江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

文字の大きさ
35 / 215

用意周到

しおりを挟む
 
 ・享禄二年(1529年) 八月  近江国蒲生郡 観音寺城  六角定頼


『領地の境界について訴訟の儀ある時は、寺社・奉行人・境界領主立ち合いの元で境界を決めらるること』

 境界紛争は厄介だ。現代でさえ土地境界を巡ってご近所さんとトラブルになることはよくあることだ。
 この当時は土地の境界の成り立ちについては地元の寺社に文書が保管されていることが多いから、寺社も立ち合いに加えることでより公平性が保てるだろう。

『領主同士での私的な借米や借銭は厳にこれを慎み、借銭の儀は楽市会合衆にて承らるべきこと』

 私的な借金もトラブルの元だ。すべての借銭は公的金融機関として楽市会合衆に任せる。もちろん、金利は六角家で決める。
 いわゆる公定金利を徹底させる。

 商人に任せれば高利貸しに苦しむ領主も出てくるだろうし、そもそも借銭を返せなくなるようでは領地経営は覚束ない。一時的な赤字ならまだしも、恒常的に赤字の経営なんて廃業した方がマシということだ。
 無闇に借金を増やさせないことで極端な没落を防止する。もちろん、会合衆からも経営がうまく行っていない領主には領地返上を勧告させる。
 問題は土地を失って旗本になることを恥と思われないようにすることだな。旗本衆には積極的に武功を挙げる機会を設けよう。

『神社・仏寺の訴訟は六角家奉行人によって裁可を行うものとする』

 当然だが寺社にも裁判が起こる。それについては観音寺城に寺社奉行を創設し、そこで専門的に扱う。
 百姓や領主同士の紛争と違い、寺社への裁定は一揆の引き金になる場合もあるから慎重にしなければ。


 ふぅ。草案としてはこんなものか。
 三十条にもなってしまったが、基本的には全て式目に基づいて裁判を行うこととした。式目の解釈について疑義が生じた時は評定にて決定する。六角家当主の独断で解釈を変えることは慎む。
 これなら、恣意的な領国経営にもならないだろう。


「六角様。お呼びでしょうか?」
「おお、庄衛門。遠慮せず部屋の中に上がれ」

 伴庄衛門がやって来た。相変わらず裏口から亀の間に現れる。
 こそこそ会ってたら悪だくみをしているみたいに見えるじゃないか。

「して、何があった?耳に入れたいことがあると聞いたが」
「はい。道永様(細川高国)が播磨の軍勢を率いて摂津に進軍されたことはご存じですか?」
「ああ、聞いている。何せ近江にも越前にも振られたからな」

 くっくっと笑いが出てしまう。
 予定通り高国は吠え面をかくことになった。

 朝倉に続いて六角も京を引き払ったことで細川高国は前線を維持することが出来ずに近江に落ち延びたが、その後朝倉に援助を求めに再び越前に向かった。
 ところが、敦賀郡司になった朝倉景紀は越前と近江の国境である今庄の関を固く閉じて門前払いを食らわせた。
 管領ともあろう者が、関所の番兵に取り押さえられるという醜態を演じたらしい。まあ、朝倉は今後高国に関わろうとはしないだろう。もちろん六角も関わらない。

 窮した高国は播磨に下って浦上村宗の援助を得た。相変わらず政治力だけはなかなかのものだ。
 まあ、浦上は高国の実態を知らない。上洛した後は自身が管領の一の家来として権勢を振るえると思っているはずだ。金ヅルにされるとは夢にも思っていないだろうな。

「堺方もこれを迎え撃つようで、柳本弾正忠様(柳本賢治)の軍勢が京を離れたと報せがありました」
「ほう……」

 京が手薄になったか……
 マズいなぁ。義晴の上洛病が出てしまうかもしれん。
 朝倉に勝った後、足利義晴は坂本から桑実寺に再び滞在している。近頃では何かと言えば上洛上洛と騒ぐことが多くなった。
 こっちは軍勢の建て直しでそれどころじゃないっていうのにな。

 まあ、大原高保の率いる北近江軍を残しておけばとりあえず問題はないとは思う。何と言っても大原高保は『東湖大将軍』という異名を持つ戦上手だ。軍勢の指揮ならば俺よりも上かもしれない。
 大原高保の配下には赤尾・海北・北河・雨森・井口などの木之本武闘派集団も居るから、国境防衛なら問題ないだろう。
 その意味では上洛できないことも無い。蒲生の南近江軍を動かせばいいんだからな。

 ただ、今南近江軍は北伊勢遠征の準備を進めている。
 まずは足元を固める為に北伊勢の八風・千草両街道を抑え、桑名と四日市への通行を完全に掌握する。
 伊勢湾を挟んでは尾張の知多半島とも交易が活発に出来るようになる。

 八風街道は既に梅戸高実が抑えているから、今回準備しているのは千草攻めだ。
 というわけで、蒲生定秀は梅戸高実と共に北伊勢国人衆へ調略の真っ最中だ。正直上洛している暇なんてない。
 今回も朝倉を言い訳にして切り抜けるか。


「もう一つ、三好筑前守様が阿波へ帰国されたとのことです」
「ほう。それは……とうとう六郎に愛想を尽かしたか?」
「そういう訳でもないようですが、どうやら堺方の内紛に自ら身を引く決断をされたようで……」
「そうか」

 まあ、賢明だろうな。
 俺が京を引き上げた後、三好元長は山城国守護代に任命されたが、柳本賢治や松井宗信とケンカが絶えなくなったらしい。
 悪いことに、元長の勢力が大きくなることを警戒した細川晴元までもが柳本達に肩入れしている。
 ずっといがみ合いを続けていたが、とうとう頭に来て帰ってしまったようだな。

 だが……

「三好も柳本も居ないとなれば、それほど大きな軍勢でなくとも京は奪回できるか」
「左様で。今は京の警備は木沢左京亮様(木沢長政)が受け持たれていますが、兵数はせいぜい三千に満たぬと聞きます」

 木沢長政か……
 畠山義堯よしたかの家臣でありながら細川晴元に接近しているって話だったな。
 まあ、畠山は今落ち目だから細川に乗り換えたってとこだろう。蝙蝠のような男だ。

「つまり、さしたる労力も無く京を落とせるということか?」
「そうなります」

 ふむ……
 となると上洛を先にしてもいいな。だが、それによって細川高国が復権するのもあまりよろしくない。
 正直完全に見捨てた相手だから、今更復権されても気まずいだけだ。
 どうするかな……


 考え込んでいると部屋の外から声が掛かる。

「御屋形様。桑実寺の公方様から至急話したいことがあると使いが参っております」
「わかった。半刻後に参ると伝えてくれ」
「ハッ!」

 小姓が下がると伴庄衛門が労りの籠った目を向けて来る。

「どうやら上洛病が出たようだ」
「御察しいたします。ですが、申し上げたように上洛の障壁は今は低くなっております」
「わかった。貴重な報せをありがとうな」
「いえ。では手前はこれにて」

 言い放つとまた裏口から出て行く。よっぽど玄関から入るのが嫌なんだな……



 ・享禄二年(1528年) 八月  近江国蒲生郡 桑実寺  六角定頼


 御前に伺候すると挨拶もそこそこに義晴が畳みかけて来た。

「少弼!聞いたか?」
「はあ……何を、でございますか?」
「とぼけるでない。京から柳本が兵を退いたというではないか」
「……それは正確ではありませぬ。某の聞くところでは京には未だ木沢左京亮が居残って警備を続けているとのことです」
「なに?そうなのか?」

 義晴が隣に座る大舘尚氏を大袈裟に振り返る。
 そうか。大舘オマエが余計なことを吹き込んだ犯人か。

「確かに木沢が居残っておりますが、率いる兵は三千に満たぬかと。
 その程度、少弼殿ならば物の数には入りますまい」

「おお!そうなのか!」

 義晴が再びこっちを向く。
 やはりあの口実で断るしか無いか。

「恐れながら、近江と越前は未だに緊張状態にあります。お互いに軍勢を建て直すために一時矛を収めているに過ぎません。
 朝倉の軍備が整えば再び北近江に侵攻してくることも考えられましょう。
 今はこちらの勢力を整え、万全の態勢でご上洛のお供を仕りたく思います」

「うむ。そうなのか」

 深々と頭を下げると義晴の残念そうな声が頭上から響く。
 心配しなくてもあと二年の内には上洛軍を起こせるくらいにはなるだろう。義晴のことはちゃんとするから、もう少し待ってくれ。

 顔を上げると正面から大舘と視線がぶつかる。
 ……笑っている。何でにちゃーっと笑う?ちょっとイラっとくるんだが……

「少弼殿がそう仰ると思い、海老名と進士の両名を越前へ派遣しておりました。三日前に戻っておりますが、返書によると朝倉左衛門尉(朝倉孝景)は公方様の命であれば六角と和議を結ぶにやぶさかでないと申しておりまする」

「おお!そうなのか!」

 ……くそっ。やけに手回しがいいじゃないか。
『ここに三日前に用意した和睦の書状があります』ってか。料理番組かよ。
 こっちは侵攻を受けた被害者なんだから領土の割譲を要求して突っぱねることも出来るが……

「恐れながら、誠に左衛門尉殿がそのように仰せられたので?」
「うむ。まことだ。朝倉は朝倉で加賀の一向一揆の勢威が増すのを警戒しておるようだ」

 そうか。うっかりしていた。
 今の朝倉家当主は朝倉孝景だ。義景じゃない。
 軍事は宗滴に任せきりだったとはいえ、仮にも朝倉家の最盛期を築き上げた男だ。
 政治や外交の手腕は折り紙付きってわけか……

 孝景なら景紀の不満を抑えて和議を結ぶこともあり得る。そして、俺がゴネれば六角のせいで和議がまとまらぬと広く喧伝するだろう。被害者と加害者が立場を入れ替えてしまう。
 なまじ事実だから反論も出来ないか……

「しかし、我らも軍勢の回復には今しばし……」
「さらに!」

 言葉を遮られる。まだ用意してあることがあるのか?

「朽木民部少輔殿(朽木稙綱)も公方様の上洛のお供を仕ると申しております」

「おお!そうなのか!」

 再び大舘が笑う。
 だからにちゃっと笑うなにちゃっと。せめてニヤリと笑ってくれ。

 要するに俺がこれ以上愚図るなら朽木の軍勢でもって上洛するということか。
 マズいな……

 朽木の軍勢は二千を少し超えるくらいのはずだ。しかし、それでも木沢の軍勢だけなら追い払えるかもしれない。
 何と言っても向こうは播磨からの高国の侵攻で気が気じゃない。
 木沢の本拠は飯盛山城だから、後詰が無ければ死力を尽くして京を確保しようとはしないだろう。

 朽木の軍勢で上洛したとして、仮に高国が復権したらどうなる?
 その時は義晴の与党は細川高国が再び返り咲く。そして六角とは疎遠になる。改めて越前や美濃に六角討伐を言いつけるということもあり得るだろう。

 少なくとも俺の頭を抑え込もうとしてくるはずだ。管領の立場ならネチネチとした嫌がらせもお手の物だろうな。
 これ以上俺の勢力を拡大させないようにあの手この手で妨害してくるはずだ。

 かといって、朽木が参戦して高国派が負ければ、いよいよ本格的に近江が京の騒乱に巻き込まれる。俺も黙って見ているわけにはいかなくなる。
 弥五郎……面倒な言質を取られやがって……

 結局、俺が今すぐ上洛軍を起こすのが俺にとって一番有利というわけか。


「少弼。どうした?」

 にちゃっと笑う……
 俺の負けか。

「わかり申した。某が公方様のお供を仕りまする」
「おお!そうか!よろしく頼むぞ」
「ハッ!」

 後で弥五郎を殴りに行こうか。


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

コンバット

サクラ近衛将監
ファンタジー
 藤堂 忍は、10歳の頃に難病に指定されているALS(amyotrophic lateral sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)を発症した。  ALSは発症してから平均3年半で死に至るが、遅いケースでは10年以上にわたり闘病する場合もある。  忍は、不屈の闘志で最後まで運命に抗った。  担当医師の見立てでは、精々5年以内という余命期間を大幅に延長し、12年間の壮絶な闘病生活の果てについに力尽きて亡くなった。  その陰で家族の献身的な助力があったことは間違いないが、何よりも忍自身の生きようとする意志の力が大いに働いていたのである。  その超人的な精神の強靭さゆえに忍の生き様は、天上界の神々の心も揺り動かしていた。  かくして天上界でも類稀な神々の総意に依り、忍の魂は異なる世界への転生という形で蘇ることが許されたのである。  この物語は、地球世界に生を受けながらも、その生を満喫できないまま死に至った一人の若い女性の魂が、神々の助力により異世界で新たな生を受け、神々の加護を受けつつ新たな人生を歩む姿を描いたものである。  しかしながら、神々の意向とは裏腹に、転生した魂は、新たな闘いの場に身を投じることになった。  この物語は「カクヨム様」にも同時投稿します。  一応不定期なのですが、土曜の午後8時に投稿するよう努力いたします。

 神典日月神示 真実の物語

蔵屋
歴史・時代
 私は二人の方々の神憑りについて、今から25年前にその真実を知りました。 この方たちのお名前は 大本開祖•出口なお(でぐちなお)、 神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)です。  この日月神示(ひつきしんじ)または日尽神示(ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)に「国常立尊(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物のことです。  昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に8巻の神示が降りたとされています。 その書物を纏めた書類です。  この書類は神国日本の未来の預言書なのだ。 私はこの日月神示(ひつきしんじ)に出会い、研究し始めてもう25年になります。  日月神示が降ろされた場所は麻賀多神社(まかたじんじゃ)です。日月神示の最初の第一帖と第二帖は第二次世界大戦中の昭和19年6月10日に、この神社の社務所で岡本天明が神憑りに合い自動書記さされたのです。 殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」もあります。 本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されているが、他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻あり、天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。 日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。 そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。 なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。 縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。 日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。 この小説は真実の物語です。 「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」 どうぞ、お楽しみ下さい。 『神知りて 人の幸せ 祈るのみ 神の伝えし 愛善の道』

不死身のボッカ

暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。 小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。 逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。 割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。 ※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。 ※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。 ※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。 ※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。

この状況には、訳がある

兎田りん
ファンタジー
 どうしてこんなことになったのか…    ファルムファス・メロディアスは頭を抱えていた。  居なくてもいい場所に、しなくてもいい装いをしている事の居心地の悪さといったら!  俺の関係ない所でやってくれ!  ファルムファスの握りしめた拳の行方はどこに ○更新状況○ 2023/2/15投稿開始 毎週水曜20時頃次回投稿の予定

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

織田信長 -尾州払暁-

藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。 守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。 織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。 そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。 毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。 スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。 (2022.04.04) ※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。 ※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

お姉様優先な我が家は、このままでは破産です

編端みどり
恋愛
我が家では、なんでも姉が優先。 経費を全て公開しないといけない国で良かったわ。なんとか体裁を保てる予算をわたくしにも回して貰える。 だけどお姉様、どうしてそんな地雷男を選ぶんですか?! 結婚前から愛人ですって?!  愛人の予算もうちが出すのよ?! わかってる?! このままでは更にわたくしの予算は減ってしまうわ。そもそも愛人5人いる男と同居なんて無理! 姉の結婚までにこの家から逃げたい! 相談した親友にセッティングされた辺境伯とのお見合いは、理想の殿方との出会いだった。

処理中です...