが、敵にもならない。
生み出される製品は素晴らしく、自分達では売り歩かない。
他国の商人が訪れるのを待つというスタイルだ。
「Sランクのシロクです。あなたが依頼に書いてあったリスタモンドさんですか」
リスタモンドさんは、樽に手足を付けたような体格で立派な髭を生やしている。
この国に入ってドワーフは何人も見たが見分けが髪の色と目の色以外わからない。
リスタモンドさんは鉱山の入り口に立てられた小屋で俺達を待っていた。
パイプをくねらせ煙を吐き出してから話始めた。
「わしがリスタモンドだ。鉱山長だ」
「ロックワームの事を詳しく聞いてもいいですか」
「なんでも聞いてくれ」
「ロックワームは何匹ぐらい居るのですか」
「そうじゃな、二十ぐらいだ。大きさが異常で胴回りが六メートルあるものもおる」
「即死魔法で殺そうと思いますが、おびきだせますか」
即死魔法そんな物は無い。毒で殺そうと最初思った。
それでカレールゥゴーレムを考えたが、食いつくかどうか分からない。
そこで、魔力ゴーレムを毒ポーションに変えるのを思いついた。
魔力ゴーレムは見えないから即死魔法という事にする。
「坑道を歩いていれば、出てくるわい」
「じゃあストーンゴーレムを囮に使うのはいけそうですか」
「問題ないじゃろう」
「では行きましょう」
坑道の中は思いほか広い。荷車の跡が地面についている。
壁はスキルで固めたのか、頑丈に出来ていた。
明かりの魔道具で照らしながら進む。
先頭はフィオレラの操るストーンゴーレムだ。
しばらく進むと地面の下から振動がある。
「気をつけるんじゃ。出てくるぞ」
ロックワームがストーンゴーレムの真下に現れる。
ストーンゴーレムが跳ね飛ばされた。
「【即死魔法】」
勿論、詠唱はフェイクだ。
毒ポーションゴーレムを突っ込ませる。
ゴーレムがロックワームに当たると一撃で死亡した。
「なんにゃ。即死魔法なんて反則にゃ。さっき話しを聞いた時は嘘だと思ったにゃ」
「エルフ国でも即死魔法なんて聞いた事が無いですわ」
「貴君は禁忌すれすれの魔法を使うな。教会には報告させてもらうぞ」
「シロクさん凄いです」
フィオレラまで騙されている。後で話しておくか。
「皆さん報告はご自由に。でも即死魔法の詳細は明かせません。秘術です。次に行きますよ」
腰に付けた接着の魔道具から、新しい魔力ゴーレムを外して操作を繋いだ。
ロックワーム討伐は順調に進んだ。
途中に蝙蝠魔獣の大群が出てきて慌てたぐらいで、それ以外はトラブルはなかった。
蝙蝠魔獣は重力魔法の餌食になってもらった。
五日かけて魔獣の駆除を行う。
大体、片付いたはずだ。
依頼表にサインを貰い、ドワーフ国を後にした。
報告の為、帰りに王都に寄る。
報告した翌日、王城に呼び出された。
副宰相が出てきて、前の件の褒美に荒野迷宮を貰える事になった。
それから、準が取れて男爵に陞爵。
一代限りでは無く子供に爵位を継がせられるようになった。
アドラムに帰ると、侯爵からお呼びが掛かる。
侯爵の機嫌は良い。
肩を軽く叩いて迎えてくれた。
「タイセー男爵、緑化の詳しい事を聞かせてもらうぞ」
「欠点を言います。緑化は良いんですが、魔獣を追い出すと魔力の濃い領域に向かうそうです」
「それは誰から聞いた」
「神様からです。それで濃い領域というとワイバーンの領域になります」
侯爵は神様という単語を聞いた瞬間何かを悟ったようだ。
「進路上に町があるという訳だな」
「堀を変形スキルで作ってから、緑化を行おうと思います。そのさい魔力を薄くするのは段階的にやろうと思います」
「魔獣を城壁で迎え撃つのか。可能なのか」
「駄目だったら魔力は元に戻してもらいます」
「よし、やってみろ」
「はい、吉報をお届け出来るよう頑張ります」
家ではミシンが組み上がったという報告があった。
案内された工房では、期待の目が集まる中で試運転が始まる。
何回か針が上下した後、バキッという音と共に針が欠ける。
失敗だな。
調整が上手く無いんだろう。
何度か手直ししてから、試運転が再開される。
今度は縫えたが、針目がとんでいた。
縫えている箇所と縫えていない箇所がある。
