5 / 67
重い愛
しおりを挟む
「浮気は許さない、相手は誰だ」
「…そんな事言われて言うわけなっ…」
ゼロは不機嫌そうにムッとした顔をしていた。
何故そんな顔をするんだろう、事実だろうに…
…しばらく考えて、ハッと思いついた顔をする。
今までの行動からしてゼロの事だ、嫌な予感しかしない。
「まさか、記憶喪失か!?」
「なんでそうなるんだよ…」
予想外のゼロの妄想に呆れてため息が零れた。
はぁ…早く帰りたいと思いながら今現在、俺は椅子に座っている。
手に持つのは高そうなティーカップ。
…なんで俺、落ち着いてお茶とか楽しんでるわけ?
仕方ない、影がドアをがっちり固めているし…俺の猫耳フードはいつの間にか脱がされていた。
さっきまで気付かなかったなんて…よっぽどゼロが強烈だったんだな…うんうん。
ゼロはテーブルに乗った籠の中のクッキーを食べる俺をジッと眺めていた。
そんなに見られると怪しいんだけど…え、変なもの入れてないよね。
「…なにか?」
「いや、小さな口を一生懸命開けて俺のを咥えてるのを見ると…な」
「嫌な言い方しないで下さい」
俺のってなんだよ!俺のって!ちゃんと最後まで『俺の作ったクッキー』て言えよ!
自分で言っといてなんかそれもやだな、食べるのを止めた。
紅茶もどうせ俺の淹れた紅茶とか言わないで『俺のを飲んで』とかヤバイ発言しそうだからティーカップを置いた。
俺がもう飲まないのを確認して影が素早くティーカップを回収した。
…なんだあの瞬発力、ミュミュより早い…変態だしろくなのに使わないんじゃ…
まさかあのティーカップ、変な事に使わないよな…と顔を青くする。
「じゃあこれからどうしようか」
ティーカップを持っていった影を目で追いかけていたらゼロが話しかけてきた。
…これからどうする?帰るに決まってんだろ。
そんなキラキラ期待に満ちた顔されてもお前の要望は無理だからな!
これ以上ここにいたら危険だと俺の本能がそう言っている。
どうするか選択肢を与えてくれるなら帰らしてもらえないだろうか。
俺は呟くようにだが、はっきりとゼロに分かるように口にした。
「帰りたい」
「大丈夫、10分もあれば帰りたいなんて思わないから」
おい、その10分で何する気だ?怖いんだけど…
ゼロが俺の腕を掴みぐいぐいとベッドの近くに引きづられそうになるから踏ん張る。
ベッドだけは行ってはならぬ!馬鹿な俺にも分かる、絶対にだ!
ジリジリと近付いてくるゼロから暴れるようにして逃げる…くそっ、さすが最強の男…強い力だ。
しかし俺も己の身を守るために超必死で、狭い部屋の中で追いかけっこを繰り返す。
ゼロはほとんど動いていないのに、なんで離れないんだ!?
ゼロに手をがっしりと掴まれて、負けじと押し返す。
しばらく攻防戦が繰り広げられて、ドアをノックする音と共に終了した。
「おーいゼロー、いるかぁ?」
ドアの向こうから元気がいい明るい声がする。
ゼロの舌打ちが聞こえいきなり力を緩めたからその場で転けた。
なにか大事な話なのか嫌々ドアに近付き、ドアをガードしていた影がゼロの影に戻っていく。
ゼロは俺の方を見ていない、背中だけが見える。
あれ?これ、逃げる最後のチャンスじゃねぇか?
