49 / 215
政略結婚
しおりを挟む・享禄四年(1531年) 八月 近江国伊香郡 沓掛郷 大原高保
「殿!侵入してきた賊は手負いを残して退散したようです!」
「うむ」
よし。このくらいか。
近頃では越前や美濃との国境のあたりによく賊が出没する。六組に分かれた番役も近頃では常時三組が賊の討伐に駆り出されて休む暇も取れん。まあ、その中で頭角を現す者達も出て来ているが……。
兵達にも疲れが見える。それに今月に入ってからは野分(台風)も頻繁に来るようになったし、もう少し休みを取れるようにしなければこちらの身が保たぬ。
まして、秋の間は海や山で多少の食べ物を得られるが、冬になれば本格的に食料が不足してくるはずだ。兄上のおかげで近江はその心配はないが、周辺国の食はますます深刻になろう。
賊の多くは村の食料を狙って働いている。乱取り(人さらい)はほとんどない。乱取りしても売り飛ばすまでに食わせる物が無いのだろうな。
憐れとは思うが、さりとて近江を侵す者は捨て置けん。兄上から任された北近江は、儂が何としても守ってゆかねば。
「久助を呼べ!」
待つほども無く久助が腹巻に鉢巻という軽装で儂の元へ駆けて来た。相変わらず身軽な男だ。
甲賀衆の高安久助も今年の春には長男に高安家の家督を譲り、隠居して滝城に居城を移した。今は滝川久助を名乗り、息子共々相変わらず儂に仕えてくれている。
「お呼びでしょうか!」
「うむ。三雲には文を書く故、美濃国境の見張り小屋を増やしてくれ。冬にかけて賊も多くなるだろうから、甲賀衆の見張りを増やさねば見逃すことも出てくるかもしれん。甲賀衆には辛い役目を負わせて済まないが」
「いいえ、我らの里を守るためでもあります。
関ケ原を見渡せる辺りの伊吹山麓にもいくつか見張り小屋を設けましょう。冬の伊吹山を越えられる者がそうそう居るとも思えませぬ故」
「頼む。甲賀衆の目を頼りにしている」
「ハッ!」
さて、小谷城に帰るか。二の組はこれで規定日数の倍近く働いていることになる。今日はせめて屋根の下で眠れるように計らおう。
「引き上げるぞ!日のあるうちに小谷城へ帰還する!」
軍勢の整列を待っていると明るかった日がだんだんと陰って行く。
中天から少し傾きかけた日が雲の中に隠れる。灼熱のように暑い日が続いたかと思えば、木之本の辺りでは先日雹が降ったと聞いた。
何やら天候がおかしくなっておるような気がする。人々が末法の世と言って御仏にすがるのもこうした天候が関係しているのであろうか。早く豊かな秋が戻って来て欲しいものだな。
・享禄四年(1531年) 八月 山城国 京 相国寺
茶室では釜の中の湯がシュンシュンと音を立てている。茶室といっても後世のような離れの数寄屋ではなく、書院の中に仕切りを設けて四畳半のスペースを作ってあるだけのものだ。床の間も無いから掛け軸もないが、せめてものもてなしとして萩の花を柱に掛けた竹筒に活けておいた。まだ暑い日が続くが、視覚だけでも秋を感じてもらおうという計らいだ。
間もなく近衛稙家がこの茶室に入って来る。近衛家の現当主は近衛尚通だが、家政は事実上稙家が差配している。その稙家が来てくれたことはむしろ有難い。話の流れによっては突っ込んだ話も出来るかもしれない。
反法華の密談としてはファーストコンタクトだから三条西実隆とは別々に会うことにした。
法華の各本山が朝廷への献金を行っている以上、相手が本当に法華と手を切ってもいいと思っているかどうかはまだ不透明だからな。いきなりこちらの手の内を明かすわけにはいかない。
六角の武力は今や天下が認める所だが、銭の力は法華と比べれば良くて五分くらいだろう。まして寺社は全国に根を張っていてその底力は侮れない。三好元長のように武士の中にも熱烈な法華門徒が居るから、武力に関してもいざとなれば動員兵力は少なくない。
その辺りを公家たちがどう評価するかだな。
……しかし、この前の定秀の一手は鋭かったな。何とか一手差で詰み勝ったが、もう一手粘られていたら負けていた。
将棋は大局観が身に付くというから、定秀の物の見方が大所高所からの目線に変わってきているということだろう。史実よりも強くなるのかもしれないな。頼もしいことだ。
「待たせたようでおじゃるな」
茶室の入口を開けて近衛稙家が入って来る。まだ三十歳にならないくらいの年齢だが、どこか老成したような大人びた雰囲気のある男だ。まあ、現代で言えばオッサン臭いという感じだがな。
「これは左大臣様。先ほどは拙い歌をお目に掛けてしまいました」
「いやいや、楽しませてもらったぞ。歌の規則からは逸脱しておるが妙に心に迫るものがある。まるで宵闇を迎えて黄金の輝きが枯れさびて行く金閣の悲哀を目の前に見る思いであった」
「恐れ入りまする。打越(前々句)に柿がございました故、秋の夕暮れを思い浮かべました」
「ほんに今年はそのような枯れさびた秋とは違ってしもうた。夏がなかなか過ぎて行かぬ」
「まことに……」
ゆっくりと優雅な所作で座ると、柱に掛けた荻の花で視線が止まる。気付いてくれたか。
「良いものでおじゃるな。ここのところ世上は妙な気候に悩まされるが、この茶室だけにはいつもの秋が訪れておる」
「楽しんでいただければ幸いでございます。まずは一服差し上げましょう」
手ずから茶を点てて進ぜると、茶を飲んだあとに稙家がふと茶碗に視線を移す。
「ふむ。雅ではないが、土の色がなんとも渋い赤をしておる。どこの茶碗かな?」
「信楽にございます。近頃では麦湯の屋台から求められるとかで、信楽の地下人たちも茶碗を多く焼いております」
「ほほほほ。華やかな塗り椀も良いが、この落ち着いた赤土もまた趣がある。少弼の出す物は面白きものばかりよの」
「恐れ入りまする」
つかみはこんなもんかな?粗忽な野蛮人という印象にはなっていないようだ。さて、本題に入るとするか。
「ところで、左大臣様は近頃の京をいかが思われますか?」
・享禄四年(1531年) 八月 山城国 京 近衛屋敷 近衛稙家
ふふふ。少弼に所望して信楽の椀をもらってきたが、この沈んだ赤がなんとも渋みがあって良い。華やかな赤も良いが、このような渋い赤も味わいがあって良いものだ。
「兄上様。お呼びでございましょうか?」
「おう、尚子。お主の縁組だが、六角が援助すると申し出てきたぞ」
「まあ。それでは、私は公方様の元に嫁ぐことは変わらずに?」
「うむ。父上も同意なされた。安心致すが良い」
妹の顔がぱっと明るくなる。
無理もない。婚姻自体は十年も前に決まっておったというのに、細川の家督争いでついぞ輿入れを行うことが出来ないままここまで来てしまったからな。十八歳になって未だに婚姻の話が進まぬことで本人にも焦りがあったのであろう。
「それでは、輿入れはいつ頃になりましょうか?」
「左様。少弼は年が明けた頃にと申しておった。尚子もそのつもりでおるがよい」
喜んだ顔で下がって行った。こちらも婚礼の支度を急がねば。
しかし、これで妹に恨みがましい目で見られずに済む。元々は道永(細川高国)が近衛の後ろ盾を得ようと画策したことだったが、道永が摂津で死んだことでこちらにも躊躇いがあった。
公方とは言え今や力は無く、各地の守護が好き勝手に振る舞う世の中だ。道永の庇護のない公方に嫁がせることには正直不安があった。まして細川六郎は三条の孫娘を室に迎えるという話でもあるし、管領を三条に抑えられれば公方と縁を結んでも意味が無い。
だが、道永の代わりに六角がこの縁を後押しするというのならば話は別だ。六角は今や公方の配下ではなく庇護者と言っていい存在だ。その上負け知らずの戦上手として武名は天下に轟いている。おまけに配下には蒲生を筆頭に数々の勇将を綺羅星の如く従えておるしな。
六角の方からも近衛との縁を得たいと申し出て来るとは望外のことよ。山科を通じて三条へと誼を通じておると聞いていたが、まさか三条を見限る心積もりとはの。京を抑える六角が味方に付くならば、細川六郎よりもよほど強力な後援となろう。
法華の横暴をこれ以上見過ごせぬと申しておったが、麿も同じ気持ちだ。今や法華の銭は朝議内に深く浸透する毒となっておる。先々代の後土御門帝が法華を決してお認めにならなかったのも、こうした事態を憂慮しておられたからであろうな。
いずれにせよ、これで三条などに大きな顔をさせずに済む。
嘆かわしいことではあるが、各地の禁裏御料所が横領されて今や銭を都合出来る者が朝議を取り仕切るようになってしまった。公方からの献金も望めぬ以上は法華の銭に頼らざるを得なかったが、六角の銭を使えるのならば法華に頼らずともよくなる。そして公方と六角を抑えれば我が近衛家が武士と朝廷を繋ぐ扇の要の役割となろう。
フフフフフ。いよいよ我が近衛家が再び朝議の中心に戻る時が来たのだ。
・享禄四年(1531年) 九月 若狭国遠敷郡後瀬山城 野尻元隆(朽木家臣)
「面をあげよ」
広間で頭を下げていると頭上から声がかかる。若狭守護の武田治部少輔様(武田元光)が直々に労って下さるとは、武田としても今回の婚儀には並々ならぬ思いがあるのであろう。
「野尻六郎殿。お役目ご苦労でございましたな」
「いえ、姫の婚儀が無事に済んで我らも安堵いたしました」
若狭武田の御嫡男である彦二郎様(武田信豊)と我が朽木家の姫君との婚儀が無事終わった。治部少輔様も一安心であろう。
我が朽木としても若狭との縁は利がある。京と若狭を繋ぐ中継点である高島郡には若狭小浜を通じて様々な産物が入って来る。今回の飢饉で若狭三郡の百姓が徳政を求めて一揆を起こしたが、そうした政情不安は朽木へも影響を及ぼしてしまうから、高島郡のためにも若狭は安定していてもらいたい場所だ。
「朽木民部殿へは儂からも文を書くが、今回の援助にはこの治部少輔心から礼を言う」
「いえ、我が主も若狭が乱れるのは本意ではありませぬ。我らに出来ることがあれば何なりと」
「ふふふ。嬉しいことを言ってくれる。道永様(細川高国)亡き今、我らも難しい舵取りを迫られておる。武田と朽木とは今後も末永く仲良くしていきたいと思う。どうかよろしく頼む」
名門武田家が高島一郡の太守でしかない朽木家と対等に付き合おうとは、それほどに若狭の状況は厳しいのだろうな。
無理も無いか。若狭武田と言えば長く道永様の配下として幕府を支えてきたが、今回の大物崩れによって細川六郎とは敵対する形勢になる。
その上、今回の飢饉による徳政騒ぎだ。高島では弾正様のお下知によって糧食を蓄えていたが、若狭では蓄えが少なく徳政をするにもその原資が無い状態だったと聞く。我が殿の援助が無ければ徳政どころでは無かっただろう。
「こちらこそ、今後とも末永くよろしくお願いいいたします」
ともあれ、これで朽木は武田家と縁戚となった。若狭を味方に付ければ今後に起こるであろう敦賀との戦いにも援軍を得られるだろう。
越前でも飢饉の被害は大きいと聞く。朝倉家はさすがに蓄えが豊富で徳政によって民百姓をなんとか宥めておるということだが、来年の収穫後はまた近江に侵攻してこないとも限らない。
六角様が相対されるとは思うが、朽木としても高島郡への侵攻を留める勢力は必要だ。今回の縁は我が朽木にとっても有益なものだ。
0
あなたにおすすめの小説
神典日月神示 真実の物語
蔵屋
歴史・時代
私は二人の方々の神憑りについて、今から25年前にその真実を知りました。
この方たちのお名前は
大本開祖•出口なお(でぐちなお)、
神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)です。
この日月神示(ひつきしんじ)または日尽神示(ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)に「国常立尊(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物のことです。
昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に8巻の神示が降りたとされています。
その書物を纏めた書類です。
この書類は神国日本の未来の預言書なのだ。
私はこの日月神示(ひつきしんじ)に出会い、研究し始めてもう25年になります。
日月神示が降ろされた場所は麻賀多神社(まかたじんじゃ)です。日月神示の最初の第一帖と第二帖は第二次世界大戦中の昭和19年6月10日に、この神社の社務所で岡本天明が神憑りに合い自動書記さされたのです。
殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」もあります。