調整して再挑戦。
今度は縫い目が絡まった。
ぐしゃぐしゃの縫い目だ。
今日は無理そう。
工房を後にする。
翌日から、堀を作る作業に入った。
変形スキルで幅八メートルぐらいの堀を作る。
魔力ゴーレムの魔力がゴリゴリ無くなっていく。
それでも二十日あまりで堀は完成した。
足踏みミシンが完成したと報告を受ける。
権利料をどうするか工房で聞かれたが放棄した。
お針子に出来るだけ安く提供して欲しいと要望を出したら、あんた良い人だねといわれる。
いや、だって儲かるほど数が出ないんだ。
それに商業ギルドで売る事はしたくない。
この町の特産品にしたいと思う。
研究費の大金貨一枚は利益から少しずつ返してもらう事にした。
ミシンの備品類、ボビン、ボビンケース、針、ミシン油、糸、糸巻き器は実家で調達。
これだけでも、これから利益になるだろう。
ミシンは金貨三枚程の値段になると聞いた。
高いがメンテナンス料込みだそうだ。
普及してアドラムが栄える事を祈る。
いよいよ、魔獣をオーガの領域から追い出す。
封神に会いに行き準備が出来た事を告げる。
まず、鳥の魔獣がワイバーンの領域を目掛けて飛んで行く。
町の住人には町の外へ出ないよう通達した。
オーガなど大型の魔獣がぼちぼちと町に向かって来た。
加速砲の誘導弾で向かえ撃つ。
楽勝だな。
夜は魔力を元に戻してもらう予定だからぐっすり眠れる。
堀に落ちた魔獣は警備兵やハンターが仕留めた。
そんな事を繰り返し二ヶ月でオーガの領域は片付く。
建築ギルドに祠の建築を依頼した。
二ヶ月の間に何度か雨が降り地面はすっかり緑の絨毯だ。
花が咲かないな。
どうやら花は雨期ぐらい連続して雨が降らないと咲かないみたいだ。
ちなみに俺の領地以外の荒野はどうしたかというと、国王派の貴族で爵位を継げない子供に分割して領地を与えるそうだ。
国王派の貴族の数が一気に増えた形になる。
一波乱ありそうだ。
強制では無いが依頼主は国王。
これは受けるしかないな。
まあ、依頼料はかなりの額だから美味しい依頼だ。
皆を引き連れ馬車でドワーフ国にやってきた。
ドワーフ国は盆地にあり、周りを山で囲まれている。
山の幾つかが鉱山でその内の一つにロックワームが大量発生したらしい。
ちなみにドワーフ国は中立国でどの国にも味方しないが、敵にもならない。
生み出される製品は素晴らしく、自分達では売り歩かない。
他国の商人が訪れるのを待つというスタイルだ。
「Sランクのシロクです。あなたが依頼に書いてあったリスタモンドさんですか」
リスタモンドさんは、樽に手足を付けたような体格で立派な髭を生やしている。
この国に入ってドワーフは何人も見たが見分けが髪の色と目の色以外わからない。
リスタモンドさんは鉱山の入り口に立てられた小屋で俺達を待っていた。
パイプをくねらせ煙を吐き出してから話始めた。
「わしがリスタモンドだ。鉱山長だ」
「ロックワームの事を詳しく聞いてもいいですか」
「なんでも聞いてくれ」
「ロックワームは何匹ぐらい居るのですか」
「そうじゃな、二十ぐらいだ。大きさが異常で胴回りが六メートルあるものもおる」
「即死魔法で殺そうと思いますが、おびきだせますか」
即死魔法そんな物は無い。毒で殺そうと最初思った。
それでカレールゥゴーレムを考えたが、食いつくかどうか分からない。
そこで、魔力ゴーレムを毒ポーションに変えるのを思いついた。
魔力ゴーレムは見えないから即死魔法という事にする。
「坑道を歩いていれば、出てくるわい」
「じゃあストーンゴーレムを囮に使うのはいけそうですか」
「問題ないじゃろう」
「では行きましょう」
坑道の中は思いほか広い。荷車の跡が地面についている。
壁はスキルで固めたのか、頑丈に出来ていた。
明かりの魔道具で照らしながら進む。
先頭はフィオレラの操るストーンゴーレムだ。
しばらく進むと地面の下から振動がある。
「気をつけるんじゃ。出てくるぞ」
ロックワームがストーンゴーレムの真下に現れる。
ストーンゴーレムが跳ね飛ばされた。
「【即死魔法】」
勿論、詠唱はフェイクだ。
毒ポーションゴーレムを突っ込ませる。
ゴーレムがロックワームに当たると一撃で死亡した。
「なんにゃ。即死魔法なんて反則にゃ。さっき話しを聞いた時は嘘だと思ったにゃ」
「エルフ国でも即死魔法なんて聞いた事が無いですわ」
「貴君は禁忌すれすれの魔法を使うな。教会には報告させてもらうぞ」
「シロクさん凄いです」
フィオレラまで騙されている。後で話しておくか。
「皆さん報告はご自由に。でも即死魔法の詳細は明かせません。秘術です。次に行きますよ」
腰に付けた接着の魔道具から、新しい魔力ゴーレムを外して操作を繋いだ。
ロックワーム討伐は順調に進んだ。
途中に蝙蝠魔獣の大群が出てきて慌てたぐらいで、それ以外はトラブルはなかった。
蝙蝠魔獣は重力魔法の餌食になってもらった。
五日かけて魔獣の駆除を行う。
大体、片付いたはずだ。
依頼表にサインを貰い、ドワーフ国を後にした。
報告の為、帰りに王都に寄る。
報告した翌日、王城に呼び出された。
副宰相が出てきて、前の件の褒美に荒野迷宮を貰える事になった。
それから、準が取れて男爵に陞爵。
一代限りでは無く子供に爵位を継がせられるようになった。
アドラムに帰ると、侯爵からお呼びが掛かる。
侯爵の機嫌は良い。
肩を軽く叩いて迎えてくれた。
「タイセー男爵、緑化の詳しい事を聞かせてもらうぞ」
「欠点を言います。緑化は良いんですが、魔獣を追い出すと魔力の濃い領域に向かうそうです」
「それは誰から聞いた」
「神様からです。それで濃い領域というとワイバーンの領域になります」
侯爵は神様という単語を聞いた瞬間何かを悟ったようだ。
「進路上に町があるという訳だな」
「堀を変形スキルで作ってから、緑化を行おうと思います。そのさい魔力を薄くするのは段階的にやろうと思います」
「魔獣を城壁で迎え撃つのか。可能なのか」
「駄目だったら魔力は元に戻してもらいます」
「よし、やってみろ」
「はい、吉報をお届け出来るよう頑張ります」
家ではミシンが組み上がったという報告があった。
案内された工房では、期待の目が集まる中で試運転が始まる。
何回か針が上下した後、バキッという音と共に針が欠ける。
失敗だな。
調整が上手く無いんだろう。
何度か手直ししてから、試運転が再開される。
今度は縫えたが、針目がとんでいた。
縫えている箇所と縫えていない箇所がある。
調整して再挑戦。
今度は縫い目が絡まった。
ぐしゃぐしゃの縫い目だ。
今日は無理そう。
工房を後にする。
翌日から、堀を作る作業に入った。
変形スキルで幅八メートルぐらいの堀を作る。
魔力ゴーレムの魔力がゴリゴリ無くなっていく。
それでも二十日あまりで堀は完成した。
足踏みミシンが完成したと報告を受ける。
権利料をどうするか工房で聞かれたが放棄した。
お針子に出来るだけ安く提供して欲しいと要望を出したら、あんた良い人だねといわれる。
いや、だって儲かるほど数が出ないんだ。
それに商業ギルドで売る事はしたくない。
この町の特産品にしたいと思う。
研究費の大金貨一枚は利益から少しずつ返してもらう事にした。
ミシンの備品類、ボビン、ボビンケース、針、ミシン油、糸、糸巻き器は実家で調達。
これだけでも、これから利益になるだろう。
ミシンは金貨三枚程の値段になると聞いた。
高いがメンテナンス料込みだそうだ。
普及してアドラムが栄える事を祈る。
いよいよ、魔獣をオーガの領域から追い出す。
封神に会いに行き準備が出来た事を告げる。
まず、鳥の魔獣がワイバーンの領域を目掛けて飛んで行く。
町の住人には町の外へ出ないよう通達した。
オーガなど大型の魔獣がぼちぼちと町に向かって来た。
加速砲の誘導弾で向かえ撃つ。
楽勝だな。
夜は魔力を元に戻してもらう予定だからぐっすり眠れる。
堀に落ちた魔獣は警備兵やハンターが仕留めた。
そんな事を繰り返し二ヶ月でオーガの領域は片付く。
建築ギルドに祠の建築を依頼した。
二ヶ月の間に何度か雨が降り地面はすっかり緑の絨毯だ。
花が咲かないな。
どうやら花は雨期ぐらい連続して雨が降らないと咲かないみたいだ。
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