ガチャとドアを開けると金髪短髪の人懐っこい笑みを浮かべた男が立っていた。
えっと確かコイツ見た事あるな、あまり目立たないから名前は忘れたが結婚出来ない普通のNPCだったような…
ゼロと同じ騎士なのか騎士の服に身を包みゼロと会話している。
話の内容からして今度の騎士団の仕事の打ち合わせみたいだ。
すぐに終わりそうもない様子で、ゼロは聞いているのかいないのか相槌も打たずに無言だった。
あの騎士が足止めしてくれるなら、逃げ出す時間がある筈だ。
次に会う時までに好感度下げる薬を見つければ……ふふふっと笑う。
人懐っこい男は部屋の床に座り怪しい笑みを浮かべた俺を見つけたみたいで首を傾げた。
バレないように後ずさっていた足を止める。
「ねぇあれは?」
「俺の恋人、もうすぐ妻になる」
「へー」
平然と嘘をつくゼロに心の中でツッコミを入れる、いやならねぇよ!?
そしてなんで当たり前のように人懐っこい男は受け入れているんだよ。
この世界は男同士でも珍しくないのか?
そんな話ゲームにはなかった筈だし、男のNPCとは結婚出来なかった筈だけど……俺のゲーム画面は変だったけど…
とりあえず「何言ってんだ、コイツは」という顔をしながらゼロを見つめると手をヒラヒラと振っていたからプイッと顔を逸らす。
人懐っこい男は俺に全く興味ないからかすぐに話題を変えた。
俺の方を見た時はヤバいと思ったが、まだ逃げ出すチャンスはありそうだ。
…あれ?そういえばドアばかり気にしていたが、この部屋…窓があるじゃないか。
しかも普通に開く内側の鍵だ、なんで今まで気付かなかったのか。
ゼロがこちらを見ていないかチラチラと確認しながら窓ににじり寄る。
人懐っこい男は楽しそうに笑っているが、ゼロは全く楽しそうではなく変な感じがした。
俺はそっと窓を開けて、最後にゼロ達の方を見て飛び降りた。
「俺達騎士団に挑戦しようとしている冒険者達が待ってるからゼロも早く行こうぜ」
「行かない」
「えっ、何でだよ…城の中にいるのは退屈だっていつも言ってたじゃねーか」
「それはツカサに会う前だ、今のツカサを一人にしておくのは危険だ…変な奴にフラフラ付いて行こうとしているから俺が守らなくては」
「……ツカサってさっきのお前の恋人?」
「だったらなんだ」
「さっき窓から飛び降りたぞ」
「!?」
ゼロは振り返り、開いた窓と風に揺れるカーテンが見えた。
ゼロの部屋は三階で落ちたら無事じゃ済まされないだろう。
ゼロは急いで窓を覗き込むと、下には緑の庭と花壇だけでまっすぐ見ると遥か向こうに人影のようなのが浮いてるのが見えた。
はぁと短くため息を吐いて、窓の向こう側を見つめていた。
ゼロの足元の影は感情に動かされてうようよと蠢いていた。
遅れてのんびりとやってきた人懐っこい男は窓を覗き込んでいた。
「行っちゃったね」
「見てないとすぐに何処かに行ってしまう、俺の気持ち分かったか」
人懐っこい男は何も答えないが、やれやれといった顔をする。
長い付き合いだが、ゼロのこんな幸せそうな顔は初めて見たと珍しいものを見るような目で見ていた。
忘れ物の猫耳フードとブーツを隠していた箱の中から取り出し鼻に押し付ける。
ほんのり甘いにおいがするのは何故だろうと微笑む。
このにおいを嗅ぐと不思議ととても落ち着く。
しかも落ち着くだけではなく、別の部分も元気になるから困り者だ。
でも、やはり布ではなく本物がいい。
やっと手に入れる事が出来たんだ、この手で触れた感触は決して忘れない。
「…絶対に逃がさないから」
こうなったゼロは誰にも止められない、大変な奴に一目惚れされたなぁーと他人事のように思っていた人懐っこい男だった。
「…そんな事言われて言うわけなっ…」
ゼロは不機嫌そうにムッとした顔をしていた。
何故そんな顔をするんだろう、事実だろうに…
…しばらく考えて、ハッと思いついた顔をする。
今までの行動からしてゼロの事だ、嫌な予感しかしない。
「まさか、記憶喪失か!?」
「なんでそうなるんだよ…」
予想外のゼロの妄想に呆れてため息が零れた。
はぁ…早く帰りたいと思いながら今現在、俺は椅子に座っている。
手に持つのは高そうなティーカップ。
…なんで俺、落ち着いてお茶とか楽しんでるわけ?
仕方ない、影がドアをがっちり固めているし…俺の猫耳フードはいつの間にか脱がされていた。
さっきまで気付かなかったなんて…よっぽどゼロが強烈だったんだな…うんうん。
ゼロはテーブルに乗った籠の中のクッキーを食べる俺をジッと眺めていた。
そんなに見られると怪しいんだけど…え、変なもの入れてないよね。
「…なにか?」
「いや、小さな口を一生懸命開けて俺のを咥えてるのを見ると…な」
「嫌な言い方しないで下さい」
俺のってなんだよ!俺のって!ちゃんと最後まで『俺の作ったクッキー』て言えよ!
自分で言っといてなんかそれもやだな、食べるのを止めた。
紅茶もどうせ俺の淹れた紅茶とか言わないで『俺のを飲んで』とかヤバイ発言しそうだからティーカップを置いた。
俺がもう飲まないのを確認して影が素早くティーカップを回収した。
…なんだあの瞬発力、ミュミュより早い…変態だしろくなのに使わないんじゃ…
まさかあのティーカップ、変な事に使わないよな…と顔を青くする。
「じゃあこれからどうしようか」
ティーカップを持っていった影を目で追いかけていたらゼロが話しかけてきた。
…これからどうする?帰るに決まってんだろ。
そんなキラキラ期待に満ちた顔されてもお前の要望は無理だからな!
これ以上ここにいたら危険だと俺の本能がそう言っている。
どうするか選択肢を与えてくれるなら帰らしてもらえないだろうか。
俺は呟くようにだが、はっきりとゼロに分かるように口にした。
「帰りたい」
「大丈夫、10分もあれば帰りたいなんて思わないから」
おい、その10分で何する気だ?怖いんだけど…
ゼロが俺の腕を掴みぐいぐいとベッドの近くに引きづられそうになるから踏ん張る。
ベッドだけは行ってはならぬ!馬鹿な俺にも分かる、絶対にだ!
ジリジリと近付いてくるゼロから暴れるようにして逃げる…くそっ、さすが最強の男…強い力だ。
しかし俺も己の身を守るために超必死で、狭い部屋の中で追いかけっこを繰り返す。
ゼロはほとんど動いていないのに、なんで離れないんだ!?
ゼロに手をがっしりと掴まれて、負けじと押し返す。
しばらく攻防戦が繰り広げられて、ドアをノックする音と共に終了した。
「おーいゼロー、いるかぁ?」
ドアの向こうから元気がいい明るい声がする。
ゼロの舌打ちが聞こえいきなり力を緩めたからその場で転けた。
なにか大事な話なのか嫌々ドアに近付き、ドアをガードしていた影がゼロの影に戻っていく。
ゼロは俺の方を見ていない、背中だけが見える。
あれ?これ、逃げる最後のチャンスじゃねぇか?
ガチャとドアを開けると金髪短髪の人懐っこい笑みを浮かべた男が立っていた。
えっと確かコイツ見た事あるな、あまり目立たないから名前は忘れたが結婚出来ない普通のNPCだったような…
ゼロと同じ騎士なのか騎士の服に身を包みゼロと会話している。
話の内容からして今度の騎士団の仕事の打ち合わせみたいだ。
すぐに終わりそうもない様子で、ゼロは聞いているのかいないのか相槌も打たずに無言だった。
あの騎士が足止めしてくれるなら、逃げ出す時間がある筈だ。
次に会う時までに好感度下げる薬を見つければ……ふふふっと笑う。
人懐っこい男は部屋の床に座り怪しい笑みを浮かべた俺を見つけたみたいで首を傾げた。
バレないように後ずさっていた足を止める。
「ねぇあれは?」
「俺の恋人、もうすぐ妻になる」
「へー」
平然と嘘をつくゼロに心の中でツッコミを入れる、いやならねぇよ!?
そしてなんで当たり前のように人懐っこい男は受け入れているんだよ。
この世界は男同士でも珍しくないのか?
そんな話ゲームにはなかった筈だし、男のNPCとは結婚出来なかった筈だけど……俺のゲーム画面は変だったけど…
とりあえず「何言ってんだ、コイツは」という顔をしながらゼロを見つめると手をヒラヒラと振っていたからプイッと顔を逸らす。
人懐っこい男は俺に全く興味ないからかすぐに話題を変えた。
俺の方を見た時はヤバいと思ったが、まだ逃げ出すチャンスはありそうだ。
…あれ?そういえばドアばかり気にしていたが、この部屋…窓があるじゃないか。
しかも普通に開く内側の鍵だ、なんで今まで気付かなかったのか。
ゼロがこちらを見ていないかチラチラと確認しながら窓ににじり寄る。
人懐っこい男は楽しそうに笑っているが、ゼロは全く楽しそうではなく変な感じがした。
俺はそっと窓を開けて、最後にゼロ達の方を見て飛び降りた。
「俺達騎士団に挑戦しようとしている冒険者達が待ってるからゼロも早く行こうぜ」
「行かない」
「えっ、何でだよ…城の中にいるのは退屈だっていつも言ってたじゃねーか」
「それはツカサに会う前だ、今のツカサを一人にしておくのは危険だ…変な奴にフラフラ付いて行こうとしているから俺が守らなくては」
「……ツカサってさっきのお前の恋人?」
「だったらなんだ」
「さっき窓から飛び降りたぞ」
「!?」
ゼロは振り返り、開いた窓と風に揺れるカーテンが見えた。
ゼロの部屋は三階で落ちたら無事じゃ済まされないだろう。
ゼロは急いで窓を覗き込むと、下には緑の庭と花壇だけでまっすぐ見ると遥か向こうに人影のようなのが浮いてるのが見えた。
はぁと短くため息を吐いて、窓の向こう側を見つめていた。
ゼロの足元の影は感情に動かされてうようよと蠢いていた。
遅れてのんびりとやってきた人懐っこい男は窓を覗き込んでいた。
「行っちゃったね」
「見てないとすぐに何処かに行ってしまう、俺の気持ち分かったか」
人懐っこい男は何も答えないが、やれやれといった顔をする。
長い付き合いだが、ゼロのこんな幸せそうな顔は初めて見たと珍しいものを見るような目で見ていた。
忘れ物の猫耳フードとブーツを隠していた箱の中から取り出し鼻に押し付ける。
ほんのり甘いにおいがするのは何故だろうと微笑む。
このにおいを嗅ぐと不思議ととても落ち着く。
しかも落ち着くだけではなく、別の部分も元気になるから困り者だ。
でも、やはり布ではなく本物がいい。
やっと手に入れる事が出来たんだ、この手で触れた感触は決して忘れない。
「…絶対に逃がさないから」
こうなったゼロは誰にも止められない、大変な奴に一目惚れされたなぁーと他人事のように思っていた人懐っこい男だった。
22
あなたにおすすめの小説
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
平凡な俺が完璧なお兄様に執着されてます
クズねこ
BL
いつもは目も合わせてくれないのにある時だけ異様に甘えてくるお兄様と義理の弟の話。
『次期公爵家当主』『皇太子様の右腕』そんなふうに言われているのは俺の義理のお兄様である。
何をするにも完璧で、なんでも片手間にやってしまうそんなお兄様に執着されるお話。
BLでヤンデレものです。
第13回BL大賞に応募中です。ぜひ、応援よろしくお願いします!