本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されているが、他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻あり、天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。
日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。
そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。
なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。
縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。
日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。
この小説は真実の物語です。
「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」
どうぞ、お楽しみ下さい。
『神知りて 人の幸せ 祈るのみ
神の伝えし 愛善の道』
コンバット
サクラ近衛将監
ファンタジー
藤堂 忍は、10歳の頃に難病に指定されているALS(amyotrophic lateral sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)を発症した。
ALSは発症してから平均3年半で死に至るが、遅いケースでは10年以上にわたり闘病する場合もある。
忍は、不屈の闘志で最後まで運命に抗った。
担当医師の見立てでは、精々5年以内という余命期間を大幅に延長し、12年間の壮絶な闘病生活の果てについに力尽きて亡くなった。
その陰で家族の献身的な助力があったことは間違いないが、何よりも忍自身の生きようとする意志の力が大いに働いていたのである。
その超人的な精神の強靭さゆえに忍の生き様は、天上界の神々の心も揺り動かしていた。
かくして天上界でも類稀な神々の総意に依り、忍の魂は異なる世界への転生という形で蘇ることが許されたのである。
この物語は、地球世界に生を受けながらも、その生を満喫できないまま死に至った一人の若い女性の魂が、神々の助力により異世界で新たな生を受け、神々の加護を受けつつ新たな人生を歩む姿を描いたものである。
しかしながら、神々の意向とは裏腹に、転生した魂は、新たな闘いの場に身を投じることになった。
この物語は「カクヨム様」にも同時投稿します。
一応不定期なのですが、土曜の午後8時に投稿するよう努力いたします。
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
この状況には、訳がある
兎田りん
ファンタジー
どうしてこんなことになったのか…
ファルムファス・メロディアスは頭を抱えていた。
居なくてもいい場所に、しなくてもいい装いをしている事の居心地の悪さといったら!
俺の関係ない所でやってくれ!
ファルムファスの握りしめた拳の行方はどこに
○更新状況○
2023/2/15投稿開始
毎週水曜20時頃次回投稿の予定
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お姉様優先な我が家は、このままでは破産です
編端みどり
恋愛
我が家では、なんでも姉が優先。 経費を全て公開しないといけない国で良かったわ。なんとか体裁を保てる予算をわたくしにも回して貰える。
だけどお姉様、どうしてそんな地雷男を選ぶんですか?! 結婚前から愛人ですって?!
愛人の予算もうちが出すのよ?! わかってる?! このままでは更にわたくしの予算は減ってしまうわ。そもそも愛人5人いる男と同居なんて無理!
姉の結婚までにこの家から逃げたい!
相談した親友にセッティングされた辺境伯とのお見合いは、理想の殿方との出会いだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる