江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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晴れの嵐

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 ・大永六年(1526年) 四月  近江国滋賀郡粟津庄  六角定頼


「比叡山がはるか彼方に霞んでとても綺麗ですね」
「ああ、ここの景色は美しいなぁ。近江は本当に美しい所だ」

 目の前に広がる景色は、慶長に入って近衛このえ信尹のぶただが和歌に詠んだことで有名になった近江八景の一つ『粟津晴嵐あわづのせいらん』だ。
 実際、現代の粟津だとビルばかりが目に付いて、遠くに霞む比叡山なんて本当に霞んでしまう。
 しかし、この時代は連なる山並みの最奥に控える比叡山の雄大な景色が楽しめる。
 季節は間もなく皐月の頃で、山並みから人里に目線を移せば田起こしや米の種まきに精を出す人々が豆粒のように小さく見える。

 いやぁ、のどかだねぇ。

「御屋形様、御裏方様。間もなく粟津の浜に着きます。私は伴殿と共に岩城の家へ参りますので、瀬田の宿場でお待ち願います」
「手間を掛けさせて済まないな。ヨネ」
「いいえ、御裏方様の御要望でもありましたので」

 一礼すると志野の侍女であるヨネは伴庄衛門と共に船を降り、粟津の郷の中へ消えて行った。
 船は俺と志野、それに護衛役で蒲生藤十郎(定秀)と進藤新助(貞治)を乗せたまま南へ下って瀬田へ向かう。

 伴庄衛門が大津の粟津商人に伝手を求めていた所、志野の侍女が大津出身で、しかも粟津商人の頭分である岩城久兵衛の縁続きだという。
 何て都合のいい偶然と思ったが、この伝手を逃す手はない。粟津商人へコネを作りたがっていた俺や庄衛門が頼み込んで親戚経由で紹介してもらうことになった。

 南近江はだいぶ治安が良くなっているとはいえ、侍女と商人だけで道中を行かせるのは危険だろうという言い訳のもと、風光明媚な初夏の湖国を楽しもうと志野も誘って遊びに来たというわけだ。
 さすがに二人でデートとはいかなかった。藤十郎と新助に立場を考えろと散々に怒られてしまった。

「瀬田の宿場か。確か瀬田はシジミが名物だったな」
「ええ、木浜きはまの方にもよく売りに参ります。某も幼い頃はよく食べたもので」
 進藤が懐かしそうに湖岸沿いを眺める。そういや進藤家の領地は木浜(現守山市木浜町)のあたりだったな。

「シジミはどうやって食うのが旨いんだ?」
「なんといっても味噌の汁に仕立てると深い味が出ます。味噌だけの汁よりも格段に旨い汁に仕上がります。
 あとは水と酒を使って蒸し煮にしても旨うござる」
「ほう、それは楽しみだな。なあ志野」
「ええ、お話だけでもとてもおいしそうですね」

 行きかう船の中には魚網を積んで櫂を漕ぐ船も多い。彼らが大津の湖の幸を支えている。
 ここで獲れた魚介類は粟津の郷で加工され、京へと送られて売り物になる。
 古くから京へ店を出してきた粟津商人はことのほか京との繋がりが深いから、庄衛門が口説き落とせれば京の情勢も多くを知ることができるはずだ。

「本当は瀬田のシジミは寒い時期に良く獲れるのですが、今時分ならばまだ獲っている漁師も居りましょう」
「他にはどんなものが食えるんだ?」
「そうですな。暖かくなって参りましたのでアユやホンモロコなどもそろそろ供されるかと思います」

 いいね。旨そうだ。
 普段の食事が不味いわけじゃないが、やっぱり宿場に来て食べるメシは格別美味い。温泉宿の朝ごはんとか不思議なくらい美味いもんな。

「御屋形様。そろそろ瀬田に着きますぞ」
「うむ。さ、シジミを食いにいこう」
「御屋形様が仰るのは食べ物のことばかりですね」

 志野がクスクス笑う。そりゃあ俺は花より団子派だ。

 ゆっくりと船が岸に着き、俺達一行は瀬田の宿場に足を踏み入れた。



 ・大永六年(1526年) 四月  近江国滋賀郡 粟津庄岩城邸  伴庄衛門


「木下さんの娘さんの紹介だからやむなく会う事にしたが、蒲生郡の者がわざわざこの粟津まで一体何の用かね」
 岩城久兵衛が腕を組んだまま半眼で睨みつけて来る。
 随分警戒されているな。私はただ話し合いに来ただけだというのに。

「商売のお話ですよ。そう構えずに手前どものお話を聞いていただけませんか?」
「商売なら既に充分足りておる。我が粟津の衆は古くから朝廷に仕える供御人くごにんだ。御厨子所みずしどころ別当様(山科言綱)に座銭を支払うことで諸関の自由通行や塩合物(塩漬けの魚)などの商品を京で独占販売する特権を与えられた。
 アンタらのようにちまちまと郷村を相手に商売する者らとは格が違うんだよ」

 やれやれ、まるで敵愾心の塊だな。何故そんなに私らを嫌うんだ?

「それを言うなら、手前どもの保内も古の後白河院から諸関の通行の自由を認める綸旨を頂いております。お互い立場は同じでしょう」
「同じなもんかね。我らは古くから今に至るまで京に店を構え、諸国の産物を京で販売している。アンタらのような偽の綸旨を振りかざす田舎者とは違う」

 む。
 さすがに腹が立つ物言いだな。

「偽とは失礼でしょう。一体何の根拠があって偽の綸旨などと言い放つのです?」
「アンタらのような田舎者に法皇様が綸旨など下さるものかね。どうせ偽造に決まっている」

 この男は何をそんなに嫌っているのか……いや、怯えている?

「それほどに手前どもが京へ進出するのが怖いのですか?」
「な……馬鹿を言っちゃいかん!第一、そんなことをすれば御厨子所様が黙っては……」
「手前どもは六角弾正様の庇護を頂いております。力が物を言う当節にあって、山科様がどれほど守って下さるでしょうか?」
「……」
「それに、その京での特権を巡って一条様や万里小路様とも度々争論(裁判)になっておられるのでしょう?今のまま山科様の庇護だけで粟津が存続できるかどうか、今一度よくお考えになってはいかがです?」

 ふぅ。ようやくこちらの話を聞く気になってくれたようだな。

「……何をしようと言うのかね。いや、何を我らにさせようと言うのだ」
「手を携えませんか?」
「手を?」
「ええ。手前どもには木綿という強い武器がある。一方でそちらには京で店を出す特権を持つという武器がある。
 お互いの武器を融通しあえば、お互いにより多くの利を産むことができると思いませんか?」

「つまり、我らにアンタ方の木綿や牛馬を仕入れろと?」
「それだけではなく、手前どもが京に店を出すことも仲介していただきたい。
 無論、お手前方に倣って山科様への座銭はお支払いいたしましょう。お望みならば、お手前方を通して納めてもいい」

 ふむ。目がしっかり見開いて来たな。ようやくまともに考え始めたか。
 しかし、この岩城久兵衛という男は妙に自尊心が高そうだ。どうにも苦手な性格たちだな。

「何故京に店を出したいのかね?」
「京の情報が欲しいのですよ。次にどういう商品を提供すれば京の方々に喜んでもらえるかを知りたい。
 それが手前どもの郷で作れる物ならば、より大きな商売になると思いませんか?
 手前どもを含め、それらの商品を京に卸せるのは近江の衆だけとなります」

 少し心は傾いてきたか。
 武家ならばいざ知らず、我ら商人は利害が一致しないからと言って敵対しなければならないという法はない。利害が一致しないなら、一致させる方法を共に探せば良いのだ。
 ま、これも石寺楽市で皆の衆と協力してきたからこそ得た考えだがな。

「折角だが、それは聞けない。我らが先祖代々受け継いできた権益だ。わしの代でそれを他郷の者に解放することなどできん」
「いつまでも故実を守ることにこだわっても致し方ありますまい。
 手前どもも他郷の商人と散々争いを繰り返して参りました。ですが、近頃では共に働くことの利をつくづく思い知りました。岩城さんとも、共に働きたいと思っております」

「話はそれだけかね?」
「……」
「終わったなら帰ってくれ。もう話は結構だ」

 ふぅ。やれやれ、強情なお人だ。

「またお伺いいたしますよ」
「結構だと言っている。
 それとな、先ほどの力が物を言う時代という話だが、我らが足利将軍家からも特権を許されておることを知らんのかね?」
「存じております。ですが、その肝心の将軍家が守護に頼って逃げ回る世の中でしょう」
「……」

 何度も足を運ぶしかなさそうだな。骨の折れるお方だ。

「またお伺いします。次は岩城さんにしっかりと話を聞いていただけるような手土産を持って参ります」
「……フン」

 本当に強情なお人だ。
 さて、次はどのような手を使おうか。



 ・大永六年(1526年) 四月  近江国滋賀郡 瀬田宿  六角定頼


「そうか、話し合いは不調に終わったか」
「はい。思った以上に強情なお人で……」

 シジミ汁をすすりながら交渉の首尾を聞いたが、なんともまあ……
 まあ、どこにでもそういう頭の固いオヤジってのは居るけどな。

「故実(しきたり)を守るか……
 それでこれから先どれだけ商売を続けているかわからんのだがなぁ」
「手前もそう申し上げたのですが、ともかく何とも自尊心の塊のような方でした」

 プライドの高い男か……
 そういう手合は上からの鶴の一声に弱いものと相場は決まっているな。
 よし。

「一度俺から権大納言様(山科言綱)に話してみようか。山科家にとっても悪い話じゃないんだろう?」
「いや、それはあまりよろしくないかと……」
「そうか?そういう男なら上役から言ってもらうのが一番効くんじゃないか?」
「言うことを聞かせたいだけなら、確かにその方が手っ取り早いです。
 ですが、それだと岩城さんはずっと面白くない思いをされ続けるでしょう。憤懣を抱えて手を携えたとしても、いずれは関係が壊れることは目に見えています。
 ここは何とか、岩城さんに心を開いてもらうようにしていかないと……」

 ふむ。一理あるな。
 嫌々協力関係を築いても何かあればすぐ壊れてしまうのは確かだ。

 しっかし、保内衆は史実とだいぶ変わってしまったな。
 お前らそんなにお行儀のいい集団じゃなかったはずなんだけども……
 どっちかと言えば、この時期の保内衆はあっちこっちの商人にケンカを吹っ掛けては定頼オレにケツモチさせてきたヤクザな商売人だったような……

 こっちの保内衆はさしずめ綺麗な保内衆だな。

「そういう事なら、粟津との交渉は庄衛門に任せよう。何か困ったことがあったら言ってくれ」
「ありがとうございます。取り急ぎ、若狭方面へは小幡衆に行ってもらうようにしましたが、石塔や沓掛からも手を借りることになるかもしれません。
 そうなると高島衆から文句が出ないとも限らんので、一度朽木様へその旨お取次ぎ頂ければ……」
「わかった。弥五郎殿には揉め事があったら六角こっちに回してもらうように文を書いておく」
「よろしくお願いします」

 ……う~ん。
 お行儀が良いのはいいんだが、保内衆が暴れ回ることで近江の中世的商業慣習をブチ壊す原動力になったのも事実だ。
 もしかすると、俺が忙しくさせ過ぎたせいで経済においては中世的観念が残ってしまうこともあるかもしれん。軍事を含めた政治と、経済・文化は不可分だ。どれかが変われば連動して全てが変わる。
 今の所、政治や文化の変化は目立っていないが、今後経済界の変化が政治や文化の世界にどういった影響を及ぼすか……

 元の歴史を多少知っているだけに、変化について行けるか不安だな……

――――――――

ちょっと解説

保内商人が諸関通行特権を主張する根拠としていた後白河法皇の院宣文書(綸旨)ですが、おそらく偽造ですw
今堀日吉神社文書の中にその綸旨も残っていましたが、年号の辻褄が合わなかったり、後白河院の時代(源平合戦の時代)には無かった地名が出てきたりと色々怪しい箇所が多いです。
悪どいっすよねw

一方で、保内商人が六角氏の庇護の元で宗門や貴族の保護を受けている商人を次々に没落させ、商業界においても武家の力を浸透させたのも事実ではあります。
その下地があったからこそ、安土・桃山時代を経て江戸時代には宗教と完全に分離された初期的な資本主義社会が成立したこともまた、事実です。

人間の営みは単純な善と悪には分けられない性質のものという所でしょうか。
奥が深いw
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