週一 更新予定
ときどきプラスで更新します!
ヤリチン伯爵令息は年下わんこに囚われ首輪をつけられる
桃瀬さら
BL
「僕のモノになってください」
首輪を持った少年はレオンに首輪をつけた。
レオンは人に誇れるような人生を送ってはこなかった。だからといって、誰かに狙われるようないわれもない。
ストーカーに悩まされていたレある日、ローブを着た不審な人物に出会う。
逃げるローブの人物を追いかけていると、レオンは気絶させられ誘拐されてしまう。
マルセルと名乗った少年はレオンを閉じ込め、痛めつけるでもなくただ日々を過ごすだけ。
そんな毎日にいつしかレオンは安らぎを覚え、純粋なマルセルに毒されていく。
近づいては離れる猫のようなマルセル×囚われるレオン
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
人気俳優に拾われてペットにされた件
米山のら
BL
地味で平凡な社畜、オレ――三池豆太郎。
そんなオレを拾ったのは、超絶人気俳優・白瀬洸だった。
「ミケ」って呼ばれて、なぜか猫扱いされて、執着されて。
「ミケにはそろそろ“躾”が必要かな」――洸の優しい笑顔の裏には、底なしの狂気が潜んでいた。
これは、オレが洸の変態的な愛情と執着に、容赦なく絡め取られて、逃げ道を失っていく話。
囚われた元王は逃げ出せない
スノウ
BL
異世界からひょっこり召喚されてまさか国王!?でも人柄が良く周りに助けられながら10年もの間、国王に準じていた
そうあの日までは
忠誠を誓ったはずの仲間に王位を剥奪され次々と手篭めに
なんで俺にこんな事を
「国王でないならもう俺のものだ」
「僕をあなたの側にずっといさせて」
「君のいない人生は生きられない」
「私の国の王妃にならないか」
いやいや、みんな何いってんの?
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
魔王様の執着から逃れたいっ!
クズねこ
BL
「孤独をわかってくれるのは君だけなんだ、死ぬまで一緒にいようね」
魔王様に執着されて俺の普通の生活は終わりを迎えた。いつからこの魔王城にいるかわからない。ずっと外に出させてもらってないんだよね
俺がいれば魔王様は安心して楽しく生活が送れる。俺さえ我慢すれば大丈夫なんだ‥‥‥でも、自由になりたい
魔王様に縛られず、また自由な生活がしたい。
他の人と話すだけでその人は罰を与えられ、生活も制限される。そんな生活は苦しい。心が壊れそう
だから、心が壊れてしまう前に逃げ出さなくてはいけないの
でも、最近思うんだよね。魔王様のことあんまり考えてなかったって。
あの頃は、魔王様から逃げ出すことしか考えてなかった。
ずっと、執着されて辛かったのは本当だけど、もう少し魔王様のこと考えられたんじゃないかな?
はじめは、魔王様の愛を受け入れられず苦しんでいたユキ。自由を求めてある人の家にお世話になります。
魔王様と離れて自由を手に入れたユキは魔王様のことを思い返し、もう少し魔王様の気持ちをわかってあげればよかったかな? と言う気持ちが湧いてきます。
次に魔王様に会った時、ユキは魔王様の愛を受け入れるのでしょうか?
それとも受け入れずに他の人のところへ行ってしまうのでしょうか?
三角関係が繰り広げる執着BLストーリーをぜひ、お楽しみください。
誰と一緒になって欲しい など思ってくださりましたら、感想で待ってますっ
『面白い』『好きっ』と、思われましたら、♡やお気に入り登録をしていただけると嬉しいですっ
第一章 魔王様の執着から逃れたいっ 連載中❗️
第二章 自由を求めてお世話になりますっ
第三章 魔王様に見つかりますっ
第四章 ハッピーエンドを目指しますっ
週一更新! 日曜日に更新しますっ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる